永田和宏のレビュー一覧

  • 近代秀歌

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    "歌における自然詠とは、決して自然そのものを写すことではなく、自らの心のありようを、自然の中に映すことでもある"

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    2024年02月03日
  • 人はどのように鉄を作ってきたか 4000年の歴史と製鉄の原理

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    他の方もかかれてるように、マニア向けです。
    歴史上の製鉄法を分かりやすく解説してくれる一冊かと思いきや、分かりやすくない!図が少ないし分かりにくい…。既に製鉄に精通したマニア以外はまず言葉から装置を想像することもできず、置いてきぼりになります。

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    2023年12月03日
  • 知の体力(新潮新書)

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    2018年の本。高校までの勉強が答えのあるものだった、というのは現在の学習指導要領では必ずしも当てはまらない。ただ、受験勉強に関しては相変わらずなので、そのあたりを考慮して読むことになる。
    「真理に対する抑えがたい欲求」を誰もが持っていると思ってしまうのは著者が大学の先生でいらっしゃるからだろう。子どもたちと接すると、知的好奇心には大きな個人差があることを感じる。研究者を目指す人にはとても良い内容だが、全員に当てはまるわけではないので注意。

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    2023年11月24日
  • 知の体力(新潮新書)

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    大学入学を迎えた学生向けの本。
    大学時代にもっといろんな勉強をしておけばよかったという後悔にグサグサと突き刺さった。全体的に不平不満のエッセイという感じなのが、京大の先生っぽくて懐かしかった。

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    2023年04月02日
  • 知の体力(新潮新書)

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    私は中学受験をし、現在も好成績を維持しているが、言われてみれば答えのない問いを考えた経験はほとんど皆無と言って良い。私はきっと所謂一流大学に進学するだろうが、そこでも輝けるように今から思考の楽しさを覚えたい。

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    2022年10月08日
  • 人はどのように鉄を作ってきたか 4000年の歴史と製鉄の原理

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    カーボンニュートラルの理解を深める上で、二酸化炭素排出量の多い製鉄業、高炉メーカーによる水素還元鉄を勉強しようと思った。

    鉄中の炭素濃度を高めると融点が下がり、より低い温度で製鉄する事ができて、リン濃度も低くなる。強く送風する事で脱炭が起こり、炭素濃度が下がってしまう。炉を高くして、浸炭領域を長くする事が重要。ブードワー反応による、一酸化炭素での還元。この過程で二酸化炭素が排出されるという事。

    化学成分分析が出来なかった時代でも、理屈にあった物づくりが出来ていたという事実は面白い。何故、インドのデリーの鉄柱は錆びないのか。陰謀論のような話もあるが、原理を知る事が重要だ。

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    2022年07月01日
  • 続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    本に紹介された著名人の若くて貧しかった頃の苦労談だとばかり思ってたけど実際は若よ者に対する訓示めいた内容が多かった。
    池田理代子氏以外それ程刺さらなかったかな。

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    2022年06月09日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    大学生の時の自分に読ませたかったな。とはいえ、今だからこそ響く内容なのかも…

    今の若い人たちを見ていると、できないことに対する不安が強すぎるかなという気がします。
    まさにこれ、自分だ。
    英語、全然できないし挫折
    転職、自分に何か長けてることないし挫折
    もう少し頑張ろうと考えさせられたかな。

    ゴリラの話が面白かった。

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    2022年02月08日
  • 続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    大隅先生の話を読むだけでも価値があると思う。若い将来のある人たちに読んでほしい本です。科学の魅力をわかりやすく伝えるのは、やはり非常に重要だと思いました。

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    2021年08月21日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    各界で活躍する一線の著名人たちが、若いころ何を考え、何に向かっていったかが、講演と対談という形で提示されている。それぞれの人が、自伝的に記述してしまうと、逆にくどく感じるものができあがりそうなので、程よい感じだと思った。

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    2021年05月18日
  • たとへば君 四十年の恋歌

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    20歳から64歳で亡くなるまで、ずっと愛し愛されてきた2人の生活と愛情が短歌と共に添えられたエッセイで伝わってくる。全く違う生活をしてきたのにピタッと合う2人。羨ましい。

    亡き妻などとどうして言へようてのひらが覚えてゐるよきみのてのひら

    泣けるわ…

    そして結構短歌って生々しい表現もあるのがビックリだった。
    「口づけ」「唇欲し」「人を抱く」「嗅ぎし体臭」「抱き寄せて」「いだきあうわれら」「ブラウスの中まで…わが乳房あり」とかかなりエロティック。

