【感想・ネタバレ】GE帝国盛衰史―――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのかのレビュー

あらすじ

エジソンが興した世界最大の総合電機メーカーとして1世紀以上の栄華を誇ったゼネラル・エレクトリック。ピーク時から企業価値は数分の一に激減。カリスマ経営者たちはどこで間違ったのか? ウォール・ストリート・ジャーナルのGE担当ジャーナリストが謎に迫った。

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ネタバレ

・現場・現実を踏まえないトップダウン、無謀な目標の設定・達成の強要、それらに現場から異を唱えることのできない企業文化。
・優秀な人材に恵まれ教育研修にも力を入れていたのにもかかわらず、巨額の投資損失や不適正会計が発生した背景を学ぶことができる。
・大企業病の典型であり示唆に富む。

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2026年03月13日

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寝かしておいた本をようやく読んだ。読み始めたら一気に読めた。GEってアメリカの工業化社会を推進した魂的な存在だったのに、その凋落ぶりっといったら急速で、お「奢れるものも久しからず」か。繁栄を押下しているときに腐敗は始まっていて、その後始末をする人が哀れだということがよく分かる。

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2025年02月16日

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読みでがあった。
巨大なコングロマリットの問題が全て入っていて、巨大企業の問題点のデパートといった感じだ。
日本の大企業の取締役会の緩さも考えさせられた。

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2024年05月04日

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久々にすごく面白かった。時を全て読んでしまいました。
理由は事実をもとにしつつ、ある種の物語であるところ、人と人との関係性や思いなどが散りばめられていた。
事実と見てもよし、架空の物語と見るもよし、だとは思う。
ただ一つ難点を挙げるとするならば、時間軸が捉えづらかった。先の年に行ったり、戻ったりするところが分かりにくかった。

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2024年01月30日

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世界一とも言える大企業GEの内情が詳らかにされ、こんなことが起こっていたのかと感嘆も嘆息もさせられる。GEだからこそ変えられない社風や文化が悪い方向に進み誰にも止められなくなってしまった。
最高の製品を持つ企業が勝つわけでもなく、最もシンプルなストーリーを、わかりやすく語った者が勝つと言う言葉に深く考えさせられ、巻末の巨大化した組織の文化、意思決定、会計に関する詳細な洞察を与えられ、何らかのかたちでリーダーの役割を果たしている人であれば、この本から学べることは多いはずだ。と言う言葉には同意しかない。

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2023年11月24日

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日本法人の過去の一末端の従業員として、ここで書かれたGEの凋落を中で体験した。海の向こうのおひざ元で、こんな問題が起こっていようとは。詳細はこの本で知った。詳細を知るには、距離と、職務階層が低すぎた。とは言え、当時GEの問題はよくマスコミで取り上げられていた、ともあった。私もアンテナを高くしていたらアクセスできていたとも思った。中の人ほど中のことを知らない。
一言でいうと、greedy とarrogant. GEの経営はこの言葉で表されると思った。ウェルチが築いた圧倒的企業にあぐらをかぎつづけたImmeltとその取り巻き。経営に苦労したかもしれないが、真の経営はしていない、キャピタルという机上操作で作られるお金。GE神話に酔って「GEはすごいんだ、できるんだ」という刷り込み。
中にいた人間だから言える。そう、プレッシャーは相当きつかった。と同時に、エリート意識は高く、エリート層とそうでない層に社員ははっきり分けられた。社内カーストがつけられるとその覆しはまずない。秘密主義が敷かれ、秘密はエリート層にしかシェアされない。ますます分断は進む。しかしそれが良い会社運営だと上層部は思っていた。でも、全て化けの皮剥がれた。
Predix。ぶち上げられけど、いつしか消えた。Immeltの「やらかし」でたくさんの部門が閉鎖され人員削減の大ナタが振るわれた。その時去った内の一人が私。そんなずさんで傲慢な経営の結果、去ることを余儀なくされた人達。怒りが込み上げる。一方で、GEを去ったことでできた経験もある。長い人生、そんな事もあるさ、と思える私は良い。ただ、GEで正しいと徹底的に教え込まれたこと、身につけたビジネスパーソンシップは果たして正しかったのか?と、自分のキャリアで培ったことが正直わからなくなった。GE凋落の過程で行われた事全てが間違いであったはずはなかろう。「ストーリーを語る」というImmeltとコムストックが導入したビジネススタイルは、よりGEを親しみやすい会社にしただろう。そのストーリーの背後にたいしたこじつけと強烈なトップダウンから語られたのは間違っていたが。
この本は、GEの間違い点はたくさん示してくれる。一方で正しかった点は示してくれない。それを求めてはいけない。これはジャーナリストが客観的に取材したレポートであり、そこに価値がある。従業員としての振り返りは、自分でするしかないのだ。

