汐見夏衛のレビュー一覧

  • さよならごはんを今夜も君と

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    読み始めてすぐに読みやすい文章というのが真っ先に感じました。そして情景も伝わりやすいです。

    各章でそれぞれの登場人物の物語が展開されるという構成でどの話も良いのですが、個人的には第二章の話が好きです。食べ物を扱う場面でのザワザワ感から心の辛さを打ち明ける場面に思わず頑張ったねと思ってしまいます。

    私も料理が好きなので料理の参考になる内容があるのも嬉しいところでした。続編も出るとのことで楽しみです。

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    2023年11月08日
  • さよならごはんを今夜も君と

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    お母さんに失望されたくなくて頑張る勉強。高める成績。テストの点数。体型で嫌われたくなくて我慢する食事。人との会話。自分の心を殺すせいで上手くいかない人生。自分と重なることが多くてすごくグッときた。辛い時いつも救ってくれるのは自分を想って作ってくれたおばあちゃんやお母さんの優しいごはんだったなって思った。

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    2023年11月05日
  • たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ

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    感涙。
    鈴白くんの自死を阻止すること3回。
    4回目、薊くんと共に阻止することを決意するなずな。
    「何で死んだんだ」

    多くの中高生に読んでほしいなあ。現実の女子高生の気持ちをよく理解されていて、流石です。汐見夏衛さん。

    #中高生

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    2023年10月29日
  • さよならごはんを今夜も君と

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    泣いた。
    ジブリの猫の恩返しのような、繁華街にひっそりと佇む一食100円の夜食食堂には、今夜も「呼ばれた」人たちが温かい優しさに包み込まれにやってくる。どれもじんわりと心に沁みるストーリーばかりで涙腺が緩んだ。予想外で嬉しい誤算だ。

    ── 食べ物と同じように、悲しみも咀嚼して、反芻して、消化して、吸収しないと自分の中に取り込めない。

    あぁ、うまい言い方だなと思う。
    たとえ逃げ続けて時間が経ったとしたも、月日は悲しみを癒やしてくれない。噛んで噛んで、少しずつ消化するんだね。たぶんそれが、成長と呼べるもののひとつなのかもしれないな、と思った。
    食べることは生きることだとしたら、悲しむことまた、

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    2023年10月28日
  • 臆病な僕らは今日も震えながら

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    ネタバレ

    「生きているだけでいい」この言葉に救われる人はこの物語の主人公だけではないのでは。自分には何も価値がないと辛い思いをしている息子・娘を目の当たりにした親は、子どもに対してそのようにきっと思うだろう。実際私も親にそのように言われた経験がある。自分には何も無いと思っている人は大きな間違いである。生きているだけで価値があるのだから。

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    2023年10月22日
  • 夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく~Another Stories~

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    色んな人の視点でそれぞれの感情を描いた作品でした。このストーリーをより深く理解することができました。面白かったです。

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    2023年08月15日
  • さよならごはんを今夜も君と

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    恋愛小説で有名な汐見さんの新作。いつもとは違った視点のお話で面白かった。しかも直筆サイン入り!!こんな夜食屋が近くにあったら、毎日通って癒されたい。

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    2023年08月13日
  • 明日の世界が君に優しくありますように

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    シリーズ第1弾の“海に願いを風に祈りをそして君に誓いを”から読むと優海が凪沙を愛する気持ちが改めてわかるし、真波と漣が共に成長していく姿がとても感動しました!

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    2023年07月31日
  • さよならごはんを今夜も君と

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    高校生の頃を思い出すような。
    面白かったから、このひとの他の本も読みたいなと思った。ほっこりする本。

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    2023年07月22日
  • 真夜中の底で君を待つ

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    ネタバレ

    言葉の大切さがわかる物語だった。
    綺麗事を諦観するよりも行動してみることが自分を嫌いにならない1つの道なのかなと思った。
    「格好つけるのって、いちばん格好悪いですよね」がなんかわかるし、良い言葉だなと思った。

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    2023年07月16日
  • 君はきっとまだ知らない

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    ※間違えて何度もログアウトしてやり直してしまいすみません。
    久しぶりに読んで、なんとなく帯と表紙のタイトルに引かれて手にとって読んだのが出会いでした。
    スマホが普及してから若者の活字離れが著しい中、久しぶりに読んで本を好きになるきっかけをくれた作品です。
    汐見先生の魅力が詰まっていて、なぜなら、初めて小説で泣いた作品で、そんなに脆い方ではないけれど感動したので面白いと思いました。悩んでる人達に是非読んで貰いたいです。

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    2023年06月22日
  • 君はきっとまだ知らない

