現代秀歌

現代秀歌

924円 (税込)

4pt

大好評を得た『近代秀歌』の続篇として、「今後100年読まれ続けて欲しい」、主として戦後の秀歌100首を編む。佐藤佐太郎や近藤芳美から、塚本邦雄、寺山修司、岡井隆、そして俵万智から穂村弘へ。大きな変化を経た時代に、歌人たちは何を感じ、何を試みてきたか? 著者ならではの視座から、歌の現在を、そして未来を語る一冊。

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現代秀歌 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月16日

    私には難しいかなと思って読み進めましたが、私にもこの本が大変な名著であることはわかりました。
    姉妹編の『近代秀歌』も読んでみたいと思いました。


    私も今、自分の健康面をしみじみ考えていたので、第10章の「病と死」、著者の永田和宏さんの奥様の河野裕子さんのことを綴られた「おわりに」が心に響きました。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月09日

    goya626さんのレビューでの「名著」に惹かれてお取り寄せ。
    「心のもっとも深いところに発する感情を定型と文語という基本の枠組みに乗せる歌」という短歌の魅力、「歌の力は誰かに読まれることによって、さらにいきいきとした力を発揮する」、「日常生活の場のいろいろな場面において思い出す」ことでほんとうに生...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月11日

    『近代秀歌』の姉妹篇で昭和20年から現在までを扱う。

    自分が生きている時代だからというのもあるのだけれど、
    近代秀歌に比べると時代も価値観も多種多様に感じる。
    改めて短歌というものの懐の広さを感じた。

    そして最後の河野裕子さんの話は泣けた。

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    Posted by ブクログ 2020年06月16日

    名著だ。今まで現代短歌は難解なものだと思っていたが、この本を読むとこんがらがっていた毛糸がするすると解けるようにその解釈も分かるし、その良さもびんびんと分かるのだ。現代の様々なことにどう短歌が関わって来るのかということもよく分かる。著者の解説は上手い!
    「現代の共有財産として遺された歌の数々にふれて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年03月31日

    現代の歌人たちが身を削るようにして生み出した作品を残していきたい、という思いを込めた本である。この本によって多くの魅力的な短歌と歌人に出会うことができた。そして、感動的なのは「おわりに」で書かれた著者・永田和宏と妻・河野裕子の物語である。歌はこれほどに思いを伝えることができるのだ。

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    Posted by ブクログ 2015年01月31日

    永井陽子女史の「父を見送り母を見送りこの世にはだあれもゐないながき夏至の日」も河野裕子女史の「手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が」も美しくとても悲しい歌です。思わず涙しました。そして、著者永田和宏氏の『あとがき』の日付八月一二日は妻の河野裕子女史の亡くなった日であります。永...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年01月08日

    少し前からまじめに作歌を再開した私だが、その前はアララギ派ばかり、言ってみれば古い短歌ばっかりに接していた。
    作歌を再開して、今の短歌を読みだして、良い作品が豊富にあることに驚いた。短歌詠みなんてもっと小さな集団になってしまっていると思い込んでいたのだ。
    短歌とは変容しつつも、生きる人の最も近くにあ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月02日

    小野茂樹 あの夏の數かぎりなきそしてまたたつた一つの表情をせよ
    岩田正 イヴ・モンタンの枯葉を愛して三十年妻を愛して三十五年

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    Posted by ブクログ 2022年09月02日

    なべてものの生まるるときのなまぐささに月はのぼりくる麦畑のうへ
    (真鍋美恵子)

    前衛短歌運動を端緒とし、「今後100年読まれ続けて欲しい」現代短歌100首以上が、テーマごとに紹介されています。1人の歌人の紹介に割かれているページは見開き1ページほどなので、さくさく読めますしどこからでも読めます。テ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月15日

    近代秀歌と違い、本書は一人一首、全部で百首紹介されている。昭和初期~三十年代頃生まれの歌人が多い。31文字に閉じ込められた感情はシンプルで強く、共感できる歌が多かった。感情の土台は今も昔も変わらず、これからも変わらないんだろうと思う。

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