汐見夏衛のレビュー一覧

  • あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。

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    やはり汐見さんの作品は読みやすい。涼の境遇に共感できる部分が多く、感慨深いものがあった。
    正直彰と結ばれて欲しかったという思いがあったが、これはこれでありだと思う。

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    2025年04月13日
  • 真夜中の底で君を待つ

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    当たり前のことを、とても優しい言葉で、とても優しい物語で伝えようとしているのがひしひしと伝わってくる作品。
    胸の内を上手く出せない苦しさと、それを上手く出せた時の晴れやかさ。その対比が結末のページの色を変化させていた。

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    2025年04月12日
  • 真夜中の底で君を待つ

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    自分の親から自分はどう思われていたのか
    都度 回想する本でした。
    汐見夏衛先生の作品は、読者に寄り添ってくれるのは勿論、寄り添っていいよと読者へエールを送ってくれる作品が多いから大好きです。

    自分の心が深く傷つき、鬱になりかける家庭環境で育った彼が
    どうしてあんなにも優しい人に育ったのか。
    (その感性をどのように覚えたのか)
    ずっと気になっています。

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    2025年03月31日
  • あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。Another

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    続編との事でした。
    書店で見つけて購入してしまいました。
    前作以外の作品が読めていろいろな短編作品集になってます。
    前作の登場人物の想いやその後の物語が読めて良かった。
    感動して涙が出ました。
    購入して良かったです。

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    2025年03月29日
  • 雨上がり、君が映す空はきっと美しい

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    懐かしい。
    高校時代の恋愛ってこんなんだったなーと思いながら読んだ。
    自分のことが大嫌いで目立たないように生きてきた主人公が、太陽のように輝く先輩を好きになる。
    自分と正反対すぎて、話しかけることも出来ずに見てるだけの日々。
    ある日先輩から部活に誘われて、その日から世界が一変する。
    先輩と関わることによって、主人公の心もだんだん強くなっていく。

    きれいなハッピーエンド。
    先輩も、主人公も、すべてがうまく行ったわけではないけれど、
    まだまだ心配ごともあるけれど、強く生きていく意思が感じられて良かった。

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    2025年03月12日
  • さよならごはんを今夜も君と

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    オーディブル
    『何か困っていますか』
    本文より、心に残った言葉。
    「大丈夫ですか?」と聞かれたら大丈夫ではなくても「大丈夫です」と答える。
    条件反射的に答えてしまうけど助けてあげたい時役に立ちたい時は何か困ってますか、ですね

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    2025年02月27日
  • 夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく

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    夕焼けや朝焼け、青空、情景描写が美しくて、素敵だなと思った。最後まで読んで、タイトルの意味がわかって、この物語に出会えて良かった。

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    2025年02月23日
  • あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。Another

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    フィクションだけど、
    当時の人は実際にこのような想いを持っていたのだろうなと胸が苦しくなります。

    自分の子供もいずれ戦争に駆り出されるのだろうな、なんて思いながら子育てするなんて考えられますか。

    思ったことを口に出せること、嫌だ、おかしいと言える今の時代に生きられることの幸せをひしひしと感じる。
    つい不平不満を口に出してしまう自分の生き方を見直したい。

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    2025年02月22日
  • あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。Another

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    知覧にある特攻平和会館を訪れないといけない。自分の息子がもし。。と考えたら、気が狂う。日本が戦争しない国であり続けられるよう、できる限りのことをしたい。憲法9条は、政治家の暴走を止められる唯一の手段。守らねば。

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    2025年02月17日
  • 明日の世界が君に優しくありますように

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    この物語は、傷つきやすくも優しい心を持つ登場人物たちが、それぞれの悩みや葛藤を抱えながらも、少しずつ前を向いていく姿を描いています。読んでいて心がじんわり温まると同時に、自分自身の気持ちとも重なる部分があり、深く考えさせられました。
    特に印象的だったのは、どんなに苦しい状況でも、誰かの言葉や存在が希望になり得るということ。それは大げさなものではなく、ふとした優しさや共感の一言だったりするのがリアルで、心に響きました。
    読後には、「明日が少しだけ優しくあってほしい」という願いが、自分のためだけでなく、大切な人や周りの人にも向けられるようになる気がします。日々の中で当たり前に感じていたことの大切さ

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    2025年02月15日
  • 夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく

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    絵に描いたような典型的な「優等生」の茜。思ったことを言葉にして行動を起こす自由奔放な青磁。
    青磁は茜に嫌いだと言い、茜はそんな青磁を苦手に思う。

    茜は「優等生」の仮面を被り、誰からも好かれようと努力することでどんどん苦しくなっていく。
    そんななか正反対の2人は少しずつ交流し、仮面が徐々に剥がされていく。

