【感想・ネタバレ】父が息子に語る 壮大かつ圧倒的に面白い哲学の書のレビュー

あらすじ

「自分とは何か」から「宇宙の終わり」まで、哲学の最重要問題を一気読み。イェール×オックスフォード卒の異才教授が渾身の力で解きほぐした、史上最強の哲学書! 権利/罰/復讐/真実/無限……「最もシンプルでわかりやすい言葉」で、哲学がするする頭に入る前代未聞の哲学書。

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Posted by ブクログ

 大学で哲学Dだった私、、、。哲学って何と思って読み始めたのですが、深く感銘を受けました。文化的な背景が色濃い作者ですが、深くあらゆる角度から考え考察し導かれる考えには、重みと尊厳があると知りました。考える方法、考察力を学べた良書でした。

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2025年10月12日

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哲学について、興味はあるけれどなかなか手が出ませんでしたが、本書はとても分かりやすく読みやすいです。読んでいて笑ってしまうこともしばしば。良い本でした。

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2024年09月06日

Posted by ブクログ

最高だ!最高だ!最高だ!
って大声で大いに叫びたいほど素晴らしい!
哲学の本なのに泣き笑いが止まらない,最高の子育て書だと思う!
細かいことはいい,みんな,読んで!

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2024年09月05日

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面白かった!哲学についての幅広い知識を得られながら、日常の特に子育て世代には子どもとの関わりにも落とし込まれていて更に考えさせられる。子どもはみんな哲学者だとはその通りだと思う。

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2024年07月12日

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ネタバレ

12のテーマについて、著者の2人の子どもとの対話をもとに、哲学の考え方を「子ども語訳」していく。どのテーマも身近で、誰もが一度は(それこそ子どもの頃に)考えたことがあるだろう。
個人的に最も印象に残ったのは、夫との関わりをイルカの調教のようにした妻の話だ。本書で挙げられていたこの行動の気になる点は、例えばパワハラをする上司だとか、学力の高い生徒には無料で学習の場を提供して合格実績を吊り上げる塾だとか、そこに感じる気持ち悪さにも通じると個人的に感じた。
また、個人的には、子どもは小さい大人ではない、との主張も考えさせられた。昨今は子どもの自主性を尊重する学びが重視されている傾向があり、私もそれには大いに賛成だったが、この視点にたってみると、子どもに行動(特に、勉強とか協調とか、自身の利益と感じにくい行動)の判断を任せるのには限界があるのか?と、自分の考えが少し揺らいだ。
本書で勧められているように、子どもの対話や問いかけに対して本を閉じて「自分だったらどう答えるかな?」「自分だったらどう結論を出すかな?」と考えながら読むのがおすすめ。

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2024年07月04日

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法哲学のスコット・ハーショヴィッツ氏の著書。哲学というとっつき難いテーマを自身の息子達との会話を切り口に深く考察する本書。日本でのタイトルのまま、圧倒的に面白い。また全12章に亘る内容も権利や罰のような著者が得意とする分野から男女、差別のような昨今よく取り上げられるテーマ、無限、神のような根源的でスピリチュアルなイメージの話題まで、哲学で読み解いている。息子達とのやり取りはユーモアに満ちていて、学術的な堅苦しさを一切感じない。それでいて考察は深く、育児本としての解釈もできる。知的謙遜を学び、知的謙遜を子ども達にも伝えられる大人にも子どもにも伝えたい本。

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2024年03月22日

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哲学

◯権力
・権利が提供する保護は、その権利を認めて尊重しようとする他者の意思に依存する
・暴走するトロッコをめぐる難問


◯復讐
・悪に悪を返して善になることがある(やりすぎなければ、2度目の悪はやりすぎなければさ実は悪ではない
・タリオンの掟(目には目を)は自分ごととして共感を呼び起こさせる、共感は同情よりも)強い、そして復讐に上限を決めた
・現代はこれに比べわすがな補償でよしとされている、命の価値が小さい

