【感想・ネタバレ】あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のレビュー

あらすじ

親や学校、すべてにイライラした毎日を送る中2の百合。母親とケンカをして家を飛び出し、目をさますとそこは70年前、戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰に助けられ、彼と過ごす日々の中、百合は彰の誠実さと優しさに惹かれていく。しかし、彼は特攻隊員で、ほどなく命を懸けて戦地に飛び立つ運命だった――。のちに百合は、期せずして彰の本当の想いを知る…。映画化決定! 大ヒット作が単行本になって登場。単行本限定の番外編も収録!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 オーディブルで聴いた。
 今年は、終戦後80年。夏のなると、戦争物が読みたくなる。
 お話は、若い人向けの純愛小説だが、車の中で聴き流すには、なかなか面白かった。
 作者が鹿児島県出身と知り、なるほどと思った。2年前に知覧へ行った時、特攻記念館で、私は自分の無知を本当に恥ずかしく思った。こんなにも若い青年達が、恨み言の一つもなく空に散って行ったなんて。日本人は、是非一度は知覧へ行くべきだと思う。
 

1
2025年09月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わった後は、色々な感情で胸がいっぱいになった。今までで一番心を動かされた作品だ。こんなにもメッセージ性がある作品を読むのは初めてだ。戦争は絶対に良くない、起こすべきでないものであるというのは読む前からわかっていたが、作中、戦時中の世界の景色、人間、生活を見て、過ごした百合の戦争に対する嫌悪感、忌避感をたっぷりと孕んだ数多くのセリフ、心の声を通して、戦争なんて絶対に異常だし、狂っているし、馬鹿げているという気持ちがありありと伝わってきた。そして、現代の若者の感覚を持っている私もまた、それに共感し、同じ感想を抱いたが、止むを得ず戦争は起こり、軍人たちもどこかでおかしいと思いながら、自分たちがやるしかないと思っているという気持ちもわかった。今まで持っていた、戦争はこれから絶対に起こしてはいけないものと言う認識に加えて、今在る生活は、過去の人たちが命をかけて繋いだ、心の底から願った、夢見た、喉から手が出るほど過ごしたいと思った平和な世の中なのだと感じた。軍人も、出来ることなら敵国の相手を傷つけたくないし、家族や友達、愛する人たちと共に過ごしたいとは思いながらも、それを口に出すとまわりから非国民であると思われるし、敵国をねじ伏せたいという思いよりも、母国の愛する人々を守りたくて、平和な世の中が欲しくて、また、後世に繋ぎたくて戦っている側面が大きいのだとわかった。最後、彰が特攻する場面で、特攻せずに海に堕ちたのは、敵国の相手もまた、守りたい人達がいてその人たちを守るために命を張って戦場に出ていることを考えたからで、それほど彰にとって守りたい人たちの存在は大きなものだったのだと思う。途中までは、百合から見て軍人や特攻隊の人たちは死んでまで戦争に勝ちたいのは理解できないという認識であった。しかし、その人たちの後ろには家族や友人がいることや、板倉が特攻隊から逃げたいと本音を言うシーンを通して、軍人たちも本当は戦争なんてしたくない、同じ「死にたくない、生きたい」と思っている人間なのだと認識し、だからこそ行くしかないと決意して戦場に出る軍人たちを見て苦しくなっていったのだと思う。特攻前最後の夜に、彰と百合が、百合の咲く丘で話すシーンでは、2人はこんなに想いあっているのに、彰は特攻に行かなければならないと言う切なさがまざまざと伝わってきた。暗い夜の丘で、百合の濃密な甘い香りに包まれながら静かに煌めく星の灯りだけに照らされて語らう情景に、今までにないほど入り込んでしまった。まるで自分もそこにいるかのように感じた。花の香りと、吹き抜ける夜風さえ感じるほどだった。特攻命令が出た夜、鶴屋食堂で彰の班の人たちがいつも通りに話し、冗談を言い会うが、いつもよりふしぜんなちんもくがうまれたり、沈黙が生まれると全員視線を落としたり何か物思いに耽るような描写は、心が痛くなった。また、ツルさんから寝床、食事を与えてもらって百合は心から感謝すると同時に、なぜそれと同じことをしてくれていた母親に感謝の言葉はおろか、反抗的な態度すらとってしまっていたのか、と後悔する百合を見て、自分もはっとした。寝床や食事、その他数えきれないくらいたくさんのものを両親から貰っているが、感謝はしているつもりでも貰い続けている中で当たり前だと感じるようになっているような気がする。親は子にそれを与えるのが当たり前と言えば、それは当たり前なのかもしれない。しかし、普通に考えたらそれは当たり前なわけない。それを生まれた時から与えられ続けているからといって、感謝する心が麻痺しているのかもしれないと思った。親は与えるのが当たり前だと思っていたとしても、子はそれを当たり前だと決して思ってはいけないと思う。それは親子の関係だけにとどまらず、他の人間関係にも当てはまると思う。いつもしてくれているからといって、段々と与えられている側の感謝が薄まっていっては決していけない。初めてそれをしてくれた時の感謝を忘れずに、その感謝を例え照れくさくても、相手に、自分は当たり前だと思っていない、とても感謝しているという意を伝え、見せ続けないといけないと思う。洗濯物と風呂掃除どっちがやるとか、こっちやったからこっちやれよとかいつも言っていて、それすらしない姉にとても腹立たしく思うが、自分の役割は果たしたからと変な頑固はやめて、親のために、出来る限りのことはするべきだと思う。百合の70年前の生活を通して、現代の普通の生活は本当に平和で贅沢で、70年前の人たちが、文字通り死ぬほど欲しかったものなのだと思った。戦時中の人々は、もし戦争がなければ、とどれほど思ったのだろうか。今の自分は、その思いに応えられるような自分であるだろうか。何か特別なことはできなくても、せめて平和な世の中は過去の犠牲があってのことで、極めて幸せであると言うことは決して忘れずに生きていきたいと思う。
話は変わるが、ラブストーリーとしてもめっちゃ良かった。死ぬとわかっている人へ想いを寄せる切なさがよく描かれていた。途中の、甘味処での会話もめっちゃ良かった。最後の手紙は感動した。百合が人目も気にせずわんわん泣くのもわかる。上でも書いたが、特攻前に百合の花が咲く丘での情景描写はすごかった。まるで自分もそこにいるかのように感じた。映像がまざまざと流れてきた。