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2023年11月10日

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ビジネスマンとして教科書的存在であったGEの栄光と凋落を描いた作品。特に製造業に携わる人には共感できるところも多いと思うので是非読んでほしい。

実態を伴っていなかったことは後々わかるのだが、GEの経営手腕は日系大手企業と比較して凄まじく先進的に感じた。それでも凋落するのがこの世の常。
この本を読んだ後、盛者必衰という言葉を思い出し平家物語を読み返したくなりました。

最後に海外のビジネス書なので、日本とはまた違ったオシャレな言い回しも多くてそこも面白い。

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2023年07月28日

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GEは日本の総合電機メーカーが目標にしていた会社。
しかし、GEの凋落と日本の総合電機メーカーの凋落が同時期に一致しているのは怖いくらいだ。

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2023年01月09日

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興味深い 最強の企業であるGEが、なぜ没落してしまったのか。ライバルに出し抜かれたとか、大きな不良品を出してしまった、といった特定の原因ではなく、図体が余りに大きいため末端まで神経が行き届かなかったと特定の原因が無いのが興味深い。非常に綿密に書かれていて感心する。でもやっぱりあのGE没落するのは不思議である。

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2026年01月01日

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巨大企業の運営がいかに難しいかよくわかる。
やや情緒的な筆致故に悪者にされそうだが、作中のどのCEOも個として抜きん出た存在なのは言うまでもない。ただ組織内のエコーチェンバーによって個も組織もどんどん歪んでいく様は、全く他人事ではなかった。
システムなり系の自浄(自重?)作用をいかに組み込むか。ただコストとのトレードオフで、恐らくコストをかけすぎた企業は話題にすらならずに淘汰されていく。難しい。

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2026年05月13日

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非常に詳細に巨大企業の崩壊の様子が描かれており、自社のガバナンスを考える上でも参考となる。
積み上げるには時間がかかるが、崩壊は本当に一瞬であると痛感させられる。

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2025年04月14日

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アメリカを代表する企業であったゼネラルエレクトリック(GE)が何故没落したかを描いている。全社的に利益目標達成を厳しく求められ、達成するための手段は問われないとなれば、不正の温床となるのは目に見える。また当たり前のことだが、過去の負債をなくすことが如何に大変か、その様子も見て取れる。

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2024年12月02日

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ジャックウェルチ公認のジェフイメルト期にフォーカスして世界的なコングロマリットがどう衰退したかを詳述する本。詳述なだけに読むのに体力がいる
日本ではここまでマーケットのプレッシャーで経営が動くことはないかもしれないが、腐敗していく経営陣の反面教師的なケースとして参考になる。
一時期やたら名経営者として持ち上げられていたジャックウェルチも、結果を見るとサステナブルではない目先の利益と株価を追うタイプの経営者だったんだなという印象。彼はこれからの時代にロールモデルになることはなさそう

