水島広子のレビュー一覧

  • 対人関係療法で改善する 夫婦・パートナー関係

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    相手への不満は「期待していることが満たされていない」状態。何がどう満たされていないのか、そもそもその期待が相手の現実に合った妥当なものなのか。 #メモ

    パートナーは「役割の変化」を支える。 #メモ

    「重要な他者」との関係が心の健康を決める。 #メモ

    「結婚前とは性格が変わってしまった」という場合、単に愛がなくなったわけではなく、単に熱病のような恋愛期が終わって本来の姿に戻っただけという人が多い。 #メモ

    本来の姿に戻ったときが、ようやくお互いの「違い」に取り組むときがきたということ。変わったという事実だけに目を向けるのではなく、変化は変化として認めた上で、今何が2人の違いなのか、その違いがどのように自分にとってストレスなのかを見ていく。 #メモ

    パートナーに対しては甘えが出るものなので、最も重要な相手のことを褒めもせず責めてばかり。 #メモ

    パートナーとの関係に「運命共同体意識」を持ってしまうと「人格を持つ一人の他人を責めている」という実感があまり持てず、自分の一部を叱咤激励しているおうな気持ちになってしまう。 #メモ

    「あなたがそんな服装でいると妻である私がセンスを疑われる」などと「自分の問題」として責任を持って語っているならまだいいけれど、「あなた、そんな服装でいるとセンスが悪いと思われるわよ」などと客観的な事実であるかのように語られてしまう。 #メモ

    夫婦関係がストレスだけど、それはパートナーの努力が足りないからだ、と思っている人の場合、「自分が」取り組むということには抵抗が強い場合も少なくない。

    改善の努力をするのは相手であって、相手が誠意を見せるのであれば自分も努力してもよい。もしくは自分ができる努力はすでに全部やっており、これ以上はどうすることもできない。と思っていたりする。

    夫婦関係に取り組まないことによって自分の不満を示そうとして、何らかの取り組みをしてしまうと、まるで今までのことを水に流して自分から仲良くなろうとしているように見えるのではないかと思う。

    人は他人から与えられた「正解」によって本当に納得して変わることはない。 #メモ

    あらゆる対人ストレスは、役割期待のずれ。

    自分は相手のことを知っているという思い込みを手放す。

    現在の言動は、人それぞれの事情の総合的な結果。

    話を聞いてもらうだけで事態が前に進む理由は、自分ひとりで考えていると、ネガティブな感情で頭がいっぱいになってしまって、前向きな気付きや思考の妨げになるが、安全な環境で口に出してみる(=ただ話を聞いてもらう)と、感情が現実的な大きさにおさまってくるから。

    安全な人に自分の話をして、感じ方を肯定してもらうと、「こう感じて良いのだ」と安心し、自己正当化にエネルギーを使わなくて済み、結果として自分の感情へのとらわれがゆるみ、客観的な見方が可能になる。

    「感じ方の肯定」は自分も一緒になって怒るという意味ではない。

    不安は不安として語らないと「責められた」と受け取られることが多く、それが相手の防衛的な姿勢を生み、事態がさらなる悪循環に陥るということになりがち。

    「言われなくてもわかるはず」という期待。「言わなくてもわかる」ことによって相手の愛情をはかろうとする。

    愛情がなければとっくにこんな生活からは去っているはずであり、続けているということは何らかの愛情がある証拠だという考え。

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    パートナーとの関係では、「相手のことくらいわかっている」という思い込みが強いため、相手の言動について「なぜそうしたのか」ということの確認を怠っている場合がとても多い。

    不満を表す手段として沈黙する。沈黙しているのだから怒っていることがわかるはず、という思い込みがある。

    沈黙はまさにコミュニケーションの打ち切りであり、努力の停止と言える。沈黙に事情はあるかもしれないけれど、沈黙からは何も改善されないという事実は変わらない。

    「率直なコミュニケーション」という名のもとに怒りをそのまま相手にぶつける。

    ただ不満という形で語られるときは相手に対する人格的な決め付けのように聞こえがちであるのに対して、「ずれ」として語るときには、お互いが参加してつくり上げるひとつの人間関係の姿が見えやすくなるもの。