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感動。半泣きでした。
最期彰が船にぶつからないのがいいよね。
百合がいい子になってくのもいい。
板倉さん、許嫁とどうなったかねー。
寺岡さんの奥さんと娘気になる。
映画もいいよねー❤️

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2025年09月14日

Posted by ブクログ

映画を観て興味本位で小説を読みました。
女子中学生、百合が戦争中へとタイムスリップをし、特攻隊である彰に恋をする物語でありました。
百合と彰の恋物語だけではなく、千代と特攻隊の石丸さんの関係も描かれています。
自分にとってはとても感動する物語です。戦争中も、このような物語が実際にあると考えるだけで涙が出てきます。
この小説はどの年代でも読んで欲しいです。

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2025年08月12日

Posted by ブクログ

とても読み易く一気に読みました。
戦争を題材にしているので気持ちが沈みますが…このような歴史の上に私たちの幸せがある事を忘れずにいたいと思います。

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2025年08月01日

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戦争の物語で戦争のことがよく知れたし、
とても感動した!!何回も読み返せるくらい
面白い!!
戦争の物語で最初は難しそうと思ったけど
内容はとてもしっかりしていて読みやすい!!
表紙の絵柄も綺麗で表紙だけで感動する

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2025年07月20日

Posted by ブクログ

本作品は恋愛小説なのだが、私はそれよりも戦時中の人々の考え方や生き方に感動した。現代は簡単にモノが手に入り、便利にはなったが、人々の繋がりは希薄だと感じる。(足るを知る)といった意識を植え付けさせてくれた作品であった。
又、戦争の悲惨さや特攻隊員の苦悩についての描写も秀逸だった。時間を置いて読み返したいと思う作品でした。