◯罰
・報復のためというのが周り回って最も大きな狙いであることが多い。
・客体への態度: 望ましい行動をした場合は褒め、逆は無視するという方法で動物同様人間のコントロールも可能かもしれないが、人はモノではない。反応することに責任を持っている。一方でそれにより細かいことを気にしすぎなくなり、夫婦間が平穏になる効果もあり必ずダメというわけでもない
・罰は反応的態度の表出で、自分の行為に責任を取れる人にしか与えることはできない
・子供には自分のすることに責任がないだからこそ子供は動物でおり客体への態度を取るべき
・良い行いは自分の中に組み込まれている(性格の反映である点誉める)、悪い行為はたまたまやってしまった逸脱行為で改めることができると認識させる(行動をしかる)

◯権威
・権力と権威、権力は望み通りに動かす力で、非対称に見える関係でも一方だけに存在することは滅多にない
・ラズ: 権威はその対象に奉仕するところにある。
・権威は人や能力にではなく役割に付随する

◯言葉
・悪態をつくことの問題は言葉そのものではなく発せられるシグナル、その場や誰かを侮辱していなければ言っても良い
・悪態を一律に禁止する姿には疑問を感じる。ストレスの軽減、仲間との絆を深めるといった良い面もある。
・侮蔑語はその言葉を使うことによって、その言葉がもつイデオロギーを共有していることを示す点についてよくよく肝に銘じておくべきで、だからこそ使うべきではない。

◯男女

◯差別
・人種はヒトを優位な亜種に分類するものではなく、人種おける多様性は人類全体の多様性と変わらない。全人類が家族のようなもの
・人種とは社会的概念

◯知識
・何かを知っているとは、「正当化された真なる信念」を持っていることで、頭の中にありそれが正当化できる理由があり、事実である必要がある。
・ダウトモンガー(懐疑論で人心を操作する人)に注意が必要。会議論者は高い基準を押し付けてくるが、それを超えるようなわずかな可能性に未来をかけるべきてない。公的な文脈では完全に知っていなくても確率に基づいて考え行動するべきだ。、
・子供達には疑うこと、質問することを教えているが、世の中には誠実な質問ばかりではなく、質問する人の意図を考える必要がある。

◯真実
・ウソとは正直であることが期待される合理的理由がある状況で、自分が信じていないことを真実であるかのように述べること。
・正当な期待停止文脈がある場合は罪のない嘘になる
・ウソが悪いのは人を欺くからだけではない。正直なコミュニケーション、話すことでしかなし得ない相互理解の道を閉ざすこと。
・その人にとっての正しさがあるという相対主義は、それが真実に反する場合は正しくない。難しいのは見解の相違(中絶など)のケースだが、ジェノサイドの肯定にも繋がる危うさがある。これも真実野探求を忘れず、双方の主張の背景を深く掘り下げ理性で判断する必要がある。
・外から適切な意見を排除する情報ネットワーク「認識論的バブル」にますます現代人は浸るようになっている。誤った考えを信奉する危険があるが見逃していた情報に触れることで簡単に弾ける。
・一方外から入ってくる適切な意見の信頼性を積極的に失墜させようとする社会構造」エコーチェンバーは問題で注意が必要。
・見分け方はコミュニティの信念体系がその教義を支持しない人々の信頼性を積極的に毀損しようとするものかどうか

◯心
・意識の難問: 脳が情報処理を行うとき、なぜ実感が伴うのか?
・唯物論: 心とは脳のこと
・見解を持つとそれを守ろうとして塹壕を掘り、他の人の意見を聞けなくなるという点で危険。そのため、反論を考え尽くし反論の間違えを説明できないうちは持つべきではない。

◯無限
・宇宙は無限か?
・とてつもない大きな数から見ると自分はちっぽけな存在だとわかる。自分を取るに足らない存在とみなしたとしてもそれは自己否定ではない。それと共に自分が何かを大切にすることによって自ら意味を生むことができる

◯神
・神を信じることとは、確証や追加の証拠を求めることなく、神が存在するものとして行動すること。例え証拠に弱点があったり反証があっても人生の中心に神を置こうとする姿勢のこと。
・パスカルは神がいないと思っても存在するとしておいた方が失うものが少なくメリットがあるとした。
・神がいるならなぜこの世に悪が存在するのかという悪の問題は未だに説得力のある回答がない

◯まとめ
・哲学者を育てようとするか?という問いは適切では無い、子供はそもそも哲学者でこれを親はサポートするのか?無視するか、押しつぶすかが問い。
・哲学は考える技術であり、明晰にして思慮深い人間を育てることにつながる。
・子供を対等な相手として対話し、よく質問して行くことが大事。
どう思う?なぜそう思う?もし間違ってるとしたらどうして?どういう意味?それは何?