    役割の期待は具体的にしないと、ずれは解消しない。例えば何をもって「協力的」かは人それぞれだから。

    必要とされていることを自発的に汲みとって行動することが重要だと考えている場合は、その役割の期待は「自発的な行動」ということになる。

    多くを求め過ぎなのではなくて、現実的でないことを求めている。

    「相手が気遣ってくれない」という場合、相手なりに最大限に気を遣っていることが多い。要は気遣いの「形」の問題。

    不満から期待へとトーンが変わることによって、相手を攻撃する要素がなくなる。

    自分が満足する結果を出すためには、相手の協力が必要。相手の協力がいらないことであれば、ここまで悩んでいるわけがない。

    相手を強く攻撃すれば変わるはず、という変な思い込みをもっている。

    役割期待のずれに取り組むためには、自分側の役割期待を整理するとともに、相手側の役割期待についても正しく知る必要がある。

    「どちらが正しいか」を手放す。

    介護、教育、経済的問題など新しいテーマが出てきたときは、役割の変化のとき。お互いがどんな変化を乗り越えているのかについて話し合う。

    相手が聞ける時間に話す。「話を聞ける状態ではないときも話を聞くべき」などという役割期待をしてしまうと、それがかなえられることはまずない。

    自分について何かを決めつけられると、それを「攻撃」ととらえる。すると自己防衛に入って、反撃したり自己正当化したりコミュニケーションを撃ち切ってしまったり、ということが起こる。

    「あなた」ではなく「私」の話をする

    私はこうして欲しいけれども、あなたにとってそれは現実的ですか?

    期待のずれを是正するときも、マイナスの行動を減らしてもらうこととプラスの行為を増やしてもらうことと2通りのアプローチがある。後者を選んだほうが成果が得られやすい。「これが望まれている行動なのだ」と知ることができ、次からの行動の目安になる。

    話し合いの場を持つことの重要性

    キャンセルではなく、変更する。

    過去のことが許せないと思うときには、それをそのままぶつける前に、何があってからその気持ちが強くなったのか、ということを考えてみると効果的。

    心が傷ついているときの反応は、怒りという形をとることが非常に多い。これは、二度と傷つかないようにするための防御は反応みたいなもので、少しでも傷つけられそうな兆候を察知すると相手を激しく排除するという仕組み。

    自分が生まれ育った家族から導き出した「人間とはこういうものだ」というデータベースを通してしか目の前の相手を見ることが出来ない。そしてそれは無意識に自分の対人関係パターンに組み込まれていることが多いので、自分が特殊なデータベースを通して見ている、ということにすら気づいていないことがほとんど。

    「パートナーの親離れを支える」という役割を引き受けるのもひとつの選択肢。もちろん、本来なら結婚前に済ませておくべきテーマになぜ付き合わなければならないのか、と考えるのもひとつの選択肢。

    いわゆる「嫁・姑」問題を細かく見ていくと、その根底に「良い嫁だと思われたい」という気持ちがあることに気づく場合が多い。自分はどう思われようと構わない、という場合には、相手は所詮他人なので違和感はあっても生活を支配するほどのストレスにはなりにくい。

    嫁・姑は「ずれ」があって当然の関係性なので、「自分がきちんとすれば相手も自分を評価してくれるはず」という期待はそのまま満たされることはないと考えたほうが良い。

    子供が生まれたときの変化の受け止め方の違い。よく見られる傾向としては、男性は「家族を養うためにもっと稼がなければ」と経済的責任をより強く感じる一方、女性は「子供を育てる」ということにより集中する。

    親としての愛情と人間としての相性は別のもの。子供に対する親の接し方は親本人が自覚しているよりも個人差がある。でも、明らかな虐待でもないかぎり、子供は親のあり方に適応するだけの柔軟性を持っているもの。

    別れについての基本姿勢は、「別れるなんてとんでもない」という狭い見方でもなければ、「嫌いな相手なのだから別れて良かった」という単純な見方にも終わらない。

    別れるために人の力を必要とするケースは案外少なくない。

    離別の場合には、相手の喪失については割りきれていても、既婚者という立場の喪失をなかなか受け入れられない、ということもある。

    パートナーは自分の弱点が最も現れる相手。

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    2014年07月19日
  • 対人関係療法でなおす 気分変調性障害 自分の「うつ」は性格の問題だと思っている人へ

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    読みながら、ある知人のことが頭から離れなかった。「どうしてそんなにネガティブなの?」と思っていたけれど、以前からこの病気を知っていれば、もっとうまく彼女と付き合えただろうと思う。

