あらすじ
なぜ、「やりたいことがわからない」のか? なぜ、「人づき合いが苦手」なのか? なぜ、「ボロボロになるまで働いて」しまうのか? なぜ、「自分らしく生きられない」のか? その理由は「自己肯定感」にあります。――対人関係療法の第一人者が語る、全く新しい「自信の育て方」。【著者紹介】水島広子。精神科医。「対人関係療法」の日本における第一人者。2000年6月~2005年8月、衆議院議員として児童虐待防止法の抜本的改正をはじめ、数々の法案の修正に力を尽くし実現させた。『「怒り」がスーッと消える本』(大和出版)『女子の人間関係』(サンクチュアリ出版)等著書多数。
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Posted by ブクログ
自己肯定感が高い、低い
どっちも嫌な意味に使われそうなこの言葉だと思っていて、めんどくさいなと思う
筆者が書いている自己肯定感についての文章は、すっと入ってきて、今まで誤解していたような部分も解きほぐされたような気がした
特に条件付きの尊敬の話が印象的で、人を条件付きで尊敬する人は自分のことも条件付きでしか評価できなくなるというのはその通りだと思った
決めつけを持たずにありのままを受け止めるように話を聞けるようになりたいと思った
Posted by ブクログ
自己肯定感を高めるには自分の好きな部分を見つけるということではなく、決めつけを無くし、ありのままの自分と他人を受け入れ、リスペクトすることだったのですね。
そのために自分にできることは、「相手・自分がそう思うのは相手・自分の事情がある」という考えを持つことや「相手の言動に対する善し悪しの評価を手放す」こと、「相手の領域に侵入しないこと」。
自己肯定感を高めるために実践していきたいです。
Posted by ブクログ
子供の保育園にある大人向け図書シリーズ。
今回のテーマは自己肯定感。自分を好きになるとか自信をもつとかそう言った印象が強い「自己肯定感」だが、そうすることはかなり難しい。本書では、相対的に手軽に取り組める「リスペクト」を推薦している。要するに、他者を、世界を、「ありのまま」に受け入れて尊重すること。自分の価値観をおしつけて、こうあるべきという思いを捨てる。
見かけのつながり、というのは興味深い言葉だった。SNS時代にたくさんのフォロワーやいいねを求める我々は、数という形だけのつながりに囚われがち。心のつながりってのは数では表されない。
あと、自分と他人の領域を区別して、自分の領域内で話すということ、これ仕事でも大事。Uことばではなく、Iことば、「私はこう思う」ってだけでその思惟を相手に強要するもんでは無い。
Posted by ブクログ
無条件のリスペクト、ハッとさせられました。
自己肯定感が低いことで悩んでいた時に(いまも完璧に克服とはいえないですが)購入しました。
わたしは何かしら理由をつけて、他人を評価していたのだと気付かされました。
例えば仕事ができない人のことをなんでできないんだろう?とイライラするのではなく、何か出来ない理由があるのかもしれない、と想像する。すると不思議なものでイライラする気持ちが少し減ります。そうすると自分が少し優しくなれたような気がして心が軽くなる。
すると自己肯定感が少し高まるのです。
これまで自分のいい所を見つけることが自己肯定感を上げることだと思い込んでいたので目から鱗でした。
Posted by ブクログ
本書を通して著者はたった一つのシンプルなこと、すなわち相手をリスペクトすることで自己肯定感も高まるということを伝えてくれているだけだと感じたが、いろいろな角度から繰り返し伝えてくれるので、徐々に理解が進んだ。
リスペクトとは相手を尊重すること、評価したり決めつけたりせず、相手の事情を聞いて納得すること。とはいえ勿論、悪いことを認めるということではない。
Posted by ブクログ
自己肯定感を高めるためには、自分の好きなところを見つけるではなくて、
他人をリスペクトする、
考えても見なった内容なので驚いた。
しかもリスペクト=条件なしのリスペクト。
ありのままをリスペクト。
相手の領域に踏み込まず。
なかなか難しそだけど、
実践してみようと思う。
Posted by ブクログ
以前から自分の自己肯定感の低さが気になり、その高め方を調べていたが、他人に対する見方から変えてみるという方法が斬新だった。
確かに、今までの自分を振り返ってみると、相手の領域に踏み込んで勝手に決めつけて喧嘩に発展することも多く、改めて自己肯定感の低さを実感した。
