汐見夏衛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ気分が害されたらすみません
ほんっとうにいい話!
辛い環境の人はすぐ相談してね、
終章と序章が違くてびっくりしたけどこれが
似合っていて汐見先生ってほんとにすごいなって
思った
始まりの場所だと最後に言っていたから頑張れ
陽羽里ちゃん頑張れ惠美羽ちゃん!!
えみうちゃんと宙飛くんのかぞくになるのかな?
幸せになって欲しい!病気治って欲しい!
兄弟3人で公園とかで有意義に遊んで欲しい!
陽羽里ちゃんのお母さんはよくないと思う
けどなんかの病気の可能性もある
陽羽里ちゃんのお母さんも更生して幸せになって欲しい
これはあくまで私の読んだ直後の感想です
イライラとかさせてしまったらすみません
けど私の意見なので否定したい人は見ないでください
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Posted by ブクログ
ネタバレこの本を読み終わったあと、続編がすぐそばにあるのに数分間余韻に浸っていました。
百合に感情移入をして読んでいました。
彰、死なないでほしかった。。。私もそう思っていました。絶対に百合を幸せにして。生きて。百合のこと愛してるんでしょ?そう心の中で語りかけていました。なんで彰が死ななきゃ行けないんだろう。石丸さんも加藤さんも寺岡さんも、、、全員死ななきゃよかったのに。天国に向かって彰に言いたいです。死にたくなかったら諦めてもいいんだよ?百合はきっとそう伝えたかった気がします。彰も空から百合のことをどこまでも見守っているはずです。
あの花が咲く丘で君とまた出会えたら 2人とも絶対にそう思っています。
思わず半泣きになってしまった本です -
Posted by ブクログ
ネタバレ戦争を知っているつもりだった
涙なくしては読めない一冊でした。
読み終えた今、心に残っているのは、百合と彰の切ない恋愛だけではありません。
それ以上に、自分自身がこれまで「戦争」というものを、どこか他人事として捉えていたのではないかという気づきでした。
私は小学校の教師をしています。
これまで、子どもたちに戦争を風化させてはいけないと伝え、歴史的な背景や当時の出来事について学び、授業でも話してきました。
しかし、今回の小説を読んで思ったのです。
私は戦争について知識を持っていただけで、その悲惨さを本当の意味で想像できていなかったのではないか。
もちろん、戦争を経験していない私が、当時の人々の苦しみを完全に理解することなどできません。
それでも、これまでの自分は、戦争を国と国との争いや、歴史上の大きな出来事として捉えすぎていたように思います。
そこに生きていた一人一人の人生に、どれほど目を向けていたのでしょうか。
そんなことを考えさせられました。
戦争の中にも、一人一人の人生があった
戦争は、どうしても大きな枠組みで語られがちです。
いつ、どこの国と戦争をしたのか。
どれほどの人が亡くなったのか。
どのような兵器が使われたのか。
もちろん、これらは歴史を学ぶ上で欠かせない知識です。
しかし、その数字の一つ一つには、確かに生きていた人間がいます。
家族がいて、友人がいて、好きな人がいて、これから叶えたい夢があったはずです。
本作に登場する彰も、その一人でした。
百合と出会い、心を通わせていく彰。
もし戦争のない時代に生きていたなら、二人はどのような人生を歩んでいたのでしょうか。
一緒に出かけたり、何気ない会話を楽しんだり、互いの気持ちを伝え合ったり。
そんな当たり前の日常が、二人にもあったのかもしれません。
しかし、戦争はその可能性を奪ってしまいました。
戦争によって失われるのは、命だけではありません。その人がこれから生きるはずだった人生そのものなのだと思います。
百合と彰の物語を通して、そのことが痛いほど伝わってきました。
「守りたい」ではなく「一緒にいたい」
今回、特に考えさせられたのは、特攻隊員として生きる彰の気持ちです。
彰は、本当に国のために命を捧げたいと思っていたのでしょうか。
私は、彼の本当の気持ちは「生きたい」だったのではないかと思います。
特攻になど行きたくない。
戦争にも参加したくない。
愛する人と一緒に生きていたい。
そう願うことは、人間として至極当然のことではないでしょうか。
しかし、当時の日本では、国のために命を捧げることが尊い行為とされていました。
「自分が行かなければ、日本は終わってしまう」
そんな重い責任を背負わされる中で、本来の「生きたい」という願いが、「行かなければならない」という強い使命感へと変わっていったのではないかと思います。
もちろん、彰自身が抱いていた覚悟まで否定するつもりはありません。
ただ、その覚悟を生み出した社会について、考えずにはいられませんでした。
そして、彰は百合と出会います。
目の前に愛する人がいる。
もっと話したい。もっと一緒に過ごしたい。
これからも、ずっと一緒にいたい。
国のために命を捧げることと、百合と一緒に生きること。