    私もうつ状態が慢性化しているタイプだが、ここまで自虐的ではない。特徴として挙げられている項目については、前半が異なっていて後半が当てはまっている感じ。
    ここまで自虐的な考え方をしてしまう病気があり、そしてその病気に苦しんでいる人の気持ちを考えると、読みながら泣いてしまう箇所もあった。
    自分が生きづらさを感じている人はもちろんだが、「生きづらさ」の感覚が理解できない人にも読んでほしい。

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    2012年07月04日
  • 対人関係療法でなおす 気分変調性障害 自分の「うつ」は性格の問題だと思っている人へ

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    主治医に気分変調性障害かもしれないねと言われたので、気分変調性障害について書かれている本を探し、この本に行き着いた。

    はじめは、こんなの誰だって当てはまるんじゃないかと思って読んでいた。
    半分くらいまで読んで、症例として出てくる患者さんの考え方の癖が、自分とそっくりなことにぞっとした。
    もちろん、違うところもある。が、八割か九割は一致した。

    筆者は本書で紹介した症状を、気分変調性障害の症状だと言い切っているが、本当にそうかはわからない。
    そして、ここまで言われてもなお、自分はここに出てくる患者さんとは違うんだと思っていた。

    そのことを見透かされたかのように、後半では、本書を読んだ僕の感想を見事に言い当て、そして畳み掛けるように説得された。
    やはり僕は、筆者のいう気分変調性障害なのかもしれない。

    本書に書かれている対人関係療法は、必ずしもそれ専門の医者にかからないと受けられないというものではなく、自分や周りの協力で真似することはできそうだった。
    ただ、そうとうな労力を必要とするので、やっぱり誰かに協力してもらうのは申し訳ないと思った。

    筆者は周りの人が患者の治療に最善を尽くすことを強く求めているので、身近な人に読んでもらうのも、なんだか申し訳ない。
    と、この思考が、気分変調性障害特有のものであることは散々本書で述べられているのだが。

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    2012年06月27日
  • 対人関係療法でなおす トラウマ・PTSD 問題と障害の正しい理解から対処法、接し方のポイントまで

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     星5つの理由は、比較検討できるほど同一ジャンルの本をよく読んでいないので、
    ・情報の偏向や、読者を(治療目的以外での)操作をするような文言があるかどうか?
    ・救われたい人を適切に導くのではなく、救われた気分にするための本じゃないのか?
     で判断しました。
     この2点において、星5つです。医学的見地から見たお話、特に専門家個々の異論は、一切関知しません。

    今まさに深刻なPTSDに困っている人で、
    ・身近な人も当てにならず、
    ・まして何か治療を受けるなんて!
    と思っている人には、一読をおすすめしたい良書です。

    過去のPTSDや、「なんとなく乗り越えたと思っている」人でも、
    ・時折すごく自分の感情を扱いづらい
    ・時折嫌な記憶に苦しめられる
    と思っている人にも、一読をお勧めしたい書です。
    何故なら、
    「私はPTSDなのか、そこまで行かないけどやはり何か後遺症があるのか、あるいは別の精神病ではないか?」
    と判断したいとき。
    素人の判断は危険極まりない。
    新聞のコラム程度の情報量では、判断材料が足りない。
    かといって、タイトルに「!」や「?」が踊る本の類は、信用ならない。
    この本は、『判断用の背景情報』としてお役に立つと思います。

    「回りにいる誰かはPTSDなのかも知れない」
    「ちょっと解らないけれど、もしかして」
    「でも、聞いていいことなの?どうやって尋ねればいいの?」
    と考える際、『友人/知人/隣人は、どんな風に接したらいいのだろう?』と考えることでしょう。
    平易な言葉で事例紹介(当然、個人情報には配慮されてますよ!)している本でもあります。

    PTSDに苦しむ人の多くは、周囲の『無知・無理解』が二次災害です。
    「いやいや、よく知らないし」
    「私本当に普通なんで、わからないから」
    という世間的には当たり前の反応すら、『拒絶』というカタチになってしまう(こともあります)。
    興味本位でも何でもいい、とにかく知って欲しいと願っています。
    知らずに『悪意なき拒絶』を突きつけるより、
    「知った上で、何をするか。何を言うか。」
    とお考えになってみてはいかがでしょう。

