水島広子のレビュー一覧
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ネタバレ目標は不安を感じなくなることではなく、コントロールを取り戻すこと。
センサーを調整する。
多少の不安を感じながらも対人関係を改善させれば、自信がついて、不安も軽くなるという方向に考える。
人からのネガティブな評価を恐れる。
いかにしてネガティブな評価を避けるかというテーマを中心に回っている
不合理だと頭ではわかっているのだけれども気持ちと身体がコントロールできない。
「社会不安障害を病気として認め、病気と人格を混同することをやめましょう。」
身体症状そのものは、危機に瀕したときの自律神経の反応という風に考える。
変化は、徐々に、そして地道な努力のなかでおこる
不適切な気持ちなどない。 -
Posted by ブクログ
自己肯定感を高めるための良書だった。
まず、自信そのものを「BEの自信」と「DOの自信」に区別しているのが画期的だと思った。確かに「自信」と一口に言ってもいろんな種類のものがあるな、とは漠然と感じていたが、それを見事に言い表している。
「自分がどうありたいか?」が一番大切で、そのあり方と一致した行動を取っていくことで「本当の自信」がついていくという仕組みらしい。
ついつい「今の自分じゃダメだ!」と否定しがちだけど、自己否定しても何も良くならない。「今はこれで良いんだ」と認めてあげる方が自己改善していける、という考え方を知り、なんだかホッとした。 -
Posted by ブクログ
相手の事情は相手にしかわからないのだから、相手が不遜な態度をとったとしても、何かしらの事情があるのだろうと受け止める。そして、無条件で相手をリスペクトすることで自己肯定感を高めていく。
上記のような考え方は、自己肯定感を高めるには自分を認めなければいけないという固定観念があった自分にとって、目から鱗だった。
他にも下記のように参考になることがいくつかあった。
相手の領域と自分の領域を区別するという意味で、相手が何か愚痴ってきたときは「大変だったね」ということで、相手の領域に踏み込まないようにする。
形のつながり(一緒に行動する、個人的なことを打ち明ける)を重視して、「心を開け」と相手に -
Posted by ブクログ
「毒親」関連書籍の中で一番斬新
スーザン・フォワードや安冨歩さんの本を読んできて、この本でたくさん気づきがありました!
そっか、親が発達障害だったなんて考えたこともなかった。
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読んでいた時にふと思い浮かんできたこと。
そうか、学校や会社、組織、社会で成功できない。
社会で成功すると、依存度が減り、コントロールできなくなってしまう。
だから、誰も信じられないようにしてしまえば、都合よく使える。
向こう側の裏側から考えればそういうトリックだ。
だから、徹底的に褒めない、失敗だけ指摘していれば、成功体験もさせずに、自分よりも劣った人格にすれば、操作できる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ○怒り=悪い感情 ではない
熱いものを触ったとき反射的に手を引っ込めて火傷を防ぐことと同じように、怒りを感じることは「何らかの対処が必要な問題がある」ことを教えてくれる機能。したがって、怒りを感じたときにするべきことは問題に対して適切な行動をとることだけ。なぜ、自分が被害にあって怒っているのに適切な対処までしなきゃいけないのか?と思うのは当然だが、怒りによって損をするのは相手ではなく自分なので諦める。腹が立って仕方がない!という時には「誰が悪いのか」ではなく「自分は何に困っているのか」を考える。
○人を怒らせない
相手に対する「評価」は怒らせる原因となるので絶対にしない。改善してほしいことが -
Posted by ブクログ
「怒りは困ってしまった自分の心の悲鳴」
「怒りで損なわれるのは相手の人生ではなく、自分の人生であって、相手の対処を待つというというのは相手に主導権を委ねてしまっていること」
「自分がとっさの怒りに囚われたときには、「単に自分の予定が狂ったから困ってるのだ」と考える」
「人の言いがかりは、相手の心の悲鳴」
などなど、短いながらも含蓄のある言葉が散りばめられている。
著者は対人関係療法の専門家でもあり、その考え方をベースにしている。近年ではアンガーマネジメントのセミナーも増えているが、アンガーマネジメントがあくまでも「スキル」に特化しているのに対し、この本は、「怒りが生じた対人関係の現場において