水島広子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
居場所がないと感じたときに誰かに与えられる受け身の姿勢ではなく、心の安らぎを得ることを目的とすること。そして、自分自身が居場所を他者に与えられる存在になる。という視点は最近の自分の考えに近く、参考になった。
クラスや職員室に居場所がないと感じたり、今の学校は〜でダメという意見をよくSNSで見かけたりする。
そんな人たちは自分自身も批判している組織の一員であることを自覚した方がいい。
自分もその組織の一員であるという当事者意識をもち、
「じゃあどうすれば居心地がよいと感じるのか?」
という問いをもって行動につなげる。
自戒もこめて、自らが居心地の良い環境をつくることができる実践者でありたい。 -
Posted by ブクログ
自己肯定感が低いと自分の正しさを相手に押しつける
無条件のリスペクトが自己肯定感を高めるカギになる
無条件のリスペクトとは○○だから尊敬しているではなく、相手の存在自体をリスペクトするという事
誰もが与えられた事情や条件の中で生きている
またその中で前進しようと頑張っているのが人間である
頑張っている存在自体をリスペクトする
リスペクトが通用しなさそうな人ほどリスペクトを必要としており、心を閉ざしている人ほど受け入れられたいと思っている
ダメだと思う自分自身にも事情や条件がある
その中で生きている自分を受け入れてありのままを認める
自己肯定感を高めると○○すべきから○○したいに感覚が変わり -
Posted by ブクログ
自信にはDOの自信とBEの自信の種類ある。
DOの自信とは、成果のようなものであり、何かができたから自信があるというもの。
BEの自信は、自分のあり方の自信であり、自分への感じ方がよいことの自信。こうあるべきではなく、こうしたいというもの。こうありたいというものなので、仕事は誠実に頑張りたい。心をこめて日々の暮らしを送りたいなど、ありたい自分、姿勢のこと。
ありたい自分を決め、それを愛おしく思う。結果は二の次。
自分の評価を気にしていたら、まな板の鯉状態。まさにDOの成果を気にしている状態。そうではなく、その状態を自分から心から楽しんでいるかという心のあり方に注意する。自分はどう思われるかと -
Posted by ブクログ
「今はこれでよい」
の上に進歩を重ね、
それでもまた
「今はこれでよい」という
杭を打っていくことによって、
状況に左右されない、
しっかりした自信の土台が
できていきます。
(水島広子/精神科医・医学博士
『「本当の自信」を手に入れる9つのステップ』より)
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「もっとこうなりたい!」
という想いは
成長につながるけれど
「今のままではダメだ」
という思いからの行動だと
いつまでも自分を認められない
今の自分にできていないことは
いろんな事情があって
できていないこと
「自分がダメ」だからじゃない
「今はこれでいい」
すべてを受け入れた上に
積み重ねていきたい
「 -
Posted by ブクログ
自分の親に対して、ずっとモヤモヤしていました。
年をとるにつれて、そのモヤモヤは大きくなる一方でした。
自分の親が毒親かどうかは別にして、この本を読んで自分の父も母もASDタイプじゃないかと思い当たりました。
父も母も真面目すぎるくらい真面目な人たちで、僕は虐待は受けていませんが、一方で親から褒められたり、認められたと感じた記憶はありません。
母は言うことがその時でコロコロと変わり、いつも極端に僕から異性を遠ざけようとしていました。
父は交友関係と呼べるものはほとんどなく、「恥」となることを極端に嫌うため、人の力を借りることを自分にも子供にも認めませんでした。
まさか自分の親が発達障害 -
Posted by ブクログ
簡単にまとめると「まず周りの人に決めつけをしたり評価を下したりせずにあるがままの状態を受け入れ、リスペクトしましょう。そうすれば自然と自分のことも好きになれます」という内容の本。
言ってる内容は良さそうな気はしているが、本当にこれでうまくいくのか、しばらくの間検証してみようと思う。
(9/29追記)
本の内容を意識してみながら一ヶ月ほど過ごしたが、確かに以前と比べて周囲にイライラすることが減ったように思う。ただ、やはりそのリスペクトを自分に向けるのは難しい。時間が必要なのかもしれないし、心がけを変えてみた方が良いのかもしれない。
('19 6/20追記)
この本を読んでから1年