藤沢周のレビュー一覧

  • 武曲

    購入済み

    熱くなる

    剣道をやっている人にとって、技術的に気付かされることはあまりないかもしれませんが、スポーツとしてではない本来の剣道を考えさせられ熱くなります。私は居合もやっているのですが、精神性の上で居合と剣道を同時に稽古する意味を考えさせられました。

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    2017年07月15日
  • 武曲

    購入済み

    最後まで一気に読みました

    剣道の奥深さに触れ、また楽しく読ませていただきました。この先の展開が待ち遠しい思いです。

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    2017年06月11日
  • 武曲

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    内容(「BOOK」データベースより)
    羽田融はヒップホップに夢中な北鎌倉学院高校二年生。矢田部研吾はアルコール依存症で失職、今は警備員をしながら同校剣道部のコーチを務める。友人に道場に引っ張られ、渋々竹刀を握った融の姿に、研吾は「殺人刀」の遣い手と懼れられた父・将造と同じ天性の剣士を見た。剣豪小説の新時代を切り拓いた傑作。

    彼是20年程剣道から遠ざかってしまいましたが、今でも燻ぶる剣士の魂。この表紙にやられて裏表紙の説明を読んだ瞬間にレジに直行していました。
    現代的な若者の習俗にディープに絡む豊饒な文学的表現。さらに剣道描写も恐ろしく濃密で、味付けで剣道使った訳では無く剣道でなくては駄目な小

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    2017年02月09日
  • ブエノスアイレス午前零時

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    弁慶から頂戴した一冊。文章から漂う空気と言うか、匂いがとても良くて、個人的にはとても好きな調子の本だった。

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    2012年10月26日
  • ブエノスアイレス午前零時

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    技術的に乾いた演出。それでも情景、景色は鮮明だった。そういう普通の世界の流れの終焉に、甘い狂気にも似た困惑が顔をのぞかせる。老婦人とのダンス。そのとき、情景の中で、紅い世界が鼓動し始める。どんな道を辿って来た登場人物たちの流れも、総て、この赤い世界の中で雲散霧消していく。それはまるで、ブラックホールに感情が
    消えて行くかのようだ。物語のすべては、老婦人とのダンスという特異点に消えて行く。ブラックホールの周囲の歪む時空のような、わだかまりを残して。

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    2012年03月03日
  • ブエノスアイレス午前零時

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    藤沢周さんの芥川賞受賞作です。
    最新作の「キルリアン」に続けて読みました。
    表題作と「屋上」の2編が収められています。

    表題作はブエノスアイレスでの話でなく、磐越自動車道が通る新潟県と福島県の境の山間の温泉地が舞台です。
    雪が3メートルも積もるような厳しい寒さです。
    カザマというUターンの男は温泉卵を作っています。
    かつては広告代理店に勤めていました。
    寒さが堪える感じと老いのもの悲しさがよく伝わってきます。

    「屋上」は屋上遊園地で派遣で働いている30歳ほどの男の話です。
    デパートの屋上遊園地の記憶は懐かしいです。
    いまは多くが姿を消しました。
    小川洋子さんの「猫を抱

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    2009年10月04日
  • ブエノスアイレス午前零時

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    ついこのあいだ。藤沢周氏にお会いした。ふたりきりで。本当に氏であるかどうかあいまいだったのでそのときは声がかけられなかった。氏はがっしりとした肩幅で深呼吸するように煙草を吸い込まれていた。ちょっと戸惑ったがボクも真似して氏の呼吸にあわせるようなすい方をした。あとでその会場で氏の講演会があったと聞いて。やっぱりと。偶然は面白い。そのちょうど何ヶ月か前からか旅雑誌を読んでいるとよく氏が出ていてその矢先のことだった。雪深い新潟の景色が自分の感性の原点だと他の本でも書かれていて記憶にも新しかった。住まいもこのあたりだと知って。ならばいつか。またどこかで偶然会うかもしれない。勝手にそう思ったので氏の本を

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    2011年09月15日
  • ブエノスアイレス午前零時

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    情景描写が巧みだ。



    なんでだろうかとよく読んでみると、「匂い」の描写が多いことに気がつく。



    五感を描写すればするほど、リアリティは増す。



    作家指南本のお決まり文句だけど、これはなかなかに難しい。



    表題作も良いが、私個人としてはもう一つの収録作「屋上」が好きだ。



    ルーティンワークな毎日を打破する。そんな力が。

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    2009年10月04日
  • ブエノスアイレス午前零時

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    芥川賞を受賞しているとのこと。
    藤沢周作品を、武曲、憶、世阿弥最後の花と読んだ。これは4作目。
    すごい賞を取っているので先に読むか迷ったが、この順番で良かった。
    一作目に武曲を読んだからこそ、この話の良さも感じた気がする。逆にこの作品を初めに読んだら二作目は読まなかったかもしれない。

    鬱屈とした雪国の温泉宿でのお年寄りたちのダンスパーティ。元気なのは素敵だが、年取ってもなお人を馬鹿にする社会性が残っている哀しさを感じた。
    屋上の話は、今はめっきりみなくなったデパートの屋上を懐かしく思い出した。
    そこにいるポニーの哀しさを思う。

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    2026年05月05日
  • ご本、出しときますね?