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    2012年05月12日
  • 自分でできる対人関係療法

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    長期うつ病経験のある私にとって、薬物治療だけでは寛解は難しく、認知療法の併用が望ましいと感じてきた。認知療法は我が国でも様々な形で紹介され、沖縄など一部の地域では、すでにその治療効果の成果があがっていると聞く。ただ認知療法は少し理屈っぽいところがあり、万人に適用するのは難しいだろうなぁとはうすうす感じていた。そこに「対人関係療法」の登場である。これははっきり言って、シンプルかつパワフルだ。うつ病だけに限らず、人間関係万般に応用できる。「対人関係療法」の文献は少ないが、本書はその入門書として、病気のあるなしにかかわらず、おすすめしたい本である。

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    2012年04月17日
  • 対人関係療法でなおす 社交不安障害 自分の中の「社会恐怖」とどう向き合うか

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    ■安心感の持てる治療者とは


    対人関係療法を自分自身でも試してみたいと思われている方は
    できるだけ安心感の持てる治療者(この人だったら何を話しても大丈夫だと思える治療者)を
    見つけてください。
    対人関係療法を専門とする人ではなくてもかまいません。
    人間として信頼できる、安心できる、と思える治療者は見つかると思います。


    ポイントは

    ①「何を考えているのかわからない」タイプではなく、
     自分の味方になってくれていることがよく分かる人

    ②社交不安障害を病気として扱ってくれて
     その病気の症状による自分の苦しみを分かってくれる人

    ③批判的ではなく温かい人

    です。





    ■自分を守るために採用してきた方法を肯定する

    役割不安とは
    本来は能力がある領域なのに
    リラックスできないと言うような特徴を意味します。

    身近に批判的な人がいたりした影響で
    長年の間に身に付いてしまった「根拠のない不安」と言ったほうが
    わかりやすいかもしれません。

    これは社会不安生涯の発症と経過に
    関連の深い問題領域として考えられます。


    まずは、自分の対人関係をよく検討してみるところからはじめます。

    対人関係を検討する、と聞くと
    すぐに「自分は他人から好かれない、人と話すのが苦手」などという
    考えが浮かぶと思いますが
    ここでいいたいことはそういうことではなくて
    自分の「役割不安」から守るために身に付けている
    パターンを検討してみる、ということです。

    たとえば、いつも忙しそうにしている、
    人と一緒の時はつねに携帯電話を操作している、
    というパターンもあるでしょう。
    あるいは、人と眼を合わせないようにする、
    できるだけ目立たないようにする、
    というようなものもあると思います。

    その場の話に関心がなさそうなふりをする、「いい人」になって
    相手のいう事を何でも受け入れてしまう、というパターンもあるでしょう。


    これらのパターンをよく認識した上で
    そのパターンが実際の対人関係や自己肯定感に
    どうのような影響を与えているのかを考えてみることは
    役立ちます。

    忙しそうにしたり、形態ばかり操作したりしていると
    他人は「社会に関心がない人なのだ」と思うでしょう。
    その場の話に関心がなさそうなふりをすると
    他人は「自分たちとかかわりを持つことに関心がないんだな」と
    思うでしょう。

    いずれも、他人が近づくことを阻む効果があります。
    また、人と眼を合わせないようにする、
    できるだけ目立たないようにする、というようなやり方を
    していると
    自己肯定感をますます失っていくでしょう。

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    2012年04月15日
  • 対人関係療法で改善する 夫婦・パートナー関係

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    ■パートナーを「重要な他者」と言われたときの感じ方


    パートナーは間違いなく「重要な他者」に含まれるのですが
    パートナーを「自分にとっては全然重要でない」という感じ方をする人も居ると思います。
    それは自分の現実生活の中でパートナーが全く頼りになっていない、役に立っていない
    あるいはむしろ足を引っ張っている、憎しみあっている、というような状況であるかもしれません。

