あらすじ
心も身体も限界寸前のお客様が辿り着く夜食専門店。人と一緒に食事をするのが怖い、ストレスで爆食する、ごはんをつくっても感謝されない……。悩みを打ち明けられた店主の朝日さんは、その人だけの特別なお夜食を提供する。傷ついた過去を癒し失った自信を少しでも取り戻してもらうために。忘れられない優しさと美味しさを込めた感動作、完結。
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お洒落な料理じゃなくても。
誰と食べるか、どんな時に食べるか。
あったかい手作りの料理が心を元気にする。
そして、優しい朝日さんが実在してたら、わたしもお夜食処あさひに行ってご飯を食べてみたい。
お味噌汁にハマっているので、お味噌汁の具を色々アレンジしてみたい。
映画飯も再現するのが楽しそう。
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読んだ後に「さよならご飯を今夜も君と」の続編なんだと知る。けど、それを知らずに読んでも違和感はなかった。『心も進退も限界寸前のお客様が辿り着く夜食専門店』との事で、じんわりと染みる言葉もあった。今の私に刺さる言葉もあり、読んで良かったと思う。
1巻を読みたい。
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汐見夏衛さんの作品はせつなくて、やさしくて、あたたかい空気がただよってる。
読んでいるとしみじみとあたたかい気持ちになる(◍•ᴗ•◍)
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解決できない問題もあるって知りました…。いつもどうやったら解決できるのかな、って考えて寝逃げの日々でしたが、一番大切なのは前を向いて生きてくことなのですね。とても染み入りました。後、鯵天がでてきたのは個人的にとても嬉しかったです。
朝日さんとお母さんの和解できる道はあるのかなって、続編でそれはないのかなって…そんなことも考えたりするのですが、解決できない問題もあるというので、それは難しいことなのかなと思いました。食に関するトラウマをうまく解決してくれたお話、私にはとっても染み渡りました。この本に書いてあったことを参考に私も前を向いて生きていきたいと思います。
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今の自分と重なっていつの間にか泣いてた。
食べることは生きること。
摂食障害を経験してる私は、食べるのが怖いという気持ちも沢山食べたいという気持ちも理解ができる。みんな自分という人間に悩んで、家族というしがらみの中で必死にもがいて、それでも食べて、生きていく。当たり前のことだけど当たり前じゃなくて。前作同様、苦しい気持ちに寄り添ってくれる一冊だった。
さよならしたい自分をごはんと共に消化できたらどれだけいいだろうと思考した。
朝日さんの作るごはん、私も食べたいなって思った。誰に何を言われ、何に悩んでも、過去に苦しめられて、今がどれだけ辛くても、それはそれとして「前を向いて歩いていくこと」が大事と気づかされ勇気の出る物語だった。
映画の話に少し触れていてそっちもすごく気になった。
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親愛なる汐見さんの新作。
前作『さよならごはんを今夜も君と』の続編である本作。
おいしいお夜食と朝日さん(イケメンっ⁈)が出迎える夜食屋さんで働く高校生の小春ちゃん。
朝日さんへの淡い恋心と、朝日さんの謎が明かされる続編にも、思わずよだれが出るような絶品料理も満載だよっ!
ぜひとも前作を読んでから今作も楽しんでいただきたいです。
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夜食専門店が疲れた人たちをすくう物語の短編小説。
自分でも料理して、子供たちがおいしいっていってくれ、
料理の力は本当にすごいと最近しみじみ思う。
いい料理をぱぱっとつくれて、感動をあたえられたらな。
主人公の物語がちょっと深みがなくて残念。
母親も自慢の自分の料理で救えたらいいけど、
親子問題は解決せずにおわってしまった。
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「さよならごはんを今夜も君と」の続編であり、完結編でもある今作。
ごはんを食べることは義務ではなく、楽しみ幸せを感じる私たちの権利。にもかかわらず、ごはんに関わるのが怖くて心も身体もすり減ってしまう。
そんな人がたどり着くのは、夜食の専門店。お店に迷い込んだ人に合わせた特別な夜食を提供してくれる、傷んだ心を包み込むような居場所になっている。
社会人になり、冷たいご飯を義務的に食べる日々が続く私には、特別な夜食のお店とその物語が心沁み入り泣きたくなった。
過去のことはすっきり解決するとは限らない。それでも温かなごはんは生きている限り共に在る。苦しくても辛くても食べることは私たちの手にあるのだ。
1作目は限界な気持ちに寄り添い、この夜も特別な夜食とともに過ごす温かな物語。2作目の本作はさらに明日を生きる糧として背中を押してもらえるような物語だった。
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「さよならご飯を今夜も君と」の前に読んでしまった…
ご飯が食べられるって実はすごく幸せなこと。
当たり前と思わずに、日々感謝していただかないと!
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今回も割と重めのテーマ。会食恐怖症に思春期のすれ違い、子供を見ていない子どものためのごはん…うーん、日常的に『普通にご飯が食べられる』って幸せなんだなぁと改めて思う。
何となく終わり方が中途半端なのでぜひ続刊を
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会食恐怖症、思春期の娘と母の関係、修復できない親との関係、などなどをおいしい物語が優しく包んでくれる。気になる話題もあったので、すっかりのめり込んでしまいました。いろんな子供たちに読ませたいなぁと思いました。
あの花、の鰺天も美味しそう!あの花ファンも必読ですね。
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朝日さんの心の奥底を少し覗いた続編だった。
問題を解決出来なくても、それはそれでいい。共に生きて、前を向いていけばいい。
朝日さんの心に空いた穴がみんなのサヨナラごはんの原動力になっているのかもしれない。
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生きるために食べる…
しかし朝日さんのように生きるためだけでなく心の温まるメニューを家族に作ってあげられたら…
成長するための、さよならごはんを私も食べてみたいな…
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続巻が発売されるのを楽しみにしていました。
今作は前巻からの引き続きの登場人物ありです。
会食恐怖症の人。
ごはんを作っても感謝されない人。
店主、朝日さんのこと。の物語でした。
そして、完結です。
もう少し、この温かい雰囲気を楽しみたいと思っていたので残念です。
読みやすくて心温まる素敵な作品でした。
Posted by ブクログ
「母のお菓子を嫌な気持ちで食べてた自分が、すごく嫌だったから、今は本当に毎日幸せです」凌真くんがぽつりと言った言葉が、とても心に残った。
どうしてみんな、私も含めて、朝日さんと話すと元気になれるのか、分かった気がした。朝日さんは、誰に対しても、真正面からありのままを肯定する。
「解決したいままでも、自分の人生を歩めていたら、前向きに歩めていたら、それだけでいいんでしょう」
Posted by ブクログ
前作からの小春の成長と、朝日さんの過去について読めて面白かった。会食恐怖症は初めて聞いたけど、もしかしたら身近にいるかもしれないと思うと、周りを気にすることの重大さに気付かされた。小春も朝日さんも周りをよく見てる人だなっていう印象。あたしもこの夜食屋行きたい。あったかい物語でした。