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2024年03月15日

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ちょっと長すぎて途中でだれる。
でも考える技術を磨くということは大事だと思う。そう思ってまた読み返そうと思える長さなら良かった。

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2024年02月24日

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ネタバレ

面白かった。
アメリカの哲学者が、息子との関わりを通して哲学している本。

権利・男女・差別・知識・神等など、、、抽象的で色んな意見がある概念に対して、誤解を恐れずに自身の考えを主張していてとても学びになった。

権利の章で、「権利はそれを認めて尊重しようとする他者の意志に依存する。」という言葉と、復讐の章で「蔑まれたり侮辱された時には、自分の力で抵抗できる人間になってほしい」という言葉があった。

差別する方が悪い!虐げるやつが悪い!という声は大きいし、納得だが、差別される側、虐げられる側も誰かの庇護下でいたり、環境が変わるのを待つだけではなく、抵抗する義務があるし、知識や技術を身に着けてそこから脱していく必要があるよなと思った。

今、「こうあるべき」というメッセージと同時に「あなたは悪くない」「嫌なら逃げよう」的なメッセージが多いと感じている。逃げるのは良いが逃げてばかりだと、自分を守る手段が逃げる一択になるので、時には戦う経験も大事だよなと思う。

自分の身を守るスキル、この環境はおかしいと思える知識、居場所を変える柔軟性は身に着けるべきスキルだと思った。

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2025年06月28日

Posted by ブクログ

物語形式で読んでいけるので、他の哲学書とは違い、そこまで頭を使わずとも読めた。(←考えたくない人( ^ω^ ))それでいて、哲学のことがわかるもんだから素晴らしい。
内容はそれぞれ章で分かれていて、何について書かれているのか忘れちゃった時に役立つ。
心の章の時なんかね、もう、珍紛漢紛だった。「あなたが自分が意識のある魂だと思ってるただのロボットだとしたら?」はぁぁぁ?そんなことあるわけ、、、、いやありうる。みたいな思考を頭の中でしないといけないので、疲れる。けどやっぱ面白い。哲学を考えてるという自分に酔っている自分を見てる自分。みたいな?ハァ?って感じですけど、まそゆこと。
神の章なんか、もっと大変なことになっちまうし、本当。
哲学を考えるためにはそれなりに徳を積んでからがいいのかもしれない。一応、徳を積んでない今でも考えることは可能。でもさ、やっぱなんか珍紛漢紛になるわけでして。徳レベル1、2個くらい上げてからもう一度読んでみるかな。

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2025年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

哲学について考えさせられる本。おまけで子育てについても学べる。

「哲学とは、相手を打ち負かすためにではなく、自分と違う考えに耳を傾け、自分が間違っていたと思えばそれを認めること」
└特に喧嘩したときなど、感情的になったときは自分は全然これはできていないので、意識するべき。

「宇宙全体からみたら自分は取るに足らない存在で、私は重要ではない。だが、私を取り巻くものや人については重要である。」
└数十億年の宇宙規模で考えたら、自分の存在など特にこの世に微小の影響しか与えない。なので人生に意味などほぼない。しかし、自分の取り巻く家族や友達、恋人、仕事などに意識を向けて大事にすれば、人生に意味を見いだせる。それが自分の幸せにもつながる。
他人を幸せにするような行動を取れば、自分も幸せになるというよく聞くことを哲学的に説明している。
こういう知識があっても普段の生活では忘れてしまうな、

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2025年02月02日

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本書はよくある過去の偉人を持ち出して、分かったような分からないような話をする実用書とは異なる。

私は子どもを持つ親の目線で読んだが、子どもの鋭さに驚かされるとともに、自分の子どもも問いかけや促し次第で思考を言語化できるようになるのではないかと胸が高鳴った。

哲学とは考える技術であるという言葉は至言だ。

これまで、哲学系実用書で学ぶことと過去の哲学者について学ぶことが同義であったが、本書を読んだことで考える力を養うことが哲学を学ぶことだと気付いた。

そしてそれは本を読むだけでなく、日常の生活の中で自分自身や家族への問いかけの中で得られるということに。

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2024年12月30日

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自分の頭で考える。他者が何を考えているかに心を配り、その人ともに考えようとする。
哲学ってかっこいい!
自分と違う考えの人を論破するものではくて、ともに考えるための優しいものだ。