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2024年05月20日

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ネタバレ

アメリカを代表するコングロマリットGEの盛衰史。M&Aを通した多角化戦略は日本企業の大手メーカーでも見られる。メディア大手や映画コンテンツなど、工業とは離れた業態に手を出していたのだと本書で知った。金融と工業という2大柱は共存し得たのか、金融機能を活用した資本コストの低減は本当に有利に働いたのか考えさせられる。GEはコングロマリットとして巨大すぎるため取締役会ではガバナンスが効かなかった。モニタリングが不十分で自分達が運営する事業を網羅的に把握できていなかった。そこにリスクがあったと思われる。おそらくコングロマリットといえど近似する事業を3,4個保有するのが限界なのではないかと考えさせられた。また、株式こそ最大のコストで、常に配当を気にした経営していたのは意外だった

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2024年03月24日

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ネタバレ

伝説の経営者ウェルチ時代からグレーな会計で成長してきたという点注目。それがイメルトの時代には持たなくなった。
取締役会をはじめとするガバナンスは大事。CEOはYESマンではなく自分に反対し、声を上げてくれる取締役をそろえるべき。

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2023年09月21日

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理想の経営者・組織とされたGEの崩壊の経緯は日本と変わらないような気がする
Jウエルチ時代に仕込まれた歪が、日本的とも思える[白人]男性優位主義・会計操作で限界に達するまでが、結果から振り返って描かれる
こんな会社を称賛していた社会が日本より好調な日本には更に闇が?
この時GE買っとけば今なら...
経済誌が「浪速のJウエルチ」と称えた経営者の会社に勤務したものとしては感慨深い

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2023年08月06日

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読み物として面白い。
あのGEがここまで衰退するとは誰が思ったか。
時代と共にマネジメントの正解は変わっていくのに、人は変わらない

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2023年05月12日

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周囲が「まずい」と認識してからの衰退は早かった。
しかし、その問題が発生し始めてからダウ工業株平均からGEの株が除かれるまでの間は約40年。

40年に渡ってゆっくりと衰退していった。
「経営者が無能」と一言で表される問題ではないでしょう。

外からは復活するかに見えたGEが、どうして衰退しまったのか、その歴史が書かれた本。
非常に読み応えがあり、読むだけなのに体力を使った。

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2023年05月02日

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2023年18冊目。満足度★★★★☆

かつて、時価総額世界No.1、トリプルAの格付、NYダウ採用銘柄で最も長い歴史を誇ったエクセレント・カンパニー・GE

日本でも特にジャック・ウエルチ時代の経営について、賞賛するメディアが多かった

しかし、実はそのジャックの時代から水面化では内部崩壊を始めていて、日本の東芝で起きた粉飾紛いの経営が長年に行われており、かなり危うい経営実態にあったことが、本書を読めばよくわかる

米国企業を中心に株式投資をしている者として、改めて「個別」株式への投資のリスクの高さを再認識した

なお、海外のノンフィクションにありがちであるが、話がやや冗長なところがあり、約500ページ読むのは少し時間を要した

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2023年04月11日

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GEの凋落が生々しく描かれていて興味深い。リーダーのあるべき姿やステークホルダーからの扱われ方等勉強になる部分もあった。

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2023年04月10日

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2023年2月20日時点で、GEの株価は83ドル。

すでにGEヘルスケアは分社化され、
2024年にエネルギー事業はGEベルノバに、
航空機事業はGEエアロスペースに分社化される。

コロナ禍では34ドルまで下落していたわけだから、
株価だけ見れば、いまのところスピン・オフ戦略は
うまくいっている
経済再開で、ボーイングからのジェットエンジンの受注も
増えているようだ。

しかし今後は果たしてどうなるだろう。

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2023年02月24日

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盤石だと思われていたGEの内実が興味深い。収益を極端に追求する様子は良くも悪くも米国企業を感じる。デジタルに舵を切った時は外から見た際には素晴らしい戦略かと思っていたが、実態とのギャップが激しかったことを理解した。