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2025年07月17日

Posted by ブクログ

第二次世界大戦中、令和の今時代は変わってどれだけ自分が幸せに生きているのか、、、
読み進めていく中で当時の時代が文字だけでも鮮明に伝わってきます。
周りの人にもっとありがとうと伝えようと思った。

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2025年05月10日

Posted by ブクログ

すごく真摯になって読んでしまいました
戦争の怖さや、国民の感情の狂いっぷりがリアルに書かれてるような気がしました
わたしは戦争の話は大正生まれのひいおばあちゃんでしか聞いたことありません
(第二次世界大戦の時には、子供産んでるくらいの年齢です)
でも、小学生の時に戦争のことを習い、聞くと、清々しく話してはくれましたが、それがどれほど恐ろしいことか
すごく考えさせられました
この作品もまたすごく考えさせられるような作品です。
戦争がまた起きてしまったら、こんなのんびりとした生活(仕事忙しいも含め)出来ず、、日々緊張の日になるんだろうなと、今の平和のありがたさに改めて感じさせられました。。

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2025年03月01日

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ネタバレ

本を読んでここまで泣いたのは初めて。
戦争を経て平和になっている現代だからこそ、たくさんの人に読まれるべき作品。

個人的にとても素敵だと思ったのは、タイムスリップを終えてから自分という存在がその時代に間違いなく"居た"という事実があるところ。
この事実があることでメッセージ性の強い作品になっていたと思う。

今の日本があるのは過去の人々が繋いでくれたバトンの上で成り立っていることを忘れずに日々を生きたい。

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2025年01月04日

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ネタバレ

 反抗的な女子中学生の百合が大東亜戦争終戦前夜の1945年の真夏に突然タイムスリップしてしまう。そこで特攻隊員の彰に出会い、やがて否応なく訪れる「出撃」という別れ。
 戦争という現実。
 百合は、南の空へ『特攻』として死に往く彰を愛してしまい、もがき苦しむ。
 彰は戦争という現実に直面するなかで『特攻』という使命を見出し、死することを決意する。その彰の悲しみ、憤り、そして愛を知る悦びと苦悩。

 戦争の悲惨さを知らない世代に戦争というものを疑似体験させることができるいい作品といえる。
 戦争は絶対に起こしてはならないし、ましてや巻き込まれてもならない。しかし、口先で反戦を訴えるだけでは決して国民は守れないし国土も守れない。
 これが今の世界を生きる者の現実であると思う。
 戦争にあらがうために「今、何ができるのか」を再考する機会を与えてくれる作品である。
 以下の引用にある百合の決意が心に沁みる。

 「私は今、あなたたちが守ってくれた未来を生きています。
 あなたたちが願った、明るい未来を生きています。
 素晴らしい未来を私たちに残してくれてありがとう。
 あなたたちのことは絶対に忘れません。あなたたちの犠牲は絶対に忘れません。
 あなたたちが命を懸けて守った未来を、私は精一杯に生きます」(352頁)

(あらすじ)novema.jp から抜粋
 うだるように暑い夏の日、母親と喧嘩して家出した翌朝、目を覚ますと、そこは1945年、戦争の真っ只中だった。
 そこで私が出会ったのは、特攻隊員の彰。穏やかで、あたたかくて、何度も何度も私を助けてくれた、強くて優しい人。
 でも、好きになってはいけない。好きになっても報われない。だって、彰はもうすぐ南の空へ『死にに往く』んだから……

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2024年11月15日

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終戦の日である今日、読むことが出来て良かった。
現在の中学生が主人公である分、他の作品よりも感情に寄り添いやすくまた恋愛小説としても読めた。
是非子供たちにも読んで欲しい1冊。

私も鹿児島出身なので、知覧の特攻会館のことを思い出しながら読んだ。涙が止まらない。

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2024年08月15日

Posted by ブクログ

娘が読書感想文を書くというので私も読みました。
タイムスリップした話なので、現代の人が戦争の時代を見ている視点で描かれており、私も戦争の時代を経験しているような感覚になりました。
普通に出会っていたらデートして楽しいことがたくさん待っているだろう2人なのに、とても辛い現実でした。
もうこういうことは決して繰り返されてはならないと改めて思いました。
子供にとっても、戦争を知るきっかけとして読みやすい話だと思いました。

