李琴峰のレビュー一覧

  • 生を祝う

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    読みやすかった。
    生んでくれなんて頼んでないって親に思ったことがあるから、刺さる言葉がたくさんあった。

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    2025年10月21日
  • 私の身体を生きる

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    女性作家の自身の身体にまつわるエッセイ集。特に30,40代の今人気の作家さんたちだけを集めたというのが面白い。自身の身長について書かれている方もいたが、自ずと性にまつわる話が多かった。

    個人的に感動したのは村田沙耶香さんと能町みね子さん。こちらの感想で、女性なのに自慰について書かれている方が多くて引いた、という感想が少なくないのは正直ちょっと残念だなと思った。村田沙耶香さんは幼少期から行っていた自慰について、いやらしいものという周囲との認識の差に未だに慣れない、ということを書かれていたのだが、子供の頃の自分の王国という表現でその感覚について本当に美しい描写をされており、涙が出そうなほど感動し

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    2025年10月20日
  • 私の身体を生きる

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    ラジオでも話題になっていて手に取る。著者たちの年齢がほぼ年下であるということに気づく。語ることのタブーがいろいろと無くなったけれど、文筆業である以上、読み手を引き付けるプロ意識が見え隠れしていて面白い。

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    2025年09月16日
  • 独り舞

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    ネタバレ

    文体・構成の工夫と、終盤の崩しが主人公の心情と見事に響き合うデビュー作。

    最近は李琴峰にはまっている。広い意味での少数派からの視点という意味で共感できる部分が多いからかな。
    これで3冊目。どれもテーマが明確である。
    本作品は著者のデビュー作で、セクシャルマイノリティであることの生きづらさがテーマである。簡単に言ってしまえばだが。実体はもっと深い。

    文体と構成に特徴がある。
    主人公は「彼女」と呼び、その他は徹底して固有名で呼ばれる。三人称の文体というわけではない。「彼女」をすべて「私」に置き換えても成立する。この文体は、自身が分裂してもう一人の自分を眺めているような感覚をもたらしているように

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    2025年09月12日
  • 日本語からの祝福、日本語への祝福

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    日本語を愛する台湾生まれの作家さんのエッセイ。日本語を好きになった経緯を述べ、日本語と中国語・台湾語の特色を挙げる。改めて日本語の特色を教えてもらう。母語話者では意識せず気の付かないところに光を当ててくれる。だからこそ、日本語からの祝福、そして日本語への祝福なのだな。

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    2025年09月07日
  • 私の身体を生きる

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    赤裸々に語られる身体についてのエッセイ。
    それぞれに身体の事情を抱えて生きているのだなあ。女性の場合は嫌な目に遭う機会も多くて。

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    2025年09月05日
  • 生を祝う

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    設定がおもろすぎた。人生で皆一度は産んでくれって頼んでないとか思ったことあると思う。漠然と思っていた事を未来の制度として形にした世界が小説になっていたからありえない話ではないなと思った。設定が面白かっただけに、ストーリーが短いのが残念でもっと重く長いやつだったら良かったなというので星4。
    確かに記憶が無かったとしても自分で選んで生まれてきた世界だったら頑張れることもあるのだろうなと思うし、当事者ではないから言えるのかもしれないけど安楽死ができたり、同性で子供が作れたりする世界はいいなと思った。

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    2025年09月02日
  • 生を祝う

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    未来では、胎児に「生の自己決定権」を与えられているという設定。胎児の判断基準は両親の属性を数値化したもの。親ガチャに外れたら出産を拒める(死を選べる)というもの。
    出産直前に胎児に親の属性を電気信号で伝達し判断させるという。関連する法令やルール設定が秀逸で結構入り込めた。一気に読めえ面白かった。
    本当に近い将来あるような気がした。

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    2025年08月28日
  • 私の身体を生きる

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    女性たちによる性のエッセイ集と聞き、女性あるあるやフェミニズム的な問題提起を想像したが予想外だった。
    冒頭の西加奈子はフェミニズムへのお誘いに近いニュアンスを感じたが、続く村田沙耶香で一気に個人の話となる。
    その後も個人的なテーマを書く人が多く女性同士だけど違うのは当然、そもそも理解不能だったりする。
    でも不思議だなと思いながら読む理解不能の中に、少しだけ自分の面影があると仲間を発見したような安心がある。
    私だけの大切な話を自分も整理して書いてみたくなったり、男性バージョンも読んでみたくなった。

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    2025年08月27日
  • 私の身体を生きる

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    出産入院中に読むか〜と購入。
    スカート履くのが嫌で泣いてた自分が出産か〜、、、という気持ちにマッチするエッセイがいくつか。

    自意識についてがテーマなので当然っちゃ当然なんだが、「こういう私、どう?」が何気ない振りして3日目の経血くらい滲んでる文章も結構あったなかで、(そのヤンキーという修飾語いるか?みたいな)藤原麻里奈、すごすぎる。
    女を捨ててるのに"女なのに"のリングの中で評価されることに気持ちよさを感じる、ってところ、こんな素直に自分の欲求捉えられるのすごすぎる。(2回目)
    自分も自分しか見ないような日記ですらすぐ滲ませちゃうので、ああいう文章を書けるようになりたい。

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    2025年08月20日
  • 私の身体を生きる

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    このくらい、身体とは何かを強く感じ、自分自身の身体を感じる本が私にはひつようだった

    リレー形式ならでは、最後の方、「私の身体を生きる」ってなんやねんって議論が進展していくのが最高だった

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    2025年08月19日
  • 私の身体を生きる