本来、この二つは対立するものではないはずです。
しかし、戦争はそのどちらかを選ばなければならない状況をつくってしまいました。
彰は百合を「守りたい」と思っていたのかもしれません。
しかし、それ以前に、ただ百合と「一緒にいたい」と願っていたのではないでしょうか。
私は、この違いを大切にしたいと思いました。
誰かのために命を捧げることは、美しい行為として語られることがあります。
しかし、本当に望んでいたのは、命を捧げることではなく、その人と一緒に生きることだったのかもしれません。
そんな当たり前の願いさえ、自分の意志で叶えることができなかった。
そこに、戦争の恐ろしさを感じました。
讃えなければ、やっていけなかった時代
特攻隊員は、当時の社会で英雄的な存在として讃えられていました。
現代を生きる私たちからすれば、若者が自らの命を犠牲にすることを美化する社会は、到底受け入れられません。
しかし、当時を生きていた人々の気持ちを考えると、簡単に否定することもできないように思います。
愛する息子が、兄弟が、恋人が、二度と帰ってこないかもしれない。
そんな現実を前にして、その死を尊いものだと考えなければ、心を保てなかった人もいたのではないでしょうか。
もちろん、国家による思想の形成や、周囲からの圧力もあったはずです。
それでも、残される人々が、大切な人の死に何とか意味を見いだそうとした可能性も考えずにはいられません。
そして、そう考えたとき、改めて戦争の残酷さを感じました。
人が死ぬことを讃えなければならない社会とは、どれほど悲しい社会だったのでしょうか。
生きて帰ってくることよりも、国のために死ぬことが尊ばれる。
そんな時代に生きた人々の苦しみを、私たちはどれほど想像できているのでしょうか。
戦争を「他人事」にしない小説
私はこれまで、教師として子どもたちに戦争の悲惨さを伝えてきました。
しかし、今回の読書を通して、知識を伝えるだけでは届かないものがあるのだと感じました。
戦争について話を聞いても、歴史的な出来事として理解するだけで終わってしまうかもしれません。
それは、これまでの私自身も同じだったからです。
では、どうすれば戦争を自分事として捉えられるのでしょうか。
今回、その一つの答えを、この小説からもらった気がします。
この小説を読んでほしい。
今は、この一言に尽きます。
百合とともに戦時中の日本を生き、彰と出会い、恋をして、別れを経験する。
物語を読み進めるうちに、いつの間にか百合の目を通して戦争を見つめている自分がいました。
彰には生きていてほしい。
百合と一緒にいてほしい。
二人が幸せになる未来があってほしい。
そう願わずにはいられませんでした。
そして、その願いが叶わないことに、涙があふれました。
歴史上の出来事だった戦争が、物語の中で、一人の人間の人生として迫ってくる。
これこそが、この小説の持つ力なのだと思います。
もちろん、小説は創作です。物語を読んだからといって、実際の戦争をすべて理解できるわけではありません。
それでも、これまで遠い過去の出来事として捉えていた戦争を、自分の身近な問題として考えるきっかけにはなるはずです。
私は、子どもたちにも、いつかそんな読書体験をしてほしいと思います。
おわりに
戦争を経験していない私が、戦争の悲惨さをあたかも知っているかのように語ることには、少し抵抗があります。
今回の読書で涙を流したからといって、当時の人々の苦しみを理解できたとは思いません。
むしろ、自分がどれほど戦争を知らなかったのかを思い知らされました。
それでも、百合と彰の物語を通して、確かに変わったものがあります。
戦争を、国と国との争いとしてだけではなく、そこに生きていた一人一人の人生として考えるようになったことです。
誰かを好きになること。
その人と一緒にいたいと願うこと。
明日も生きていたいと思うこと。
私たちにとって当たり前のそんな願いが、当たり前ではなかった時代がありました。
「守りたい」ではなく、「一緒にいたい」。
そんなささやかな願いさえ許されなかったことが、私には何よりも悲しく感じられました。
戦争を知らないからこそ、知ろうとし続けたい。
そして、歴史の中に埋もれてしまいそうな、一人一人の人生に目を向け続けたい。
そんな思いを抱かせてくれた一冊でした。 -
Posted by ブクログ
2026/10/01自分のことを普通でなんの取り柄もない人間だと思っている影子のクラスにやってきた転校生の鈴木真昼は全国的なグループに所属する芸能人で、名前の通りとても目立つし、人当たりもいいし、勉強も頑張ってるという非の打ち所がない男子。
2人が委員会の活動で一緒になったことをきっかけに話すようになるのだが、普通の生活を送りたいという真昼に対して最初は嫌悪感を抱いていた影子だったが、彼を取り巻く色々な出来事や彼のことをどんどん知っていくうちに考え方が変わっていく。2人の仲が進展していくのはもちろんですが、その過程がただの高校生活の延長ではないことや、現代ならではの生きづらさや色々な問題点にフォーカスを当てて書かれた結構メッセージ性のある小説だと思います。