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2024年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

リアル本にて。
「考察する若者たち」で中高生に人気の小説として紹介されていたため、購入。
中学二年生で反抗期真っ只中の現代に生きる少女が、1945年にタイムスリップし、特攻隊に所属する青年、彰と出会い、恋に落ちる。
戦時中、しかも特攻隊が舞台ということで、少しハードルが高く感じられるが、実際読んでみるとすごく読みやすい文体で、分量も多くなく、読書筋力があまり要らない本だった。
個人的に、ラストシーンは腑に落ちなかった。百合は、彰たちの尊い犠牲の上に、現代の平和な生活があると気付いた。一方でら彰は、最後の最後、米兵の恐怖の表情を見ることで、相手にも家族があることに気付き、撃沈することなぐ、自分だけ海へ墜落する、という選択を取った。
すなわち、表面的には彰は日本軍に貢献していないことになる。この行為による効果の先に今の日本がある、ととらえるべきか?
このモヤモヤが解消するかはわからないが、同様に読みやすいだろうので、続編も気になる。

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

最近、若者を中心に話題になっていた戦中を考えさせてくれる本。
戦争の本を読んだことのない人たち向けには、わかりやすく表現してくれていて、とてもいい一作になる。

今まで数々の戦争小説がかかれているので、
何冊か読んだことがある人にとっては、
数多くの中の1つとなるかな。
私もそうです。

良く思うのですが、
「なくして初めて実感する大切な日常の幸せ」
をわからない人が多いのです。
当たり前の幸せを実感できない人はもったいない。
この本がそれを考えるきっかけになれば、
その人にとって最高の一作になるだろうな。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

中高生の人気図書だったので知っておきたいと思い読んだ。
思いテーマだけど、主人公視点ではっきりとした描かれ方をしており読みやすかった。登場人物、プロットも変に捻らずまっすぐ作られていてよかった。
意外性などはないが、下手に詰め込まないことで大切な伝えたいテーマが読者に伝わっているのかなと思った。王道ストレートの良さと勇気を感じた。

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

この小説は、戦争、恋愛、そしてタイムトラベルというSF要素が融合した作品です。過去に飛んだ主人公と特攻隊の男性との悲恋が描かれており、悲しい結末を予期しながら読み進めるのは心を打ちます。

物語を通して最も考えさせられるのは、「価値観は時代によって異なる」という点です。戦争を美化する風潮があった過去と、戦争を避ける現代との価値観の大きな隔たりを痛感させられます。時代が違うことで、周囲と価値観が合わず苦しむ主人公の姿は、愛する人との間にさえ生じてしまう考え方の断絶を描き出し、人間の本質について深く問いかけてくる作品です。

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

良かった所
文体が分かりやすい
読書初心者でも大丈夫
今のZ世代など今まで戦争に興味なかった方、詳しくない方が読むとさわりが分かる
恋愛要素があって感動しやすい

イマイチだった所
主人公が学校で戦争の事について習ってるはずなのに無知な所がある
所々ツッコミどころがある

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2025年07月12日

Posted by ブクログ

おすすめ度 ★★★★☆
切ない度 ★★★★★

特攻隊のお話、先にアフターを読んでしまったが
戦争の時代にタイムスリップしてしまった少女
特攻隊員がほんまに、可哀想
未来を残してくれてありがとうございますと言う気持ちになった、最後は涙してしまった

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2025年06月01日

Posted by ブクログ

表現もストーリーもキャラクターの心情も、ものすごくまっすぐで純粋な本。久しぶりにこんなにキラキラした綺麗な人間のお話を読んだ…。
戦争を風化させてはいけないというものの、やはり戦争を体験した人じゃないとその言葉は伝わらないのかも、と思ったり。

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2025年05月19日

Posted by ブクログ

一人の少女が戦争の時代へとタイムスリップしてしまい、心優しい男性と出会い、恋をする。しかし、その男性は日本国のために戦争に立ち向かわなくてはならない。少女との感動のラストは必見!

