李琴峰のレビュー一覧

  • 生を祝う

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    1時間半くらいで読み終わったくらい、サクサク読める。
    テーマが重いけど、本当にこんな時代が来るかもしれないと思わされた。
    自分だったらどうするだろう。

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    2026年03月01日
  • 生を祝う

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    ずっと気になっていた作品が文庫化されたので衝動買い…!いやあ、おもしろい。テーマ自体は重たいものだけれど、読みやすい文体でサクサク進む。ひとことに「反出生主義」と言っても、ひとりの人生をピックアップして覗き見ると、簡単に主義主張できないなと感じた。

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    2026年02月27日
  • 生を祝う

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    2/26

    数年後こんな世界が来るかもしれないも思わされるくらいリアル。
    生まれる前に生まれることを選択できる、子供の意思を尊重する世界線。

    私は産んでもらってよかったと思えているからあまり共感はできなかったけど、産まないで欲しかったと思う人もいると思うとこういう世界もあっていいのかなと思える。

    結局生きていればいいことも悪いこともたくさんある訳で、それをいい人生だったと思えるのは自分次第なんだなと。

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    2026年02月26日
  • 彼岸花が咲く島

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    ネタバレ

    <ニホン>の偉い人たちはもともと「外人」のことを好ましく思わんでね、その流れを利用して、「美しいニッポンを取り戻すための積極的な行動」と称し、「外人」を全て<ニホン>から追い出すことにした。

    ってナチじゃん!って笑い飛ばしたいけど笑えない現在。作家は今の日本をどうみているんだろう。

    その島はユートピアといえる。でもそのユートピアを築き守るためには制限や掟がつくられる。それは結局、誰かの自由を限定することにもつながる。家族は?文化は?
    何が理想郷なのか、正しい答えはないけれど、試しに一回くらい女に任してみてはどうだろうよ。長い人類史の間で一度くらいそんな期間があっても良いでしょう。そこから学

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    2026年02月26日
  • 生を祝う

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    出生前の胎児に出生意思の有無を確認するための技術が開発された世界…
    合意出生制度というものが法律で定められ、合意なき出産は強制出生として罪に問われる。

    この世界では胎児の人権も認められていると謳うことが正論とされているが、生まれてきた新生児にはその記憶はなく、実際それが正しいかどうかは誰も確かめようがない。


    確かに、単に「子供が欲しい」というなんとなく軽い(語弊があるかも)気持ちで妊娠・出産をする方も多いと思うし、出産後に「こんなはずじゃなかった」といった経験をした方も多いだろう。

    しかし、親は子供自身が生まれてくることを望んでいたとわかるとそれが支えになるだろうし、子供自身辛い経験を

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    2026年02月18日
  • 私の身体を生きる

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    テーマが性だからか、かなり赤裸々な内容が多く書き手たちの矜持を感じた。私は親しい友人であっても性に関する話をし合うことがないので、こういった本が存在してくれることそれ自体に感謝したい。
    男性からの目線、恋愛性に対する違和感や自分の体験について書いたものが多い印象で、それはその通りという内容なのだけれど、同時に女性の恋愛・結婚・妊娠出産・育児に対する幸せを語ることってもう許されないのだろうかという疑問も湧く。

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    2026年01月11日
  • 私の身体を生きる

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    面白かった。
    言葉にできなかった違和感が処理されていくようなエッセイたち
    女性として生きるって、嫌なこと理不尽なことあるけど、悪くないよなあと思えました

    痴漢や性被害みたいなことだけでなく
    日常的なコミュニケーションの中で感じる不快さとか違和感とか、そういうのある〜わかる〜みたいなのたくさんあったな
    これは男の人が読んだらどう思うんやろう?

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    2025年12月29日
  • 日本語からの祝福、日本語への祝福

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    こんなにも丁寧に日本語について講義を受けたことはなかった。幼い頃に憧れたことを努力し続けて成し遂げる彼女の生きざまに感動を覚える。

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    2025年11月30日
  • 星月夜

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    外国籍の二人の女性の東京物語。外国人という生きづらさ、宗教やセクシュアリティという葛藤、また他文化に抑圧される故郷への想い、その上に自分の未来への希望や不安を、ひんやりと描く。

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    2025年11月13日
  • 私の身体を生きる

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    いろんな視点、テイストがあって面白かった。『てんでばらばら』がお気に入り。
    しかし性被害者の多さよ。加害者が多すぎるし許されすぎてる。やめてくれマジで。『女であることを喜びながらも、女であることによる気持ちの悪い経験を排除していきたい』。マジそれな。

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    2025年10月28日
  • 私の身体を生きる

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    女性作家の自身の身体にまつわるエッセイ集。特に30,40代の今人気の作家さんたちだけを集めたというのが面白い。自身の身長について書かれている方もいたが、自ずと性にまつわる話が多かった。

