大矢博子のレビュー一覧
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ネタバレ488作品中、私が読んだことがあるのは50数作品でしたが、それで判断するに、彼女が面白いと思った本は私も面白いと思ったものがほとんどなので、多分このガイドは私的にははずれが少ないと思われます。
なので、前のめりにリストに追加。
特に、最近どっぷりハマっている幕末・明治についての作品を紹介した第三部は、私にとっては宝の山。
章のタイトルで紹介すると
『着いてるね、乗ってるね~飛脚と日本鉄道事始め』
『萌え予見~女子がときめく新撰組小説』(なんて秀逸な章タイトル!)
『奥州連合離脱~東北諸藩の戊辰戦争』(とっさに気づかなかったけど、これはイギリスの欧州連合(EU)離脱に引っ掛けていたんですね)
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Posted by ブクログ
ネタバレ昔、まだインターネットがこんなにも普及していなかったころ
パソコン通信なるものがあり
掲示板みたいなものと思って貰えばいいんだけれど
その中のひとつニフティサーブというものを利用していて
主に自転車の会議室にどっぷりはまっていた時期があった
1990年代の後半頃のこと
自転車という大きなくくりの中に、ロードやマウンテンバイクなどと
細分化された括りの会議室があり、地域別の会議室などもあった
パソ通自体もそんなに誰もがやってるものでもなく
ましてや若い娘(27歳〜30歳くらい)はもっと少なく
パソオタ気味のおっさん中心の会議室の面々に
まあ可愛がって貰っていたわけだ
当 -
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闘病リハビリ日記。おそらくこういう立場になってしまった人が読めば役に立つし、励まされる点が多いと思います。だけど「励ます」といってもおためごかしな雰囲気はぜんぜんなくて。そりゃね、介護も大事だけど。何もすべてを犠牲にする必要なんてないんですよね。
そして「なまもの!」読者にとっては面白ーく読めるエッセイです。もちろん、今はかなり元気にされてるってのを知っているからこそ笑って読めるんですけどね。野球ファンではなく鉄道ファンでもない私ですが、はい、充分に面白かったです。これは続編も読みたいぞー(あとがきのオチは「なまもの!」読者には周知ですが。あまりにできすぎなシチュエーションですよ)。
みほろさ -
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まず、装丁がステキです。作品を知っていれば、ますます楽しめる仕掛けで…
そして内容もスゴイです!
教科書というか、とにかくスゴイんです(笑)。
クリスティーの作品を、翻訳されている全出版社のものを読みたくなり…それが無理でも、いくつか読んだ気でいる作品も再読必須…みたいな。
中身を紹介し始めると全部になってしまいそうで、無理…
初心者より、これまでクリスティーを読んだ、ポアロさんのドラマを観た、ミス・マープルのドラマを観た、映画化作品を観た…など、どの切り口からでも触れたことのある方は、ぜひ手に取っていただきたいです。特に翻訳されたものについての考察も良く、翻訳でしか読まない(読めない…)日本 -
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「平岩弓枝」の短篇時代小説集『「御宿かわせみ」ミステリ傑作選』を読みました。
ここのところ時代小説が続いていますね。
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「平岩弓枝」の「御宿かわせみ」は江戸人情だけじゃない、ミステリも侮れない!
物理トリックに心理トリック、フーダニットにホワイダニット……「御宿かわせみ」には、びっくりするほど秀逸なミステリ作品が多い、と書評家「大矢博子」が、トリックを切り口に七作品を厳選。
かわせみシリーズの傑作『矢大臣殺し』は、「アガサ・クリスティ」へのオマージュか?
巻末の著者インタビューに、創作のタネあかし、あり。
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太田忠司さんが20年前から執筆されている藤森涼子シリーズのオムニバス本。
この本を編集された方のコメント(はじめに・解説)のおかげで、藤森さんが私たちと同じ時間を共有し、同じ年を召されていることを知りました。
(主人公が探偵になるまえの20年前には、バブルがはじける前で、冬は毎週末にスキーをしていました。そうです・・・。)
だいぶ以前に読んだ小説のダイジャストでしたので、今回も楽しめるのか、読む前は不安だったのですが、そして(?)、その不安を後押しするかのように読み出すとストーリーも思い出していったのですが、それでも展開にハラハラして、一気に読んでしまいました。
今回初めて藤森シリーズを