水島広子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人間は本来善意の存在であるにもかかわらず、善意を発揮しれくれないときにはなんらかの理由がある(善意で動くことに、何かの危険や不安を感じている)。だから、それを解消してあげれば、困っている人のことは気持ちよく助けてくれる。
「その人」ではなく「その行動」を変えてもらう。人の行動を変えることはできないが、人を動かすことはできる。
<人を動かすためのポイント>
1.対立構造にしない
2.相手のおそれを取り除く
3.目標を共有する
4.経緯と感謝を示す
それぞれの人にはそれぞれの事情がある。どんな人でもその事情のなかで、できるだけのことをしている。
人は変えられないが変わることはできる。それには、変わりやすい環境が必要。変わりやすい環境とは、安全な環境。
人を変えることができると思っていると、相手の領域に踏み込んでしまい、安全な環境が提供できない。その結果、相手は変わらないのはもちろん、相手を動かすこともできない。
「お願い」で相手の領域を守る。そうすれば相手は事故防衛に走る必要がなくなる。その人自身は変えられなくても、その人の行動は変えてもらうことができる。
<相手が思わず従いたくなってしまう5つの条件>
1.目的がハッキリしていること
2.その目的に少なくとも違和感がないこと
3.全体に不安を喚起しすぎないものであること
4.自分にできると思えること
5.動いた結果、達成感や人とのつながりが感じられること
「動かす」のではなく、「動きを止めているもの」を取り去る。
<<序章のまとめ>>
1.対立構造を避け、相手に安心してもらい、目標を共有し、経緯と感謝を示す
2.「人を変えることができる」と思うのはやめる
3.相手にとって「安全な環境」を作る
4.「人を動かす」基本は「お願い」
5.「相手の動きを止めているもの」を探して、取り去る
対立構造ではなく、仲間意識を作る。
「嫌だ」を「お願い」に変えるだけでいい。
なんで無神経な相手のために自分がここまでしないといけないのかと思うけど、相手の行動を変えるためという目標を思い出せばいい。
「情」と「理」を使い分ける。情の部分で譲れない人に「理」で説得しても何も変わらない。
<<第一章のまとめ>>
「対立構造を避ける」ポイント
1.まず自分から綱引きの綱を話す
2.クレーマーは「困っている人」ととらえる
3.「嫌だ」を「お願い」という言い方に変える
4.「情」で話す人には「情」で、「理」で話す人には「理」で話す
5.誰にでも「文脈」があることに気づく
行動できない理由は「怖れ」であることが多い。ポジティブな変化についても言えること。「変わりたくない」という反応はどんな場合にも、多かれ少なかれ起こるもの。
自分の「存在」を認めて欲しい人と、自分の「努力」を認めて欲しい人。
怖がっている人には安心できる環境を。ただし、何をもって「安心」と感じるかは人それぞれ。
<<2章のまとめ>>
「相手の怖れをやわらげる」ポイント
1.人は「変わりたくない」生き物であることを知っておく
2.「思い通りにならない相手」の言動の裏には、「怖れ」がある
3.「安心してもらうには、どうしたらいいか」を考える
4.「相手の弱点」は刺激しない
5.「自分の思考、言葉、行動が一致しているかどうか」を常にチェックする
「大目標」はしっかりと持ったまま、「小目標」はできるだけ相手にあった形にする。
「大目標」はひとつに絞り込む必要がある場合が多い。
目標は、この人の嫌なところを変えてもらうことなのか、それともこの人とは付き合わないことなのかをはっきりさせる。
<<3章のまとめ>>
「相手に気持ちよく動いてもらう」ポイント
1.自分の「大目標」を確認する
2.「大目標」はひとつに絞り込む
3.「小目標」は相手にゆだねる
4.あくまでも「相手の領域」は守る
5.「相手の領域」を侵さない「大目標」を立てる
<<4章のまとめ>>
「困った状況を一変させる」ポイント
1.自分の「人を動かしたい」は適切かどうかチェックする
2.「実験感覚」で自分から「味方」になってみる
3.「逃げ出す」「別れる」という選択もあり
4.「見ない」「スルーする」という選択もあり
5.あくまでも「自分の領域」は守る