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2023年02月18日

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エジソンはお飾り、J.P.モルガンによる資金力で生まれた
どんなビジネスでも成功させる方法を知っている会社

ウェルチ 
 マネジメント効率 金融 ランキングによる人員削減
 1980から2000年で売上5倍、株価40倍 企業買収
 実質 全米7位の銀行 AAAのGEキャピタルと エジソンコンデュイット
 利益平準化 本来のCP短期債券発行+GE資産の高値購入

2001年  イメルト
 後継者選びを公開 営業力のイメルトへ
 エンロン不正会計で 2002年 米国企業改革保成立にて 利益操作不可能に
 ヘルスケア、再生可能エネルギー分野の企業買収
 保険と再保険会社の売却 損失の可能性ある再保険は残す

 オーガニックな成長 =既存事業の強化による成長  マーケティング復活
 新たなタグライン Immagination at Work (創造するイマジネーション)
 Borg 全社的ハブ機能 (スタートレックの異星人から命名)

 中国市場開拓
 サブプライム市場への投資
 素材部門、GEプラスチックス(→Sabic) 売却
 Ecomagination 自然と調和するテクノロジー ハドソン川浚渫

2008年 リーマンショック CP危機
 GEキャピタルの鍵=信用のある低調達コストのCPでニッチ顧客へ貸し出し
 株価 就任時38ドル→2009年1月12ドル ひと桁まで下落
 NBCユニバーサル売却
 2010年 ドッド=フランク法  金融システム刷新 政府の毎年のチェック 
 キャピタルの利益率低下

2015年 GEキャピタル売却 ~デジタルインダストリアル企業へ
 GECASは残す 航空機ジェットエンジン リース 発電システムや医療機器融資
 工業系事業90%へ 350億ドルの現金取得
 GEデジタル 「プレディクス」センサーからのデータ分析

2016年 GEパワー 仏アルストム買収 
 倒産危機の会社からガス/風力タービン、送電網などの電力事業買収
 子会社PSMも併合すると反トラスト法に違反
 アルストムの賄賂の罰金、フランス政府の介入により買収額増加
  伊アンサルドに売却するがタービン技術は上海電気に渡ってしまう

2016年 コネチカットからボストンに移転 株価30ドル越え
 市場シェア獲得優先
 GEパワー 将来の利益を見込んだ帳簿の操作によるサービス契約
 債権のキャピタルへの売却
 1株当たり利益2ドル未達 
 イメルト 11年間で1億6800万ドルの報酬

2017年 GEヘルスケアトップのフラナリーがCEOへ 
 独裁者から議論の集団へ
 2機体制の自社ジェット機を廃止
 世界の開発拠点を米ニスカニアとバンガロールの2か所に集約
 介護保険の残滓 規制当局からの150億ドルの準備金の要求 配当金の4年分

2018年 ハーバードビジネススクールのカルプへ 
 株価7ドルを割り込む 1400億ドルの市場価値が消える
 ボトムアップへ
 運輸交通事業、石油ガス事業、バイオ医薬品事業、小計機器部門の売却

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2022年11月30日

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ウェルチCEO時代、GEという巨大コングロマリットがどのように構築されたか。従業員が受けていた苛烈な業績へのプレッシャー。その裏にあった会計トリック。
イメルト時代の経営方針の迷走。コーポレートガバナンスの欠如。
などなど、名声の裏で機能不全に陥っていたGEの実態を描く衝撃作。
日本のコングロマリット、東芝などに関心のある投資家も必読です。
コングロマリットがなぜディスカウントされるか、これを読めば感覚的にわかると思います。

