斎藤真理子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
韓国文学がいかに社会問題・歴史特に朝鮮戦争の問題と関わっているかが分かる一冊だった…自分があまりにも戦争に対して無知(学校でも特需の部分しか習わなかったことやそのまま勉強もせずにいたこと)が恥ずかしかったけど『今新しい韓国の文学を読む行為は(朝鮮戦争を生き延びて日本に来た人が体現した)受け取り損った何かを掬い取ることにつながらないだろうか』という言葉と『恥があることは恥ずべきではありません。後世に恥を残さない方法を考案するしかない』という言葉にもっと韓国文学読もう、学ぼうって思ったよ。
各章で出てきた本の紹介もあったからたくさん読むよー! -
Posted by ブクログ
ネタバレ抑圧されたタウンの、階級の底辺でもがきながら生きる人々の話。
ひとつの国家が誕生し、それに立ち会った人々の苦悩と、国の外から逃れサハに行き着いた人たち。
そこで生まれた二世、三世にとっては当たり前の世界が、大人になるにつれ、寛容できなくなっていく様子。
サハの住民それぞれの視点で描かれる。
差別、偏見、抑圧の中で生きるサハマンションの人々のリアルが辛い。とてもフィクションとは思えない。どこの世界でも起こり得ることだ。
韓国での社会問題を多数組み込まれて作られた話という事で、作者の現代社会への問題提起を感じた。
全ての人々の話がラストに向けて繋がる訳ではなく、その世界のマンションの住人のエピ