    講演会で面白い?反応なのですが
    パートナーは重要な他者です!というと男性はうなずくが
    女性の聴衆は「えー」というような反応が返ってきます。






    ■ふとしたキッカケで破綻

    パートナーとの関係における手抜きの背景には
    距離のある人との関係は儚く壊れてしまってもパートナーとの関係は
    そんな簡単には壊れないはずだ、という安心感もあると思います。
    特に子どもがいる場合には
    実際に別れることは容易ではありませんし
    子どもがいなくても対外的なことや生活の大きな変化を考えれば
    「まあ、今のままでも仕方ないか」という結論に達してしまいがち。
    普段の生活はそんなうえに成り立っている人も多いでしょうが、
    どうしても看過できないような問題が起こってくると
    こうした関係性の積み重ねも手伝って不和が顕在化してきます。

    現在起こっている問題にプラスして
    「妻はいつも責めてばかり」「夫は私の事を全く気遣ってくれない」という
    長年の積み重ねが問題とされてくるのです。

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    2012年04月15日
  • ダイエット依存症

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    ■痩せたがりの世代間連鎖

    10代では、摂取しているエネルギー、カルシウム、鉄分が必要とされる基準に届いていない子
    も覆いのです。

    「太らないようにする」ことには関心があっても、栄養についての知識と意識が不十分で、
    「何を食べるか」には対して関心を持っていないということも反映されているのだと思います。


    子供達は基本的に大人が作り出した文化の中で暮らしているわけですから、
    子供達の「痩せたがり」は大人の責任だと言えます。

    子供達が痩せるべきだと思っている大人は殆どいないでしょうが、大人たち自身が
    「痩せたい」と思っていることが、
    確実に子供達の意識に影響を与えているのです。

    これも一つの、次世代への問題の引継ぎの形です。
    体出生体重児の増加は
    子供を生まない人には直接の関係は無いかもしれませんが
    文化として次世代に及ぼされる影響には、あらゆる大人が関わっています。





    ■体型が気になる時は自分を振り返る

    ダイエット依存症は身体への虐待だと私は思っていますが
    「虐待」と言われてピント来ない人がいるかもしれません。

    ここで改めて「虐待」とは何かを考えてみれば
    それは、自分側のストレスを相手にぶつけるということだと思います。

    本来は自分で引き受けるべき問題を
    相手に暴力的な形で押し付けてしまうのです。

    身体への虐待について言えば、
    自分のストレスを身体に投影してしまう、という形をとります。
    つまり、本来は心の問題であるのに
    身体の問題であるかのように転化してしまうということなのです。


    例えば、女性の人生では、大きな変化の時期にちょうど体型も変わることが
    多くあります。
    本来は変化に適応するために自らの内面に向き合うべき時期なのに
    向き合うのは「体型」というテーマに摩り替わってしまい
    「ダイエット依存症」に陥りやすい、という構造になっています。

    この場合、もちろん、テーマにすり替えたところで変化に適応できるわけでは
    ありませんから「もっと、もっと」という依存症の悪循環に陥ってしまい
    その程度が著しくなると病気にすらなってしまいます。


    こうした象徴的な時期以外にも
    やはり内面の危機のときには
    体型が気になりやすくなるという傾向があります。

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    2012年04月15日
  • 対人関係療法でなおす トラウマ・PTSD 問題と障害の正しい理解から対処法、接し方のポイントまで

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    トラウマ体験は
    基本的には孤独の体験です。
    トラウマ体験そのものの衝撃だけでなく
    そのときに自分が全くひとりぼっちだと感じることも
    重要な特徴です。


    そもそもトラウマは過去に起こった体験によって起こっているもので
    過去を変えられない以上、トラウマとの折り合うと言うことは
    その「受け止め方」を変えることによってしかありえません(心的事実の再構成)





    ■変化の中で起こる感情が強すぎてコントロールできない





    自分の感情が強すぎてコントロールできないと感じると
    「自分への信頼感」を失います。

    自分が大丈夫だとは思えなくなり
    自分はどうなってしまうのだろう、と怖くなります。

    トラウマは強い恐怖や怒りなどを伴うことが多く、
    その圧倒的な感情が怖いために
    思い出すことを回避したりすることになります。

    思い出すことを回避すると、「慣れる」ということができなくなり、
    トラウマ体験を乗り越えることが
    それだけ難しくなります。

    また、「慣れる」という意味だけではなく
    「役割の変化」を乗り越えるためには
    自分の感情にふれることに
    大きな意味があります。
    「役割の変化」という「遭難状態」から立ち直るためには
    自分の現在位置を知ることが
    とても大切だからです。

