汐見夏衛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ髪の毛が真っ白で傍若無人のイケメンとまじめな女の子。よくある設定だなと思って読み始めると案の定。
まじめな女の子は真面目過ぎることに息が苦しくなり、イケメンの傍若無人さに救われるというストーリーだったので途中まではガッカリしていた。
しかし、私が目を見張ったのはイケメンが女の子のことを好きになった理由。
小学生の時に果敢に 正しいことは正しいと自分よりも年上で力も強い男の子に対して向かって言って、泣かされても笑顔でイケメン君に大丈夫?と声を掛ける勇ましさ。
イケメン君が恋に落ちるのも納得。男ってこういう芯が強く正しさを持っている女の子に弱い。
女に恰好のいい女の子が徐々に日常生活の中で弱ってい -
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ネタバレあなたは言葉の力を信じますか。
私はこの言葉に凄く考えさせられるものがありました。生きている中で苦しかったり辛かったりすることは重みが違えど誰しも沢山あります。その苦しさ、辛さを気づけないこと、気づいて無いふりをすることもたくさんあります。
この本を読んで私も自分の気持ちに本当に向き合いたいと思いました。作家の仁科さんの優しい言葉と更紗の心のこもったひとつひとつの言葉が私にすごく響いてきました。私は何もわからず適当に今まで人並に勉強や運動、学校生活をすごしてきました。今高校2年生の2月になって進路、これからの将来のこと沢山考えてきました。その一つ一つが自分の本当の気持ちなのか今すごく考えていま -
Posted by ブクログ
ネタバレ育った環境が原因で、周囲とのコミュニケーションに悩んでいた二人が偶然出会い、成長していく物語。思い込みとすれ違いにより距離ができてしまった。ただし、ヒロインの方に話しかけてくれる相手、伝えるべき相手が何人かいたことが救いだった。「言葉で伝えることから逃げてはいけない」「勇気を振り絞って言葉に出す」という結論に辿り着く。ネタバレになるが、会うべくして巡り合った二人であり、それぞれが間接的に励まし合いながら懸命に生きてきたわけである。
本を読んで自分の言葉で感想を述べるというシンプルな行為だが、「言葉の力」によって、人の心を変えることができる可能性がストレートに伝わってくる。全体的に読みやすくて中 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作が戦争モノが得意じゃない私でも読みやすくて今作も読みたかったのだけど、こちらも読みやすかった。彰の生まれ変わりとして、または涼という別の人間として百合に接していく心の細かな感情が描かれていて良かった。それを受け入れることはすごく難しく、でもやっぱりどこか1人の人間なんだろうなっていう不思議な話なのに妙に納得がいくようなそんな感覚で読めた。
「恩送り」ってすごい良い考え方だな〜と思って、こういう考え方を学べるのも読書の良さだと思った。今この時代に、自分の思いを口にできるのは平和な世界だからであって、その当たり前なことに気づかされて感謝しなきゃいけないなと思った。やりたいことをやりたいと言えて -
Posted by ブクログ
一人の転校生、古都琴子の登場によって、少しずつ変わっていく学校生活を描いた物語。いろんな生徒目線で話が進んでいくけど、琴子さん目線はなくて、それがまた不思議さや異質さを感じさせている気がする。
人と同じことが同じペースでできない子、周りの目が気になる子、自分の幸せがわからない子、他人と自分を比べてしまう子…大人だって同じように悩んでいるんじゃないだろうか。共感できる部分が散りばめられていて、どの子の話も惹きこまれた。
個人的に好きだったのは猪飼くんのお話。『わりとなんでもうまくいっている』状態なのに、なんだかつまらない。まさに贅沢な悩みと周囲に言われるであろう状態にとても共感。でも何が幸せかは