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    あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
    こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。

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    2026年03月21日
  • ご本、出しときますね?

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    ネタバレ

    作家から入るのも良いものですなぁ。本を読んでみたくなった作家さんは村田沙耶香さん、海猫沢めろんさん、中村航さん、光浦靖子さんの4人。セクハラに寛容な村田さんは、だいぶん変な人ですね。角田さんは今までのエッセイからは分からなかった愛らしさで、見る目が変わりました。ズキュンときます。番組は終わってしまったようですが、一度くらい観てみたかった。若林さんの表紙につられましたが(そもそも若林さんが読書家だとは、初耳)予想外に良い本でした。

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    2026年03月18日
  • 武曲

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    ネタバレ

    2025.08.24-2025.12.13

    なかなか時間が取れずゆっくりとした読書になってしまったが、面白い物語だった。

    「剣道の空気感や試合う時の表現ってどんなものがあるんだろう?」
    これが本書を読むきっかけであった。
    私自身、小学生〜高校生まで剣道を習っていた。相手と剣を交える時の緊張感や、多種多様な剣風、面金の奥から不思議とよく見える相手のまなざし。
    ああいった独特の要素は、自分の視点でしか体感することはできず、客観的に剣道の体感を言語化してあるものを読んでみたかった。

    結論から言えば、この小説は剣道だけでなく、それ以外の生身の表現が非常に秀逸だった。登場人物たちの闘争心をはじめ、

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    2025年12月18日
  • ご本、出しときますね?

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    村田沙耶香さんのインタビューを読み漁っていたところこの番組を知り、当方リトルトゥースでもあるので是非観てみたいと思い、映像を探していたら書籍化されてるとの事で読みました。
    若林さんと仲の良い西加奈子さんや朝井リョウさんのインタビューも載っていてとても面白かったです。

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    2025年11月09日
  • 安吾のことば 「正直に生き抜く」ためのヒント

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    てっきり著者が選んだ文章に著者がコメントを付けてると思いきや、編集者が選んだ文章にコメントを付けてるのでちょっと違和感を感じました。とはいえ…面白いことはおもしろいのですが…そんな感じでした。

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    2025年03月10日
  • 憶 藤沢周連作短編集

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    この人の作品は2作目と思っていたけれど、どうも違うよう。通奏低音的に悲しさとかわびしさとか切なさとかがひしひしと感じられて、途中何度か落涙した。

    p228
    風呂でシャワーを浴びれば電話の音と錯覚して、体が濡れたまま浴室を飛び出していたのだ。日に日に世界が分からなくなっていく老母をこちら側につなぎとめようとしつつ、私は気の休まらなう介護生活から一秒でも逃れようとしていた。

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    2024年08月21日
  • 憶 藤沢周連作短編集

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    40前だけれど、吸い込まれるように。
    自分の記憶も混濁していることに気がついた。
    何が得られたということもないけれど、揺蕩う感覚は怖ろしくも心地よく。

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    2024年06月03日
  • たけくらべ 現代語訳・樋口一葉

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    現代語訳を読んで、ようやく「たけくらべ」の物語がわかった。翻訳してくれてありがとうございます。

    訳者のあとがきも面白いから、最後まで読んでね♥

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    2024年05月28日
  • 憶 藤沢周連作短編集

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    なかなかなかなか、妙に後味の残る内容でした。ホラー?と思いきや回想録のような、硬く重い文面でしたが、読みやすく、味がある。

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    2024年05月10日
  • ご本、出しときますね?

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    最近オードリーの若林さんにハマっており、たどり着いた一冊です。
    この番組見たかったなー。対談相手の作家さんも好きな人達ばかり!

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    2023年08月26日
  • ご本、出しときますね?

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    ◆心に刺さったワード◆
    ⚫一日の中に締切があると、規則正しく進む
    ⚫中途半端な人こそ自分を天才に見せようとして横柄になる
    ⚫仕事してる間は、自分の内側のことで悩まなくていい。それに、金銭が発生すると「社会に必要とされてる」と思えて、自分のなかの欠落感が埋まった気になる。その「必要とされてる感」を失う怖さ。今仕事がなくなったときに、その欠落とうまく付き合う 技術や、人間 力への自信がない。そこから来る 強迫観念かもしれませんね。
    ⚫強い心は強い肉体に宿る
     

    ◆読んでみたい本◆
    ⚫変な恋愛の短編を集めたアンソロジー 岸本佐知子 『恋愛小説集』
    ⚫肩の力を抜きたい人 森鷗外 高瀬舟
    ⚫世界の実相

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    2023年08月18日