李琴峰のレビュー一覧

  • 私の身体を生きる

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    いつも読んでる大好きな作家さんたちの身体にまつわるエッセイ。作家さんたちにも過去や苦しみや葛藤があると知ってしまった。

    「誰かから指弾される前に、違う、お前は違うと「私の中の世間」が言ってくる。」

    ☁️ 世の中には女性であることで苦しんでる人がいないわけないのに、言語化されてしまうと本当にいると見えてしまう、なんて、自分勝手さに嫌になりながら読み進めました。

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    2026年06月02日
  • 生を祝う

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     自由や人権が保障されているのなら、その先の死の自由も尊重されるべきである。

     本作の核と言ってもいい制度「合意出生制度」は、生まれる前の子どもに直接、この世に生まれたいのか、それとも生まれたくないのか問うところから始まる。

     環境や個人の特性などで人の“生きやすさ”は変わる。
     なら、そもそも幸せになるのが難しい人生なら、生まれてこなければいいのではないか?
     わざわざ生まれて、無期懲役に近いこの人生を彷徨わなくても良いのではないか?
     なぜ法の元で“生”は保障されるのに、“死”は必ずしも保障されないのか?
     そんな、一言では片付けられないような問いが本作には詰まっていた。

     ただ、“

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    2026年05月29日
  • 生を祝う

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    「何が正解かはわからない」という表現が何度かあって本当にそうだなぁと思った。
    最後は予想外な終わり方だったけど、その先の未来はよくなるだろうと思えた。

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    2026年05月26日
  • 虹はいまだ旅の途上

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    やっぱり小説以外と出会いがち。テーマを持って旅するのは聖地巡礼的で面白いけれど、それがLGBTQ+となると夜呑みorデモになるの体力的にハードすぎでは? しかし数年後には世界がガラッと変わって貴重な資料になってるかも……。

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    2026年05月26日
  • 生を祝う

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    結局答えは1つではないわけで、どちらが正しいとか間違ってるとかもないし、自分がどう受け止めるか、になると思う。医療者としては、安楽死のこともそう捉えてる。
    でも、将来なり得ない世界観でも無いから、リアルさもあって、(薄いのもあるが)一日で一気に読めてしまった。

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    2026年05月18日
  • 生を祝う

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    今はまだ合意出生制度がない時代だから自分の子供が胎児の時に合意か拒否かどちらの選択をするかわからないけど、出生前にどんな選択をしていても精一杯可愛がって生まれてきてよかったって思えるように育ててあげないといけないと思った。それが合意出生制度がない今の時代の大事な義務かもしれない。

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    2026年04月25日
  • 生を祝う

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    ネタバレ

    設定だけ聞いたら面白そうって思ったの同時に、どうやって?と思ったらある程度母体で育った赤ちゃんに生存難易度(生きやすい人生か数字で表したもの)を伝えて、どうするかと尋ねるものだった。

    せっかく身籠って8.9ヶ月ほど一緒に過ごしたのに、リジェクトされたら堕ろさないといけないってなんてグロくてエグいんだと思って想像しただけで辛くなった。

    長文になりそうだからまたゆっくり書く!!!

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    2026年04月20日
  • 彼岸花が咲く島

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    この話は沖縄と台湾の間の島を想定して書かれた話だろうと思いながら、読み進めるも「芥川賞」受賞作品だよな、と難解さに途中で投げ出したくなる。
    ところが、半分を読んだあたりから、俄然面白くなる。
    漂流した少女がたどり着いた島は、現代の有り様をことごとく否定した上に成り立つ理想郷であった。こんな奇想天外な島の行末を見てみたいと思ってしまう。
    性別に関係なく自由に恋愛をし、妊娠したら産むかどうかは自分で選ぶ。子どもが生まれたら学校に預け島全体で育てる、などなど。また、すべてを率いるのはノロになることのできる女性だけである。

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    2026年04月17日
  • 生を祝う

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     今の私だったら生まれてこない方を選択するけれど、生まれる前に同じ選択をしたかと聞かれると自信がない。
     結局は責任の所在?自己責任論に落ち着こうとしてるのか。
     意思決定の権利や自己決定の権利等、目に見えないけれど私たちが作り出したことで存在するもの。それらをどうやって可視化して責任の所在を明確にするか。
     上手くいかないことを自分のせいにしたくないだけ、自分の選択の責任をとれないだけなのかな。でも生まれてくる時点で持ち合わせてるものは人によるから格差はある。平等はありえない。自分のコントロール下にないものは、責任をとらずに済む逃げ場がほしくなる。

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    2026年04月14日
  • 生を祝う

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    ネタバレ

    産むこと・産まれることの本質について深く考えさせられる作品。当然のことながら、太古の昔から現在に至るまで人間が産まれることについて本人の合意は介在してこなかった。産まれるという言葉が受動態であるように、生の始点はあくまで受け身なのだということを誰かの詩で読んだことを思い出す。好むと好まざるとにかかわらず、まず生まれてしまう。そこには不条理という名の実存主義的苦悩が付き纏う。出生にあたって生の自己決定権を行使することで、人生のオーナーシップを得ることができるという主人公の実感も分からなくはない。
    とはいえ、出生への合意とは何なのだろうか。我々が下すあらゆる決断は、それまでの人生で経験したことによ

