斎藤真理子のレビュー一覧

  • 未来散歩練習

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    内容を咀嚼するには、今の自分には読み込みが必要な本だった。歳を重ねてから読むと今よりもっと自分の中に溶け込んでいく気がする。映画などでその当時の出来事については触れているが、注釈があってより分かりやすい。 「私たちがみたいものを 未来をそれが記憶になるほどまでに生きるなら ある日それが見えるなら それはもう同じことの反復ではなく、新しい未来となって私たちの前に広がるだろう」

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    2023年09月13日
  • アヒル命名会議

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    短編集11篇+2篇
    神と天使達の会議「アヒル命名会議」エキストラのまさかのブレイク「手違いゾンビ」コンドームの誤配達のドタバタ喜劇「後で来てください」が好みです。

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    2023年05月09日
  • 声をあげます

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    本書を読んでチョン・セランは韓国の柞刈湯葉だぁ〜って思いました!
    (他の作品は読んだことがありませんが…w)

    著者の初めてのSF短編集らしいです
    シリアスでポップな8作品が収録されていますが、これがまたよくわからないものが多い…(^.^;
    (私の理解力が低いのかも…w)

    よくわからないが何だかクセになります!
    また発想もおもしろい!
    (その辺が柞刈さんに似ている感じがする)

    表題作の「声をあげます」と「十一分の一」は気に入りました!

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    2023年05月09日
  • ディディの傘

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    イ・ウンピョン大尉帰順事件
    父親の話→虚像のアテネ: ベルリン、東京、ソウルの記憶と空間→国体概念→EoE
    大人になるきっかけ 羞恥心。侮辱。
    『スカイ・クロラ』 その「待つこと」の中の死
    「常識」
    催涙弾の匂い
    悪女OUT 左派リベラルのミソジニーよねぇ…
    「平和的」デモ
    熱を持つ真空(管)

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    2023年04月21日
  • シソンから、

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    亡きシム・シソンの子・孫たちがハワイでの祭祀のために一同に会し、各キャラクターが語られる。三世代に渡る社会の問題や、奮闘して生き抜く女性の在り方など、心に刺さる言葉や場面が散りばめられていた。登場人物が多く、韓国名であるため、本文と家系図を行き来し集中を妨げるが、やはり韓国文化を理解したい欲は止められない。

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    2023年01月15日
  • シソンから、

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    シム・シソンを弔うためにハワイでそれぞれが好きなことをする物語。いちばん好きなエピソードはパク・ジスとダイビング講師チェイスとの出会いから一緒にチリへ行くことになるところです、後日談を読んでみたい。エディ・アイカウの話もためになりました、これは実際に存在した人間の話ですが。

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    2022年06月19日
  • サハマンション

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    ディストピアというにはリアルすぎて。

    超格差社会「タウン」の中でも最低層に位置し、差別される「サハマンション」の住民たち。
    抵抗とケアの共同体。

    トギョンの話は、ロマンスで、スキャンダルで、残忍な犯罪だった。

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    2022年06月11日
  • 声をあげます

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    CL 2022.4.27-2022.4.29
    軽快なSF作品。
    コミカルで軽いタッチの文体が好きかと言うとそうでもないのだけど、ディストピアを描くにはこれくらい軽やかなほうがいいのかもしれない。

    リセット:この世界観はすごい。現代文明への痛烈な批判なんだけど、深刻になりすぎない書き振りであっさり読めるのがいい。

    地球ランド:地球ランドには天使が生身の生物として存在するのか。あーこれは普通に愛の物語だった。

    SFは基本的にそうなんだけど、この作家は、舞台設定がブッ飛んでいて、もうそこから面白い

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    2022年04月29日
  • シソンから、

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    シムシソンって実在の人物かと思ってしまった!各章の冒頭の引用文がそれっぽくて騙されたが、これって実は「魁‼︎男塾」の「民明書房刊」と同じであることに気づいたら笑ってしまった。なんだかハリウッド映画にありそうなほっこりする話。最初登場人物の名前が似ていて特徴つかめずとっつきにくいがわかってくると読みやすくなる。「フィフティーピープル」と同じで韓国人の名前に馴染みがないので活字からだとイメージしづらい。すごく面白い話というわけではないが、韓国の男尊女卑の文化が垣間見れる。

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    2022年03月27日
  • 誰にでも親切な教会のお兄さんカン・ミノ

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    現代の韓国の生活文化に親しみたいという思いで韓国の小説を読んでいる自分にとっては理想的な作品と思えた。登場人物も状況設定も多様で飽きずに読み進んだ。が、時々、人称代名詞が誰を指しているのかが、導入部分でなかなか掴めないでイラッとすることも有ることは有った。

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    2021年10月28日
  • サハマンション

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    あらゆる世界には影があり、それはユートピアでも同じ。
    管理企業国家「タウン」の底辺に存在する「サハマンション」の人々の物語。

    途中からビッグブラザーに対抗する感がでてきて、正直タウンの謎解きなんかない前半のが好み。

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    2021年10月03日
  • サハマンション

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    ネタバレ

    抑圧されたタウンの、階級の底辺でもがきながら生きる人々の話。
    ひとつの国家が誕生し、それに立ち会った人々の苦悩と、国の外から逃れサハに行き着いた人たち。
    そこで生まれた二世、三世にとっては当たり前の世界が、大人になるにつれ、寛容できなくなっていく様子。
    サハの住民それぞれの視点で描かれる。
    差別、偏見、抑圧の中で生きるサハマンションの人々のリアルが辛い。とてもフィクションとは思えない。どこの世界でも起こり得ることだ。
    韓国での社会問題を多数組み込まれて作られた話という事で、作者の現代社会への問題提起を感じた。


    全ての人々の話がラストに向けて繋がる訳ではなく、その世界のマンションの住人のエピ

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    2021年08月31日
  • 声をあげます

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    消えた指を探しに色々な時代にタイムスリップする話や、突然やってきた巨大なミミズが文明を滅ぼす話、約三時間の記憶を永遠に保存できる認知症の薬が試験や恋愛、果ては拷問に転用される話などが皮肉やユーモアを交えて描かれる。著者が抱く現代の豊かさへの疑問に共感できた。

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    2021年08月15日
  • サハマンション

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    難しかった……超格差社会の底辺の人々の物語。視点と時間があっちこっち行くので、ちゃんと読まないと話のつながりがわからなくなる!
    ただ階級が全てではないし、権威は見せかけで1人1人は心のある人ばかりだなとも思います。
    貧困とかまで話を広げるならば、見た目や階級だけで評価してはいけないと思わされます。

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    2021年07月28日
  • サハマンション

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    “「私たち、悪いことなんかしてないのにどうしてお互いすまながるのかな? 私に本当にすまないことしてるのは誰? 誰も私に謝らないよ。それが誰なのかもわからないし。だから私、このごろ悔しくてしょっちゅう涙が出る」”(p.88)

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    2021年07月04日
  • アヒル命名会議

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    横書きの意図は?意図があるはずだよね? 

    下ネタ多めだなあと若干引きながら読んでいたが、『セックスとコメディ』での、コツコツと積み上げた赤裸々からの爆発、には笑ってしまいました。

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    2021年01月29日