斎藤真理子のレビュー一覧

  • 82年生まれ、キム・ジヨン

    Posted by ブクログ

    気が重くなるばかりだった。
    ここに書かれていることや気持ちは、日本の女性にも当てはまることが多いと思う。韓国の方が厳しそうではあるけど。

    人の目を気にすることは、心を壊す。
    でも、気にせざるを得ない社会的圧力がある。
    社会で完全な平等はあり得ないから、
    まずは自分が不当な側にいる場合はそれをちゃんと認識すること(1番むずいけど)、
    そして真面目に考えすぎないこと、
    時にはずるく生きる、そうしないとやっていけないと思った。
    だけど、それほどまでに強い心は、いったいどれくらいの人が持てるんだろう。

    これは女性ばかりの話ではない。
    正直、私女だけど、女性で仕事したくない人は、この小説のような環境

    0
    2026年06月14日
  • すべての、白いものたちの

    Posted by ブクログ

    感性が芸術すぎて言葉が頭に入ってこず、Audibleで読み聞かせしてもらいながらページを目で追った
    悲しかったかも
    結構悲しかったかも
    悲しい話が頭に入ってこないのかも、わたし、現実逃避民だから

    0
    2026年06月14日
  • すべての、白いものたちの

    Posted by ブクログ

    小説?詩?エッセイ?
    ジャンルがよくわからないけど、ストーリーよりも詩的な美しい言葉を噛み締めるような特別感があった。
    でも詩のようなわかりにくさがあるので、好みはわかれそう。
    私は内容的にはあまりピンと来なくて、audibleで2回聴き直したけど、やっぱり内容は響かなかった。
    だけど言葉の心地よさは感じられる不思議な本。

    0
    2026年06月14日
  • ピンポン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    難しい難しすぎる。

    何度も置いてかれながら割と早く読み終わったが、
    所々いいなと思うキーワードとかは出てきた。
    あとがきを読んでなるほど〜と思うところがあった。

    割と序盤でモアイの話で『つまり人類って誰もが誰かの原因だし、誰かの結果なんだ』ってとこがあって1番刺さった。

    釘とモアイよくこのイジメに耐えれるな、、、きついこれ読んでられない、、、、って思うほど元々韓国でのいじめは陰湿な物が多いのは知ってたからか描写が忠実だった。

    ⭐️3.1

    0
    2026年06月07日
  • 光と糸

    Posted by ブクログ

    久しぶりに文学(の空間)にひたりました。

    自分、不器用なんで(笑)短く感想をかきます。

    少女ハンガンちゃんへ。
    「愛ってどこにあるのかな?
    とくとく鳴ってるわたしの胸の中だよね。
    愛って何なのかな?
    私たちの胸と胸をつないでくれる金の糸だよね」
    ってか。
    ハンガンちゃんは少し間違っているよ、胸の中を開いても愛は見当たらないんだよ、とくとく鳴っているのは、心臓という名の臓器です。
    そして、そんなことよりも、ハンガンちゃんはめちゃ正しいよ。愛ってひととひと、人と世界、人と他、人と環境、人と何か、をつなぐ細い糸。だと自分も信じます。

    0
    2026年06月06日
  • 影犬は時間の約束を破らない

    Posted by ブクログ

    近未来の韓国が舞台。
    リフレッシュ休暇を取るみたいにして
    「冬眠」することが普及した時代。
    薬物によって深い眠りにつくため
    そばで見守る「ガイド」の資格が存在する。

    物語は、友達の「冬眠」のガイドを
    引き受けた女性の視点で進む。
    同じ家で生活をしながら見守りながら
    何をして過ごそう…と考えたり
    約1ヶ月の拘束期間が終わったら
    旅をしたいなぁと考えたり。

    「少し不思議」なほうのSFですね。
    現在の延長線上にポンと「冬眠」経験が
    入り込んでいる感じ。
    ガイド後に行きたい旅先として
    沖縄が挙げられていて、ちょっと嬉しい。

