汐見夏衛のレビュー一覧
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この世で一番あったかい料理は「夜食」。なるほど、朝昼夕食の習慣的なご飯と違って、夜食は相手を慮ってつくるもの。
作中に何度か出てくる「食べることは生きること」ということばは、食べるという行為が、単に胃を満たすだけでなく、心や人生を豊かにするもの、という意味合いで用いられているのだけれど、それはつくり手の思い、愛情がちゃんと食べる者に伝わってこそのこと。完全無添加自然派の手作りおやつ、罪悪感からの冷蔵庫いっぱいのお菓子や子供が好きな高カロリーメニュー。誰かのために良かれと思ってやっていることは、自分よがりになりがちで、とかく裏目に出やすい。対話の重要性。 -
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虹色の世界見てみたい。
きっと私の想像より遥かに綺麗だと思う。
でも
きららと景が繰り返し観ている虹色の世界は
脳死になってしまった男性が
空で言えるくらい大好きな本の世界で
その本は父親の手作りで世界で1つしかない。
きららと景の夢は
男性から臓器移植を受けた母親
その母親からきららと景へと
繋がっていたってことになる。
ちゃんと命のバトンが繋がってて
ドナーの家族も本当に嬉しかったと思う。
これをきっかけに
きららも景も自分の命に誇りを持てるようになって
気持ちも前向きになって
命や家族と向き合う良い機会だったんだね。
私も投げやりになって時期もあったから
今までの言動を鑑みる -
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ネタバレ真波は交通事故や学校でのトラブルをきっかけに
家族に劣等感を感じるようになり
学校にも行けなくなってしまった。
それもそうだよ。
事故の時に母親が弟を守る所を見て
その後の母親の行動を知らないんだから
劣等感をもってしまうと思う。
その後も父親も真波も不器用な所があって
お互いの想いを話せないままだから
誤解したまんま月日が経ってしまった。
でも母方の祖父母の家から
高校に通うようになって真波は変わる。
祖父母の家には蓮が下宿してて
同じ高校の同じクラスメイトで
真波がどんな態度を取っても
蓮はずっと気にかけてくれる。
そして
砂浜で出会ったゆうさんと
話しをする中で真波の心が解れ -
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ネタバレ読み初めから凪沙が何かを決意してて
何か様子が違うなぁとは思ってたけど
まさか凪沙の決意は
優海が独りでも生きていけるように
厳しく鍛えることだったなんて。
凪沙は高校1年生の夏
灯籠流しの前日に海で亡くなった。
凪沙を亡くした優海は
何も出来なくなってしまった。
そんな優海を心配して後悔して
優海のために死に直すチャンスをもらった。
つまりある時期からやり直して
もう一度同じ場所で同じ事故で死ぬ。
想像しただけで恐ろしいのに
凪沙はそんな恐怖よりも
優海のために心を鬼にすることを決断した。
本当に凪沙は強いと思った。
同じ高校1年生の頃に同じ状況になったら
私だったら凪沙と同じ -
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ネタバレ❥❥❥
読み終わった後のこの感覚何だろう?
沢山のことをいっぱい考えながら読んでた。
数年前までの私は
『芸能界を引退して一般人に戻ります』
って言葉に影子と同じ様なことを思ってた。
自分が何かに埋もれて
誰からも見えなくなるような感覚が嫌で
普通って何?輝くって何?
ってずっと考えてたような気がする。
でも目立つ存在になるって
常に見られているってことで
それは監視されているのと似てる。
影子は真昼の
全ての主人公みたいな輝きを羨んでいて
私もどこかで憧れている部分だと思う。
だけど
世間一般的な主人公要素に囚われてたら
本当に大切なものを見失うんだろうなぁ。
自分なりの輝き -
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とても感動した作品でした。
毎日何気なくしている挨拶も当たり前にできることじゃないんだなと、改めて心の奥底から響くようなものを感じました。
"挨拶は明日への祈り"または"今ここに存在しているという祈り"のように思えてなりませんでした。
また臓器提供や臓器移植について久しぶりに考えるきっかけを与えていただけました。
常日頃何とも思わない、当たり前かのように自分の身体が動いているからこそ、感謝が薄れてしまうことかもしれません。
だけど、健康で居られる自分の身体に本当に感謝しないといけない、また、健康な身体に産んでくれた両親に感謝しなきゃいけないな、と思い出す -
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解決できない問題もあるって知りました…。いつもどうやったら解決できるのかな、って考えて寝逃げの日々でしたが、一番大切なのは前を向いて生きてくことなのですね。とても染み入りました。後、鯵天がでてきたのは個人的にとても嬉しかったです。
朝日さんとお母さんの和解できる道はあるのかなって、続編でそれはないのかなって…そんなことも考えたりするのですが、解決できない問題もあるというので、それは難しいことなのかなと思いました。食に関するトラウマをうまく解決してくれたお話、私にはとっても染み渡りました。この本に書いてあったことを参考に私も前を向いて生きていきたいと思います。 -
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今の自分と重なっていつの間にか泣いてた。
食べることは生きること。
摂食障害を経験してる私は、食べるのが怖いという気持ちも沢山食べたいという気持ちも理解ができる。みんな自分という人間に悩んで、家族というしがらみの中で必死にもがいて、それでも食べて、生きていく。当たり前のことだけど当たり前じゃなくて。前作同様、苦しい気持ちに寄り添ってくれる一冊だった。
さよならしたい自分をごはんと共に消化できたらどれだけいいだろうと思考した。
朝日さんの作るごはん、私も食べたいなって思った。誰に何を言われ、何に悩んでも、過去に苦しめられて、今がどれだけ辛くても、それはそれとして「前を向いて歩いていくこと」が -
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食に関する(親問題も含めて)トラウマ?なお話をやさしく解きほぐしていく作品。本書は私にとって親関係でとてもとても共感してしまいました。泣きたくなるくらいに。最後のひと文でもうないてしまっていましたが…。これは最後の一文ではないですが、″この世でいちばんあったかくて優しい食事は『夜食』だと思うから″この言葉にすごく救われた私がいます。
やっぱり、何か抱えてる時には少しでもいいから何か口にしてみるのがいいのかもしれませんね…。悲しみは、悲しみの塊のままじゃ、いつまで経っても消えない。そのままじゃ消化できないんだ、のくだりの文章はとても納得してとても心に響きました。
食べると生きるはイコールなのです