斎藤真理子のレビュー一覧

  • 回復する人間

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    韓国語は会話文に括弧を使わないのかなと思っていたら、ごく稀に出てくる。どういう基準なんだろう。
    「左手」がこの並びだとちょっと浮いてるし、なんか怖かった。それ以外は静謐で、ひたすら生きるとは、死ぬとはに向き合おうとしているような作品群。

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    2024年11月10日
  • ギリシャ語の時間

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    ノーベル文学賞受賞と言うことで初めて手に取った。文学的作品は難しい。言葉を話せなくなった女性と目が見えなくなりつつある男性のゆっくりと儚いであい。テンポは心地よいが難しい作品と位置付けてしまった。

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    2024年11月09日
  • 韓国文学の中心にあるもの

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    ネタバレ

    韓国文学は傷を描くものが多いと。
    歴史も含め全く把握できてなかったので、勉強になった。
    ちょうど見た韓ドラでもナチュラルにIMF危機が出てきて、なるほどとなった。
    過酷な歴史が多く暗い気持ちになりそうなので手はすぐには伸びないが、読んでみたいと思う本はいくつか見つかった。

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    2024年10月31日
  • タワー

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    ネタバレ

    関連のある短編集?なんだけど、爆破するつもりだったのに住んでるうちに愛着が湧いて爆破できなかった人達の話が好き。

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    2024年10月22日
  • 増補新版 韓国文学の中心にあるもの

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    韓国文学がいかに社会問題・歴史特に朝鮮戦争の問題と関わっているかが分かる一冊だった…自分があまりにも戦争に対して無知(学校でも特需の部分しか習わなかったことやそのまま勉強もせずにいたこと)が恥ずかしかったけど『今新しい韓国の文学を読む行為は(朝鮮戦争を生き延びて日本に来た人が体現した)受け取り損った何かを掬い取ることにつながらないだろうか』という言葉と『恥があることは恥ずべきではありません。後世に恥を残さない方法を考案するしかない』という言葉にもっと韓国文学読もう、学ぼうって思ったよ。

    各章で出てきた本の紹介もあったからたくさん読むよー!

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    2024年10月22日
  • 年年歳歳

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    本名とは違う順子(スンジャ)と呼ばれて叔母の家で働かせられた女性とその娘たちの話なんだけど、スンジャさんのような目にあった人はたくさんいたのではと思う…脈々と少しずつ形を変えながら続いてる家父長制の中で生きてる人たちの話です。

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    2024年10月21日
  • 翼~李箱作品集~

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    旅先で購入。
    初めて知った作家。
    詩、随筆、小説。
    ちょっと入りきれないものもあった。
    ままならない生、暮らし、諦念、苛立ち、悲哀。
    そんなのを感じた。

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    2024年09月05日
  • サハマンション

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    再読。
    以前読んだときには、救いがなくただ苦しくて、どう受け止めればよいのかわからなかったが、この作品をもう一度読んでみて感じたのは、何かちょっとしたきっかけでこれが現実になりうるのではないかという恐怖だった。
    現実になりうるというより、すでに私たちの現実としてのリアリティがあった。
    自分が全く同じ経験をしたわけでなくとも、共感できずとも、なぜか理解できる。理解できてしまった。

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    2024年06月24日
  • アヒル命名会議

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    韓国人作家の小説はいくつか読みどれも挑戦的な内容でしたが、本作も然り。
    フェミニズム、キリスト教、貧困がブラックユーモアたっぷりに表現されていた。
    女性が描く女性性の問題提起だからか、同性の私は共感できるものがあった。これが男性側からのメッセージだったら、きっと頓珍漢で憤りをもよおさせるものになったかもしれない。
    どんな人もお互いに尊重して気持ちよく生きていける社会になれたらいい。

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    2024年01月10日
  • 翼~李箱作品集~

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     作者李箱(イサン)は、日韓併合直後の京城に生まれ、短い作家活動の末、1937年東京にて死去した人とのこと。韓国文学にはほとんど触れたことがなく、本書で初めてその作品を読んだ。
     正直、詩は苦手なのだが、ましてモダニズム系の詩なおさらだ。
     それに対し小説は、「翼」といい、「蜘蛛、豚に会う」といい、妻との奇妙な関係が男に鬱屈した感情を抱かせる、そのモヤモヤしたところを上手く表現化していると思った。

