【感想・ネタバレ】麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができることのレビュー

あらすじ

「子育ての本当の目的」って、なんだろう?

宿題、定期テスト廃止。固定担任制も撤廃。服装・頭髪検査はおこなわない。
公立中学校とは思えない数々の学校改革で注目を集める
千代田区立麹町中学校の工藤勇一校長が、
子育ての「当たり前」について考えてみたのが本書です。

・友達は多いほうがいいはず。でも、うちの子は友達が少ない……。
・学校には行かなきゃならない。でも、うちの子は不登校になってしまった……。
・親子は仲良くなきゃいけない。でも、親子関係がうまくいっていない……。
・成績が悪かったら、いい学校に行けない。でも、うちの子は授業についていけない……。

多くの親御さんは、日々、さまざまなことに悩みながら
お子さんと向き合っていることでしょう。

でも、きっと大丈夫。
一番大事なことは何かを考えたら、そんなに気にすることじゃないかもしれません。

本書には、麹町中でなくても実践できる、子育ての心構えを詰め込みました。
不安を抱えて育児に奮闘する皆さんの心を、ふわっと軽くする1冊です。

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Posted by ブクログ

私自身が子育てを経験し、保育教諭として子ども達と向き合ってきた経験から、これからの日本の教育や子育てがこうなったら良いな。と言う思いを、工藤さんが発信してくださっていることに心動かされました。
正解のないこれからの時代、主体的に自分の一度きりの人生を豊かにしていくのは自分自身。その力を幼少期から育て、幸せな大人社会になれば良いなと思える一冊。

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2025年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私の好きな「固定概念を疑ってくれる」そんな本でした。
私は今現在、親ではないので一度手放しますが、親になった時や教育に携わる機会があればバイブルになりそう。(甥や姪との関わりに取り入れたい)
最近触れている、認知行動療法にも出てくる“スキーマ”にかなり関わっていく親の関わり方。かねてから大切だと思っていたが、それを確たるものにさせられた。

=====特に“ハッ”とさせられた項目をメモがわりに======
02.手をかけない子どもほど自律する
→トラブルにならないように親が介入していないか。トラブルが起こったら子ども同士で解決させよう
08.子どもの問題は大人が勝手につくっている
→大人が問題だと定義するから問題になる(不登校など)。子ども自身が気にしていないことは、あえて指摘しない

17.子どもを変える「タイムマシン・クエスチョン」
→何か起きた時には「いつになったらその行動を辞めるのか」自分自身で選ばせる

22.食べ物の好き嫌いがあったっていい
→なぜ残すことが問題なのか?を明確にすべし。残さずに食べることを強要するより、食事の楽しさを知ることのほうが大切

23.汚い言葉遣いから、「言葉がどう伝わるか」を考えさせる
→汚い言葉遣いが問題なのではなく、その言葉によって相手がどう思うかを大切にする

26.家庭学習の習慣は、子どもの時間を奪うだけ
→学習の目的は「わからない」を「わかる」ようにすること。宿題って本当に必要(わかることをやることが必要?)社会人には働き方改革があるのに、子どもにはないのはどうして?

最後の卒業生代表の挨拶文。「リスペクト」と「ゴール」
本質的に大切なことは社会でも学校でも変わらず、すごく限られたものであると感じた。

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2024年12月09日

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個人的に好きな工藤校長の書籍。
ただ、漫然と勉強するだけが正解ではないということをたくさん学べる。
子どもも大人も自分で自分なりに、進む道を導いていける力が必要なんだと思う。

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2024年06月25日

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ネタバレ

子育てする身として日々の自分の子どもに対する向き合い方を見直すきっかけを与えてくれた。
いくつか印象的なところを列挙すると
・手をかけないほど、子どもは自律する
 例えば子どもが公園で遊んでいる時に、他の子とおもちゃの取り合い等でトラブルとなった時、親が「おもちゃを貸してあげなさい」や「仲良くね」だったり積極的に介入することは、子どもどうしで解決していく芽を潰してしまっている。子ども達はこういったトラブルの中で、自然と多くの者形成を学び、「自分で解決する」という意識を持つ。

・どんな環境でも挑戦できる強い脳は作れる
人は「心的に安全な状態」だと、脳内の思考・注意や、感情のコントロールを司る部分がうまく機能し、思うように行動できる確率が高まる。

