汐見夏衛のレビュー一覧

  • 夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく

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    この本が出された時は、自分も高校生で、マスク依存症などの問題視されていた学生生活で、なおかつ思春期もあり、学校内での自分のキャラクター作りという登場人物の悩みがとても共感できるものであった。

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    2024年03月18日
  • 海に願いを 風に祈りを そして君に誓いを

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    本当、私、こういう物語(スターツ)が好きなんですよね……!

    とても感動しました。
    美しい海の町を舞台に、前半は恋人の仲睦まじい日常が続いて"凪沙が優海に厳しく接する理由"はしばらく明かされませんが、後半からの予想にもない切なくもロマンチックな展開にグッときました。

    優海はとても心が温かく清らかな男の子だし、凪沙は最高の優しいツンデレヒロインです!

    あとがきで、著者の汐見夏衛先生がこれまでの作品に込めている想いを知れたことも含めて大満足です^_^

    大ヒット作のあの花と夜きみを含めた汐見先生の小説、もっと読みたい!

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    2024年03月10日
  • 夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく

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    ネタバレ

    作者あとがきより
    思春期のころ進路や人間関係で悩みを抱えていた時、いろいろな小説を読んで、そこに登場する人物の生き方や、彼らのセリフに救われたことが何度もありました。

    以下本文より
    きれいな景色はこんなにも近くに、いつもここにあったのだ。
    私がそれを見ていなかっただけで、見ようとしていなかっただけで。
    いつだって、美しい世界はそこにあった。

    正しいかどうかよりも、好かれるかどうかのほうが、この社会で生きていく上では大事なのだ。

    人から嫌われないように、言いたいことも言わず我慢して、細心の注意を払って生きていたのに、青磁は嫌われることなんてこれっぽっちも怖れずに、言いたい放題やりたい放題で

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    2024年03月02日
  • 明日の世界が君に優しくありますように

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    ネタバレ

    自分を助けるために人が亡くなってるなんてしったらそりゃ、精一杯頑張って生きなきゃってなるよね。うん、切ない。でも、凪沙ちゃんが命はって助けた子が蓮くんでよかった。蓮くんがこんなに優しい子に育ってくれてよかった。
    真波ちゃんの気持ちもわかるよ。会話しないとわかんないよね同じ家族だって。みんな幸せになって欲しいって心から思える作品でした。

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    2024年02月23日
  • 君はきっとまだ知らない

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    主人公の光夏と、その幼なじみである春乃、千秋、冬哉の高校生活の物語。ある日を境にクラスメイトから無視されるようになった光夏に、突然久しぶりに声をかける幼なじみたち。日に日に幼なじみの3人に再び心を開いていく光夏の心境が読み取れるストーリー。 光夏を1番気にかける千秋によって、生きる意味を見出していく光夏。

    4人の友情物語で、とても良かった。ストーリーの途中で、光夏の姿が窓に映っていないというホラー的な描写も、話の中に引き込まれる感じで面白かった。番外編で千秋目線のストーリーが読めたのも良かった。

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    2024年02月24日
  • だから私は、明日のきみを描く

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    すごく良かった!3部作の中で一番最後に読んだけど、この作品が一番好きだった。女子の面倒くささはめちゃくちゃ分かるし、遠子も遥も等身大の女の子として描かれているので感情移入しやすい。高校生という多感な時期の友情や夢や恋が、瑞々しくそして苦しいくらいにリアリティを持って描かれていて、久しぶりに本読んで涙出ました。3部作の全てを読むと、いろんな角度からより深く作品を楽しめるのでオススメ。遠子と彼方君は微笑ましくてお似合いのカップル!

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    2024年02月21日
  • あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

    匿名

    購入済み

    特攻隊はどういうものか学校でさらっと習ったけれど、実際にどんな人達がどんな思いで生きていたのかを百合を通してより身近に感じることができました。読んでいてすごく切なくて悲しかったけど、この人達のお陰で今の私達があるんだと思い、今を大切に生きないといけないなと思いました。続編もぜひ読みたいと思います。

    #切ない #泣ける

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    2024年02月19日
  • あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。

    匿名

    購入済み

    泣いた

    前作で一緒になれなかった2人が現代で再会してからのお話。2人には一緒になってもらいたかった気持ちがあったので続編があると知り、一気に読んでしまいました。

    #泣ける #感動する

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    2024年02月11日
  • 海に願いを 風に祈りを そして君に誓いを

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    ネタバレ

    最初は凪沙に奇跡が起こったから神様なんてって思っていたけど神様を信じていた優海を助けるために奇跡が起こったんだなと思うとまた理解の仕方が変わった。なんとなく結末は分かっていたはずなのに泣いた。2人とも強いなって思った。

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    2024年02月11日
  • ないものねだりの君に光の花束を

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    光と影をテーマに2人の人間関係を描いたどこか心に響く小説。人気者は良いことばかりじゃないとわかった。