子どもは面白い、考えること、会話することは面白いと感じられた。

自分に子どもができたらまた読み返したい。

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2024年06月17日

Posted by ブクログ

オックスフォード大学の教授と息子たちの小さな哲学
身近な哲学を語ることで世界の在りようを知る
子どもたちの、自分には決定する権利がないと言う考え方に興味深さを覚えたり、過去のアメリカでの行いを自分たちのことの様に捉えたりと純粋が故にハットする考え方が良かったです。
戦争、貧困など世界は不条理なことはかりで世界は決して善意でできている訳ではないと思う。
それでも、これからの世界を生きていかなければならない彼らにとって、父子の会話が有意義なものになればと思う。

今更ながら、哲学を考えることは普段の仕事や生き方を見直す術なのだと思う。神様はいるのかどうか、どちらかに決めつけるよりも、考え続けることが神様に対する正しい信仰のような気もしました。

日本の家では、なかなか見かけない父子の会話

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2024年05月26日

Posted by ブクログ

毎朝の通勤の山手線の時間だけ読んでたので、もうかれこれ4ヶ月くらいかかってやっと読み終えた。
最初の方で著者が、著者が言うことに全て疑問を持って読んでほしいと書いてあったのだが、結局はよくわからないところも含めて成る程成る程と言う読み方に終始してしまった…
もう一度読みたいが、さていつのことになるのやら…

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2024年05月16日

Posted by ブクログ

哲学なのにとっつきやすい。おもしろい。
終章、子どもとの話し方、考える人を育てるためのコミュニケーションの仕方はとても実践的で参考になるな。各論のそれぞれの議論も、導入は子どもとの会話から始まってさまざまな著名な哲学者らの考えに触れつつ議論が進んでいくのが新鮮でわかりやすい!

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルから興味を惹かれて読んだ一冊
分厚い本だが、語り口は読みやすく、一気に読んでしまった。
哲学は考える技術、というのが印象に残った。
子どもには自分で考え判断することのできる人になってほしいと思う。そのためにも、対等な人間として向き合い、対話をし、疑問やアイデアを尊重して接したいと思った。

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2024年04月16日

Posted by ブクログ

厚い本だったけど興味深くてすいすいと読めた。その分考える時間は短かったかもしれない(汗)。第一章:権利、第二章:復讐、第三章:罰、第四章:権威、第五章:言葉、第六章:男女、第七章:差別、第八章:知識、第九章:真実、第十章:心、第十一章:無限、第十二章:神、最後に。どの章でも著者の二人の息子との会話が出てくる。レックスとハンクだ。息子との会話が該当章の話の糸口となる。哲学者の名前や学説を教える本が多い中で、なんでだろう?と考えさせる本だった。

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2024年03月23日

Posted by ブクログ

子供との対話ベースで哲学に入っていくので非常に読みやすい。子供の可愛いエピソードも交えていて笑える部分もあった。また、人種差別など日本ではあまり深く無い問題も扱っていて考えが拡げられた。

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2024年03月17日

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子供の話しは聴くようにしているつもりだけど、本当にちゃんと聴いていたか、改めて考えさせられます。

考えられる子供になってもらいたいものです。

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2024年02月29日

Posted by ブクログ

子育ての本としても、法学・哲学の主要テーマの入門書としても楽しく読める。「平凡な体験の中にも哲学的な問いが潜んでいる」(p.223)ことが豊富なエピソードで語られ、「自分なりに適切と思う方法で考え抜いたうえで、自分はそれに同意するかどうかを判断する」(p.396)姿勢が示される。
読後は、興味を持った個別テーマをもっと学びたいという思いが湧くのではないだろうか。個人的には、筆者が「専門家ではない」からと見解を留保した「心(意識)」の問題が特に心に残った。

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2024年02月11日

Posted by ブクログ

身近なテーマを包括的に取り上げ、
哲学の入り口を見せてくれる一冊。

「神はいるのか」「人種差別」「トランスジェンダーとスポーツ」「宇宙の果て(無限)」「責任と権威」

このあたりは、自分が人生で一度は考え、
自分なりの結論を出したり出さなかったりした分野で
あり、大変興味深かった。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

