水島広子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
▫️心に残った一文
「自分がどう思われるか、ではなく、自分はどう思うか、他人がどう思うか」
自分に意識が行くと不安になる。自分はどう思うのか、他人がどう感じるのかを考えることが、暖かいコミュニケーションである。自分は自分に意識が向きがちでネガティブな気持ちになっていたのだなとハッとさせられた1文。
▫️重要部サマリ
・本当の自信とは、自分という存在に対する無条件の肯定感。
・beの自信とは、「あり方」を大切にし、よりどころにしている自分に対する言葉にならない、そこはかとない肯定感、安心感
└「まあ自分はこれでいいだろう」「自分ならなんとかなるだろうという感覚
└「自分はこうありたい」 -
ネタバレ 購入済み
とてもためになった。
本田健さんのオススメの中の一冊で、気になったので読んだ。非常に今の自分にピッタリの内容。思春期の女の子達のヒソヒソ、いじめを受けたり、親の躾の厳しかった私は常に他人の評価を気にし、顔色を伺って、ビクビクしていることがほとんどだったが、この本は自信のメカニズムが解説されており、正常な時の安心感、自分から湧き出る温かい感じを取り戻す練習が出来るようになった。
非常に損をしてきたなって感じです。 -
購入済み
「毒親」関連の書籍では一番
様々な毒親関連の書籍を読みましたが、これが一番精神的に楽になれました。
著者には感謝しています。
子供がASPと診断され、毒親認定している母親が同じだなと感じていたので、スムーズに理解がすすみました。
特別親子関係が改善される等ではないですが、非常に辛い心理状態でしたので、読んで癒やされた気がしました。
滅多にレビューは書かないですが(面倒なので)、とても良かったので書いておきます。
毒親の行動を(どうして?)と悩み続けている人にはとてもお勧めです。 -
購入済み
「今はこれが精一杯なのだから、
それでいい」と自分に言い聞かせる練習を続けていたら・・・
どうなったか、細川貂々さんのあとがきで読めます。
その練習は、“最初はホントに辛かった”そうです(http://hirokom.org/blog/2017/06/21/)。
そこを、“水島先生の顔や言葉を思い出しながら”自分に言い聞かせ続けた(続けられた)、ということが大きなポイントかと思われます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ■要約
怒りを「消す」のではなく、「消える」
まずは怒っている自分に優しくする
怒っている時間は、自分の人生が損なわれていく
他人を変えようとするのは不毛
「あなたは〇〇」ではなく、「私が〇〇」と伝える
「へーそう思うんだ」と返す
怒りが出た時は「何かを学べる機会」だと考える
とっさに腹が立つのは、予定狂い
「自分はちゃんとやっているのに」という怒り
我慢してるからムカつく。自分も好き勝手にやる
「してほしいこと」をちゃんと伝える
相手をうまくやっていく必要はない
「要求」ではなく「依頼」する
人を怒らせることはできない、怒るのはその「判断」をしたから
自分が怒っているとしたら、それは自 -
Posted by ブクログ
「忙しい病」不安や焦りでヘトヘトになっている。
「忙しさのメガネ」は、今やらなくてもよいことまで見えてくる。
対策
・『今』に集中する。
・できたことに達成感を持つ。
・先延ばしにしない。
・毎日にメリハリをつける
・状況に合わせて優先度を変える。
・モヤモヤして何も手につかない時、蒸し返すのは「自分が悪いかも」を打ち消そうと必死なとき。自分が「ひどい目に遭った」と認めて自分をいたわる姿勢が必要。
・時間が余ったらではなく、「自分をいたわる時間」予定に組み込む。
・「今、自分の時間を作る」完全に解放される時間
「無駄な時間」が人生を豊かにする。 -
Posted by ブクログ
とても端的に分かりやすく書かれており、心に刺さるフレーズが多かった。
人間は「闘争か逃避」のモードを本能的に持っていて、言葉で攻撃してくるのは単に【困っている】からであって、その発言などに対して意味付けをわざわざする必要はなく、同じ土俵に立つことはない。苦し紛れの言葉が殆どだから。相手を尊重し自分の場所から対応をしよう。イライラしている時はスルーするのが一番。✌︎('ω')✌︎
SNSについては「もしかしたら」「なんでだろう」というネガティヴな妄想が働くため、気持ちの割り切りが必要。確かにそう思う。ついつい「いいね」を気にしてしまう自分がいる。実際のところ真意が分からな -
Posted by ブクログ
トラウマを抱えることで独特の発想や防衛反応があることから、本人と周囲の人との通常の会話にずれが生じていって人間関係が壊れていくさまが手に取るように書かれている。このような視点からトラウマの怖さと困難を鮮やかに書き出している本はほかに類をみないと思う。著者はほかにもトラウマPTSDの本を書かれているが、人間関係の維持の困難さという視点ではこの本が一番秀逸だと思う。
トラウマといえば覚醒亢進症状などに目が行きがちだけども、本人の支援という点では、こうしたトラウマ独特の反応(思考の在り方)によって人間関係の維持ができなくなっていくということが本当に怖いことだと思う。