御立英史のレビュー一覧
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哲学
◯権力
・権利が提供する保護は、その権利を認めて尊重しようとする他者の意思に依存する
・暴走するトロッコをめぐる難問
◯復讐
・悪に悪を返して善になることがある(やりすぎなければ、2度目の悪はやりすぎなければさ実は悪ではない
・タリオンの掟(目には目を)は自分ごととして共感を呼び起こさせる、共感は同情よりも)強い、そして復讐に上限を決めた
・現代はこれに比べわすがな補償でよしとされている、命の価値が小さい
◯罰
・報復のためというのが周り回って最も大きな狙いであることが多い。
・客体への態度: 望ましい行動をした場合は褒め、逆は無視するという方法で動物同様人間のコントロールも可能 -
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日本法人の過去の一末端の従業員として、ここで書かれたGEの凋落を中で体験した。海の向こうのおひざ元で、こんな問題が起こっていようとは。詳細はこの本で知った。詳細を知るには、距離と、職務階層が低すぎた。とは言え、当時GEの問題はよくマスコミで取り上げられていた、ともあった。私もアンテナを高くしていたらアクセスできていたとも思った。中の人ほど中のことを知らない。
一言でいうと、greedy とarrogant. GEの経営はこの言葉で表されると思った。ウェルチが築いた圧倒的企業にあぐらをかぎつづけたImmeltとその取り巻き。経営に苦労したかもしれないが、真の経営はしていない、キャピタルという机上 -
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Posted by ブクログ
とても読み応えのあるビジネス書でした。本書はサブスクリプション・ビジネスを陰で支えているズオラ社のCEOが書いた本ですが、ビジネスパーソンが書いた本にしては、非常に深く、かつ包括的に書いてあって感銘を受けました。サブスクリプションというと新聞・雑誌などの定期購読をイメージしがちですが、本書が述べているサブスクリプション・モデルとは、要は「デジタル時代の大規模ご用聞きモデル」と理解しました。サザエさんに出てくる三河屋の三平さんは磯野家のご用聞きですが、彼は磯野家の好みや家族構成などいろんな情報を知り尽くした上で、長期的に磯野家を「ロックイン」しています。定期的にお米やら味噌やらを言われなくても持
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トップが絶対の権力を持ちすぎることで
組織が崩壊していく。
でも、その裏にあるのは、利益を最大化したい
投資家からの過度なプレッシャーなのではないか。
トップになることで、高額な報酬が待っている。
激しい競走に耐え抜き、トップに立ち、
自分の権力を絶対化する。
取締役会会長になることで、取締役会を
機能不全とし、
外部に対してはうまく行っているように
見せる。
こうすれば、誰からも文句は言われない。
そのために、GEキャピタルは、
会計処理のための、道具をさまざなに提供してきた。
いざ、これが問題視されると、
取り繕うために、
キャピタルの売却
アルストムの買収
デジタルの立ち上げ -
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Posted by ブクログ
今、自身の所属している会社が、このサブスクリプションモデルへの変革で苦しんでいる所なので、非常に生々しく実体験と重ね合わせて読めた。
しかしながら、2022年になり、これまでIT特にソフトウェアのビジネスモデルとして絶好調だった企業のビジネスの伸びが鈍化して来ているのをみて、この先、どうなるのか?という興味も。
この本では、大きく、サブスクリプション・エコノミーの到来、サブスクリプション・モデルで成功をつかむというブロックがあり、その中でモノ売りからの脱却と、その中でもビジネスの内側で最も気になる営業体制、マーケティング、ファイナンスが語られている所が良いところ。
この本は時間を空けてもう -
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Posted by ブクログ
ネタバレ雑誌で星のリゾートの特集があり、そこで紹介されていた本。
感想。
とても良かったです。私の好きな組織運営と考え方。こういう組織で働きたい、自分だったらこういう組織を作りたい、と思いました。
一方で企業規模次第(非常に大きな企業の場合とか)かえって非効率なやり方になる気もする。
備忘録。
・強い会社、生き残る会社とは、顧客と品質を最優先にし、収益性とコスト効率を高め、市場変化に迅速に対応しつつ、イノベーションを継続できる会社。
・顧客は、顧客が接する社員がその場で意思決定し問題解決してくれることを望む。そういう組織が強いのは明らか。ただ、これができる会社は稀。
・社員の方も、感覚的には、 -
Posted by ブクログ
ネタバレコンサルを辞めた理由の一つに、営業活動の難しさがあった。
知らないことでも、さも知っているかのように振る舞いクライアントにBUYされる。そーゆー立ち振る舞いが出来ず、一旦コンサルを離れて時間をかけてその力を身につけたかった。
結局まだ身についていないが、この本の内容はかなり役に立つ。
コンサル時代の自分は基本的に「プレイロー」の立ち振る舞いだったのだと気づけた。
上司からはよく「自分らしく振る舞うことも大事だけど、演じることも大事だよ」と諭されていたが、嘘っぽさが嫌でできなかった。ただ、まさにこの本に書いてあったように「助けを必要とする人のために使う」と思っていれば、もっと前向きに試行錯誤で