身近な所から息子に語り掛け哲学をする、ある意味子育て本の要素もある本。
子供の話から広がっていくのでわかりやすく、考える事をいかに大事にしているかが読み取れる。
権利から始まり、嘘や罰、最後には神と色々な哲学が読める。

感想からはズレるけれども
男女の章でトランスジェンダーが女性スポーツに参加できるようにするべきだと筆者は書いているけれど、実際にトランスジェンダーがトップを席巻しているスポーツが実在するし、
オリンピックなどの名誉や賞金が関わるスポーツに関して少しでも有利なところで出場しようとする人間が出ると私は思う。

トランスジェンダーがスポーツに参加する権利はもちろんあるべきだけど、
少しでも有利になる為に男性が女性にさせられてしまうような不幸がおこらないよう、安易に女性スポーツのくくりに参加させずどのようにするか議論すべきだと思う。

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2025年09月11日

Posted by ブクログ

子供向けの哲学かと思ってたが、違った。日常生活に溢れる哲学について、子供と語り合った哲学者の話。私には難しすぎた。目次の見出し見てるだけで満足。

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2025年06月30日

Posted by ブクログ

確かに読みやすいんだけど、読んでて時々ん??となったりして、簡単ではない。
何度も読み返してみるとまた違った感覚なのかもしれない。

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2025年06月29日

Posted by ブクログ

イントロのところで、自分が小さい頃から考えてきた謎を、著者が同じく抱いていたと知り親近感がわいた。
自分も相手も、このリンゴを赤色だと言う。でも、自分にとっての青色を、相手が赤色と名づけてるだけなのでは?

大人になると、
こういう抽象的な物事って考えなくなる…
考えたとて、現実は変わらないから。
けど、現実の捉え方は変わる。
子どもと父の会話で進んでいく本書。

正直、だから何が自分の中で変わったということはないが
子どもに対しても、こういう対等な扱い、「ちゃんと会話する」は大事なんだろうなぁと思った。

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2025年04月15日

Posted by ブクログ

最初の章が一番面白かった。小さな哲学者たちとの会話調は分かりやすくて読みやすかった。仕返ししてもいいのか、実際に子供にどう伝えたらいいのか難しいところに言及されていた。後半は前半に比べて難しくなってきて、少し身近なテーマから離れたような…

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2024年10月26日

Posted by ブクログ

言われている通りで読みやすい哲学書ではあったけど、哲学は正解のない世界なのでモヤモヤしっぱなしでした。本来ならその考える過程を楽しむのも哲学なのだろうけど、私は現実の世界に閉じ込められた大人になってしまったということなのかもう楽しむ余裕もなく(泣)

この本、訳者のあとがきが素晴らしく本の要点をまとめてくれていますので必読です。
またタイトルも原題をそのまま訳した「意地悪で、残酷で、短い ー 子供と楽しむ哲学の冒険」のほうが読んだ後ではしっくりきました。
邦題の「圧倒的に面白い」はちょっと誇大広告かなと(笑)

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2024年09月07日

Posted by ブクログ

第1部「道徳を理解する」は、哲学者の父親が書く育児書っぽくて面白い。
第2部「自分を理解する」、第3部「世界を理解する」あたりになると、理屈っぽくて、私にとっては、正直、少々退屈だった、、、
後半部分こそ、筆者の書きたかった「哲学の書」に近いのかもしれないと思いつつ。

育児真っ最中のお父さんは、この本読む時間も惜しんでちゃんと育児に関わって欲しい。(もちろん、読んで育児をもっと楽しめたらなおよい)
この本を誰かにオススメするとしたら、、、、
妊娠している娘かこれから子どもが産まれる予定の息子をもつお父さんに読んでもらって、孫の育児を楽しみにしてもらう感じかな?と思いました。



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2024年05月23日

Posted by ブクログ

分厚い本で、主題が哲学。これでまず読破はないなと思いつつも手に取る。でも気づいたら読み終えてました。父と幼かった息子達との会話など日常の一コマからの問い。結局、答えなんかないものを何故長い時間をかけ、問い続けるのか?考えれば考えるほど迷い込んでしまう迷宮。パラドクス。全てに答えがないから問い続ける。人生イージーモードじゃないから楽しい。そんな軽いノリで今後も哲学をもっと楽しみたい。本作はそんな感じでサラっと流して読んでみると良いかもです。

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2024年05月11日

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