あらすじ
うつ病の正しい理解からケアのポイントまでを対人関係療法的な視点からアプローチする。
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Posted by ブクログ
とても分かりやすい。
「役割の変化」まさに職場復帰時のキーワードだと思います。
復帰の時にぜひ取り入れると再燃・再発は減らせることが可能と思いました。
産業保健看護職の人はぜひ読むべし!
と個人的には思います。
Posted by ブクログ
読みやすく、判りやすい内容で、「対人関係療法」についてよく理解できました。複雑な理論ではないので、治療者ではない普通の人にも、生活に取り入れやすい考え方だと思います。入門書として最適でした。
Posted by ブクログ
■うつ病は命に関わる病気
うつ病の症状の一つに「自殺したくなる」という気持ちがあります。
うつ病能症状として、そういう気持ちになる、というのは
うつ病を知っておく効用である。
■治療が必要な理由
実はうつ病は、治療しなくても治る病気だといわれています。
基本的には「休めば治る」病気だと言うことです。
実際に治療を受けずに回復している人は存在していますし、
特に思春期のうつ病は、ひっそりと病んで、ひっそりと治っている人の方が
多いと思います。
思春期のうつ病は発見され難いし、環境の影響をとても受けやすいので、
環境が好転することで改善することが多いのです。
では、うつ病は治療しなくてもよいのかというと、
そんなことはありません。
まず、症状によるマイナスが大きすぎます。
まず、症状によるマイナスが大きすぎます。
なんといってもつらいですし、社会的にも色々な支障をきたします。
思春期の場合は、大人に成長していく上で
症状に大きく足をひっぱられることもあります。
けれども、治療をすることによって、症状の重さも持続期間も短くすることができます。
そして、最も注意しなければならないのは「自殺したがる」といううつ病の症状です。
もしかしたら治療を受けなくてもなるかもしれないけれど
それまでに自殺してしまったら、取り返しがつきません。
うつ病の「繰り返しやすさ」も、治療が必要な理由の一つです。
Posted by ブクログ
職場に復職する方がいるので、読んでみました。
うつ病を知る、治療法を知る、対人関係療法を知る、再発と回復期をしる、家族・周りのすべきことを知る・・・という流れで、読みやすかったです。
メジャーな治療法ではない(薬物と認知療法が中心なんだそうです)とありましたが、とてもわかりやすかったです。
うつ病にかぎらず、対人関係で悩んだりすることはだれでもあると思います。特に、この本の中の「役割をめぐる不一致」(自分が相手に対して無意識にもっている「こうなるべき」と相手との不一致や、「相手はこうしてほしいと思ってるはず」と実際の要望との不一致)はしょっちゅう起きると思います。そんな時、自分と相手で考えがずれているのかもと気づき(伝わっているはずと決めつけず)、解決法を示唆する箇所などはとても役に立つと思います。
Posted by ブクログ
加藤忠史先生が水島広子先生の著書の全てを強く推していたので読んでみた。
対人関係療法は、認知行動療法と比べてとらえどころがないような印象を受ける。また、認知行動療法が理屈っぽいのに比べると、人にやさしい印象を受ける。
水島先生は若干スピリチュアルよりなので好きでないところもあるのだが、心に響く良い言葉もたくさんあった。