誰でもない

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恋人をなくした老婦人、閉ざされた未来を前に生き延びようとする若者……。ハン・ガン以後最も注目される韓国作家が描き出す、現代を生きる私たちの日常という祈り。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    すごかった。
    今の社会で生きるままならなさというか、なんともいえない感情がクッキリとらえられていて…ありふれているけどみんな真正面から見ないようにしてる残酷さを、私たちの社会ってこうですよね、と目の前に差し出されるような感じの読書だった。

    0
    2025年06月15日

    Posted by ブクログ

    人の心の中にある、他人に話すことではないが影を落とすような出来事を淡々と聞いているような気持ちになった。小説を読むというより、他人の打ち明け話を聞いているような気持ちになる。
    明るさは無いけど、とんでもない暗さでもない。

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    “適切な鎮痛剤を充分な量。それは常に、充分なお金があるときにだけ可能な話です。単なるお金じゃなくて、充分なお金。それが前提で、前提が整ってなかったらただ立って見てるしかないんです、間抜けみたいに。いつもそのことを考えておかなくちゃいけないの。それを想像して、余力を確保しておかなくてはなりません。人間

    0
    2025年03月22日

    Posted by ブクログ

    短編集の題名「誰でもない」という短編は収録されていません。冒頭に「誰でもない、をなんでもない、と読み違える」と書かれています。「誰でもないから、みんなのことでもある」って意味合いでしょうか。

    『上京』
    語り手の女性は、恋人のオジェとその母といっしょに田舎の唐辛子畑に行った。値上がりする都会の生活費

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    喪失や絶望、苦悩を抱えて生きている現代の人々の姿を、寄り添うように、逆に突き放すようにも鋭い視点で描いた短編集。独特だけれど読みやすい展開や表現が癖になりそうな、面白く読めた短編集でした。

    「ヤンの未来」での突然目にした不幸を気に病みつづける女性の姿、「上流には猛禽類」の好きだけでは埋められない溝

    0
    2025年06月25日

    Posted by ブクログ

    8つの短篇集。
    韓国文学の、社会問題を描くのに深刻に重くなりすぎないタッチが好きなのですが、この作品は重苦しくなりそうなギリギリの読後感。
    淡々と語る後の不穏な余韻。
    老い、家族、雇用、労働者‥向き合って、描き出しているのがぐっと響きます。

    特によかったのが、
    『笑う男』。
    心にずしんと響きます。

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    ホラーじゃないのに読んでいるとゾワゾワとする。人間の仄暗い部分をずっと見せられているようでずっと居心地が悪いのに、懐かしい故郷の景色を見ているようでもある。

    登場人物たちの後悔や失望が滲み出ていて、その描写が素晴らしかった。

    大切な人を大切に出来なくなりそうな時に読んで欲しい短編集。

    0
    2025年03月27日

    Posted by ブクログ

    金、階級、貧富、親族、環境、などの様々な理由による壁やどうしようもなさが詰まっている。
    国が違うので同じ感覚とならないところもあるが、それでも大きく人というくくりでみれば「あぁ、わかる」や「どうにかならないか」のオンパレードで閉塞感や息苦しさでつらくもなるが、実際の人生と同じくとまることはできない。

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    情景は、リアルに感じられるのに、そこと、ストーリーの繋がりを、汲み取るのが、私には、難しかった

    それでも、読み終わった後のなんとあわらしていいかわからない、気味の悪い感じ、虚無感?胸が、締め付けられるような痛みが、忘れられない

    0
    2025年05月07日

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