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Posted by ブクログ 2023年01月03日
妻の遺した日記に、夫の日記、回想、双方の手紙を挟みながら、二人の出会いから結婚に至るまでの出来事、心の動きが、その時詠まれた歌とともに綴られていきます。稀有な才能の二人の真摯な青春の実録であり、叙情性に満ちたサスペンスのようでもありました。何より河野裕子さんの著者を愛し抜こうとする気持ちに心を打たれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月16日
このようにしか私たちには生きられなかった・・
大学時代の出会いから結婚までの5年間を、赤裸々に綴った青春の記。二人が詠んだ短歌に秘められた衝撃の事実が明かされていく。
ドラマよりも小説よりもこの一冊に心が揺さぶられた。
手をのべてあなたとあなたに触れたきに
息が足りないこの世の息が (絶筆)
歌...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月29日
凄い本ですね、奥様(河野裕子さん)の遺品整理過程で見つかった、奥様の青春時代の日記(そして自分の日記)、そして手紙の数々(奥様の、そして、自分の)。奥様の没後10年を経て、ようやく遺品の数々を読み始め、思わぬ形で悩める(奥さんも、そして永田さんも)青春の日々が蘇る、という展開。そして折々に詠まれた、...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月10日
何がきっかけだったか、、同じ作者の「歌に私は泣くだらう」を何年か前に手にとった。筆者と妻、河野裕子との日々を綴ったものだった。歌人の夫婦、歌人というのは、こんなにも率直に歌を詠むのか。歌に全てさらけ出せるのか。と驚いて、感銘を受けた。その記憶があったので、この本の内容にも、興味を惹かれ、読ませていた...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月25日
短歌は、1首だけならすごくいいなと思うんだけど、というか本当はすごく好きだと思うんだけど、短い言葉にあまりにもたくさんの思いが凝縮されていて、あと、短歌の中にあるリズムをつい探してしまって、いくつも読むのはすごく疲れるので触れないようにしてきた。
この本は短歌集ではなく、合間合間にそのときを詠んだ短...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月12日
永田和宏は、歌人であり、生物学者である。有名な歌人である河野裕子と1972年に結婚したが、河野裕子は2010年に亡くなる。河野との最後の日々を綴った著書に「歌に私はなくだらう-妻・河野裕子 闘病の十年」がある。本書は、主に、河野裕子との出会いから結婚までを、河野の日記や短歌を用いながら描いたものであ...続きを読む
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