    個人的に感動したのは村田沙耶香さんと能町みね子さん。こちらの感想で、女性なのに自慰について書かれている方が多くて引いた、という感想が少なくないのは正直ちょっと残念だなと思った。村田沙耶香さんは幼少期から行っていた自慰について、いやらしいものという周囲との認識の差に未だに慣れない、ということを書かれていたのだが、子供の頃の自分の王国という表現でその感覚について本当に美しい描写をされており、涙が出そうなほど感動し

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    2025年10月20日
  • 肉を脱ぐ

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    肉体を持つことの煩わしさに焦点を当てた話。
    寝ることも食べることも、「肉体に奉仕する」という一括りにまとめるのは斬新だと思った。

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    2025年10月07日
  • 私の身体を生きる

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    ラジオでも話題になっていて手に取る。著者たちの年齢がほぼ年下であるということに気づく。語ることのタブーがいろいろと無くなったけれど、文筆業である以上、読み手を引き付けるプロ意識が見え隠れしていて面白い。

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    2025年09月16日
  • 肉を脱ぐ

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    「肉を脱ぐ」とは何を指すのか。
    主人公の考え方に共感は出来ないものの
    こういう考えを持つ人がこの社会にはいることを覚えておきたいと思った

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    2025年09月14日
  • 独り舞

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    ネタバレ

    文体・構成の工夫と、終盤の崩しが主人公の心情と見事に響き合うデビュー作。

    最近は李琴峰にはまっている。広い意味での少数派からの視点という意味で共感できる部分が多いからかな。
    これで3冊目。どれもテーマが明確である。
    本作品は著者のデビュー作で、セクシャルマイノリティであることの生きづらさがテーマである。簡単に言ってしまえばだが。実体はもっと深い。

    文体と構成に特徴がある。
    主人公は「彼女」と呼び、その他は徹底して固有名で呼ばれる。三人称の文体というわけではない。「彼女」をすべて「私」に置き換えても成立する。この文体は、自身が分裂してもう一人の自分を眺めているような感覚をもたらしているように

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    2025年09月12日
  • 日本語からの祝福、日本語への祝福

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    日本語を愛する台湾生まれの作家さんのエッセイ。日本語を好きになった経緯を述べ、日本語と中国語・台湾語の特色を挙げる。改めて日本語の特色を教えてもらう。母語話者では意識せず気の付かないところに光を当ててくれる。だからこそ、日本語からの祝福、そして日本語への祝福なのだな。

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    2025年09月07日
  • 私の身体を生きる

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    赤裸々に語られる身体についてのエッセイ。
    それぞれに身体の事情を抱えて生きているのだなあ。女性の場合は嫌な目に遭う機会も多くて。

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    2025年09月05日
  • 肉を脱ぐ

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    ネタバレ

    話がおもしろく、文章も読みやすく、テーマが分かりやすいのであっという間に読めた。
    この物語は、「生きるためには肉体を持たねばならない」という避けようもない事実に煩わしさを感じている駆け出しの小説家を描いている。
    著者自身を投影したかのような二人の人物が登場する。一人は主人公で、もう一人は成功した小説家でもある大学時代の同級生である。まるで著者の人格が二つに分裂したようにも思えた。
    ラストシーンは幻か現実か――おそらく幻だと思うが、とにかく凄まじい描写だった。

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    2026年01月09日
  • 私の身体を生きる

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    女性たちによる性のエッセイ集と聞き、女性あるあるやフェミニズム的な問題提起を想像したが予想外だった。
    冒頭の西加奈子はフェミニズムへのお誘いに近いニュアンスを感じたが、続く村田沙耶香で一気に個人の話となる。
    その後も個人的なテーマを書く人が多く女性同士だけど違うのは当然、そもそも理解不能だったりする。
    でも不思議だなと思いながら読む理解不能の中に、少しだけ自分の面影があると仲間を発見したような安心がある。
    私だけの大切な話を自分も整理して書いてみたくなったり、男性バージョンも読んでみたくなった。

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    2025年08月27日
  • 私の身体を生きる

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    出産入院中に読むか〜と購入。
    スカート履くのが嫌で泣いてた自分が出産か〜、、、という気持ちにマッチするエッセイがいくつか。

    自意識についてがテーマなので当然っちゃ当然なんだが、「こういう私、どう?」が何気ない振りして3日目の経血くらい滲んでる文章も結構あったなかで、(そのヤンキーという修飾語いるか?みたいな)藤原麻里奈、すごすぎる。
    女を捨ててるのに"女なのに"のリングの中で評価されることに気持ちよさを感じる、ってところ、こんな素直に自分の欲求捉えられるのすごすぎる。(2回目)
    自分も自分しか見ないような日記ですらすぐ滲ませちゃうので、ああいう文章を書けるようになりたい。

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    2025年08月20日