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    2026年04月04日
  • 生を祝う

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    ネタバレ

    自分が書いてみたいと思っていたテーマとまったく同じ小説だったので、気になって読んでみた。

    私自身、うまくいかないことがあると、勝手に自分を産んだ親を恨んだりしてしまうこともある。
    でも、「もしかしたら、生まれることを自分で選んだのかもしれない。真実はどうであれ、そう信じてみよう」と思えた。

    今後の生き方が、少し楽になるような気がする。

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    2026年04月02日
  • 生を祝う

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    法律とは!戦後にも問題になった矯正。
    価値観が法律の上に成り立つ事による矛盾
    身につまされて胸が痛くなる。
    一人称で捉えると、どの様な行動を取るのか?
    重いだけの話だけで無く、ホッとする展開も。

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    2026年03月24日
  • 生を祝う

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    生まれてくることを選べる子ども達と、産みたいと思う母親たちの話

    とにかく設定と、それに血肉を通わせる描写力に圧倒された。
    今と数年前でも、子育ての考え方がかなり変わっていることに驚くことがよくある。なので今から数十年後、この話のように根本から「常識」が変わっていてもおかしくないと思えた。

    数十年後、もしもこの話の設定が現実になったとしたら、その時の読後と今の読後の感想は全く違うものになるかもしれない。だとしたら私たちの信念や感情はどれだけあやふやなものの上に成り立っているんだろう。
    そんな不安定な世界で、それでも何かを選択する母親達、お腹の中の子ども達に思いを馳せた。

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    2026年03月23日
  • 生を祝う

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    合意出生制度がある架空の世界を舞台にした小説。ユートピアなのかディストピアなのか…こういう実験的な設定大好きです!
    合意出生制度とは胎児に生まれたいか否かを聞ける技術が出来たことにより、胎児の意志によって産むか産まないかを決定する制度です。
    『人から命を奪う』殺人と同じで、『人に命を押し付ける』出生強制は絶対にしていはいけないこととされていて、刑事罰の対象となります。

    これ実際にあったら親ガチャとかで苦しむ子どもが減るのでは…と最初は思ったのですが、途中からそう簡単な問題でもないよなぁと思うようになってきました。
    妊娠した母親はお腹の中の子供に愛着があって、当然産みたいと思っています。「出生

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    2026年03月22日
  • 生を祝う

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    難しかった
    簡単に面白いやすごく興味深いと
    言えないほど難しい内容だった。
    合意出生制度という
    胎児が自分生まれるか産まれないかを
    判断する世界の話
    胎児の記憶はないからそれは自由意志なのか
    わからないが
    自分の意思で生まれたという真実が
    大切なのかもしれない

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    2026年03月18日
  • 生を祝う

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    技術の進歩によって胎児との簡単な対話が可能になった結果、「合意出生制度」により“合意なき出産”が禁止された世界のお話。
    当事者になったら意見が変わる人間は語り部になってほしくないと思っていることと、もともと“生”にいろいろな修飾をして価値を上下動させる活動には与したくないと思っているので、作品の内容にはそれほど心は動かなかった。
    ただ、生まれたこと自体を否定するような言動が存在するという現実がある以上、生まれたことを礼賛する作品が誕生する必然性、必要性があるのだろうと思った。

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    2026年03月12日
  • 日本語からの祝福、日本語への祝福

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    「一冊の本」に連載中から読んでいたが、単行本にまとまると重みが増した感じだ.台湾人の著者が日本語をマスターしていく過程が詳しく述べられて、実際に現場で使いながらの苦労も赤裸々に表現されていた.日本人として気が付かない点もたくさんあり、中国語の素地が必ずしも役に立たないことも示されていた.「言語というフィルター」で書かれていた事項は、日本人には考え付かない箇所が数多くあり楽しめた.

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    2026年03月09日
  • 生を祝う

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    1時間半くらいで読み終わったくらい、サクサク読める。
    テーマが重いけど、本当にこんな時代が来るかもしれないと思わされた。
    自分だったらどうするだろう。

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    2026年03月01日
  • 生を祝う

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    ずっと気になっていた作品が文庫化されたので衝動買い…!いやあ、おもしろい。テーマ自体は重たいものだけれど、読みやすい文体でサクサク進む。ひとことに「反出生主義」と言っても、ひとりの人生をピックアップして覗き見ると、簡単に主義主張できないなと感じた。

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    2026年02月27日
  • 生を祝う

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    数年後こんな世界が来るかもしれないも思わされるくらいリアル。
    生まれる前に生まれることを選択できる、子供の意思を尊重する世界線。

    私は産んでもらってよかったと思えているからあまり共感はできなかったけど、産まないで欲しかったと思う人もいると思うとこういう世界もあっていいのかなと思える。

    結局生きていればいいことも悪いこともたくさんある訳で、それをいい人生だったと思えるのは自分次第なんだなと。

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    2026年02月26日