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    2024年02月09日
  • まだ見ぬ春も、君のとなりで笑っていたい

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    声を自分から無くした天音と、大好きな彼方くんに振られてしまい、とても傷ついている遙の物語。
    ハーフであることで、イジメにあってしまった天音、サッカー好きな弟が怪我のためにサッカーできないことになり、歌うことに罪悪感を持っている。

    そんな2人が出会い、お互いを思いながらも、すれ違ってしまう。

    みんな、自分の好きがうまくいかないことにもとかしさを感じる。

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    2024年02月08日
  • 真夜中の底で君を待つ

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    深呼吸して、とんとんとん。
    深く息を吸い込んで、ゆっくりと吐き出す。
    目を瞑ったまま、軽く握った手で傍らの机に触れ、そっとノックをするように三回叩く。
    悪いことが起こりませんように。
    何もかもうまくいきますように。
    たくさんの幸せが訪れますように。
    大丈夫、大丈夫。
    もう何も怖くない。
    もう何百回、何千回と繰り返してきたから、おまじないの言葉は、まるで息をするようにすらすらと出てくる。
    こんなおまじない、効果なんてない。
    祈りも励ましも、意味なんてない。
    そう分かっているのに、気がつくと私はいつも、誰もいない部屋の片隅で、ひとり机を叩いている。

    読書感想文なんてね、そんなに気負わなくていいん

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    2024年02月07日
  • 真夜中の底で君を待つ

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    ネタバレ

    言葉は自分を守る盾にもなるし、誰かを傷つける槍にもなる。
    傷つけるから、心配掛けるから言わないって封じ込めた言葉たち。
    思い切って言ってみたら、案外相手は全然違うことを考えていたり気にしていなかったり様々なことが多い。
    更紗が自分に対して抱いていたマイナスな考えは、自己完結した思い込みで(言い方は悪いですが…)周りは一つ一つの丁寧な言動をちゃんと見てくれていた。

    周りは自己完結した評価とは当然別軸で自分のことを評価してくる。
    自分は周りの人が普段どんなことをしているか知らないからそれを評価することはできない。でもその人たちと過ごした時間から仕事を放棄しないのを知ってるから、落ち込んでても「大

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    2024年01月28日
  • あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    最終的には、幸せな終わり方だったのだと思う。
    前作はやや救いなく終わった分、
    生まれ変わりかもしれない、
    生まれ変わって幸せになっているかもしれない、
    ということを連想させるシーンがあるのは、
    救いになる。
    私は続編があって良かったと思いました。

    #エモい #感動する

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    2024年01月17日
  • あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

    匿名

    購入済み

    読むときは家がオススメ

    映画の宣伝を見て改めて読み返しました。
    涙でぐずぐずになりました。
    わかっている結末とほぼ変わらない結末なのに、涙が溢れました。
    近年、ウクライナやイスラエルの件で、紛争のニュースが報道されることが日常になってしまいがちですが、もっと考えないといけないなと改めて考えさせられました。

    #感動する #泣ける #切ない

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    2024年01月17日
  • あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 下

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    学校の避難所のシーンとかは原作に忠実だったけど千代の話とか少し違うところもあって、面白かった。最後のシーンが漫画だと主人公がどう思っているかなどが書かれてないので泣かなかったけど感動した。映画と小説はどう思っているかや手紙の内容が書かれているから分かりやすかったから泣けたけど、もちろん漫画版は漫画だけの良さがあって泣いてるシーンが綺麗だった。

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    2024年01月09日
  • わたしを変えた夏

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    『あの夏、君が僕を呼んでくれたから』と『雨と向日葵』は読んでいてきゅんきゅんした。こんな学生生活を送りたかった〜

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    2024年01月04日
  • ないものねだりの君に光の花束を

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    壮絶な過去が衝撃的だった。まさかのキーホルダーがその事件と繋がっていたとは、、、。ヒロインのお父さんが人間として出来すぎて泣けた。誰かの傷に寄り添える人になれたらと思った。

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    2023年12月29日
  • さよならごはんを今夜も君と

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    ネタバレ

    Audibleで。これって虐待なんだろうなあ、と思って聴いた。冒頭は暗すぎて、疲れた帰宅時に聞くのが辛かった。もう再生を止めようと思ったところにあさひさんが登場してくれたので聞き続けられた。『ごはんを最後まで食べきるまで家に入れない』とベランダに出されたことも描かれていたが、最後のお母さんとの和解では取りあげられてなかった。ここはどう説明するのだろうか。更年期のせいにしてほしくないなあと思ってしまった。今はいい治療もあると思うけど。。面白かったです。

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    2023年12月28日
  • 夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく~Another Stories~

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    小説に出てくる人たちが支え合っていたのが印象的でした。
    たった一言でも、優しい微笑みだけでも
    弱っている心には沁み、相手を励ませるんだと気づけました。
    自分が無力だと思うことがあった時にもう一度読み直したいと感じた作品でした。

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    2023年11月22日