    0
    2026年05月30日
  • 82年生まれ、キム・ジヨン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一冊をかけて女性の生き地獄がこれでもかというくらい述べられてきたあとで、最後の一言が本当に恐ろしくてホラーだと感じた。課題の本質はなんら理解されず、また次の世代に受け継がれていく。自分の物語であると感じはしたけど、この地獄を過去に生きて浮かばれなかった女性たちのことを考え、女性に生まれただけで今の時代も変わらず地獄が続くことに絶望してしまった。

    0
    2026年05月24日
  • すべての、白いものたちの

    Posted by ブクログ

    「白」をテーマにさまざまなシーンを描いている、そう、絵を見てるよう。そこでは空気が凛として澄み切り少しだけ寒さも感じる。

    0
    2026年05月23日
  • 82年生まれ、キム・ジヨン

    Posted by ブクログ

    最初「よくある女性の話だな」と思いながら読んでいましたが、途中からこれが「フェミニズム小説」と呼ばれていることを思い出しゾッとしました。

    淡々とした語り口でありふれた1人の女性の生涯を振り返ることで、改めて自分の生涯を客観視でき、「当たり前」として受け止めていたことが、決して当たり前ではなかったことに気付かされます。

    私は92年生まれの日本人女性で、キム・ジヨンと比べると少し恵まれた環境だったのかなと思いますが、現在2歳の娘たちが生きる未来は今よりもっと言いたいことが言える世の中だといいなと思いました。

    父になった夫にもぜひ読んでもらいたいです。

    0
    2026年05月23日
  • 別れを告げない

    Posted by ブクログ

    やっぱり一番怖いのは人間。事実や歴史を隠蔽するのは、自分たちが良心に反することをしたという自覚があるからだ。自覚の無い人もいるが、自覚があっても、良心に反することをするしかなかったのか、それもまた人間の恐ろしさ。

    0
    2026年06月16日
  • ギリシャ語の時間

    Posted by ブクログ

    著者2冊目。
    前に読んだ「菜食主義者」」は女性特有の内面の不安定さみたいなものがテーマだったので同性として理解できながら読んだが、今回は、男性も女性もその人の特性や人生による悩みだったので、正直理解できず。文学みが強すぎて難しかった。
    訳はすばらしいのだろうなと思う。

    0
    2026年05月15日
  • 82年生まれ、キム・ジヨン

    Posted by ブクログ

    チョ・ナムジュ
    「82年生まれ、キム・ジヨン」

    仕掛けに唸る、設定にうなる。韓国の100万部ベストセラー。

    先に言うと、内容に唸らなかったわけではありません(- -@)。なにを出したいのか、という目的に対しての工夫がキレすぎてて怖いくらい。

    キム・ジヨンは商才のある母親中心の家庭で育った。幼少の頃から弟と自分に関する差、にもやもやしたものを感じていた。

    やがて大学在学中の就職活動で書類選考に落ち続けた上、やっと参加できた企業の面接でセクハラの状況でどう対処するか、という質問をされる。なんとか広告代理店に入り、しっかりした女性課長と良い同僚に恵まれたが、時折り社内外で女性軽視の

    0
    2026年05月14日
  • すべての、白いものたちの

    Posted by ブクログ

    難解だった。興味が続かず、最後までもはや義務感で読み切った。多分原語でよめば感動や理解度が全く異なるかもしれない。

    0
    2026年05月07日
  • 優しい暴力の時代

    Posted by ブクログ

    どの話も読後、心になんともいえないどんよりとしたおりが溜まるような感じのする本でした。
    話に出てくる優しい暴力、傷は、たまたま、誰でも起こりうるようなことであり、そうした怖さみたいなのを読みながら感じました。この不条理に納得できない部分も感じながら、しかしそれも抱えて生きていくそのような姿を見せてもらったような気がする本でした。

