御立英史のレビュー一覧
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ネタバレ12のテーマについて、著者の2人の子どもとの対話をもとに、哲学の考え方を「子ども語訳」していく。どのテーマも身近で、誰もが一度は(それこそ子どもの頃に)考えたことがあるだろう。
個人的に最も印象に残ったのは、夫との関わりをイルカの調教のようにした妻の話だ。本書で挙げられていたこの行動の気になる点は、例えばパワハラをする上司だとか、学力の高い生徒には無料で学習の場を提供して合格実績を吊り上げる塾だとか、そこに感じる気持ち悪さにも通じると個人的に感じた。
また、個人的には、子どもは小さい大人ではない、との主張も考えさせられた。昨今は子どもの自主性を尊重する学びが重視されている傾向があり、私もそれに -
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法哲学のスコット・ハーショヴィッツ氏の著書。哲学というとっつき難いテーマを自身の息子達との会話を切り口に深く考察する本書。日本でのタイトルのまま、圧倒的に面白い。また全12章に亘る内容も権利や罰のような著者が得意とする分野から男女、差別のような昨今よく取り上げられるテーマ、無限、神のような根源的でスピリチュアルなイメージの話題まで、哲学で読み解いている。息子達とのやり取りはユーモアに満ちていて、学術的な堅苦しさを一切感じない。それでいて考察は深く、育児本としての解釈もできる。知的謙遜を学び、知的謙遜を子ども達にも伝えられる大人にも子どもにも伝えたい本。
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日本法人の過去の一末端の従業員として、ここで書かれたGEの凋落を中で体験した。海の向こうのおひざ元で、こんな問題が起こっていようとは。詳細はこの本で知った。詳細を知るには、距離と、職務階層が低すぎた。とは言え、当時GEの問題はよくマスコミで取り上げられていた、ともあった。私もアンテナを高くしていたらアクセスできていたとも思った。中の人ほど中のことを知らない。
一言でいうと、greedy とarrogant. GEの経営はこの言葉で表されると思った。ウェルチが築いた圧倒的企業にあぐらをかぎつづけたImmeltとその取り巻き。経営に苦労したかもしれないが、真の経営はしていない、キャピタルという机上 -
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とても読み応えのあるビジネス書でした。本書はサブスクリプション・ビジネスを陰で支えているズオラ社のCEOが書いた本ですが、ビジネスパーソンが書いた本にしては、非常に深く、かつ包括的に書いてあって感銘を受けました。サブスクリプションというと新聞・雑誌などの定期購読をイメージしがちですが、本書が述べているサブスクリプション・モデルとは、要は「デジタル時代の大規模ご用聞きモデル」と理解しました。サザエさんに出てくる三河屋の三平さんは磯野家のご用聞きですが、彼は磯野家の好みや家族構成などいろんな情報を知り尽くした上で、長期的に磯野家を「ロックイン」しています。定期的にお米やら味噌やらを言われなくても持
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トップが絶対の権力を持ちすぎることで
組織が崩壊していく。
でも、その裏にあるのは、利益を最大化したい
投資家からの過度なプレッシャーなのではないか。
トップになることで、高額な報酬が待っている。
激しい競走に耐え抜き、トップに立ち、
自分の権力を絶対化する。
取締役会会長になることで、取締役会を
機能不全とし、
外部に対してはうまく行っているように
見せる。
こうすれば、誰からも文句は言われない。
そのために、GEキャピタルは、
会計処理のための、道具をさまざなに提供してきた。
いざ、これが問題視されると、
取り繕うために、
キャピタルの売却
アルストムの買収
デジタルの立ち上げ -
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Posted by ブクログ
今、自身の所属している会社が、このサブスクリプションモデルへの変革で苦しんでいる所なので、非常に生々しく実体験と重ね合わせて読めた。
しかしながら、2022年になり、これまでIT特にソフトウェアのビジネスモデルとして絶好調だった企業のビジネスの伸びが鈍化して来ているのをみて、この先、どうなるのか?という興味も。
この本では、大きく、サブスクリプション・エコノミーの到来、サブスクリプション・モデルで成功をつかむというブロックがあり、その中でモノ売りからの脱却と、その中でもビジネスの内側で最も気になる営業体制、マーケティング、ファイナンスが語られている所が良いところ。
この本は時間を空けてもう