【感想・ネタバレ】安吾のことば 「正直に生き抜く」ためのヒントのレビュー

あらすじ

日本が焦土と化した昭和の激動期に、痛烈な批評精神で人々の心をつかんだ作家、坂口安吾。その名言は、かの「人間は生き、人間は堕ちる」だけではない。「戦争をいたしません、というのは全く世界一の憲法さ」「人間は、国家繁栄のためにギセイになってはならぬ」「家の制度があるために、人間は非常にバカになる」「夫婦は愛し合うと共に憎み合うのが当然である」等々、今もリアリティを失わず、むしろ、価値観が揺らぐこの時代だからこそ響く名フレーズの数々を、安吾を敬愛する同郷の芥川賞作家が編む。【目次】はじめに 稀有なる正直者・坂口安吾/I 生きるということ/II 戦争/III 政治/IV 文学・芸術/V 日本人/VI 家庭/VII 恋愛と性/おわりに 何かあったら海へ行け

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Posted by ブクログ

無頼派と呼ばれた坂口安吾の権威・権力に媚びない言葉。敗戦という激変の時代のなかで、庶民のなかでしぶとく生き抜く人たちを励ました言葉。

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2022年11月07日

Posted by ブクログ

てっきり著者が選んだ文章に著者がコメントを付けてると思いきや、編集者が選んだ文章にコメントを付けてるのでちょっと違和感を感じました。とはいえ…面白いことはおもしろいのですが…そんな感じでした。

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2025年03月10日

Posted by ブクログ

安吾の文章は潔い。太宰治と並ぶ無頼派の作家であった安吾の言葉から、太宰とはまた違った言葉でもって、既存の価値観に縛られずに生きていくことの大切さを学ぶことが出来る。

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2020年04月17日

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