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    2021年05月03日
  • 現代秀歌

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    自分でも言うが、同世代のアンソロジーをつくるのは難しいのではないか。『近代秀歌』は評価が定まりつつあるなかからえらんだわけだしその方針に従うべきでは。本著は、永田和宏の好みを出ない。永田の選は時代の濾過を経て残るか決まる訳だが、百人一首形式における定家の選は定家あってのものである。古今・新古今においても、寄り集まってえらんだわけだし、集合知というのは、時代の変りに人数で篩うという意味があるのではないかと思うわけだ。
    選の方針にしても『近代秀歌』にならって、人口に膾炙した歌をえらぶべきではないか。例えば、俵万智なら「サラダ記念日」の歌をえらぶとか。

    個人的な好みとして、現代短歌はわかりにくく好

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    2020年12月10日
  • 現代秀歌

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    「現代」であるが読めない(漢字,どこで切るのか,等)。情けなさを味わえる世界である。一方で,自分の心情を三十一文字に表せる技能への憧れる。現代だけに戦争が大きな位置づけにある。もちろん災害も。生老病死,愛別離苦,怨憎会苦,求不得苦,五蘊盛苦,歌には四苦八苦が読み込まれることが多いと思うけど,個人的には自然を詠む句が好きだ。まぁその自然の表現に詠み手の心が表れてくるのが面白い。自然を読んでいるものなら何でもいいという訳にはならないから。

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    2020年08月16日
  • タンパク質の一生 生命活動の舞台裏

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    DNAからmRNAに遺伝情報が転写されてアミノ酸が合成されるプロセスは学校で習った気もするしよく知られている。本書は、そこから先のタンパク質の振る舞いについても解説した本。誕生−成長−輸送−輪廻転生+品質管理と章立てされている。まさに分子生物学の最前線なのだろう。

    ・DNAはめちゃコンパクトに折り畳まれているが一本のヒモである。枝分かれなのない一本のヒモなので、そこから作られるアミノ酸の列も一本のヒモになる。情報の保存のためにはこれ大事。

    ・分子シャペロン。アミノ酸の列=ポリペプチドがきちんと折り畳まれて(フォールディング)タンパク質になるのを手助けするタンパク質。まず、らせん状のαへリッ

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    2018年11月05日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    京都産業大学での講演・対談シリーズ「マイ・チャレンジ 一歩踏み出せば、何かが始まる!」ホストは永田和宏。ゲストは、山中伸弥、羽生善治、是枝裕和、山極寿一。

    いいタイトルをつけましたね。

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    2018年10月13日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    「万引き家族」を見て、多彩な才能が認められている、是枝氏の本でも読んでみるかと探すとヒットした。題名を見てそんなこと言ったって凄いんでしょ?と思いながら読む。
    複数名の有名になる前の話の体でスピーチとインタビュー。
    是枝氏の「悪を排除して解決できることなんて、じつは大した問題ではない」という言葉はなるほど、社会問題にフォーカスしながら、悪にはフォーカス当てず、それぞれの想いを抱こう的映画の作り方にも反映されているなと、理解が深まった。
    山中教授の話も面白かった。

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    2018年07月20日
  • 続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    池田理代子氏の講演が気になっていたが,平田氏他の方々もそれぞれいいことをおっしゃる.自分の好きなことやりたいこと興味あることを見つけたら,迷わずやれと応援してくれる本.

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    2018年04月28日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    「若い人に贈る読書のすすめ2018」で紹介の本。
    iPS細胞の山中氏の話。意外とこの人、フランクなんだなあと思った。研究者って発想豊かだから、あんがい、こういう人が多いのかも。

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    2018年04月17日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    ネタバレ

    歌人の永田和宏氏がホストで私の好きな是枝監督、ipsの山中教授、(他将棋の羽生氏、山極氏)との対談集。
    ここまで一角の人物になるにはいろいろな苦労や下積みがあったからこそ。そこであきらめたり腐ったりしてたらそこで終わりだものね。
    あきらめない才能ってあるんだね。

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    2018年02月21日
  • 人はどのように鉄を作ってきたか 4000年の歴史と製鉄の原理

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    冶金の専門家が手作りでたたら製鉄してみる、みたいな。ひどく繰り返しが多かったりの独特の文章(専門誌の連載記事が元記事らしい)。でも鉄をつくるというのは手間もかかるし文明の重要な部分だったのねえ。製鉄の具体的な部分というのは本当に専門家のしごと。

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    2020年06月15日