自己評価の低い人達のほうが動いてくれにくい。
<<5章のまとめ>>
「どうしても動かない人に対処する」ポイント
1.「動かない人」は自信がないからかもしれないと考える
2.「ほめる」のではなく「信頼」を伝える
3.「自分のできる範囲は限られている」と知っておく
4.「方便」を使う
5.「代弁者」を立てる
<<6章のまとめ>>
「人を巻き込む」ポイント
1.「根回し」で味方を増やす
2.「どうしたらいい?」と相談する
3.尊敬は日々の態度で勝ち取る
4.自分の「大目標」を理解してもらう
5.動いてくれた人にはきちんと「お礼」を言う -
Posted by ブクログ
ネタバレ相手の領域に踏み込まない。
コミュニケーションの役割から考えていけばたいていのコミュニケーションの問題は解決できる。
原理原則からしか書かれていないので理解しやすい。
コミュニケーション力…目的に応じて相手とやりとりすることができる能力
<コミュニケーションの役割>
・相手への思いを伝える
・自分を知ってもらう
・相手について知る
・相手に対する期待を伝える
・相手に対する期待を調整する
・相手が自分に何を期待しているのかを知る
・情報を得る・伝える
・時間を共有する
・関係性を深める
<「話す力」の基本①>
「話さなくても良い」と思うと話せるようになる
・沈黙に強い人ほどコミュニケーション力がある
<「話す力」の基本②>
コミュニケーションは常に相手がいることを心強く思おう
・自分がうまく話せるかよりも相手にちゃんと伝わるか
・コミュニケーションは「スキル」ではなく「やりとり」
<「話す力」の基本③>
「自分の領域」の中で話そう
・「自分の領域」の中で話せばトラブルは起こらない
→「相手の領域を侵害しない」だけでなく、自分の領域についての責任を持つ
・アドバイスは要注意
→「良いアドバイス」として受け入れられるのは、本人が情報として求めているものを提供したとき
・「自分の領域」の中だけにとどまる言葉を使う
→「傷ついてしまったでしょう」ではなく「キズつけてしまったらごめんなさい」
<「話す力」の基本④>
「聞く力」はコミュニケーションの基本
<「聞く力」の基本①>
安全を提供すること
・相手のありのままを尊重する
・安全な環境で話をしていると、自分で気づきを得たり、消化できなかった感情を消化することができる
・アドバイスと情報提供は違う
・相手のありのままを聴くと、自分も疲れない
→つまんない話と思って聞くと疲れる、アドバイスしようと思って聞くと疲れる
・コミュニケーションの目的をハッキリさせよう
<「自然」なコミュニケーションをしよう>
・溶け込んでいるかどうかを決めるのは自分
・自分の苦手を説明するのもコミュニケーション
・関係性の限界を認めよう
→自慢話に困ったら、あたたかく聞いてあげればいい。意欲を削ぐから。癖になっている人は変えられない。
→後輩にバカにされたら、相手の領域のことまで引き受けないでほっとくしかない。何が悪いのか聞いてもいい。
<自分の思いがきちんと伝わるコミュニケーション>
・人格と行動は分ける
・「今、変えてほしいこと」に焦点を絞る -
Posted by ブクログ
私はアティデューディナルヒーリング(AH)を、
「見た物に即時に評価を下すことなく、
あるがまま見続ける姿勢を学ぶヒーリングワーク」
と理解し、ワークグループに参加しています。
これを読み始めた頃は、
まだ評価を下さないで接することに迷いがありました。
「こんな、ただ聞いているだけで何もしなくて良いのか?」
と。現実世界に当てはめると、
評価も判断もなしにどうするのだ、など。
読み終わってみて。
「確かに評価・判断も必要かもしれない。
しかし、それは必要性があってのことで、
普段は、評価なんてしなくても良いのかもしれない」
読みながら、日々の生活に実践しています。
何でもかんでも評価判断しようとする姿勢から、
一瞬でも離れることが出来たとしたら、
本シリーズを読んだ成果ではないかと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ相手は単に「驚異!」と感じるから「攻撃」してくるのだ。 23
媚びるという行為は、相手の反応をコントロールしようとする態度。28
…おなじ感覚の人にやっと出会えた!