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    近年、若者の活字離れが著しい中、本屋さんにフラッと入ると目についたから帯に引かれて久しぶりに買ってみた。どんな内容なのか全くゼロの状態だったけど面白かった。あんまり面白くないという人もいるみたいだけど私は初めて小説で泣いた作品なので印象深いです。本を好きになるきっかけになって、野いちごなんて聞いたこともなかったけどこれを読むことでスターツ出版さん、汐見先生に出会えた作品なので良かったと思っています。レビュー数少なくて知名度低いのか知らないけど、個人的にはもっと多くの人に読んで欲しいかなと思います。

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    2023年06月22日
  • たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ

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    ネタバレ

    自殺したクラスメイトをとめるため過去をループする主人公の話。
    『過ぎた時間は決して戻らない。絶対に戻せない』
    …読み終わってからは、色んな思いが巡る。
    ハッピーエンドとは感じないので、複雑な感じです…
    『逃げ道だとしても、その道が、自分を大切にして生きていくための最良の道なら、堂々と選んでいい』
    『救いを求める手を、迷わず誰かに差しのべてもいいんだよ』
    これを読むことで違う道を選ぶ人が増えるといい。落ち込んでる時に本なんて読めないけども、ふと思い出すように…1度は色んな人に読んで欲しいなぁ。

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    2023年06月12日
  • だから私は、明日のきみを描く

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    23歳社会人になっても学生の恋愛・青春小説が好きで読んでしまう。展開は読めるものの、甘くて切ない物語に心惹かれた。

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    2023年05月18日
  • 君はきっとまだ知らない

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    ネタバレ

    [初投稿]
    パッケージに引かれ、スマホが普及し活字離れが多く見られるこの現代に久しぶりに読んで見た。フラッと入った本屋さんでふと目についたからだ。正直に言うとこの小説家さんのことは知らなかった。何気なく読んで見ただけなのに、読み進めていくうちにどんどん面白くなっていった。元々眠くなる体質ではないけれど、ハマっているゲームもあり小説から少し距離をとっていたのだ。そして終盤になると泣いてしまった(電車の中で)笑。本で泣いたのは初めてだった。

    ※ここから少し内容に入るので自己責任でどうぞ
    光夏はいじめられていたのに、自分はいじめられてなんかないと思い込ませて過ごしていた。自分もいじめられていたこと

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    2023年05月12日
  • 真夜中の底で君を待つ

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    言葉の大切さを強く感じた。
    自分も感謝の気持ちを伝えられてなかった人に、今さらだけど遅くなってもいいから伝えようと決めた。

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    2023年04月29日
  • たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ

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    クラスメイトの自殺を止めるため、1ヶ月前にタイムリープしていくが、何をどうしても自殺を止めることができない。彼を救いたいけれど、どうしたらいいのだろうか。

    主人公はクラスメイトの死を回避するためにあの手この手で彼の心の悩みを聞き出そうとする。1ヶ月という限られた時間で、人間関係を作り上げる難しさ、心の壁を破る難しさを突きつけられると同時に、必死になる主人公を応援しながら読んだ。

    人間、生きていれば悩みはつきもの。人に相談したり、自分で解決したり、悩みとの向き合い方は様々だ。近しい人でも打ち明けられる悩みと、近くないからこそ打ち明けられる悩みと、悩みの種類も多種多様である。

    この作品は、そ

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    2023年04月25日
  • たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ

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    作者のメッセージが心に響く作品だった。

    主人公は高校2年生の露草なずな。
    クラスメイトの鈴白君が突然命を絶った。
    勉強が出来て人望も厚かった彼が何故?

    自分に何か出来たのではないかと後悔に苛まれていたなずなだったが、鈴白君と一緒に作った思い出の砂時計に願いを込めると一ヶ月前にタイムループする。
    果たしてなずなは彼の自殺を止める事が出来るのか。

    生きていると良い事ばかりじゃない。
    人の悪意や汚れた部分を目にし絶望する事も多々あるだろう。
    けれど生きていれば未来が変わる可能性もある。

    今、苦しんでいる人に手に取って欲しい一冊。

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    2023年04月17日
  • 海に願いを 風に祈りを そして君に誓いを

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    ほんとに切ないし、辛い、自分がもしこんなに体験をしたらと思うとほんとに立ち直れない、、泣きたい方におすすめします

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    2023年03月26日
  • 真夜中の底で君を待つ

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    言葉にして伝えることの難しさや大切さを感じる本でした。
    仁科さんの暖かい人柄に、更紗の優しい気持ちに読んでいて暖かくなり、そんな人もいるのに自分は何て冷たい人間なのか、冷たい感情を持っているのか反省してしまいました。何も言わずに相手の気持ちを自分なりに解釈して思い込んでしまったが故のお父さんとのすれ違い。言葉って本当に大切で難しい、そして優しいと感じました。


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    2023年03月05日