・なんでもかんでも叱らない
命に関わること、人権に関わることで生徒が問題を起こした時は、厳しく叱ります。叱る内容に優先順位があるのです。

・叱る時は「子ども基準」で考える
「そもそもうまくできないのが当たり前なんだよ。でも、もしそれであなた自身が困っているなら、工夫して変えていかないといけないよね。どうすればいいと思う?」というような、安心感を与える言葉がけが必要です。

・子どもを変える「タイムマシン・クエスチョン」
例えばここに問題行動を起こす、中学2年生の男の子がいるとします。その子に未来を想像させるのです。「20歳になった君は、どんなことをしていると思う。」、、、、「じゃあ、大学生になった君は、今みたいな行動をすると思う?」、、、、「そうか、そりゃそうだよね。じゃあ、いつ頃、(何歳頃に)、君はその行動をやめているの?』

・偽善者でいいんだ
「偽善者かどうかを考えることこそ無駄。そもそも、人によく思われたいって素敵なことでしょ。」

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2024年06月06日

Posted by ブクログ

子供の教育だけではなく、大人の生き方や人との接し方という点でも気づきが多かった。

「挑戦し続けるために必要なのは『気力』や『頑張る力』だと思っている方も多いと思いますが、そうではありません。
→まさにそう思っていた。
「自分の心の状態を俯瞰的にみる力があると、自分の感情の動きを予測できるようになり、その予測したことを言語化する力があれば、自分をコントロールできるようになる」
→確かにそうかも。

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2023年08月31日

Posted by ブクログ

☆話題の工藤先生。
親視点で書いてるのがいいなと思って。

1 「この人に信用されたい」と思うような信頼関係を作る

2 子どもを変える「タイムマシンクエスチョン」
20歳になった君は、どんなことをしている?

じゃあ、高校生なら・・

じゃあ、いつ頃君はその行動をやめるの?
で、将来を自覚させる。
なるほどね~他の本でもそうだったけれど、そういう子どもに響く言葉をいくつも知っているんだろうなあ。

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2023年07月24日

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著者の発想に、目から鱗。
子どもが学校に上がる前に読めて、良かったです。
欲を言えば、もっと早くに出会えていれば。。

子どもを口うるさく叱ること。それは、親自身のコンプレックスの裏返しである、という指摘。
命に関わる危険なことや、他人を傷つけてしまうこと以外は、叱らずに穏やかでいたい。

でも、実際は過剰に叱っている。私が(もはや反射的に)神経質に叱ってしまうこと。
それは私自身が、個人的に気にしていることです。
子どもは別人格ですから、本当に叱らなければならない場面以外で、いちいち口を出さない方が良いなと思いました。
子どもが、そのことについて神経質になって「気にしてしまう」のも可哀想ですし。。。
叱るのは、ここぞというときに限るようにしないと、子へのインパクトも残せないですし。。

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2022年12月20日

Posted by ブクログ

37項目に及ぶ内容は、どれも実践できる範囲のことであり、大変分かりやすい。
子育てにおいて、親にしかできないこと、他人と協力して可能になること、学校と連携して実現できることなど、様々な状況があります。これはすべて「環境を整える」と言う事になると思うのですが、大人の仕事ですね。子育てに正解はないですが、環境を整えてあげられるのは親です。そのことを肝に銘じて私自身の子育ても考え直してみたいと思います。

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2022年09月23日

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親として、教員として、とても勉強になった。
どのトピックを読んでも、自分の視野の狭さ、「~すべき」という思い込みに気付かされた。初任のときには、「伝統と違ったっていいじゃん」と柔軟に?思っていたけれど、その後、ぶれない指導をしたい一心で、思考を固めすぎていたと思う。もう一度、これを読んだ上で、どんな言葉で子どもと語り合うか、考えたい。
メモしたいフレーズがすべてのページにあるような感じで、ちょくちょく読み返したい。子どもの横で一緒に考え、けっしてきれいごとでないところがいい。

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2022年02月19日

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これを読み、今子育てで不安に思っていること、例えば勉強できる子にしなきゃ、スポーツできる子にしなきゃ、お受験するのかな、英語やんなきゃ、プログラミングやんなきゃ、ゲーマーになったらどうしよう、いい大学入れなきゃ、等々の悩みがどーでもよくなる。著者は公立校の先生というのもあり、最大公約数的な教育論なのかもしれないけど、基本のキを気をつければ親としての責務ははたせるなと思えた。

個人的にバシバシささったのは。
不幸になるなら理想の教育論はいらない。
子供の問題は大人が勝手につくっている。
あえて言葉にしないほうが、うまくいくこともある。
親が社会を否定してはいけない。ようは人のせいにしない。

