雨瀬シオリのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
ボランティア
ボランティア、無償の愛、が現代の価値観には合わないという生徒の話。
この話では夢と現実のギャップに早々と気づけたという形になっているが、
こういう若者にどう接するのかが難しい。 -
Posted by ブクログ
NHKのドラマで知ってずっと読みたいと思っていた。
(原作の本があるものがドラマ化されることにいろいろ言われている昨今だが、このドラマは良くできていたと思う。
どうせなら毎回ドラマ化した時は作者の方が感想を発表することを一般的にしたらどうですかね?
ドラマを人に託した子供だと例えれば、親には強い発言権があるのは当たり前ではないですかね。
もう少し言えば、原作の一番言いたいことをドラマ化するにあたり表現できない作り手の人って、単に読み取る力がない人なのかもしれないと思ったりする。
意図的に改ざんするよりましだけど、仕事向いてない。)
話がずれました。
1巻は全てドラマ化されたエピソードだったが、どれも原作を真摯に映像化していて、ドラマ➡原作漫画と見てももう一度ドラマも見返したくなった。
それこそドラマ化する価値のあることだし、プロの仕事だと思う。
次巻が楽しみだ。 -
Posted by ブクログ
娯楽漫画でない漫画だからか、発売後すぐ読むわけでなく、新刊で買ったのに昨日まで読まずにいました。
実際読んだら、読み進んでしまい、寝る時間の十二時を過ぎた読み進めてしまった。
今の自分の行いが、人からどう見えるか?恥ずかしい行いわしていないか考えさせられました。
漫画の内容なそのような所があった訳では無いが、読んで一息ついた時に、ふと自分はどうだろう?と考える漫画。
私は、こういうのを定期的に読まないと、自己中心的な、嫌な人間になるなぁと思いました。
読んだ今が良い人間になった訳ではないですが…
今日のあの態度は無かったなぁ、と思うくらいには出来ます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ悩める生徒に倫理・哲学の言葉でもってアドバイスしたり一緒に悩んだりする漫画の第7巻。
今巻は授業で「なぜ人を殺してはいけないのか」を生徒たちに話し合わせるのがみどころ。
「法律で決まっているから」という点を皮切りに、なぜ法律で決まっているのか、昔の時代はどうだったのか、戦争で人を殺すほど称賛されるのはなぜか、自分が殺したいと思うときはあるか、あるならなぜしないのか、殺し合いが続いたら国が成り立たないといったさまざまなトピックが展開されていく。
最終的に「良心の呵責」というキーワードから、殺人にかぎらず悪いことをした心の痛み、罪悪感を感じるように人間はできている。殺したくない、だから殺さない。そういう世界がいいという方向に話が進んでいく。そしてまとまったきれいな答えに整える前に授業は終了する。
哲学の原点たる「対話」を、高校生なりの言葉を使って、それもバカっぽい生徒から賢しらな生徒までを織り交ぜた、いかにも現実にいそうなキャラクターでもって描いているのが出色。
たとえ倫理で学んだ用語や人名を忘れてしまっても、ここで語ったことは生徒たちの心に残り続けるのだろう。自分もこういう授業を受けてみたかった。
作中では「良心」の存在を重要ワードとしてあげているけれど、個人的にはなぜ人間は良心という機能をもつに至ったのかについても突っ込んでみてほしかった。まあしかしそれは生物学の範疇になるだろうか。
自分について照らし合わせてみると、自分は父親に早く死んでほしいと願っているが、死ぬ「べき」であるとは思わないし、殺したいとまでは思わない。
それは、父親はとっちゃん坊やではあるが彼なりに家族のことを思っているのは疑っていないし、温和な家族に育てられた自分が争い事を好まない性格であるから。もちろん法律だってある。平和な世の中で暴力を使うことの後ろめたさだってあるだろう。
そういったもろもろの、いわば愛とか規則とか環境だとかの総体が、良心として自分の衝動的な行動に歯止めをかけているのではないだろうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレルッキズムに対し、ある程度までは仕方ない。美を”優秀”と捉えるのは人間の本能として抗えない。ただ差別になっては行けない。という答えが現実的でよかった。それぞれに自分の心と向き合う必要があるのだと思う。
なぜ人を殺してはいけないのか?という生徒に対し、ゲシュタルト療法のカウンセリングに連れて行くのも良かった。そのようなカウンセリングがあることを初めて知ったし、自分よりも適切な人を紹介することが本当の手助けなのだと知った。
女性の性欲のエピソード、体罰のエピソードに対しても真摯で押し付けがましくない高柳の言葉が素敵だった。
現代人に自己肯定感が低い人が多いのは、随分小さい頃から「社会に適合出来るように」と教育されているからかもしれない
リチャード・ローティ「私たちの奥底には私たちが自分でそこに置いたもの以外に何もない」
もし何かつらさを持っているとするならば、それを持ち続けるのは貴方自身。つらさを捨てられるのも貴方自身。