斎藤真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
すべてを知らなくても、知ろうとしなくても、僕らは想像することができるから、見ただけではわからないことも、何かしらの手がかりをもとに、ほんのすこしでも想い描くことができたなら、他人行儀な目の前の光景だって、きっとこの手の中に包み込んでみたくなるような、主体性を持った“僕の世界”になるのだろう。
手ごたえや確信がなくても、たとえば一日中、雨音が止まなくても、いずれ雨雲の端が現れて、何事もなかったかのような空が顔を出すだろう。憂鬱な雨降りの最中にも、空の色を想像してみたら、ほんのすこしでも軽い気持ちがしてきそうな、そんな気にもなるかもしれない。気持ちが変われば、何かがもっと、変わるかもしれない。
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Posted by ブクログ
気が重くなるばかりだった。
ここに書かれていることや気持ちは、日本の女性にも当てはまることが多いと思う。韓国の方が厳しそうではあるけど。
人の目を気にすることは、心を壊す。
でも、気にせざるを得ない社会的圧力がある。
社会で完全な平等はあり得ないから、
まずは自分が不当な側にいる場合はそれをちゃんと認識すること(1番むずいけど)、
そして真面目に考えすぎないこと、
時にはずるく生きる、そうしないとやっていけないと思った。
だけど、それほどまでに強い心は、いったいどれくらいの人が持てるんだろう。
これは女性ばかりの話ではない。
正直、私女だけど、女性で仕事したくない人は、この小説のような環境 -
Posted by ブクログ
最初「よくある女性の話だな」と思いながら読んでいましたが、途中からこれが「フェミニズム小説」と呼ばれていることを思い出しゾッとしました。
淡々とした語り口でありふれた1人の女性の生涯を振り返ることで、改めて自分の生涯を客観視でき、「当たり前」として受け止めていたことが、決して当たり前ではなかったことに気付かされます。
私は92年生まれの日本人女性で、キム・ジヨンと比べると少し恵まれた環境だったのかなと思いますが、現在2歳の娘たちが生きる未来は今よりもっと言いたいことが言える世の中だといいなと思いました。
父になった夫にもぜひ読んでもらいたいです。 -
Posted by ブクログ
チョ・ナムジュ
「82年生まれ、キム・ジヨン」
仕掛けに唸る、設定にうなる。韓国の100万部ベストセラー。
先に言うと、内容に唸らなかったわけではありません(- -@)。なにを出したいのか、という目的に対しての工夫がキレすぎてて怖いくらい。
キム・ジヨンは商才のある母親中心の家庭で育った。幼少の頃から弟と自分に関する差、にもやもやしたものを感じていた。
やがて大学在学中の就職活動で書類選考に落ち続けた上、やっと参加できた企業の面接でセクハラの状況でどう対処するか、という質問をされる。なんとか広告代理店に入り、しっかりした女性課長と良い同僚に恵まれたが、時折り社内外で女性軽視の