     植民地下で作家として生きることの困難など作者が当時置かれていた状況や作品自体の鑑賞の手引きなど訳者の丁寧な解説が付されており、大変参考になる。

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    2023年11月28日
  • 未来散歩練習

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    内容を咀嚼するには、今の自分には読み込みが必要な本だった。歳を重ねてから読むと今よりもっと自分の中に溶け込んでいく気がする。映画などでその当時の出来事については触れているが、注釈があってより分かりやすい。 「私たちがみたいものを 未来をそれが記憶になるほどまでに生きるなら ある日それが見えるなら それはもう同じことの反復ではなく、新しい未来となって私たちの前に広がるだろう」

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    2023年09月13日
  • アヒル命名会議

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    短編集11篇+2篇
    神と天使達の会議「アヒル命名会議」エキストラのまさかのブレイク「手違いゾンビ」コンドームの誤配達のドタバタ喜劇「後で来てください」が好みです。

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    2023年05月09日
  • 声をあげます

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    本書を読んでチョン・セランは韓国の柞刈湯葉だぁ〜って思いました!
    (他の作品は読んだことがありませんが…w)

    著者の初めてのSF短編集らしいです
    シリアスでポップな8作品が収録されていますが、これがまたよくわからないものが多い…(^.^;
    (私の理解力が低いのかも…w)

    よくわからないが何だかクセになります!
    また発想もおもしろい!
    (その辺が柞刈さんに似ている感じがする)

    表題作の「声をあげます」と「十一分の一」は気に入りました!

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    2023年05月09日
  • ディディの傘

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    イ・ウンピョン大尉帰順事件
    父親の話→虚像のアテネ: ベルリン、東京、ソウルの記憶と空間→国体概念→EoE
    大人になるきっかけ 羞恥心。侮辱。
    『スカイ・クロラ』 その「待つこと」の中の死
    「常識」
    催涙弾の匂い
    悪女OUT 左派リベラルのミソジニーよねぇ…
    「平和的」デモ
    熱を持つ真空(管)

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    2023年04月21日
  • シソンから、

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    亡きシム・シソンの子・孫たちがハワイでの祭祀のために一同に会し、各キャラクターが語られる。三世代に渡る社会の問題や、奮闘して生き抜く女性の在り方など、心に刺さる言葉や場面が散りばめられていた。登場人物が多く、韓国名であるため、本文と家系図を行き来し集中を妨げるが、やはり韓国文化を理解したい欲は止められない。

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    2023年01月15日
  • シソンから、

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    シム・シソンを弔うためにハワイでそれぞれが好きなことをする物語。いちばん好きなエピソードはパク・ジスとダイビング講師チェイスとの出会いから一緒にチリへ行くことになるところです、後日談を読んでみたい。エディ・アイカウの話もためになりました、これは実際に存在した人間の話ですが。

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    2022年06月19日
  • サハマンション

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    ディストピアというにはリアルすぎて。

    超格差社会「タウン」の中でも最低層に位置し、差別される「サハマンション」の住民たち。
    抵抗とケアの共同体。

    トギョンの話は、ロマンスで、スキャンダルで、残忍な犯罪だった。

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    2022年06月11日
  • 声をあげます

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    CL 2022.4.27-2022.4.29
    軽快なSF作品。
    コミカルで軽いタッチの文体が好きかと言うとそうでもないのだけど、ディストピアを描くにはこれくらい軽やかなほうがいいのかもしれない。

    リセット:この世界観はすごい。現代文明への痛烈な批判なんだけど、深刻になりすぎない書き振りであっさり読めるのがいい。

    地球ランド:地球ランドには天使が生身の生物として存在するのか。あーこれは普通に愛の物語だった。

    SFは基本的にそうなんだけど、この作家は、舞台設定がブッ飛んでいて、もうそこから面白い

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    2022年04月29日
  • シソンから、

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    シムシソンって実在の人物かと思ってしまった!各章の冒頭の引用文がそれっぽくて騙されたが、これって実は「魁‼︎男塾」の「民明書房刊」と同じであることに気づいたら笑ってしまった。なんだかハリウッド映画にありそうなほっこりする話。最初登場人物の名前が似ていて特徴つかめずとっつきにくいがわかってくると読みやすくなる。「フィフティーピープル」と同じで韓国人の名前に馴染みがないので活字からだとイメージしづらい。すごく面白い話というわけではないが、韓国の男尊女卑の文化が垣間見れる。

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    2022年03月27日
  • 誰にでも親切な教会のお兄さんカン・ミノ

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    現代の韓国の生活文化に親しみたいという思いで韓国の小説を読んでいる自分にとっては理想的な作品と思えた。登場人物も状況設定も多様で飽きずに読み進んだ。が、時々、人称代名詞が誰を指しているのかが、導入部分でなかなか掴めないでイラッとすることも有ることは有った。

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    2021年10月28日