たまに領域を守れているときもあったが、そのときは穏やかな気持ちになれていたことを思い出した。
固定観念が諸悪の根源だったということを知ることができたので、今後は「べき」に囚われず、ありのままを客観的に見るように意識していきたい。
Posted by ブクログ
相手の事情は相手にしかわからないのだから、相手が不遜な態度をとったとしても、何かしらの事情があるのだろうと受け止める。そして、無条件で相手をリスペクトすることで自己肯定感を高めていく。
上記のような考え方は、自己肯定感を高めるには自分を認めなければいけないという固定観念があった自分にとって、目から鱗だった。
他にも下記のように参考になることがいくつかあった。
相手の領域と自分の領域を区別するという意味で、相手が何か愚痴ってきたときは「大変だったね」ということで、相手の領域に踏み込まないようにする。
形のつながり(一緒に行動する、個人的なことを打ち明ける)を重視して、「心を開け」と相手に求めるのは暴力なので、お互いの領域を尊重しよう。なぜなら、「本当のつながり」とは、お互いにリスペクトし合える関係、と考えれば、相手の「条件」がよくわからなくても、相手を支えることができます。
Posted by ブクログ
自己肯定感の高い人、低い人の違い。人とのやりとりでの違和感や自分のクセがわかって面白かった。リスペクトのやり方も丁寧に書いてあってよかった。試してみよう。
・あの人の現状には、いろいろな事情があるんだろうな。
・自己肯定感が高まると、自分の「〇〇したい」を大切にできるようになる
・「〇〇したい」に基づいて行動すると達成感が得られるので、ますます自己肯定感が高まる、と言う好循環に入ることができる
Posted by ブクログ
自分を好きになろうとしても、周りに対してイライラや不信感を持ってしまう自分にガッカリする日々、、
この本は自己肯定感を持つカギは、周りへのリスペクトと置いています。
周りに優しくすることで、自分にもやさしくできる。
ようやく、自分のほしい答えが見つかった気がします。
自己肯定感を持つ世界は、想像以上にあったかい!
運命の一冊です。
特に人好き、周りに優しくしたいタイプの方はすんなり腹落ちし、実行しやすいかも。
Posted by ブクログ
自己肯定感について知りたかったので、読んでみた。
自己肯定感が低いと生きにくい。高めるには自分の好きなところを探すのではなく、他人に対する見方を変える。
他人の言動なんて思い通りにならないし、納得のいかないことも多い。そこで腹を立てたりストレスと溜めるよりも、人には事情があるんだなと考えるのがよい、とのこと。わかるけど、事情があるとも思えない、何も考えていない人も多いと思うので、それを受け入れるのは難しい。
他人には関心がないので、基本的にはどうでもいいのだけど、関わらざるを得ない人にはやはりストレスを感じてしまう。
人はみんな一生懸命生きていて、いろんな人のおかげで暮らせているということを思い出すようにしよう。
深い「自己肯定感」の定対策
よく言われる「自己肯定感」は、「自分を好きになる」「自分の良いとこ探し」みたいな、現実には持続不可能な話が多い中、
本著者の定義は現実的で、かつ、その高め方もとても実践的。役に立つ。
Posted by ブクログ
リスペクトを社内で推進するにあたり、そういえばリスペクトってなんだ?という疑問からネットを漁りたどり着いた一冊。
とてもわかりやすい言葉、表現、事例で綴られており、身近な事象に落とし込んで考えやすかった。
ちょっとした考え方の癖づけであったりコミュニケーションする際の意識するポイントなど改めて気付かされたことが多かった。
自己肯定感を高めることに結果つながるということも一冊読み終えれば納得感があった。
良書。
Posted by ブクログ
端的に言えば誰かの救いになる本だと思いました。
自己肯定感を保つことの重要性、保つためのマインドセットを書いてくださっています。これ通りにできるかはさておき、落ち込んだ時などに読むのにはとても良い気がしますし、読み返しやすい気がします。
個人的にはあくまでも相手の感想と捉える、が最も印象に残りました。
Posted by ブクログ
水島広子さんの書籍が読みやすく気になったものを読み漁っている最中での一冊。
自己肯定感といえば自分を大切にするというのがよく言われているけれど、この本は「他人をリスペクト」することが書かれている。
「なんでそんなことしなあかんねん」と心のなかでつっこみながら読み進め、評価せずに相手をありのままにリスペクトすることが、自分に対しても同じようにリスペクトに値する。ちゃんと腑に落ちる内容で、どれだけ自分が他人に対して決めつけて生きてきたかハッとさせられる本だった。