脅威1 相手の敷地に踏み込んでいる
脅威2 知らず知らずのうちに相手を責めている
脅威3 相手が大切にしているものを踏みつけてしまっている
脅威4 相手が我慢していることをしでかしてしまっている
脅威5 つい余計な一言を言っている
「心が傷ついている人」「変化に弱い人」は「脅威」を感じやすい。
「あなた」を主語にして話すと、相手は責められているように感じる。
相手へ攻撃するということは、反撃の相手はここですよと相手に示すことになるから、相手への攻撃は自分自身への攻撃でもある。73
相手がもっともだということを言っている場合でも、相手が困っているから攻撃してくると考えるべき。
相手の言動を自分への攻撃と受け取ったまま、相手が伝える内容を素直に吸収することは難しいから。75
罪悪感に打ちのめされている時、私たちは実は自分自身のことしか考えていません。悪いことをしてしまった自分のことばかり考えて、困っている相手のことを本当の意味で考えていないのです。相手に対して何かをしようとする場合にも、どうすれば自分の罪が許されるかというところに焦点が当たってしまい、相手は本当のところ何を求めているかという点には目が向かなくなってしまうのです。本当に悪いことをしたというときほど、相手のためになることをしたい。そんなときこそ、相手を困っている人として見ることが重要。 78
…こうやって伝えればいいのか…
これがいつもうまく伝わらなくてイライラしてた。
相手との関係性に基づいてどうするかを決める。
相手の言動に意味付けをしない。
「相手が本当に言いたいことを読む」という姿勢が前提となっている人間関係ほど苦しく暴力的なものはない。
相手が言葉で伝えてこないことは「なかったこと」にする 107
嘘をつくのは人としても大変問題のある行動だし、裏切りのひとつでもあるのだけど、嘘をついた側からすると、苦肉の策であれ思いやりであれ恐れるあまりであれ、それぞれの事情の中「それしか選択肢がなかった」と感じている場合が多い。
攻撃されないコミュニケーション
⒈嘘をついたと決めつけない
⒉ 相手の事情を聞いてみる
⒊「私」を主語にする
⒋要求ではなく依頼する
事実だけを伝える 122
安心させると攻撃はやむ 130
あなただったらどうする?と聞いてみる132
被害者にさえならなければ、自然と自分を大切にすることができるし、自分が本来持っている力とつながることができる。166
相手の「今」を聴く 171
すべての人がベストを尽くしていると知っておく 174
沈黙に強い人は安定感を与える 180
大切にされたいという思いにとらわれている人は、実は大切にされない 181 -
Posted by ブクログ
ネタバレブッタは「心身両面の健康の秘訣は過去を嘆いたり、将来を思い悩むことでなく、心配事を予想することでもなく、いま、この瞬間を賢く、まじめに生きることである」と言ったそうです。
じぶんをしっかりと持って他人の基準に翻弄されなければ、人と付き合っても疲れることはない。わかっちゃいるけどそれが難しい。そういう人を見かけるとすごく憧れてしまう。
人の話を聞くときにあれこれ批判したり考えたりせず集中して聴くこと。そうすれば、話している人は思いのほか安心・満足してくれる。
本のまとめ
・疲れる気遣いは不安が原動力、だから『これで十分』がない
・打算的な気遣いはじぶんを粗末にする
・自分の領域は自分にしか、相手の領域は相手にしか分からない
・ありのままを受けいれることが気遣いになる
・良い気遣いは安心を与えること
・言いにくいことを言う(注意する)ことは不安を与えること、だからストレスを下げる努力をする。ex)人格を否定するのではなく行動を注意する
・聞きたくないことを聞かされた時の受容のプロセスを尊重する
・「言いにくいのですが」「お金のことは言いにくい」は相手を傷つける
・気が済むまで話してごらんと言った時案外話はすんなり終わる
・察することができないなら相手に聞くのが一番
・話を聞いている最中にこのあと何と言おうなどと『未来の結果』に気を取られる(不安になる)と疲れる