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    ネタバレ

    面白かった…!
    身体について言語化することは難しいと思いながら、言語化欲求もあって、そこをストレートに表現してくれている言葉は、ポジティブなのかネガティブなのかは分からないが震動を伝えてくるようで、ちびちび読み進めました。
    わかる、わかるよ…となるところもあれば、こんな身体感覚を持つ人もいるんだ〜と知るところもあって、何かしらそれが身体にフィードバックされて、終始不思議。

    島本理生「Better late than never」
    …直後よりも、むしろ二、三日目から、不安定さを伴った執着心はピークを迎えて、その最中には激しい恋をしているようにも感じていたが、その後、十日間かけて緩やかに下降した

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    2025年08月04日
  • 生を祝う

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    ネタバレ

    産まれてくる子供の意思を確認しなくてはいけない合意出生制度
    設定が珍しくて、しかも読みやすいので一気読み必須

    主人公は合意出生制度賛成派だったのに、実際に自分の子供に拒否(リジェクト)されて、反対派に変わりかける。自分の信じたいものしか信じられないのって分かる。結果的に堕胎することを決めるけど、揺れ動く感情の変化が痛くて良き。

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    2025年07月27日
  • 私の身体を生きる

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    女性の書き手が綴る、「身体」についてのエッセイたち。

    私がこれまでの人生誰にも言わずに、日記にすら書かずに閉じ込めてきた経験や思想や感情に近しいことが書かれていたりして、私だけじゃなかったのか……!という発見がいくつもあった。

    私みたいに、自分の中に閉じ込めている人も沢山いるであろう内容をこうして書いてくださったことに感謝したい。
    生理や身体の変化のこと、妊娠のこと、性自認のこと、性欲や自慰について、ルッキズム、性癖、尊厳などなど……
    女性の体と30年付き合ってきたからこそ、どれも興味深い内容だった。

    金原ひとみさんの「パリの砂漠〜(略)」を読んだ時にも思ったのだけど、
    金原さんの文章だ

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    2025年07月26日
  • 生を祝う

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    話が面白かった、人にお勧めしたい、という意味ではなく「考えさせられた」という意味で⭐︎4です。

    よくこんな面白い世界を考えつくなぁ、とまず思って

    本を読んでて、私自身2つの意見を行ったり来たり。
    赤ちゃんに「産まれてくる」ことへの意思確認をする、それについて、いいかも、と思ったり、それはおかしい、と思ったり。


    私は、そもそも反対意見だったけど、そう思えるのって、産まれてきたことに感謝してるし、今それなりに幸せだし、
    それに、我が子に対してもちゃんと私のできる範囲で幸せになれるように責任を持って子育てしてるつもり(正しい方法かは別として、母親として日々悩んで頑張ってるという意味で)

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    2025年07月15日
  • 私の身体を生きる

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    様々な作家の性に対する(主に女性)事が書かれている。性といっても色々な主観や体験があって、知らない作家さんの事は調べて知りたくなり、好きな作家さんの事は今まで知らなかった部分を知り深く知れた様な気になった。

    生々しい描写や、親しい人であっても普段はあまり聞かない言わない性の事柄にビックリしたし、何だか安心?した。
    日本では性の話しはあまりオープンじゃないからこそ、この本で色んな人の性の事が知れて嬉しかった。次回作も出たらいいな。

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    2025年06月15日
  • 生を祝う

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    妊娠すると親の一存で”出産“するのではなく、胎児である子ども自身に“この世界に生まれますか?”と問う「合意出生制度」が法制化された日本
    よくドラマや小説などで反抗期の子どもが「産んでほしいってたのんでねーよ!」という叫びを親にぶつけたりするシーンがあるけども
    この世界は親が冷静に「いやいや…君が望んでこの世界に産まれたんだよ」と論破してしまえるんだよな〜

    胎児も外の世界を全く知らない状態で産まれるかどうかの判断をしなくてはいけなくて…親にも子どもにもはっとするほど残酷なシステムだと思った
    どんな制度にも必ず欠陥は存在する、という意味の文が出てきて深く頷いた
    産みたいからあなたを産んだ、という

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    2025年05月29日
  • ポラリスが降り注ぐ夜

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    レズビアンものの小説を読んだことが初めてなので新鮮だった。
    日本国外のレズビアン運動や、新宿二丁目に関する知識がなかったため読んでいて馴染みのない要素が多かった。
    文章としては読みやすく、登場人物の感情の機微も共感できるものだった。

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    2025年05月18日
  • 独り舞

    購入済み

    苦しい、けど面白い。

    当事者として読みました。比較するのも悪いですが、率直に彼岸花よりは読みやすく面白いと思いました。やっぱり他の作家のナンチャッテ同性愛小説とは一線を画している気がします。インターセクショナリティの問題や、生死の揺さぶりなど、著者の問題意識をありありと感じられる小説です。エンタメに昇華されない同性愛者のあるがままの生き方を、描いてくれているように思います。

    #切ない #泣ける

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    2025年04月04日
  • 日本語からの祝福、日本語への祝福

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    言語学・日本語教育学に興味のある方におすすめです。大学入試の国語の問題や、小論文の課題文に引用されてもおかしくないような内容でした。

    著者が小・中学生の頃に、どのように日本語に触れ、学習していったのかという点は、第二言語学習得において参考になります。

    特に印象に残った章は「小さい魚は催眠術をかける」「日本語お上手ですね」です。

    日本語は当たり前にあるもの過ぎて、形がどうだとかいちいち考えたことがありませんでした。しかし、日本語の「文字の形の美しさ」が「日本語への興味のきっかけ」ということで、そのような捉え方があるのだと気付かされました。

    また、「日本語お上手ですね」という言葉の受け止め

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    2025年03月20日