    気持ちが曇ると周りの景色は澱んで見える。茜の灰色な世界が、青磁という一つの光が当たって色鮮やかに塗られていく姿が、一枚の素敵な絵画が描かれていくのを見ているようだった。
    高校生の織りなす、純粋な恋愛模様が眩かった。

    私もこの一言を伝えられるような恋愛に出会いたい。
    「夜が明けたら、いちば

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    2025年01月25日
  • 夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく~Another Stories~

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     夜明けに一番に会いに行く——そんな青春の物語が描かれるこの小説は心を揺さぶる。
     青春とは感情が混沌とし言葉が追いつかない時期でもある。本心を伝える難しさ、それを隠すための無表情や嘘。その矛盾が誰もが通る通過儀礼のように感じられる。
     人はなぜ本心を言えないのか。本心を伝えることで相手を傷つけるかもしれない。あるいは心配をかけてしまう、また嫌われる恐怖がある。だからこそ顔や表情に現れる本音を無理に隠し言葉を偽る。だがその無表情が時に言葉以上に「本心」を語ってしまうこともある。
     本心を伝えることは勇気がいる。それでもその言葉が真に相手に届くとき人間関係は深まり心は軽くなる。青春とはその葛藤と

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    2025年01月09日
  • さよならごはんを明日も君と

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    「さよならごはんを今夜も君と」の続編であり、完結編でもある今作。

    ごはんを食べることは義務ではなく、楽しみ幸せを感じる私たちの権利。にもかかわらず、ごはんに関わるのが怖くて心も身体もすり減ってしまう。
    そんな人がたどり着くのは、夜食の専門店。お店に迷い込んだ人に合わせた特別な夜食を提供してくれる、傷んだ心を包み込むような居場所になっている。

    社会人になり、冷たいご飯を義務的に食べる日々が続く私には、特別な夜食のお店とその物語が心沁み入り泣きたくなった。

    過去のことはすっきり解決するとは限らない。それでも温かなごはんは生きている限り共に在る。苦しくても辛くても食べることは私たちの手にあるの

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    2025年01月04日
  • さよならごはんを明日も君と

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    「さよならご飯を今夜も君と」の前に読んでしまった…
    ご飯が食べられるって実はすごく幸せなこと。
    当たり前と思わずに、日々感謝していただかないと!

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    2024年12月31日
  • さよなら嘘つき人魚姫: 2【イラスト特典付】

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    羽純も綾瀬も家族以外の第三者に頼れる人が居ないのはキツイよね。多感な年頃だから家族のことをさらけ出して話すのは特に難しい。
    一歩間違えたら二人とも助からなかったかもしれなかったけど、無事で良かった。

    そして、書き下ろしの2人が可愛くて良い︎^_^

    #泣ける

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    2024年11月26日
  • 海に願いを 風に祈りを そして君に誓いを

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    中2の娘に勧められて読みました。切ない話で、おもしろかったけど、アラフォーの私にとっては高校生の恋愛がキラキラして眩し過ぎる感はありました(笑)

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    2024年11月22日
  • たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ

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    タイムループをして友達の自殺をどうにか止めようとする話。
    タイムループを選択しなかった次の日のところから最後まで涙が止まりませんでした。
    勇気を出して行動しても、何をしてもどう足掻いても変わらない未来。
    どうしたら止められたのか。どうアプローチしたら想いを話してくれたのか。

    どんな人でも一瞬でこの世から居なくなってしまう事がある。1日1日を大切に生きようと考えさせられた1冊。

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    2024年11月22日
  • 夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく

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    もう高校生でもない大人だけれど、
    自分の思い込みで世界を見てしまうのは未だにあって、悩みや葛藤を抱えながら生きる主人公への共感が尽きなかった。

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    2024年11月20日
  • 夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく

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    心が洗われた。
    恋愛なんだけど、そういう枠組みを越えた愛を感じる物語だった。たまにはこういうのもいいな。

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    2024年11月11日
  • たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ

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    ネタバレ

    面白いと言う評価はふさわしくないかもしれないが、面白かった
    薊くんの普通がわからない気持ちに共感したし、残された人間の苦しみというものがわからされる作品だと思った。電車が遅れたときの人々の反応とか、そういうのがとてもリアル。
    死にたいと思っている人間になにがなんでも生きろと言うのは本当に残酷だと思う。それは薊くんに賛成。だから、二人が根本の解決を目指してくれてよかった。悩みの原因を知りたかった気持ちも、報われて欲しかった気持ちもあるが、下手なハッピーエンドよりよっぽど救われたと思う

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    2024年11月10日