汐見夏衛のレビュー一覧

  • 臆病な僕らは今日も震えながら

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    涙…
    私も年齢を気にせず、言い訳にせず、理由にせず、逃げたりせずに頑張りたいと思った。

    もう一度読み返したくなる1冊になりました。

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    2024年07月07日
  • 明日の世界が君に優しくありますように

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    あなたは、こんな気持ちになった過去があるでしょうか?

     『家も学校も嫌だ。どうしてみんな放っておいてくれないの。どうして話しかけてくるの。私のことは透明人間だと思って放置しておいて…。お願いだから、放っといてよ』。

    10代の青春はかけがえのないものです。しかし、それは過ぎ去ってから思うもの。現在進行形でそんな時代を生きる身には多感な故の悩み苦しみはつきものです。家族やクラスメイト、身近な存在を鬱陶しく感じる日々…。

     『私は、できるだけ誰にも迷惑も面倒もかけないように、空気のようにひっそりと存在していたいのだ』。

    そんな思いが極まっていく日々の中には、人と人との繋がりというものが厄介に

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    2024年07月01日
  • さよならごはんを明日も君と

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    解決できない問題もあるって知りました…。いつもどうやったら解決できるのかな、って考えて寝逃げの日々でしたが、一番大切なのは前を向いて生きてくことなのですね。とても染み入りました。後、鯵天がでてきたのは個人的にとても嬉しかったです。
    朝日さんとお母さんの和解できる道はあるのかなって、続編でそれはないのかなって…そんなことも考えたりするのですが、解決できない問題もあるというので、それは難しいことなのかなと思いました。食に関するトラウマをうまく解決してくれたお話、私にはとっても染み渡りました。この本に書いてあったことを参考に私も前を向いて生きていきたいと思います。

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    2024年06月26日
  • 明日の世界が君に優しくありますように

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    切なすぎる…。ほんとにこれは涙腺崩壊なみに感動します。ずっと抱えてきた悩みや思いはみんなにあることを改めて知らされました。

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    2024年06月26日
  • たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ

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    もう、ほんとこの人の本は大好きすぎる。自殺って本人は止めないで欲しいけどこっちは止めたい。でも本人が生きるのがほんとに辛くて逃げ道がないときってどうすればいいのか分からない…。でも止めたい。このすれ違いの描写がタイムリープを通してすごく繊細に描かれているので号泣してしまいました。

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    2024年06月25日
  • さよならごはんを明日も君と

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    今の自分と重なっていつの間にか泣いてた。

    食べることは生きること。
    摂食障害を経験してる私は、食べるのが怖いという気持ちも沢山食べたいという気持ちも理解ができる。みんな自分という人間に悩んで、家族というしがらみの中で必死にもがいて、それでも食べて、生きていく。当たり前のことだけど当たり前じゃなくて。前作同様、苦しい気持ちに寄り添ってくれる一冊だった。

    さよならしたい自分をごはんと共に消化できたらどれだけいいだろうと思考した。
    朝日さんの作るごはん、私も食べたいなって思った。誰に何を言われ、何に悩んでも、過去に苦しめられて、今がどれだけ辛くても、それはそれとして「前を向いて歩いていくこと」が

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    2024年06月23日
  • たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ

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    ネタバレ

    なずなも薊くんも決意して終わらせたんだよね…
    たとえ届かなくても伝えようとするなずなたちに感動しました。
    なずなの作文のところも涙。

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    2025年03月28日
  • さよならごはんを今夜も君と

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    続きも購入します

    心があたたかくなるお話でした。
    様々な事情や環境で心身共にくたびれた人たちが足を止めてしまうお夜食屋さんがあって、主人公が様々なお客さんを通して自身の辛い経験を乗り越えるための準備をしたり成長して前進したりしていく姿が良かったです。あとは、心を一息つかせるようなご飯を食べたくなりました。

    #癒やされる #タメになる #感動する

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    2024年06月22日
  • さよならごはんを今夜も君と

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    食に関する(親問題も含めて)トラウマ?なお話をやさしく解きほぐしていく作品。本書は私にとって親関係でとてもとても共感してしまいました。泣きたくなるくらいに。最後のひと文でもうないてしまっていましたが…。これは最後の一文ではないですが、″この世でいちばんあったかくて優しい食事は『夜食』だと思うから″この言葉にすごく救われた私がいます。
    やっぱり、何か抱えてる時には少しでもいいから何か口にしてみるのがいいのかもしれませんね…。悲しみは、悲しみの塊のままじゃ、いつまで経っても消えない。そのままじゃ消化できないんだ、のくだりの文章はとても納得してとても心に響きました。
    食べると生きるはイコールなのです

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    2024年06月18日
  • たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ

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    ネタバレ

    ただの青春物語じゃない、もう一度、彼を救うチャンスを。
    優等生で人気者のクラスメイトが自殺した。
    砂時計を操ると過去に戻れると気づいたなずな。
    彼が自殺を止めるまで、何度だって巻き戻す。

    自殺者を『かわいそう』と片付けてしまうけど、誰にでも死に引き込まれてしまう瞬間はあること。それを否定する権利はだれにもないことがやるせない。
    それでも、生きていてほしいと強く願うなずなの行動と、救えなかった罪悪感、無力感に引き込まれた。

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    2024年06月15日
  • 明日の世界が君に優しくありますように