目からうろこだったのは。
叱りつけるより信用し信用される関係づくり。
叱るときは子ども基準で考える。兄弟でも能力差があるし、伝え方を考える。
偽善者でいい。
好き嫌いあっていい。
友達が多いか少ないかはたいした問題ではない。
家庭学習の習慣は子どもの時間を奪うだけ。

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2021年10月18日

Posted by ブクログ

あまり期待していなかったというか、熱血教師の方の根性論も多いのかなという先入観があったのでオーディオで試しに聞くくらいのつもりでいたけど、子供にも大人にも信頼される教育方針に納得するものも多かった。
今は思い出しばかりになって具体的に書けないけど、、、また読みたい一冊。

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2021年07月15日

Posted by ブクログ

世界で学べを読み、日本の教育システムに絶望しかけていた時に、この本に出会えてよかった。日本にもこんなに素敵な考え方の先生もきっと沢山いるんだと思わせてくれた。
沢山、感動する事、なるほどと思わされることが書かれていたのでメモがかなり長くなった。


★「本当の厳しはとは信用」この人には信用されたいと思わせること。信用し信用される関係を築く事。信用は大人の世界でも長い時間の積み重ねで少しづつ作り上げるもの。そしてやっと作り上げた信用もわ一瞬でなくしてしまうもの。フィクションに感化され子どもに、つい信用していると簡単に言ってしまうが、信用はそんな簡単につくれるものではない、そんなことも子どもには隠さず伝えたい。
★叱るより、子どもに未来を選ばせる
タイムマシンクエスチョン 問題行動を起こす子に 20になった君はどんなことをしていると思う?→バイトしてる。彼女できてる。等→じゃあその頃君は今のような行動するかな?→しないよ→何故?→格好悪いから→じゃぁいつ頃君はその行動をやめてるの? 将来自分の意思で問題行動をやめている自分がいるのを自覚。道を示したり強制することは意味がない。自分で考え、自分で決める。

◆子ども達は子ども同士のトラブルから、自然と多くの社会性を学び、自分で解決する意識をもつ。やりとりを見守り様々な声をかけすぎない。ただ、現代は、子どもを自律させようという目標の合意形成がなく、その場でトラブルが起きないことが目的になっている…。
◆家庭が安心安全であることで自信がつき、挑戦してみようの気持ちがうまれる。失敗しても大丈夫という環境
◆メタ認知能力 自分の行動思考パターンを俯瞰視できる→自分の感情の動き予測可能に→さらにその予測を言語化できれば自分をコントロールできる
◆挑戦し続けるために必要なのは気力や頑張る力の精神論ではない。自分のネガティブな行動思考パターンを客観視し、言語化する、そしてそうならない仕掛けをしルーティン化する。ネガティブな無意識をポジティブな無意識に書き換えること。 
◆固定化された価値観から解き放ち視野を広げてあげるのが大人の役目
◆子どもは大人が気にすることを気にする。
◆どう生きるかは子どもが決める。親の意見や通った道が必ずしも正しいものではないと親自身が認識すること。
◆当たり前を疑う習慣を持つ。親や先生の言われた通りでなく、何故やるのか?効率的なやりかたはないか探る力が必要。
◆大人が問題だと定義するから問題になる。子どもが気にしていないことはあえて指摘しない。子どもが転んだり失敗して、あわてて駆け寄ったり反応せず、笑顔で見ていると、子どもの中で大した事ないと認識される。
◆成長するには挫折や失敗が必要。子どもが挫折感を味わっているときに大人が淡々としていることも重要。学んだ事があるんではと視野を広げてあげたりただ近くにいてあげたりすること。
◆そもそも上手くできないのが当たり前なんだよ。工夫して変えていかないとね、どうすればいいと思う?
◆みんな仲良くという理想論を押し付け苦しませるより、心と行動は切り分けられる。だからこそよい行動をすると伝えたい。
◆子どもがゲームに熱中→これ攻略するのにどんな工夫してるの?で子どもの強みを引き出す
◆社会とはそもそも矛盾だらけ。矛盾も意見が違う人が沢山いるのも社会の中では当たり前にある。悩んで悩んで最後は自分できめろ。自分で選んだ道なら失敗も学びになる。 

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2021年05月13日

Posted by ブクログ

徹底的に、子どもが生きる力をつけることを軸に論が展開されていました。大切なことだと思いました。また、その上で、いろいろうまくいかなくても、子育てで一番大事なのは、親子が幸せな関係であることだから、笑顔でいられたらそれでいい、と書かれていて、救われました。

