雨瀬シオリのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ジュダさんの存在がすごく気になって好きだった。また登場してほしい。
何のために勉強するのか、生徒の努力をきちんと認めてあげた上で、「自分のために」勉強する必要性を押し付けがましくなく説ける大人に私もなりたい。
真実の自分のあり方についての考え方、実存主義が気になったので後で調べる。
ジュダ「アンタとこうして口論する事だけが、俺がしてる唯一の倫理的なこと...。」
高柳「”対話”が哲学そのもので、その哲学がこの世の全ての学問を生んだ...。人間は”対話”を経て成長してきた。」
“おせっかいな人で悪意を持たないものはいない”フランシス・ベーコン
“他者への没頭は、それが支援であれ妨害 -
Posted by ブクログ
NHKのよるドラで放送されていたのが素敵だったので、原作購入。
絵のタッチがちょっと苦手なのだけど、高柳の無愛想で暗くどこか不気味な雰囲気がよく分かる。
あとがきが一番胸に響いた。作者のおばさんが鬱病で自殺。付箋だらけの倫理の教科書と、神様と対話する形式の日記が遺品として残されていたと。
倫理って確かに社会で役に立たないし、私も高校の時楽しく学んだけど、もう何も覚えていない。でも、生きていくうえでは、生きることを考えるうえでは、命を救うくらい重要な意味を持つこともある。
楽しみに読み進めたいと思います。
“誰もが自分の視野の限界を世界の視野の限界だと思っている”ショーペンハウアー
“ -
-
Posted by ブクログ
マンガもドラマも見ていないので、代わりに一読。
倫理を体系的に理解するには『正義の教室』の方が分かりやすかったが、こちらはストーリー寄り。倫理教師・高柳によって、生徒一人ひとりが悩みに向き合うことになる姿が学園ドラマっぽい。
確かに、倫理は「学ばなくても将来ほぼ困ることはない」が、高校生という多感な時期に学んだことは自分自身の糧にもなった気がする。
印象に残った言葉
・ショーペンハウワー
我々は他人と同じようになるために、厳しい自己放棄によって自身の四分の三を棄てねばならない
・キルケゴール(実存主義)
誰もが顔も名前も失った“匿名の人”になっている -
購入済み
倫理学「してる」と言える
「あること」ではなく「あるべき」を学ぶ。
しかしその「べき」は本当に正しいのか、とても悩むことがある。その「べき」は本当は絶対的なものではなく、その場その場での選択的なものなんだろう。哲学では人間存在の根本原理を考えるが、倫理学ではその人間がどう繋がり、存在していくかと未来志向的に考える。
それを考えられる作品だなと思う。 -
購入済み
松かげに憩う1
試し読みさせて貰ったら大変面白かったので購入、しかし周旋向きな伊藤が割と暗めなキャラクターで驚いたり、
松蔭先生に関わった人達がどう描かれるのか楽しみです -
Posted by ブクログ
ネタバレ勉強は受験勉強だけでなく、「これはなんだろう」
と思ったものを調べる事も勉強。
本当にそのとおりで、本来勉強は楽しいことなのに
受験や試験の為の勉強は追い詰められて息苦しくて、とても勿体無いと思う。
母親が子供の前で父親を「駄目な人」と言うし
良かれと思ってのことなのはわかるが
こどもの意見を尊重しないしで、十分毒親だと思う。
グループLINE、自分はうざい派。
入りたくないが、必要な連絡も時々は来るとなると中々抜けにくい。
「なんで入らないの」とみんなに訊かれるから、入らないほうが面倒くさいというの、よくわかる。
日本は農耕民族だから、村を作って協力する
まるで社会主義のような集団の生き -
無料版購入済み
読まなくても良いが読む価値あり
正直ちょっと話の内容が重いと感じるところがあった。しかし、普段なら直視しないような現実で起こりうる問題について、このマンガを通して考えることや倫理的な思想に触れることは意義あることであると考える。このマンガを読むことで私自身、そして私の周囲の人がより幸せに生きるためにはどうすれば良いかを探るきっかけとそれに対する答えのヒントを得られるのではないかと考えた。
-
ネタバレ 購入済み
独特の空気感
広告で見かけて気になって購入しました。
穏やかで感情の起伏が少なめの高柳先生が、時々見せてくれるかわいい表情のギャップがとても素敵です。
ただ生徒の問題をバッサバッサと解決していくスーパー先生ではなく、先生側の葛藤も描かれておりグイグイ引き込まれす。