    自分の現在位置を知るとは
    どういうことかというと
    「今、起こっていることが、自分にとってどういう意味があることなのか」を
    知るということです。

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    2012年04月14日
  • 怖れを手放す アティテューディナル・ヒーリング入門ワークショップ

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    この本を読んで楽になれた。

    愛を選ぶか、怖れを選ぶかは自分自身で選択できるということ。

    シンプルだけど、難しい。

    だからこそ、困った時にいつでもAHの考え方に戻ってこれるよう、
    これから実践していきたい。

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    2012年03月23日
  • 対人関係療法で改善する 夫婦・パートナー関係

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    とある先生が紹介され、気になっていた本である。
    対人関係療法という名前は一見とっつきにくい名前であり、この手の本は難しく書こうと思えばどこまでも難しく書けてしまうため一般の人には馴染まないと思っていた。

    読んでみると難しい言葉はほとんど出てこない。
    詰まることなくスラスラ読めてしまった。
    誰もが抱える悩みを「ヒラメさん」や「アユさん」などの例を挙げてわかりやすく答えてくれる。

    実は私も結婚当初はケンカの連続で怒りの消えない日々を過ごしていた。
    いつしか怒りは破壊しか生まないことを知り、一つのルールを決めた。
    「大声で言ったことは聞かない」

    お互いが怒っているときは一旦距離を置き、気持ちの落ち着きを待って、言い分はともかく怒ってしまったことを後で謝ることにした。

    この本では色々なケースに対して具体的な第一歩を示しており、どんなパートナーにもためになると思う(同性愛でも)。

    当たり前のことだがパートナーをいつの間にか自分と錯覚していたのだろう。
    「重要な他人」だったのだ。

    他人と思えば強い要求をすること自体失礼なことだと気付く。
    少し頼み方を変えるだけでまさに「最大のストレスは最も頼りになる力」になるのかもしれない。

    分かっているようで全く分かっていないのがパートナー、コミュニケーションって大事だな。

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    2012年02月29日
  • 対人関係療法でなおす うつ病 病気の理解から対処法、ケアのポイントまで

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    読みやすく、判りやすい内容で、「対人関係療法」についてよく理解できました。複雑な理論ではないので、治療者ではない普通の人にも、生活に取り入れやすい考え方だと思います。入門書として最適でした。

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    2011年09月20日
  • ダイエット依存症

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    20代の女性には是非読んでいただきたい!!

    摂食障害の人が日本には10人に一人の割合でいる。

    それなのに、日本のメディアは、諸外国に比べて摂食障害に関する問題をとりあげない。

    そんな問題意識を、摂食障害の一歩手前の「ダイエット依存症」という形で、精神科医である著者は、すごく、私たち20代の女性を中心に広がるダイエット思考、痩身思考について、すごくわかりやすくまとめてある。

    今までの摂食障害の本とは違って
    日頃私たちが考えておくべき自分の体のとらえ方やダイエットの危険性について、深く考えさせられる。

    摂食障害になる一歩手前で、多くの人がこの本に触れてくれればいいと心から思います。

    0
    2011年09月06日
  • 対人関係療法でなおす 社交不安障害 自分の中の「社会恐怖」とどう向き合うか

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    人から変に思われないか、とよく不安になる人は読んでみて。いいひとを演じるのに疲れた人にもオススメ。

    えー、そんな治療するようなもんじゃないよ、とか避けるのはもったいない。社交不安障害という病気の症状とカラクリを知ることで、少し楽になれるかもしれません。

    自分のためのまとめ:

    不安センサーが強すぎて、気にしなくていいことまで心配させて、引っ込み思案にする病気。センサーが起こす身体症状(手の震えなど)は、病気を直す努力をする間は仕方ないと考える。先に症状を打ち明けるのも一手。

    客観的に、自分が相手の立場だったらどうかと考えてみる。自分は悪くなくて、相手の態度が悪いのかも。自分が本当はどうしたいのかというニーズ、相手への期待、自分が不安に思っていることを、打ち明けてみる。人は自己開示しあうことで親しくなる。親しくなりたい人は、打ち明けてくれるのを待っている。思いきって誰かとの関係を変えてみるには、病気を理解している協力者(治療者)との作戦立てとロールプレイが効果的。小さなコミュニケーションから挑戦して、大丈夫だった経験を少しずつ増やして、コントロール感と自信をつける。誰かへの期待と現実とのずれが、対人関係のストレスになる。期待はきちんと言葉で確認しないと正しく伝わっていないことが多い。

