「毒親」の正体―精神科医の診察室から―(新潮新書)

「毒親」の正体―精神科医の診察室から―(新潮新書)

792円 (税込)

3pt

ちょっとしたことで母親はAさんを全否定する。身体を引きずり回し、家から閉め出すことも数知れない。なぜ母は私を苦しめるのか。苦しむAさんに精神科医は意外な答えを示した。「お母さんは、発達障害だと思います」――。不適切な育児で、子どもに害をおよぼす「毒親」。その被害を防ぐカギは診察室にあった。臨床例から彼らの抱える四つの精神医学的事情を解説、厄介な親問題を手放す指針を明らかにする。

...続きを読む

「毒親」の正体―精神科医の診察室から―(新潮新書) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月20日

    臨床の視点から良く整理された本だと思う。ただ前提が神経症水準に近い人向けというか、やはり一般向けといった感じで、境界例水準以下のクライエントにそのままを当てはめるのは少し難しい印象を受ける。

    しかし毒親の問題を愛着スタイル、ASDの側面から捉え直してある点はとても分かりやすい。個別の事例による配慮...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月20日

    自分が大人になって初めて「親が発達障害グレーゾーンである」と気がつき、カウンセラーさんに紹介していただいたこの本のおかげで、小さい頃からの教育や家庭の違和感の正体を知ることができた。

    毒親に関する本はたくさんあるが、発達障害を持った親に育てられた子どもに向けた本はなかなか見つけられず、この本が唯一...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月23日

    非常にわかりやすい本でした。

    ADHDの人たちは「注意の部屋」に注意を一つしかいれられない。

    毒親は完璧な親ではなかったんだと知ることから、始まる。

    育ててもらった親を批判してはいけないと思わないこと。親が完璧でなく、もっとこうして欲しかったと思うことが、回復につながる。

    などが印象に残りま...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月16日

    自分のペースで読むことを推奨する。無理に読み進める必要はないことは、著者も繰り返し注意書きしている。
    勇気が湧く書。

    0

    Posted by ブクログ 2019年10月17日

    「毒親」関連書籍の中で一番斬新
    スーザン・フォワードや安冨歩さんの本を読んできて、この本でたくさん気づきがありました!

    そっか、親が発達障害だったなんて考えたこともなかった。

    -----
    読んでいた時にふと思い浮かんできたこと。
    そうか、学校や会社、組織、社会で成功できない。
    社会で成功すると、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年07月03日

    真摯で丁寧な説明が重ねられており信頼できる一冊。
    発達障害(先天的障害)と愛着障害(後天的障害)に分けて話が進んでいく。
    ここにサイコパス(先天的人格障害)を加えて3点で説明していただくことは可能だろうか?
    卑近な例で思うこと多々あり、読後しばらくしてダメージが広がった。
    なんとかして早く大人になり...続きを読む

    0
    購入済み

    「毒親」関連の書籍では一番

    2018年09月27日

    様々な毒親関連の書籍を読みましたが、これが一番精神的に楽になれました。
    著者には感謝しています。

    子供がASPと診断され、毒親認定している母親が同じだなと感じていたので、スムーズに理解がすすみました。

    特別親子関係が改善される等ではないですが、非常に辛い心理状態でしたので、読んで癒やさ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年07月12日

    「毒親」の正体。水島広子先生の著書。精神科医である水島広子先生の分析と経験によると、毒親になりやすいのは、発達障害や精神疾患(統合失調症や鬱病)といった精神科的問題を抱えている人、それから貧困状態にあるなど経済的に余裕がない人。毒親が毒親になってしまう背景の理解なくしては毒親問題を正しく理解できない...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月09日

    毒親を定義しつつも、その解決にあたっては一緒くたにせず、とりわけ発達障害の場合について、多くの紙幅を割いている。

    愛着の視点から毒親が定義されており、大変に示唆に富んでいた。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月26日

    新たな気付きが得られたところ、心当たりがありすぎて読んでいてしんどいところなどがある。現在進行形で母親との接し方に悩んでいるが、解決まで行かなくても行動の方針とか考え方は示してもらえていると感じた。実際のワークなどは他の関連本を読んだほうがよさそう。

    0

「毒親」の正体―精神科医の診察室から―(新潮新書) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮新書 の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

水島広子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す