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2025年04月29日

Posted by ブクログ

今日の日本の平和な生活が、当たり前に存在するわけではなくて、大東亜戦争での多くの犠牲の上にあることが改めて思い知らされました。
今の幸せを幸せと感じられること、自分がすべきことのひとつなのでしょう。

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2024年09月26日

Posted by ブクログ

物が溢れ、便利に普通に暮らしている今に感謝。

読みやすく、感情移入できるので、z世代に学徒出陣、特攻など戦争の恐ろしさを知るきっかけになるだろう。

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2024年08月28日

Posted by ブクログ

先日福原遥と水上恒司主演の同名映画の録画を見たので原作も読んでおく。基本的には映画は原作に忠実でいた。決して面白い話ではないが、若い人がたくさん読んでくれるといいなあ・・・

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2025年09月08日

Posted by ブクログ

映画のポスターで見たことあるなと思っていた本を中学生の姪が持っていたので貸してもらいました。

割とシンプルな話の展開で、読みやすく、漫画を読んでいるかのような感覚になり、ティーンズ向けの小説に感じました。
戦争の小説や映画は苦手だけれど、やはり読むと当時の様子について知ることができる。
主人公ふたりについて幼く感じるところが多々あったけれど、それはそうだ、まだ百合は中学生なんだから。そして特攻隊だといえども、まだ彰も20歳なんだから。
20歳で国のために死ぬことが光栄だと、そう洗脳させた戦争が怖い。
そして今がどれだけ恵まれているのか、百合だけでなく、大人でも気づけていないことが多いのではないか。

Anotherの本についても機会があれば読んでみたいと思います。

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2025年08月16日

Posted by ブクログ

ティーンズ向けの作品。アラサーには、登場人物の心情描写に共感するのは厳しいけど、読みやすい文章でストレスなくサクサク読めた。疲れてる時に丁度よかった。
ギャルの高校生が、「泣けるやつ」と言ってるのを聞いたことがあるので、戦争の惨さを若い世代に身近に感じてもらうにはとても良い作品だと思った。
作者もそれが狙いのようなことを書いていた気がする。

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2025年08月16日

Posted by ブクログ

特攻があった事実を現代の人に伝えるという面ではいいと思ったが、すこし子供っぽさを感じる。物足りない感じ。若者が読んで損は無いかも。

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2025年08月15日

Posted by ブクログ

主人公と同世代の子たちが読んだら感情移入しやすいのだろう。この年でというのもありなかなか手が伸びなかった本。気になっていたので今日を機に読めて良かった。実際タイムスリップしたら何がなんだか分からず怖いだろうな。

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

話題作であらすじは把握していたし、タイムリープ・特攻隊員との恋…という時点で大体の展開や結末が予想できてたのに!しっかり最後涙しました。

流れるように読める文体で難しい単語もなく、戦争を身近に感じることができない世代に戦争を伝えるにはとってもいい作品だなぁと感心。

戦争中の人々の価値観や言動に対して「なんで?」「意味わからない!」と混乱する主人公の感情は、戦争というものがいかに病的で異常だったのかを説明するのにとてもいい役割を果たしていると思う。

主人公の無鉄砲さ?怖いもの知らず?な言動にそんな無茶するなよ〜( ; ; )と思う場面が何度かあったけど、百合も中学生で未成熟だし、人生経験が豊富な大人であってもいきなり戦争中の土地にタイムリープしたらまぁそうなるよな…と思うし。

戦争の作品を読むのは辛いけど、読み終えたら誰もが今の時代に感謝できるし、どんな状況でも戦争を選択肢に入れるべきでないと再認識できるので、読んで得られるものはかなり大きい。

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2025年07月10日

Posted by ブクログ

同名映画原作。

大戦末期にタイムリープした女子中学生が出撃を控えた特攻隊員と運命の出会いをする。

ベタな設定と展開だが、戦争の不毛さや大戦中の若者たちの覚悟や雰囲気を追体験できる良いテキスト。
特攻平和会館を訪れる若者は実際に増えているらしい。

ラノベ版「永遠のゼロ」か。

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2025年04月04日

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