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2022年10月25日

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GEという米国の超巨大企業がいかにして衰退していったのかについて、関係人物が内部でどのようなことを行なっていたのかなどが詳細に書かれている。
コングロマリットとして成長を維持し続けてこれた要因には、組織内での会計操作があり、また、や真的な目標を達成するためにはあらゆる手段を使ってでもやることとされ、その方法として不正が行われているのが実態である。こういった大企業でとんでもない非倫理的活動が行われていたこと、表面的には株価を上げ投資家に利益をもたらすよなことを行い、外部からも疑いを持たれずにやれていたことも驚きであった。
ただ改めて振り返るのは、そもそも会社は何のために存在するのか、何をすべきか、という、本当に基本的なことに立ち返ることが大事であるということ。
地位や名声、富を手に入れた、または、手に入れたいと願っている人や組織の集団の中ではこう言った倫理観の欠如、正しい判断ができなくなっていることもあるものだと心得ておくことも重要だと思った。

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2025年10月24日

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アメリカでも「大企業病」はあるんですね...日本特有かと思っていましたが、どんな国でも巨大企業が陥る共通の落とし穴があるものです。

エジソンが設立した会社GE。電気製品メーカーでしたが、金融、航空機などさまざまな分野に進出しコングロマリット企業に成長しました。

金融事業に頼りすぎたことでリーマンショックで大きな損失をうけます。さらに会社が大きくなりすぎて経営が複雑化してしまいます。肥大化したGEは時代の変化にもついていけず部門売却で事業を絞り込み縮小していきます。

GE衰退の要因としては、
・過度な金融依存と会計操作
・ガバナンスの形骸化(経営トップへの権力集中と監督機能の喪失)
・現場への過剰なプレッシャーと忖度の蔓延
・外部環境の激変(金融危機、規制強化、デジタル化など)に対応できなかった
などがあります。
トップを交代するも、ピーク時から20年という短期間でGEは衰退します。表面上は株価も業績も絶好調でイケイケに見える企業でも、裏で金融操作などが行われており、経営陣はそれを誤魔化すために奔走したことが本書でも書かれています。

巨大組織ほど、経営の透明性や多様な視点、内部統制が不可欠です。大波に乗って事業を拡大しすぎた慢心、そして時代の変化に対応できなかったGEの姿に、日本の企業もGEの失敗に学ぶべきことが多いと思います。

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2025年07月04日

Posted by ブクログ

大企業が徐々に崩壊していく物語。
崩壊の原因として描かれているものは特に目新しいことはなく、市場との対話から離れ、経営がマネーゲーム化し、取り返しのつかないことになるという大きな組織の典型的な話し。
具体的な人名や驚くようなエピソードなど、かなり詳しく取材をしているところは凄い。やや暴露本的な要素が強く、組織論等に構造化して理解に落とし込むには、読み手の力が必要。

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2025年02月04日

Posted by ブクログ

大企業特にコングロマリットの難しさを感じる内容。
色んな事業が混じり合うことで、色が濁ってしまうのだろうか。
企業が大きくなる、時が経つにつれて、起業当時(DAY1)の精神が薄くなるのは仕方ない。ただ、ブレない芯がないとダメなのかなと。
トップが変わることは会社が変わることを意味するとはよく言うが、意思を引き継ぐ難しさはあるのだろう。
時を同じくして、日立V字回復の書籍を読んでいるので、とても複雑な思いだ。。

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2024年11月04日

Posted by ブクログ

某新聞の書評で知って読んでみました。約半分読んだところで挫折。
評価2.5

面白いポイントは
・コングロマリット(複業企業)がどんな感じで商売、仕事してるのか分かる
・GEが衰退した原因が分かる。例、極端な成果主義と現場へのプレッシャー、金融業への依存、小手先の会計操作など

難点は
・とにかく話が長い。無目的に読み続けられる代物ではないと感じた
・金融や会社の会計について多少知ってないと話が進むにつれてどんどんイメージしにくくなる

挫折したのでまだ全体を把握できてませんが、具体的な目標を持って挑まないと厳しいと思いました。

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2023年06月05日

Posted by ブクログ

アメリカ人ジャーナリストにより、GEの歴代CEOを中心に経営幹部に取材した結果をまとめたもの。GEの盛衰を概略理解できた。ただし、GEの時々の経営実態がデータとしてわからないので、事業の成功・失敗の評価が人の意見の積み重ねでは説得力がない。どの会社のCEOもそうだが、人の評価には賛否両論があり、何らかの定量的なデータが示されないと個人的意見と判断せざるを得ない。残念な書籍。

