水島広子のレビュー一覧
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ネタバレ自分が強情で怒りっぽいことは毎回気づいていたが、なかなか直せない、このままでは嫌だと思い、こちらの本を購読しました。
怒ってもいいし、怒りを受け入れてもいい、その代わりその怒りは必要なのか、怒りのエネルギーがその事象にコスパにあうのかなど、言われてみればたしかにと思うところが沢山ありました。
また、いつもイライラしている人は本当は困っている人、心に余裕がなくて悲鳴をあげている人とわかれば、自分もイライラする必要は無いのだと、認識してしまえば自分の感情をコントロールすることが出来ることを知ることが出来て、良かったです。早速実践してみようと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ無条件のリスペクト、ハッとさせられました。
自己肯定感が低いことで悩んでいた時に(いまも完璧に克服とはいえないですが)購入しました。
わたしは何かしら理由をつけて、他人を評価していたのだと気付かされました。
例えば仕事ができない人のことをなんでできないんだろう?とイライラするのではなく、何か出来ない理由があるのかもしれない、と想像する。すると不思議なものでイライラする気持ちが少し減ります。そうすると自分が少し優しくなれたような気がして心が軽くなる。
すると自己肯定感が少し高まるのです。
これまで自分のいい所を見つけることが自己肯定感を上げることだと思い込んでいたので目から鱗でした。 -
Posted by ブクログ
女子だけじゃなく、これは世の男性をはじめ全ての人が一読すべきと思いました。自分が満たされていない嫉妬心(ジェラシー)みたいなもののせいで、他人に対して良い気持ちを抱かないようになっている。
いつだって人を変えるのは難しいが、自分の感情や人に対する接し方を変えると徐々に周りの人が変わっていく。まだまだ未熟者ではありますが、この書籍に出てくるような人たちを癒せるような人間になりたいなと思います。どんな良い人も嫌な人も、それぞれの苦労の過去があって今がある。全てのわるいと思ってしまうものを相手の素晴らしい部分として昇華し、相手を尊重することから始めます。 -
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“ネガティブ思考クイーン"の漫画家・細川貂々が、 精神科医で「対人関係療法」の第一人者・水島広子に会いに行く、等身大の成長物語。
ネガティブな性格で生きづらい、自分を“ダメ人間"と思ってしまう、
コミュニケーションのとり方がわからない、そもそも人づきあいがニガテ、
ネガティブな人を引き寄せてしまう、人に振り回されることが多くて疲れる……etc。
そんな人生をラクにするコツは、「当たり前の気持ち」を受け入れて、自分を認めること。
そのヒケツは、対人関係の「ズレ」と「役割期待」にあり。
対人関係が健康であれば心も健康であり、対人関係に自信があれば人生にも自信がも -
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『ツレがうつになりまして』の細川貂々さんと対人関係療法の第一人者である水島広子先生によるコミックエッセイ。『それでいい。』に続く2冊目。
1冊目が「自分自身」を受け入れてそれでいいと認めることに書かれていた一冊だったとすると、本書は「話を聴く行為」を通じて「相手」を受け入れ、それでいいと認めるということが書かれています。
相手の話を聞いている最中、どのようなアドバイスをすればよいのかだったり、言っていることに共鳴して話し手を評価しながら話を聞いていると、聞き終えた後に精神的に疲労感が残ります。
水島先生はそれらを「雑念」として、話を聴いている際に雑念は脇に置き、話し手の評価をせず、あるがま -
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2022/10/23
自分の気持ちの在り方をどうするかで人間関係などもうまくいくサイクルが出来上がる、そのヒントをくれる本。
この本では決してポジティブな思考を持つように促すわけではなく、考え方をきちんと分けて考えることが明示されている。自分にとってマイナスなことがあった時にそれをどう考えるかという方向性を修正してくれる。
「〜するべき」と他人に期待したり希望を抱いたりすることも裏を返せば相手に考えを強制することにもつながるし「〜したい」と変換して考えることで心への負担はとても減る。
また、たとえ嫌いな人がいたり嫌なことを言われたりすることがあったとしてもまずは自分が何事に対しても誠実な行動を -
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『ツレがうつになりまして』の作者でも知られる細川貂々さんが、精神科医であり対人関係療法の第一人者である水島広子さんとの対話の中で、非定型発達について描いているコミックエッセイ。
細川さんがご自身が感じている「生きづらさ」を語っていき、それに対して水島さんがその気持ちを解きほぐしたり、解説したりしていくという流れ。
私自身、ADHDグレーゾーンの診断を受けている。
全てではないし、細川さんほど強くは感じないが、細川さんの悩みに共感できた。
そして、水島先生の解説で「そういうことなのか!」と膝を何度も打ちながら読み進めた。
「人への興味は薄いけれど、物への興味はある」
そうなんだよね。
水島 -
Posted by ブクログ
◯速読時間 15分
◯目的 これはほんとやっかいだから
◯内容
本書での「女」=女の嫌な部分
ケースごとなので気になるところから読める
1巻き込まれない(物理的 精神的)
2自分を守る
3「女」を癒す
自分の「女」度を癒す
相手の「女」度も癒される
群れる 陰での悪口大会 お母さんぶる
お姉さんぶる ミスは致命的 選ばれる性 敵が味方か ママ友 一緒感 男性にだけいい顔 自分だけが好かれたい 嫉妬 形だけのつながり
◯感想
これ あるあるーがたくさん
(されたことや 自分に対しても)
私はここに書いてあるような、だから、めんどくさくて男性と話してるほうが気楽という…
自分の「女」を癒す、手 -
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タイトル通りのことが知りたくて、読んでみた。
怒りを感じたり、イライラしたりして感情的になってしまうメカニズムを解説し、それにどう対応するかを解説した本。
とてもわかりやすかった。
・「怒り」とは自分が困った状態にあるということ。予定が狂って怒りを感じるのは、それで困っているから。怒るのではなく困っている理由を説明する。傷ついた、淋しいなど。
・怒りを感じたこと自体は肯定すること。
・自己肯定感が低い人は自分のダメなところ探しで忙しくて、心の安定が得られない。いろいろ至らないところがあっても、「今はこれでいい」と肯定して、目の前のことに対応していく。
・役割期待が裏切られても、怒らないで気 -
Posted by ブクログ
あとがきの、先生の貂々さんへの言葉を読んで、
まるで自分が労われたような気持ちになり、
貂々さんは先生に会えてよかったなと思い、
私もこの本に出会えて、読めて良かったなと思ったし、水島先生の著書をもう少し読みたくなったし、
当時ツレうつが映画化されたときはあまり興味持てなかったが、今だからこそ観てみたく、読んでみたくなった。
最初のこれが読むのにいちばん時間がかかった分、読み終わった後に涙さえ出るのは、自分も「それでいい」に救われているのかもしれない。
それでいいシリーズ読破したけど、読みやすいし、先生のコラムも読み応えあるし、折に触れて読みたいと思う。
朝からいい読書できた。