    ネタバレ 購入済み

    幼い頃からの言葉の掛け違いと想いの擦れ違いとで捻くれ、対人関係を築く事に疲弊してしまい学校にも通えなくなった少女・真波。
    そんな彼女が母方の祖父母宅に身を寄せ高校進学する事となり、そこに下宿人として同居する事となっていた彼女の嫌いなタイプの男子同級生・漣。
    彼こそが、凪沙が自らの命と引き換えに助けた幼稚園児の10年後の姿。

    そして、10年後の優海を絡めつつ、優海の凪沙への変わらぬ想いと過程、真波や漣の成長を描くストーリーの描かれ方が心に自然と沁みてくる。
    言葉にしなければ、伝えなければ、わかり合えないと知りつつ…

    #切ない #感動する

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    2024年06月09日
  • 海に願いを 風に祈りを そして君に誓いを

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    最近はこんな純粋な物語を読む機会も無くなっていたのか、読み進めていく内に「何かトリックが」や「何処でどんでん返しが」とか考えてしまって、本来感じるべきだった感情を逸らす事となってしまい我ながら反省です。

    時間を置いて読み直してみたいのと、続刊がある様なので、そちらは変な先入観を持たずに読んでみようかと…。

    #じれったい #切ない

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    2024年06月05日
  • 明日の世界が君に優しくありますように

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    切なくて優しい…すてきな話でした。
    ウソがない人になりたい。
    優しい人に私もなりたい。
    自分にも周りにも優しさを忘れずに生きていきたい。

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    2024年06月04日
  • さよならごはんを明日も君と

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    親愛なる汐見さんの新作。
    前作『さよならごはんを今夜も君と』の続編である本作。
    おいしいお夜食と朝日さん(イケメンっ⁈)が出迎える夜食屋さんで働く高校生の小春ちゃん。
    朝日さんへの淡い恋心と、朝日さんの謎が明かされる続編にも、思わずよだれが出るような絶品料理も満載だよっ!
    ぜひとも前作を読んでから今作も楽しんでいただきたいです。

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    2024年06月01日
  • ないものねだりの君に光の花束を

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    ネタバレ

    主人公影子は過去に影子の父がクラスメイトであり、人気アイドルグループでもある真昼を助けていたと知ることが、影子自身真昼に何かしてあげたいと思う気持ちを加速させた
    励ましたい人の生い立ちを知ることでさらにその人に寄り添えることがわかって良かった
    児童虐待、SNSでの中傷という社会問題にも触れている
    それらを経験した人の気持ちはもっと複雑なものであると思うが、加害者にはなりたくないという抑制力になればよいと思うには十分だと感じた。
    学園青春恋愛小説としては王道のストーリー展開ですがとても楽しく読めました。

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    2024年05月28日
  • 夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく

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    高2の茜は、誰からも信頼される優等生。しかし、隣の席の青磁にだけは「嫌いだ」と言われてしまう。茜とは正反対に、自分の気持ちをはっきり言う青磁のことが苦手だったが、茜を救ってくれたのは、そんな彼だった。「言いたいことあるなら言っていいんだ。俺が聞いててやる」実は茜には、優等生を演じる理由があった。そして彼もまた、ある秘密を抱えていて…。青磁の秘密と、タイトルの意味を知るとき、温かな涙があふれる。

    タイトルと繋がるのがすごく良かった。飾られてる絵が想像できるし、見てみたい。絵で伝えるなんて、ロマンチックだな

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    2024年05月25日
  • 夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく

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    感動しました。二人とも良かったね。
    表紙がキレイで何気なく手にとって、気が付いたら一晩で全部読んでました。
    小説に興味をなくしてた私が、また読書するようになるキッカケをくれた本です。

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    2024年05月21日
  • 夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく

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    『あの花』に続く、読書欲を加速させた一冊。
    主人公の茜は、みんなが求める『いい子ちゃん』を演じ、本当の自分を隠すように常にマスクをつけていました。
    そんな茜を唯一『大嫌いだ』と言ったのが、同じクラスの青磁。
    絵が得意な青磁が見る世界は、悔しいほど美しく…。
    正反対で交わることのないはずの二人が交わり、茜は本当の自分と見つめ合い…。
    自分が少し好きになる、私がが大好きな1冊。

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    2024年05月19日
  • 夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく~Another Stories~

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    青磁も茜もお互いが好き過ぎて
    読んでる私まで思わずにやけそう。

    でも
    このふたりだから長続きするんだろうし
    いつまでも幸せであって欲しいです。

    茜の妹が小学生になって
    しかも茜の経験があったから
    妹が欲しかった言葉が言えるんだろうなぁ。

    経験している時は辛くて苦しくて
    どうしようもなく不安なのに
    時が経つと何故だがいい経験したと思える。

    茜の気持ち何となく分かるなぁ。

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    2024年05月16日
  • 真夜中の底で君を待つ

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    ネタバレ

    大好きな汐見先生の本。

    高校時代の孤独を感じていたときや、受験勉強のときに本に書かれた言葉に助けられたことを思い出した。
    本を読むことによって、現実の行き詰まりの解決策を見いだせたり、心が救われたりした。言葉によって人を傷つけてしまうこともあるけれど、私は言葉によって人を救えるような人になりたい。
    また、言葉だけでなく行動によって人を笑顔にできるように心がける。

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    2024年05月16日