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    2011年09月02日
  • 対人関係療法でなおす 気分変調性障害 自分の「うつ」は性格の問題だと思っている人へ

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    自分のことだと思った。涙がでた。
    1ヶ月くらいかけてなんとか読み、口では伝えられなくて両親にこの本を読んでと手渡しました。
    色々変わりました。
    水島クリニックは3年待ちで初診はとっておられないとか。
    別の先生のところで半年待ち。

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    2011年07月30日
  • 対人関係療法でなおす 社交不安障害 自分の中の「社会恐怖」とどう向き合うか

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    自分の人生を変えてくれた大切な本です。
    この本をテキストにした対人関係療法で、社交不安障害を治すことができました。
    実際に社交不安にかかっている人だけでなく、人づきあいが苦手だなっておもっている方も、読むことで楽になるところがあると思います。

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    2010年11月27日
  • やっぱり、それでいい。 人の話を聞くストレスが自分の癒しに変わる方法

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    マインドフルネスと似た取り組み方だなと思った。とにかく現在起きている事象にフォーカスすること。今その時、と、それ以外、の境界線を引くか引かないか、どこに引くか、どのタイミングで引くか、引いた後はいつメンテするか、、、境界線って難しい

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    2026年09月02日
  • やっぱり、それでいい。 人の話を聞くストレスが自分の癒しに変わる方法

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    てんてん氏のシリーズもの。
    読みやすいです。
    素直に探求している姿が素晴らしい。
    カウンセラーの方の過去に、てんてん氏と類似点があって共感しているところも良い。

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    2026年08月11日
  • やっぱり、それでいい。 人の話を聞くストレスが自分の癒しに変わる方法

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    ネガティブクイーン貂々さんと水島広子さんのマッチアップ第二弾。

    第一弾ではそれでいいという自分自身のあり方に重きを置いて書かれていたが、今回は聴くという対人関係のコミュニケーションに重点が置いてある。

    聴くということについて確かにと納得する部分が多くあった。日々の何気ない会話についても専門的指導または教育をする上でも土台となる部分は共通していると思う。

    やはり大事なのはありのままの相手を受け止める気持ちだと思う。こうしよう、とかこうアドバイスをとか相手をコントロール前提などが思考に入ってしまうとそれは聴くということができなくなる。
    相手との関係性を始めるタイミングでも、深い問題の内容であっても相手の今のありのままの気持ちを受け止めどうしたいのか、相手の思考、行動をそのまま丸っと受け止めること。これは大切だと思う。

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    2026年06月22日
  • 空気が読めなくても それでいい。 非定型発達のトリセツ

    Posted by ブクログ

    子供の頃から周囲に馴染めず、独りは嫌だけど対して人に興味が持てない、悪目立ちする、浮いてイジメの対象になる…ずっとこんな感じで生きてきてしんどい半生でしたが、なるほどASD(自閉スペクトラム障害)だったんですね…。
    ほかにも発達障害の本は読んできましたが(似たようなもので『繊細さん』など)、細川先生の著書が1番理解りやすく、また腑に落ちました。

    非定型の特徴
    ⚫︎嘘がつけない⚫︎裏表がない⚫︎真面目⚫︎正義感が強い⚫︎空気が読めない⚫︎ルールに厳しい⚫︎冗談が通じない

    定型の特徴
    ⚫︎必要とあれば嘘をつく⚫︎ルールを必要に応じて破る⚫︎計算して動く⚫︎ニュアンスを読んでざっくりとした理解ができる⚫︎本音と建前の区別ができる

    全て当てはまるわけじゃないけど、小学生の頃に掃除をサボる人が許せず注意してミゾができたり、自分では周囲に合わせてるつもりが全然合わせられていなかったり…思い起こせば出てくる黒歴史の数々…

    他者への関心は薄いが一方で「もの」や「やり方」のこだわりは人一倍強いので、やはりそうゆう分野で自分を活かしていくほかないな、と裏付けが取れました。

    他にも「怒られる」事に極端に怯えていたり…一人でいる時間が大切、など腑に落ちる特徴があり詳細にASDを分解しているのが良かった。漫画も読みやすかったです。細川先生、ありがとう。

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    2026年05月09日