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2021年01月05日

Posted by ブクログ

わかりやすい文章で、大事なことを書いてくれた本でした。子育てを楽しむ、しあわせになろう、そんな前向きな気持ちを持たせてくれました。

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2025年03月12日

Posted by ブクログ

再読(有)
全集に渡って学びが多かった。子供に"気づかせる、考えさせる"の考え方や、具体論があり、行動に移しやすいとも感じた。
子供がもう少し大きくなったらまた読み直したい。

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2023年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

発達障害の診断なんてわざわざつけなくても、色んな子がいるのでその子、一個人として対応の仕方を考えればいい。
さまざまな常識とは違った物の見方があり、とても為になりました。
子育てのプレッシャーの重荷が少し軽くなるような本でした。

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2022年07月29日

Posted by ブクログ

うーん、あまり子育てを深く考えない方がいいのかな?
正解とかの問題でもないし、お互いに毎日楽しく暮らすことかな

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2021年06月30日

Posted by ブクログ

公立中学でありながら思い切った改革をした校長先生の教育理念。
大事なことは子どもたち自身が自立できるように大人が寄り添うこと。改革そのものについてはいくつか紹介したのみで詳細はなかったが、大人としての心構えなどがわかりやすい言葉で書かれておりいち保護者としても非常に参考になった。

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2021年02月21日

Posted by ブクログ

とてもわかりやすく、読みやすいです。
子育てのゴールは何か。
きちんと考えて子育てするべきだと思いました。

当たり前に口にしていた言葉の目的、ちゃんとわかってるかな?「みんな仲良く」それはなぜ?その言いつけを守れない子供はどう思う?
そうだよなぁって思う事がたくさんでした。

同時に自分は引かれたレールを生きてきた何も考えてない人間なんだなと思いました。

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2021年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いろいろな子育て・教育本を読んでいると、なんだか共通したものに行きつくなと思う。それが、子どもを尊重すること。教育の目標は、自律できるようにすること。そのためには、子どもに任せる部分を増やすこと。親はいい加減でよくて、ダメなところも見せて良くて、家族みんなが笑っていることが最高だよね。っていうメッセージが心にすとんと落ちました。この本の中では、前半がとくにそんなメッセージだった気がします。だんだんに先生としてかかわってきた中学生のことも絡めて・・・となっていたように思います。自分は大したことがない人間なのに、子育てしていると、子どもにはあれもこれもできてほしいと思ってしまうんですよね。思うようには育たないということを本当に肝に銘じて、サポーターになっていけたらと思えました。

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2020年11月11日

Posted by ブクログ

自律に向かって。
学校の仕組みをどうすればいいのか?を考えて中学校を運営してきた校長先生の子育て論。

失敗していいんだ、と思える場があると子供は安心して大きく成長する。
親も教師も完璧じゃなくていい!失敗して構わない。子供は感じとる。善意の上での悪の話。

未熟な子ども。トラブルがあって当然。いろいろな子どもがいることで沢山の学びがある。問題があるから、学びがある。生徒指導は学校の規則に合わせる事が目的ではなく、その子がこの問題をどう自律するための学びに繋げるかを指導する。
発達障害の生徒にもそう。学校の規則にはめ込む支援ではなく、その子が将来生きていく上でどう環境を整えてあげるかを支援する事が大事の話。
子どもは大人に叱られてその行為を止めるのではない!「じゃあ、いつやめるの?」未来を想像


学校は選択肢の1つ、不登校問題。いじめはある。親と学校が一枚岩になる!学校問題の話。

みんな違っていい!でも全員を大切にするよ。
違いを認めてリスペクトする!自分達で企画運営実行。自律に向かって成長した。生徒達の素晴らしい話。

学校を改革するなら対話しかない。なくそう!でななく進化させましょう!っで無駄を少しずつ縮小。巻き込んで対話。学校改革話。

大変勉強になりました!

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2020年05月22日

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また何度も読み返したい。
気付きをいくつもくれる。
出来る事から少しずつ、子供との関係を良くしていけたらいいと思った。

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2020年03月11日

Posted by ブクログ

麹町中学校の校長先生がどんな考え方なのか知りたくて読んだ本。

内容も特別なことが書いてあるわけではないけれど、愛情をもって子供に接し(ただし言葉にしないと伝わらないのでちゃんと伝える)、過干渉になりすぎず、子供の自律を促すように親や教師や周りは見守る姿勢で子育てをする

