【感想・ネタバレ】武蔵無常のレビュー

あらすじ

勝って、いかになる。殺して、いかになる……それでも武蔵は巌流島へ渡る。己の弱さと闘い、迷いと悔いに揺らぐ殺人剣の神髄に迫った、剣道四段の著者による鬼気迫る傑作!

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Posted by ブクログ

巌流島での決闘前後の武蔵を描いている。
兵法者、というよりは殺人者として悩み、人としての箍を外そうとしてさらに道を歩もうとする。

若干どころか大分精神世界めいた話のため、読みにくい。

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2022年09月11日

Posted by ブクログ

表面的に見れば、題材は宮本武蔵、佐々木小次郎の巌流島の決闘である。

しかし、その闘いを表面的な戦いの物語として書いているのではない。
武道を極める求道者としての武蔵が、一乗寺下り松の決闘を経て、悩み苦しみ、そしてなお道を求める。
その前に現れる天才佐々木小次郎は、地を這いずり回る武蔵の苦しみとは形は異なれども、その苦しみ、その求めるものは理解する。
そして、小次郎は敗れ、額を割られ、この世を去る。
武蔵の苦しみは続く。

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2016年05月18日

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