水島広子のレビュー一覧
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心がぼろぼろになることについて、衝撃という概念を使って説明されており、参考になる内容だった。ポジティブ思考や前向きに考えることを否定し、マイナスの感情を感じ尽くす、愚痴を言うという思想が新鮮だった。今に集中する、相手の問題と考える等アドラー心理学と重なる内容もあった。
自分は他人の目を気にして「評価される対象」という立場にいたので、これからは自分の目で見て、自分で自分の価値を決める「感じる主体」でありたい。
衝撃を受けて悩んでいるときに、この本を読んだが、 本書の言う通り衝撃によって人生を支配されたように感じた 。 前向きに考えようとしたり、気持ちを切り替えたりしようと思っていたが 、今のマイ -
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本当の自信は成果(DO)ではなく、あり方(Be)であるという切り口から、あり方の自信の大切を説明する。
・自信がない人
→成果だけでなく、自分の価値も低いと感じる。
他人の評価や意見を気にする。
人に評価してもらって始めて自分の存在を感じられる。
自分の気持ちを押さえる=自分の気持ちが分からなくなる。
【成果の自信(DO)】
状況次第で簡単に折れる 。(他人の評価は相対的なものだから。)
人からの承認を必要とする。
「~べき」や 「自己イメージを上げる」悔しさ(相手を見返す)はDOの自信。
自分はダメだと自虐的に追い込む=今に集中できていない。
【あり方(Be)の自信】=自己肯定感。今 -
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ネタバレサクサク読めるので甘く見ていたが、結構いいこと書いている。仕事に活かせそう。
今に大切するマインドフルネスがデイケアなどで提供される理由もわかった。
せっかくなので、わたしのありたい姿も残しておく。
・わたしは、強いではなく柔らかい心でありたい
・わたしは、人の願いに寄り添い、変化を喜べる人でありたい
・わたしは、自分自身も知らないことを学び、変わりたいと思うことを忘れないでいたい
☆DOの自信
成果による自信は状況に左右される。評価によっても左右されるが、そもそも評価自体が評価者によっても変わるような不安定なもの。
☆BEの自信
自分のあり方や姿勢(〇〇でありたい、〜したい)に対 -
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THE感情の女なので、感情に振り回されがちだけど、感情も用法容量守って適切に活用しよう!って思えた 結局感情はありのままそのまんま素直にぜ〜んぶ感じきれば良いんだ〜て感じだし、人は人、俺は俺、相手の領域と自分の領域をしっかり大切にすれば良!職場でも不法侵入してくんなや!ってよく腹立つけど、「あなたはそう思うんだ、へえ、了解。」って今後もやろ〜っと。
〜まとめ〜
感情は自分を守るために働くもの!本来の目的で活用しよう!
怒り:困っている
不安:安全が確保されていない
不機嫌:今は本来の自分ではない
悲しみ:何かを失った
悔しさ:あったかもしれない可能性を失った、自分の尊厳が傷つけられた
寂しさ -
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●相手は単に脅威と感じるから攻撃してくるのだ
原則:攻撃してくる人は困っている人。攻撃を攻撃ととらえれば傷つくだけ。攻撃してくる人は衝撃を受けた被害者と見れば余裕が生まれる。
・脅威1:相手の敷地に踏み込んでいる。詮索や干渉。媚びも相手の反応のコントロールで不愉快。
・媚び2:責められていると感じる。
・媚び3:相手が大切なものを踏みつけている
・媚び4:相手が我慢していることをしでかしてる
●被害者の座を降りる=自分を大切にしているから自信が取り戻せる。そういう人は攻撃されない。
被害者役を引き受けてずっとそこにとどまると、自分を傷つけていることになる。
自信とは付けるものでも、育てるもの -
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自己肯定感を「自分」を見つめて高めていくのではなく、「他人」の見方を変えることによって高めていこうという本。
よく見る自己肯定感を上げる本などでは、ワークがあったり過去の自分と向き合ったりする方法が登場するが、エネルギーを使うし1人で落ち着ける時間が必要だし...ということであまり実行できずにいた。
しかし、この方法では日常生活の中で関わる人々を見ながら、捉え方を変えていくため、特別に時間を設ける必要もなく、継続的に実行できる。
他人の評価をしないことで、自分の評価をしなくなっていき、自己肯定感が高まる。理論的だと思う。
ただ、相手も相当自己肯定感低いだろうことから私を攻撃してくる人がいる -
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居場所がないと感じたときに誰かに与えられる受け身の姿勢ではなく、心の安らぎを得ることを目的とすること。そして、自分自身が居場所を他者に与えられる存在になる。という視点は最近の自分の考えに近く、参考になった。
クラスや職員室に居場所がないと感じたり、今の学校は〜でダメという意見をよくSNSで見かけたりする。
そんな人たちは自分自身も批判している組織の一員であることを自覚した方がいい。
自分もその組織の一員であるという当事者意識をもち、
「じゃあどうすれば居心地がよいと感じるのか?」
という問いをもって行動につなげる。
自戒もこめて、自らが居心地の良い環境をつくることができる実践者でありたい。 -
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自己肯定感が低いと自分の正しさを相手に押しつける
無条件のリスペクトが自己肯定感を高めるカギになる
無条件のリスペクトとは○○だから尊敬しているではなく、相手の存在自体をリスペクトするという事
誰もが与えられた事情や条件の中で生きている
またその中で前進しようと頑張っているのが人間である
頑張っている存在自体をリスペクトする
リスペクトが通用しなさそうな人ほどリスペクトを必要としており、心を閉ざしている人ほど受け入れられたいと思っている
ダメだと思う自分自身にも事情や条件がある
その中で生きている自分を受け入れてありのままを認める
自己肯定感を高めると○○すべきから○○したいに感覚が変わり