ようことが書かれている。

こういう考え方の校長先生の学校なら公立でも子供を通わせたいな、と思ったけれど残念ながら今年で定年だとか。

今まで通り四角四面な教育スタイルではなく、こうした子供の自律を促すような柔軟な教育スタイルがこれからの日本の多くの学校に広がればいいなと思った。

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2020年01月21日

Posted by ブクログ

子育てに正解はない。だが迷い悩む親にとって道標はほしいものだ。元麹町中校長・工藤勇一氏は著書で「親が変われば子も変わる」と語る。親の不安が無意識に子の自由を奪うときがある。子どもの力を信じ干渉から伴走へ。37のヒントは押しつけではなく問いかけで構成され読む者の心をやさしく整える。結局親もまた育ち続ける存在。子とともに成長する姿こそ最高の教育なのかもしれない。

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2025年05月27日

Posted by ブクログ

工藤先生と子育ての本当の目的を考える一冊。
ここでもキーワードになるのは「自律」でした。

親として留意したいなと思った点は
14.なんでもかんでも叱らない
→叱る順位を見極めるバランス感覚が必要。
16.言葉や態度にしなければ、想いは伝わらない
→自分の子だからこそ勝手に伝わるだろうと思いこまない。叱ったあとこそ、できるだけ早く怒っていないことを伝えてあげる。
17.子どもを変える「タイムマシン・クエスチョン」
→子どもに未来を「選ばせる」ことが大切。
など。

生まれてきた時は、「元気でいてくれればいい」はずだったのに、大きくなるにつれて、理想が膨らんでいたことを反省しました。改めて原点に帰る大切さを感じました。

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2025年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者は、宿題廃止、定期テスト廃止、固定担任制廃止などの教育改革を公立中学で行ってきた校長先生。

子の学校教育について考える過程で読んだ本。

プロセスをほめる大切さや、親が物事を否定しないことなど、他の育児書でも言われていることもある中で、ハッとさせられた内容もあった。

「手をかけないほど、子どもは自律する」
例えば、子ども同士のおもちゃの取り合いでは、親が間に入って、トラブルを未然に防ごうと「お友達と仲良くね」「取り合いになるならやめようね」「貸してあげて偉かったね」など、つい様々な言葉をかけてしまうが、
子どもたちはこういったトラブルのなかで、自然と多くの社会性を学び、「自分で解決する」という意識を持つ
(親が介入を続けていると、大人がいなければトラブルは解決できない、という認識の子どもに育ってしまう!)

遊ばせる子どもの親同士の同意が取れていなければ難しい部分もあるとは思うが、
「必要以上に手助けをしたり、障壁を取り払ったりするのではなく、子どもが自らその壁を乗り越えることができるよう、たくさんの失敗をと成功を重ねる姿を見守らなければならない」ということは心に留めておきたいと思う。

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2022年02月08日

Posted by ブクログ

内容は良かったけど、先に読んだ著書の内容と被っていて、そちらの方がより詳細で良かったので星3つ。
・子どもは、大人が気にすることを気にする。
・親が通った道が、正しいわけじゃない。
・子どもが気にしていないことは、あえて指摘しない。
・子どもにとって、社会でよりよく生きる能力を身につけることが大切。
たしかに、同年代と仲良くするとか、漢字を書くとか、社会に出たら真っ先にしなくなることを、親が目的化して勝手に問題にしてはいけないなと思った。
他人のせいにしない、ということが繰り返し書かれているけど、自己肯定感に繋がる楽観思考は他人のせいにすることも必要だというのを別の本で読んだので、他人のせいにしない、でも自分のせいにもしない、そのバランスの着地点を見つけたい。

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2021年03月06日

Posted by ブクログ

長年にわたり色々な子どもたちを見てこられた中学校教師であり、2人の息子さんを育て上げた父親として、学校と家庭の両視点で子どものために本当に必要なことと、過度に気にする必要のないことなどを紹介している。

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2020年11月25日

Posted by ブクログ

いや、もう、ほんと、そうなんだけどさ…
わかるんだけどさ…
やっぱりダメダメだなー私、って思ってしまって、苦しくなっちゃったよね。

要は、自分で考えて決められる子供にするために、親はサポートしていかなきゃいけないってことなんだけどさ、、、そんな簡単にできたら苦労しねーよって話で。

子供と共に親も成長していかねばならないってことだな。精進します。

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2020年02月08日

Posted by ブクログ

現代の公教育の問題は「いじめ」と「発達障害」なんだろうなぁ、と感じた。
学歴が無価値になる時代に、どのように子どもを育てればいいのだろうか。どのような教育環境に導いてあげるのがいいのか、真剣に考えている。

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2024年09月28日

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