雨瀬シオリのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ごくせんを倫理の教師がやります
倫理選択した不良生徒たちが更生していきます
大半のエピソードが警察が介入するもので、倫理教師の一存で決着つけるものではなく、どれも通報するべきものです
教室で婦女暴行であったり、屋上で飛び降り自殺未遂であったり、倫理教師との青春の1ページに収める思い出ではなく、ただの事件です
倫理教師の一言でまとめられるオチは、少し変だと思いました
巻末のあとがきに、身内の自死がきっかけで産まれた作品と説明がありました
そのため、大体の生徒に死亡フラグが立っています
倫理教師がいい感じにフラグを折っていくオチが続く展開が予想されました -
購入済み
クール…。
第一印象はコミュニケーションを図る前のまっさらなもの。明るい人か暗い人か、生真面目そうとかチョイわるそうとか端正な風貌かまぁそこそこか、高柳先生は学生の頃も赴任先でも整った顔立ちのクールで物静かな人と受け止められてはいるけれど、とっさに見せる表情は多分歴史上の哲学者や思想家たちも同じであったであろう、はかなくて可愛らしくて人間くさい。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ倫理の先生と通ずる底知れなさはあるけど、結構いっぱいいっぱいな松陰先生。
私もニワカなもんだから、長州の立ち位置とか、薩摩の動向とか、いまいちキチッとは把握してない。昨日の敵は今日の友で、今日の友が明日の敵で、明後日どっちか死んでる…みたいな…
フランス革命くらい分からぬ。
誰々のファンでも無いので、ひたすらにこの時代の牽引者達を尊敬する。公の為に命をかけられる人と言うのは、極稀であり、それが人間的に破綻した性格をしていようとも、事あれば一瞬で公を執る。それができる人しか人も時代も動かせない。そんな法則がとても良く出てるなぁと思う。
-
購入済み
ぼんやりとしたもの。
倫理。高校で社会科の選択科目だったような…。特に可もなく不可もなくぼんやりとしたものでしたが、ドラマで思い出して読み始めたら引き込まれました。高校の頃に興味を持てなかったのが不思議なくらい。壮大な宇宙や自然を元に生まれた思想世界。宗教や教育や医療や情報…様々な研究もここからすべてが始まっているような。読み続けていきたい作品ですね。
-
Posted by ブクログ
一言でいうと「難しい」。
7巻まではそれぞれの話に対して方向性みたいなものが見えていた気がするんだけど、8巻ではほぼ見えないので「難しい」。
特に「#41 滅びるように生きる」での国近さんのその後が気になったけど、続きが無くて別の生徒の話に移ってモヤっとしました。(9巻でその後が描かれるのでしょうか?)
唯一救いが感じられたのは「#39 信じること」の長野(ちょうの)君の話かなー。
8巻でも哲学者の言葉がちりばめられていますが、個人的には高柳の台詞の方が印象に残ります。
例えば「#42 魂の平穏」で「(自分が)”持っていないもの”を数えるより”持っているもの”を数える方が難しい」と言う台詞は、