李琴峰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
思ってたんと違った‥
というのがまず第一印象。
タイトルから「生」の話だと思っていた。
それぞれ病気や障害、特性などを抱えながら「私の身体を生きる」というような内容だと思っていたし、そういう内容が読みたかった。
‥それはそれとして、読み進めると
こんなに明け透けに自分の体験や性被害や性癖や生き方を世間に曝け出して大丈夫なのか?と心配になるような内容が多くて驚いた。
そして、みんな色々な事を抱え、考え生きているんだな‥と改めて考えさせられた。
普通に見えるあの人も、幸せそうだと感じるあの人も本当は色々な事情を抱えているのかもしれないと。
「性」に対する考え方・感じ方・捉え方も本当に様々で -
Posted by ブクログ
ネタバレラスト1ページが衝撃的で、文字を追いながらあまりのグロさに無意識に呼吸が止まり身体が硬直していた。身体が邪魔という感覚についてこれまで考えたことがなかったが、主人公は究極まで悩まされていたことが分かる。
キャラクターとしてはパワハラを受けていた新人社員の福島亮太の存在が一番気になった。会社でミスばかり、居場所がなくなり退職を余儀なくされてしまう。しかしそれを逆手に退職までの話をテーマに文学会新人賞をとる。会社でミスばかりしてしまい評価されなくても、個人として脱皮し、逆境を乗り越えて輝ける人は強いと思った。
文章はすごく読みやすく、物語に集中しすぎて電車を数駅乗り過ごしてしまった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ芥川賞の作品って難しい。
帯以外の前情報なしで読み始めて
え?これフィクション、、?だよね??と考えながら読み進めた。
ノンフィクションの文化なのか?と思わされるほど精巧な設定だった。
それにしては奇妙な言葉と文化だなと、半分くらいまでは上述がしっくり来ず、淡々と読み進めてなかなか感情移入や腹落ちがしなかった。
けれど表現力が豊かで情景は安易に浮かんだ。
半分を超えたあたりから漸く物語が見えてきて
性差(珍しく女性に力があるパターン)、
文化の継承(規律を守って伝えていくのか)
同性愛、いろんなテーマが組み込まれていていき、どういった結末を迎えるのか楽しみになる本だった。
きちんと締められて -
Posted by ブクログ
【私たちを隔てているもの、通わせるもの】
著者の李琴美さんが小説を6冊お出しになった後に、まとめられたエッセイ。
彼女は、台湾で生まれ、大学卒業してから初めて日本を訪れたとのこと。
両言語で執筆活動をされていて、翻訳もされていて、
言語に対する高い意識、自らのご経験があり、その点についてもエッセイでは多く触れられていた。
日本語に恋をしたようなもの、と書かれていたが、
強い思いがあって初めて、人は可能性を証明することができるのだと思ったり。
言語は、得意不得意があったりするけれど、
私は英語は話せるものの、母語の日本語お言語力に欠けるので、外国語も、ある程度まで習得できたと -
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ネタバレ淡々と日常の恋愛、悩みを短編という形で小説に書いている同性愛者、他にも用語がたくさんあり覚えきれないが様々な形があることをこの作家から知る。内容は事件や衝撃的なインパクトある話ではないので忘れてしまうけど何故か読みたいと思うのは何が魅力なのか考えた結果、主人公の内奥を覗いているからだと気づく。だからミステリーや刑事物を読みたいとは思わなかったのだ。この歳で読書傾向に気づくとはどんだけ暇つぶしだけのために読んでいたのかがわかる。そして本を読むことは教育にいいのは読んで考えるひとらに当てはまり暇つぶしで読んでいたらためになった、影響を受けたということはいっさいない。
この作家から影響を受けた、読ん -
Posted by ブクログ
生を祝う を書いた李琴峰さんのエッセイ
エッセイを読んだ経験が少ないが、作者さんとおしゃべりしているような感覚
特にマイノリティに関する言及が多く、自分とは異なる視点で世界を見つめているってことに気づく
それは小説を読んで思うこともあるが、それ以上にどんな背景や意図で書いているか、その当時の社会情勢はどのようなものか、作者の過去の遍歴や生き方はどのようなものか
そう言った観点に触れることができるのがエッセイの良さかもしれない。
まだまだエッセイというジャンルを楽しめている気はしないが、いい経験をさせてもらった。
もっと、いろんな人の作品読んでみたいなーって思った。 -
Posted by ブクログ
新宿二丁目にあるレズビアン・バーに立ち寄る女性たちを描く連作短編集。その中にはもちろんレズビアンもいれば、バイセクシュアルも、Aセクシュアルも、トランスジェンダーもいるし、彼女たちの中の多くは当然のように、日本出身者ではない。性的マイノリティの女たちの、最初から国境で分断されることのないつながり、そうした女性たちを受け入れるアジア最大のゲイタウン二丁目の懐の深さを描き出している。
ただ、ひとつひとつの章で登場人物の背景が懇切丁寧に説明されるようなパターンがくりかえされ、ここに集う人々の多様さを伝えることが目的化されすぎているようにも感じた。せっかく小説なのだから、彼女たちの多様さだけでなく複雑 -
購入済み
ノンフィクションっぽい?
すごくリアルで、物語というより、ノンフィクションなんじゃないかと思った。
特に台湾や中国のLGBT事情や社会問題については日本人では漠然としか分かり得ない真実のようなものを感じた。
当事者としてはきっとここが舞台なんじゃないかとか、掲示板でビアンはこういう誘い方するなぁとか共感できる部分が多かったです。
評価低いのは個人的に文章読みにくいなと感じたからです。