汐見夏衛のレビュー一覧
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ネタバレ大切な人の幸せを願う少女と少年の物語です。
優等生でしっかり者でちょっとひねくれたところのある主人公の凪沙は、幼馴染の優海と恋人同士。同級生からもラブラブのお似合いカップルと言われるくらい、二人は仲が良くていつも一緒だった。ちょっとおバカなところがあって、能天気に見えて、でも素直で明るくて誰よりも凪沙のことが大好きな優海は、大らかで温かくて、自分の気持ちを隠さない。そんな優海のことが凪沙も大好きで、けれど大好きだからこそ、とあることから彼女は決意した。運命の日が来る、その時のために。
最終盤、ボロボロと泣きながら読み終わって、またループして初めに戻って読みました。とても切なく、苦しく -
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Posted by ブクログ
すごく真摯になって読んでしまいました
戦争の怖さや、国民の感情の狂いっぷりがリアルに書かれてるような気がしました
わたしは戦争の話は大正生まれのひいおばあちゃんでしか聞いたことありません
(第二次世界大戦の時には、子供産んでるくらいの年齢です)
でも、小学生の時に戦争のことを習い、聞くと、清々しく話してはくれましたが、それがどれほど恐ろしいことか
すごく考えさせられました
この作品もまたすごく考えさせられるような作品です。
戦争がまた起きてしまったら、こんなのんびりとした生活(仕事忙しいも含め)出来ず、、日々緊張の日になるんだろうなと、今の平和のありがたさに改めて感じさせられました。。 -
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Posted by ブクログ
昔から、私は、人間関係や自分自身のことで悩むことが多く、その度に自分が生きる意味なんてあるんだろうか。自分が生きる理由ってなんだろう。私はそもそも生まれてこない方が良かったのではないか、なんで私は生まれてきたんだろう。そんなことをずっと考えていました。この小説を読み始める前もそうでした。
でも、読み進めていくうちに、きららと景が見ていた夢の正体が分かっていって、それまできららと景が抱えていた思い、苦しみが解かれていく場面を読んで、思わず涙してしまいました。 きららと景を今の自分自身と重ねて、色んなことが頭に巡り、最後には文字が見えなくなってしまう程に涙が溢れていました。
読み終わった後、「あぁ -
Posted by ブクログ
ネタバレ反抗的な女子中学生の百合が大東亜戦争終戦前夜の1945年の真夏に突然タイムスリップしてしまう。そこで特攻隊員の彰に出会い、やがて否応なく訪れる「出撃」という別れ。
戦争という現実。
百合は、南の空へ『特攻』として死に往く彰を愛してしまい、もがき苦しむ。
彰は戦争という現実に直面するなかで『特攻』という使命を見出し、死することを決意する。その彰の悲しみ、憤り、そして愛を知る悦びと苦悩。
戦争の悲惨さを知らない世代に戦争というものを疑似体験させることができるいい作品といえる。
戦争は絶対に起こしてはならないし、ましてや巻き込まれてもならない。しかし、口先で反戦を訴えるだけでは決して国 -