Posted by ブクログ
日々の様々な人間関係の中で、傷付くことや、イラっとすることもある。そんな時に、「この人が今こうなっているのにも事情がある。いろんな事情がある中で頑張ってるんだなぁ。」と思えることで、心が軽くなるのだと、節々に書いてある。こうやって相手を尊重することで優しい気持ちになり、自分も元気になる。それが、結果として自己肯定感の向上に繋がるらしい。これから、この思考でやってみようと思う。
Posted by ブクログ
これまで決して自己肯定感は低くないと思っていたが、該当する例として「他人の言動に腹が立つ」という記載にドキッとした。
最近、特に感じる場面が増えていたからだ。
思い返してみると、転職と引越しのタイミングが重なり、どちらも自分のコントロールを超えた要因によって変更が多数発生し、対応に振り回されている。
未知への対応や、変化に対する不安から、つい攻撃的になってしまっており、他者に対して不寛容になっていることに気付かされた。
今の自分の思考には、
「自分だったらこう行動するから相手も同様にしてくれるだろう」という期待や、
「きっとあの人はまたこういうコトをするに違いない」といった決めつけがベースにある。
そんな自らが招いている苦しみから解放されるには、「相手をリスペクトする姿勢を持つ」ことが重要であると本書では説かれていた。
この”リスペクト”とは、評価や条件をつけずにありのままに受け入れるということ。
そうすることで「人にはそれぞれ事情があり、不適切に思える言動は要因があって引き起こされている」という見方ができるようになる。
それは決して、相手の言動(内容)を肯定するのではなく、あくまでありのまま受け入れるのが大切である。
事情があるからといって、その結果をすべて引き受ける必要もない。
しかし、考え方を変えることによって、そこから受けるストレスは大幅に低減する。
対処が必要なことは適切に対処しつつ、心の毒素をさっと自分から出すことで、自分を大切にできているという感覚(=自己肯定感)を持つことができる。
これまでの自己肯定感に対する考え方を、ガラリと変えられた一冊だった。
Posted by ブクログ
相手をリスペクトすることで自己肯定感をあげることが出来る。相手のことをありのままを受け入れると、ひとの尊さを覚えることができ、自分も含めてリスペクトできるようになる。
リスペクトとは、「相手を尊重して、ありのままを受け入れる」ことである。
ありのままの相手を見つめるためには、「思い込み」や「決めつけ」をなくなさければならない。
「思い込み」や「決めつけ」を無くすためには、Iメッセージで考えて伝える。
Posted by ブクログ
今まで読んだ自己肯定感を上げる本とは、
ちょっと切り口が違ってて、
これならできそうかなって思えた。
決めつけではなけ、相手にも事情があるんだね。
ということに気づくこと。
Posted by ブクログ
自己肯定感を「自分」を見つめて高めていくのではなく、「他人」の見方を変えることによって高めていこうという本。
よく見る自己肯定感を上げる本などでは、ワークがあったり過去の自分と向き合ったりする方法が登場するが、エネルギーを使うし1人で落ち着ける時間が必要だし...ということであまり実行できずにいた。
しかし、この方法では日常生活の中で関わる人々を見ながら、捉え方を変えていくため、特別に時間を設ける必要もなく、継続的に実行できる。
他人の評価をしないことで、自分の評価をしなくなっていき、自己肯定感が高まる。理論的だと思う。
ただ、相手も相当自己肯定感低いだろうことから私を攻撃してくる人がいるため、素直に文章を受け止めることが難しく、あの人にもこれ読んでほしいわ...って思ってしまった。
とりあえず今度彼氏と別れる時にこの本プレゼントする。
Posted by ブクログ
自己肯定感が低いと自分の正しさを相手に押しつける
無条件のリスペクトが自己肯定感を高めるカギになる
無条件のリスペクトとは○○だから尊敬しているではなく、相手の存在自体をリスペクトするという事
誰もが与えられた事情や条件の中で生きている
またその中で前進しようと頑張っているのが人間である
頑張っている存在自体をリスペクトする
リスペクトが通用しなさそうな人ほどリスペクトを必要としており、心を閉ざしている人ほど受け入れられたいと思っている
ダメだと思う自分自身にも事情や条件がある
その中で生きている自分を受け入れてありのままを認める
