ペ・ミョンフンのレビュー一覧

  • タワー

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    ネタバレ

    目次
    ・東方の三博士―犬入りバージョン
    ・自然礼賛
    ・タクラマカン配達事故
    ・エレベーター機動演習
    ・広場の阿弥陀仏
    ・シャーリアにかなうもの
    ・付録
     作家Kの「熊神の午後」より
     カフェ・ビーンス・トーキング―『520階研究』序文より
     内面表出演技にたけた俳優Pのいかれたインタビュー
     『タワー』概念用語辞典

    たぶん初めて読んだと思うのですが、想像以上に面白かったです韓国SF。
    974階建ての巨大なタワー国家「ビーンスターク」を舞台に繰り広げられる、緩くつながった連作短篇。

    21階までは外国人も自由に出入りできる非武装地帯、22階から25階までが軍隊が占拠している「警備室」という名の

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    2024年11月12日
  • タワー

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    超超大型のマンション?というシチュエーションのアイデアがまずすごい。ありそうでなかった。
    そのシチュエーションを生かした短編ストーリーも、それぞれ角度が違って面白い。
    ディテールが細かく作られているのがよくわかる。
    読む人の想像力を掻き立てられて面白かった。

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    2025年05月05日
  • タワー

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    これは面白かった。
    どの短編も粒ぞろいな印象深くユーモア溢れる作品が揃っていた。
    しかも、短編で描かれている世界が共通して”ビーンスターク”という674階建ての巨大なタワーというのも面白い。そこに50万人もの人々が生活しているという舞台がまずとんでもない。
    このとんでもない世界の中で、何だそれって思うヘンテコな世界もあれば、心温まる良い話もあってかなり面白い。
    この世界観をもっと見たい! って思えるような上質な短編集だった。
    いや、本当ずっとやってほしいまである笑

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    2024年01月10日
  • タワー

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    674階建の独立国家タワー「ビーンスターク」が舞台の連作小説。
    戦争やテロや外国人雇用問題など、「ビーンスターク」を取り巻く環境は厳しいものだが、中で暮らす人々はどこか温かい雰囲気で(ゾウとか出てくるし)、希望を感じる物語だった。

    韓国情勢に詳しければ、もっと楽しめたと思う。

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    2023年04月25日
  • タワー

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    巨大タワーを独立国家として物語が展開されるというシチュエーションが斬新。収録作の「タクラマカン配達事故」が特に良かった。コミカルに描きつつ、社会風刺の緩急が絶妙だった。ただ、抽象化されている部分が多く、物語への没入のしづらさも感じた。

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    2025年06月19日
  • タワー

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    ネタバレ

    関連のある短編集?なんだけど、爆破するつもりだったのに住んでるうちに愛着が湧いて爆破できなかった人達の話が好き。

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    2024年10月22日