    0
    2026年05月06日
  • すべての、白いものたちの

    Posted by ブクログ

    まだ成熟しききっていない韓国文学で、「韓国人」アイデンティティを萌芽させた第一人者として著者がいるのかもしれない。だからノーベル賞を受賞したのかなと思ったり、、まだこの作品しか読んでないから分かんないけど^_^

    正直、他ノーベル受賞者の作品を読んだときのような世界観の壮大さや思想哲学に触れた感覚は受けない。けれど古代から中国という大国の影響を受け続け、日本に支配され、k-popで世界に繰り出す歴史を歩む、まさに「これから」を創り上げている国に生まれた作家なのだという印象。(ちなみに作品内容は全く関係ない)

    急遽いくことになった韓国旅行で、ずっと読みたかったハンガンデビューできて嬉しかったな

    0
    2026年05月05日
  • 影犬は時間の約束を破らない

    Posted by ブクログ

    “考えることを減らし、毎日やるべきことを決めておいてそれをやろう。それが私の小さな目標だった。”(p.10)

    “こういう冗談は冗談でしかないのに、なぜ、口の外へ出してみるといい気分になるのだろう? 完全に冗談だとわかっていても、ほんのちょっと、三秒ぐらい、誰かが私にこのマンションをあげると言ってくれるところを脳のどこかが想定するのだろう。言葉は怖くて、言葉は楽しい。脳はすばらしく、私は脳がほんとに好きだ。”(p.58)

    0
    2026年04月25日
  • 波の子どもたち

    Posted by ブクログ

    著者は13年間に百人以上もの脱北者に会って、話を聞き、一緒に旅行をし、食事も共にして話をした。そこで出会った青年たちからこの小説のモデルになる三人の人物を創造した。それがミン・ソル(16歳、女子)、ハン・クァンミン(16歳、男子、サッカー好き)、キム・ヨルム(16歳、女子)である。三人ともそれぞれの道で河を渡っていった。それは、豆満江だったり、鴨緑江だったりする。そして中国に入りブローカーだったり援助者だったりを頼りに、ラオス経由でタイの収容所に行く。それから韓国に行くのだ。

    0
    2026年04月20日
  • 影犬は時間の約束を破らない

    Posted by ブクログ

    2026.25

    静かで、穏やか




    ===


    P161 散らばった思いはどこかに全部あるよ
    P191 カンヘリム/装丁家
    二つの世界は分離されているにもかかわらず触れ合っている、という確かな感覚は、ある瞬間の連続とは何かに到達するのを待つ過程ではなく、ある意味ではもう完成しているのだという認識をもたらし、私は冬眠とガイドと影犬が存在する世界にいながらにして自分の世界も大切にできる力を手に入れた。パク・ソルメを読む前は、そんな時間があることを知らなかった。しかし確実に言えるのは、何を食べようが、どこへ行こうが、夢を見ていようが目覚めていようが、持続させることであれ抜け出すことであれ、苦し

    0
    2026年04月19日
  • 別れを告げない

    Posted by ブクログ

    ハンガン3冊目だが、やはり私には合わないかもしれない……
    事件の振り返りが始まる前の前半はだれてしまった。悪夢に囚われてここまでなるのか?あと家族はどうなったのか?読み逃してしまった。
    後半は壮絶な描写が当事者の目線で続いていくので圧巻だった。
    自分がこのチェジュ島での惨劇のことを、まずあったことすら全く知らなかったせいで、最初は混乱してしまった。解説を先に読んでも良かったかもしれない。
    うちなーぐちで語られるところはリアリティがあるのだが、逆によく分からなかった……

    0
    2026年04月19日
  • ギリシャ語の時間

    Posted by ブクログ

    垂れ下がった沢山の糸のなかを歩いているような気持ちがする。呼吸の音も感じないくらい静かな世界。
    詩的な彼女の言葉が好きだ。翻訳もうまいのだろう。ハン・ガンの作品には繰り返し読みたくなる言葉がいつも詰まっている。

    0
    2026年04月15日