「(GE誕生の聖地:ニューヨーク州スケネクタディ)この巨大な古い工業の本拠地は空洞化しはじめていた。GEの最盛期には4万人以上の男女が働いていたが、2017年にはその数は1/10になっていた」p6
「GEの生みの親は、トーマス・エジソンではなく、JPモルガンである。モルガンは資金力にものを言わせて、競合する複数の会社を合併させた。エジソンは、会社の財務状況が悪化していたため、買収に応じざるを得なかった。偉大な発明家は、GEの名前だけの初代取締役となり、宣伝のためのお飾りになった。しかも、エジソンが取締役の座にあった期間はほんのわずかだった。失敗に終わる鉱山開発に必要な資金を得るために、GE設立後数年で株を売却してしまい、その後急成長がもたらす利益をつかみそこねている」p20
「(ジャック・ウェルチ)意思決定は各事業に委ねたが、各事業のオペレーションには細かく目を光らせた。中間管理職には、長いメモを書くのをやめさせ、分厚い計画書を捨てさせた。「プラニングはいらないからプランを出せ」と繰り返した。ウェルチの支持者たちによれば、ウェルチはアウトソーシング、国の貿易政策、日本企業の台頭といった、グローバル企業の相貌を変えかねない大問題から目を離さない一方で、会社の隅々から細かい情報を引っ張ってきて系統立てる不思議な能力があったという」p27
「最盛期には、GEキャピタルはGEの総利益の半分以上を生み出していた。米国で最も有名な製造企業は、実質的には、米国で最も大きく、最も謎めいた銀行の一つになっていたのである」p29
「テレビに出るたびに株価のことを質問されて、イメルトは株価が経営者の成功を測る容赦のない基準であることを痛感した」p99
「政治でもビジネスでも「最高のキャラクターの候補者が勝つのではなく、最高の製品を持つ企業が勝つわけでもない。最もシンプルなストーリーを、わかりやすく語った者が勝つのだ」と(大統領選マケイン陣営の)シュミットは言った」p194
「(買収時の評価額)ディールを成立させるためにはブイグを納得させなければならないとイメルトやボルツが決めた後は、バンカーや法務担当の仕事は、妥当な額の計算ではなく、決められた額の正当化に変わった」p288
「ヨーロッパでは、タービン開発プログラムをヨーロッパに残せというベスタガーの要求に屈するかたちで、GEはアルストムの技術をアンサルドに譲渡した。その技術は、最終的には上海電気に渡ることになる」p335
「(大株主の取締役就任)取締役会に参加することでトライアンはGEを深く知ったが、証券取引法上のインサイダーに該当するため、取締役として得た未公開情報を(GE株売買に)利用することができなかった」p408
「自社株買いには賛否両論があり、経営陣に良い方策がないことの表れだと言う人もいれば、株主に現金を還元する第二の配当のようなものだと言う人もいる」p412
「フラナリーが取締役会の刷新と縮小を打ち出したとき、取締役会には現役のCEOまたはCEO経験者が6人いた。ほかに、投資信託大手バンガードグループの元社長、ニューヨーク大学ビジネススクールの学長、さらには証券取引委員会の元委員長などが名を連ねていた。17人の独立取締役は、現金、株、その他の特典を組み合わせて、年間30万ドル以上に相当する報酬を得ていた」p430
「(取締役の仕事)満足に答えられていない疑問や、定時すらされていない疑問を追求し、経営を監視し、致命的な放漫さから投資家を守るのが彼らの仕事なのだ」p455

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2023年04月09日

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