あらすじ
怒りは「不愉快なズレがある」というサイン、不安は「安全ではない」というサイン、悔しさは「あったかもしれない可能性」を失ったサイン、そして、「自分の尊厳」を傷つけられたサインでもある……すべての感情には意味がある!対人関係療法の第一人者が怒り、不安、不機嫌、悲しみ、悔しさ、寂しさ、罪悪感等7つの感情の「カラクリ」と「取り扱い方」を丁寧に解説。精神医学の見地から解き明かされた心と気持ちのカラクリを知って、もう感情に振り回されない!【著者紹介】水島広子。精神科医。対人関係療法専門クリニック院長。アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン(AHJ)代表。「対人関係療法」の日本における第一人者。2000年6月~2005年8月、衆議院議員として児童虐待防止法の抜本的改正をはじめ、数々の法案の修正に力を尽くし実現させた。『「怒り」がスーッと消える本』(大和出版)『女子の人間関係』(サンクチュアリ出版)等著書多数。
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Posted by ブクログ
水島広子さんの著書は久しぶりです。
こちらは読魔虫さんの本棚にあったので読んでみました。
身体感覚が危険を知らせるが、感情にも何かを知らせる機能があるということで、いろんな感情を章ごとに独立して紹介されている。感情の「役割」と「基本」を押さえて上手にどう「活用」したらよいのか取説のように指南書としてどこから読んでもよい感じ。
親友ノートに状況、相手の言葉、自分の気持ち、親友ならなんていうかという記載をしたり、自動翻訳機の活用も自分と相手を置き換えて客観的な視点になれそう。
「不機嫌なのは意識が今にないから、過去の何かを引きづっている状態、現在に頭を切り替える」ということを試してみよう。
「不機嫌な人には相手の領域を尊重する」という対応は実践できそう。
「罪悪感の自動翻訳機で、相手にどんな影響があるか、どんな気持ちか、相手を主役にして行う」というのも役立ちそう。
ポジティブ思考にとらわれない、自分のありのままの感情とどう取り組むか、直視して対処した方がその感情を手放せるとのこと。怖れずにやってみよう。
Posted by ブクログ
怒るとか悲しいとか一言で終わらせてモヤモヤとしていたけど、この本を読んで、怒ることの必要性や取扱方が書かれてて「なるほどな!」と自分と会話することができた。
反対に困った感情に振り回されている人にどう接したらいいのか、どのような心もちでいたらいいのかも書かれていて勉強になった。
Posted by ブクログ
THE感情の女なので、感情に振り回されがちだけど、感情も用法容量守って適切に活用しよう!って思えた 結局感情はありのままそのまんま素直にぜ〜んぶ感じきれば良いんだ〜て感じだし、人は人、俺は俺、相手の領域と自分の領域をしっかり大切にすれば良!職場でも不法侵入してくんなや!ってよく腹立つけど、「あなたはそう思うんだ、へえ、了解。」って今後もやろ〜っと。
〜まとめ〜
感情は自分を守るために働くもの!本来の目的で活用しよう!
怒り:困っている
不安:安全が確保されていない
不機嫌:今は本来の自分ではない
悲しみ:何かを失った
悔しさ:あったかもしれない可能性を失った、自分の尊厳が傷つけられた
寂しさ:つながりが途絶えている
罪悪感:相手を思いやれていない
Posted by ブクログ
部下を持つようになり、イライラ気味な自分。
このままではマズイと思いこの手の本を読んでます。
自分にとってはこのような本を読む事で心を落ち着かせる事ができます。
この本の中では、感情の持つ意味が書かれていて、結構納得。こんな風に考えられたら、イライラは減りそう。
そして親友ノートと表現している、自分の心の見える化
最後に相手を思いやる事
常に心を落ち着かせていればいいんだなと安心出来ました
Posted by ブクログ
診療内科の医師から勧められて読みました。
認知の歪みや感情に気づく上で、どう消化するのかという点で参考になりました。最近瞑想を始めているので、気づきの瞑想と組み合わせてみると良いような気がしています。例えば怒りを捉えたら何に困っているのかについても気づくとか、避けて通れない不安だとか、気づきを深めることもできるんじゃないかと思います。迷走してしまうのかもしれないが。
Posted by ブクログ
自分の感情に向き合う取っ掛かりになる本。向き合い方を知ることのできる本です。
「困った感情」を悪とせず、どうやって付き合っていくかという視点が自分に合っていました。
困ったときにまた読み返そうかと思います。
Posted by ブクログ
なるほどと思うことも多かったんだけど、字と情報量が多くてあまり頭に残らなかった。
とりあえず怒っているのは困っているということ。というのだけ覚えておこう。
Posted by ブクログ
怒り、不安、悲しさ、悔しさ、不機嫌などの困った感情の裏側にある自分の心の本当の状態を知ることができた。どの感情にも理由があり、怒りや不安はその代替として表面に出てきているに過ぎない。大切なのは、その理由を自覚し、正しく受け止めてあげることだとわかり、少し気持ちが楽になった。
Posted by ブクログ
感情の役割をある程度決めておくことなのかな。
悔しさが2種類ある、は言われてみればその通り。あったかもしれない可能性を失った感覚と、自分の尊厳を傷つけられた感覚と。
比較が自分の尊厳を傷つけるものというのもそのとおり。