ペ・ミョンフンの作品一覧

「ペ・ミョンフン」の「タワー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • タワー
    3.8
    1巻2,420円 (税込)
    674階建巨大タワー国家――。地上からの脅威が迫り、下層階を軍隊、上層階を富裕層が占める〈ビーンスターク〉の人々は、不完全で、優しい。 犬の俳優Pの謎、愛国の低所恐怖症、デモ隊vs.インド象、大陸間弾道ミサイル、テロリストの葛藤…… チョン・セラン、パク・チャヌク激賞!! 韓国SFの金字塔にして、笑いと涙の摩天楼エンタテインメントが、ついに日本上陸!

ユーザーレビュー

  • タワー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目次
    ・東方の三博士―犬入りバージョン
    ・自然礼賛
    ・タクラマカン配達事故
    ・エレベーター機動演習
    ・広場の阿弥陀仏
    ・シャーリアにかなうもの
    ・付録
     作家Kの「熊神の午後」より
     カフェ・ビーンス・トーキング―『520階研究』序文より
     内面表出演技にたけた俳優Pのいかれたインタビュー
     『タワー』概念用語辞典

    たぶん初めて読んだと思うのですが、想像以上に面白かったです韓国SF。
    974階建ての巨大なタワー国家「ビーンスターク」を舞台に繰り広げられる、緩くつながった連作短篇。

    21階までは外国人も自由に出入りできる非武装地帯、22階から25階までが軍隊が占拠している「警備室」という名の

    0
    2024年11月12日
  • タワー

    Posted by ブクログ

    超超大型のマンション?というシチュエーションのアイデアがまずすごい。ありそうでなかった。
    そのシチュエーションを生かした短編ストーリーも、それぞれ角度が違って面白い。
    ディテールが細かく作られているのがよくわかる。
    読む人の想像力を掻き立てられて面白かった。

    0
    2025年05月05日
  • タワー

    Posted by ブクログ

    これは面白かった。
    どの短編も粒ぞろいな印象深くユーモア溢れる作品が揃っていた。
    しかも、短編で描かれている世界が共通して”ビーンスターク”という674階建ての巨大なタワーというのも面白い。そこに50万人もの人々が生活しているという舞台がまずとんでもない。
    このとんでもない世界の中で、何だそれって思うヘンテコな世界もあれば、心温まる良い話もあってかなり面白い。
    この世界観をもっと見たい! って思えるような上質な短編集だった。
    いや、本当ずっとやってほしいまである笑

    0
    2024年01月10日
  • タワー

    Posted by ブクログ

    674階建の独立国家タワー「ビーンスターク」が舞台の連作小説。
    戦争やテロや外国人雇用問題など、「ビーンスターク」を取り巻く環境は厳しいものだが、中で暮らす人々はどこか温かい雰囲気で(ゾウとか出てくるし)、希望を感じる物語だった。

    韓国情勢に詳しければ、もっと楽しめたと思う。

    0
    2023年04月25日
  • タワー

    Posted by ブクログ

    巨大タワーを独立国家として物語が展開されるというシチュエーションが斬新。収録作の「タクラマカン配達事故」が特に良かった。コミカルに描きつつ、社会風刺の緩急が絶妙だった。ただ、抽象化されている部分が多く、物語への没入のしづらさも感じた。

    0
    2025年06月19日

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