自己肯定感を高めると○○すべきから○○したいに感覚が変わり、○○したいで動き出すと自己肯定感が高まるサイクルが回る
☆
相手には事情や条件があり、それぞれに頑張って生きてる
その事自体をリスペクトして受け入れる
自分自身も同様に事情や条件がある中で前進している
うまく出来ない事があっても前進しようともがいている自分を受け入れてあげる
〜べきだ。という考えは捨てる
わかりやすく書かれています
身近な例を挙げて、こういったケースの場合はこう対処する、とわかりやすく書かれていて読みやすいです。
ある程度の大人になれば、適度な距離を持ちつつやっていることなので、自己肯定感を高めるというよりは、人との関係性の在り方についての内容という感じです。
ただつきつめれば、自分を認めるということは、他人を認めるということと同じなんだろうなと思いました。
個人的には、もっと深い部分で自分を肯定できない人向けというより、ちょっと人間関係がうまくいかない人向けかなと思いました。
Posted by ブクログ
他人を妬むこと 他人に怒りを覚えること 自己肯定感が低いから
自己肯定感とは積極的受動 無理に褒めたり、許したりする能動ではない
褒める、許すは評価。プラスにもマイナスにも評価しない、ありのままを受け入れるだけ
相手には事情がある こちらには伝わらないだけ
承認欲求も能動的 ただ自分や他人を受け入れることできれば 怒る必要ない 妬無必要ない 嘘をつく必要ない 大きく見せる必要ない
相手を無条件に敬い応援するだけ 見返りや反応は相手の問題 コントロールできないこと受け入れる アドラーの課題の分離
Posted by ブクログ
ありのままを受け入れることで自己肯定感を高めるということを主軸に、様々な事例を紹介している。自分と相手の領域を意識して話すという部分は今の自分に出来ておらず、今後は出来るようになりたいと思える部分だった。
ただ、他人をリスペクトするという手法は日常生活で他人と関わる機会が減ってきている現在、実践しにくいと思った。究極的には町行く人や環境もリスペクト出来るとは書かれておりましたが、まだその域には到達しておりませんので…
Posted by ブクログ
要約すると、他を無条件に受け止めると自分も解放される。その例がたくさん記載されているが、何度か読んでみてもなかなか理解し難い。自己肯定感を高めるにはまだ時間がかかりそうだ。
Posted by ブクログ
●他人をリスペクトすることからスタートすると、自然と自分をリスペクトできるようになる。なぜなら人は自己認識より他人についての認識を変える方が簡単だから。
●他人をリスペクトすると、寛大で温かな空気を自分も吸うことになる。
●周りへの対応が自分に返ってくる。
同じ雑草を抜くのも、邪魔だと思って力任せに抜くのと、ごめんね、都合で抜かせてもらうねと優しく抜くののでは、自分についての感じが明らかに変わる。優しく温かい存在を実感する。どちらが自己肯定感を高めるか考えてみる。自分の優しさを感じながら他人に接する。
●決めつけを手放す。評価しない。
共鳴ではなく、共存する。ありのままを受け止める。みんなそれぞれ動かせない事情がある中で頑張っているなと思える。
●自分の嫌いなところに目を向け、それだけのハンディを背負いながらよく頑張って生きてきたねと言ってあげる。ダメな自分ではなく、大変だったねと言ってあげる。
●形ではなく、心のつながりを大切にする。安全な環境=自分に評価を下されない場所。決めつけられない場所、は自分で作れる。
●「べき」ではない方へ。
Posted by ブクログ
「自分のことを好きになる」ではなく
「相手の見方を変える」とのこと。
嫌なことを言ってきたり押し付けてくる人に対し
相手に対して「この人には事情があるんだな」と思えるようになれば優しくなれる。
人に優しくなれれば自分にも優しくなれる。
自己肯定感が高まる。
神さま仏さまじゃないんだから無理じゃんって最初に疑問に思った。
読み進めていくうちになるほどと納得できることもあった。
・○○すべきを手放す
・他人に評価を下さない、押し付けない
「あの人は○○できない。直すべきだ」
と決めつけたり押し付けたりしない。
「あの人はできないなりに頑張っている」
と思うこと。
自分自身にもそう思うこと。
自分自身の嫌いなところに目を向けて、
「できない中でも他の人と同じように生きてきた。」と自分を認めてあげる。
裏であの人は頑張っている、できない中でも私は頑張ってる、と認めることができれば人にも自分にも優しくなれる。
「あの人には事情がある」って思えれば優しくなれる、そういう事かと分かった。