汐見夏衛のレビュー一覧
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ネタバレ親友の好きな人を好きになってしまうのは
親友のことを大切に思うほど辛いと思う。
遠子にとって親友・遥は命の恩人で本当に大切だから
頑張って諦めようとするけど
好きな気持ちを抑えるのが難しくて。
でも遠子の葛藤を知らずに
クラスで一緒にいる友人2人は
遠子に遥のために動くように誘導し
時には酷い言葉や態度を取って
遠子を追い込んでいこうとする。
客観的に見たら
そんな友達必要ないんじゃない?
距離を取った方が良いんじゃない?
って思うけど
遠子にとって遥は大切な親友だから
離れられないという気持ちも分かる。
進学とか社会人になったりとかで
世界が広がった今だから
自分から距離をおくという選択ができるけど
高校生とか世界が広がる途中だから
今見えている世界が全てに感じるから
思春期の選択って難しいんだろうなぁ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ夜きみシリーズ第二弾では
遠子を主人公とした物語だったけど
今回は遠子の幼馴染み・遥を主人公とした物語。
遥と遠子というふたりの違う視点で
物語が進んでいくから
同じ時期の出来事なのに
見え方が全然違ってくるから面白い。
#だから私は明日のきみを描く では
遥が考えていることを予測しながら
遠子の視点で読んでいたけど
私が考えていたのと違う展開があった。
言葉に出して伝えないと
相手には正しく伝わらないって
似てる所もあるんだろうなぁ。
最終的に遥と遠子だけでなく
菜々美と香奈も含めた4人で仲直りできて
言葉に出して話し合えば
ちゃんと伝わることもあるんだね。 -
Posted by ブクログ
つらくて、悲しくて、優しいご飯を求めている人がふと誘われる、あたたかい『お夜食』を出してくれる料理屋さんと、そのお店に誘われた女の子の物語です。
主人公は、志望校に合格できず、受験を失敗したことを引け目に感じている高校一年生の女の子。自分のせいで家の中はぎくしゃくし、せめて大学受験はがんばらなければと必死に勉強をするも、学校の部活や友人関係はうまくいかず、家族との関係も悪くなっていくばかりで、毎日の塾通いも嫌になっていってしまう。段々食べるごはんまで味を感じなくなってしまっていったある夜、『お夜食処あさひ』に誘われて、自分のためのお夜食を作ってもらうことに。
そのお店にやってくるのは、常連さんの他に、特別に『誘われた』人。ダイエットのために「食べたくない」女の子、健康志向の親に普通のお菓子を「食べさせてもらえない」男の子、愛犬を亡くした悲しみで「食べられなくなった」男の人。さまざまな人の気持ちにそっと寄り添う、優しくてあたたかいその人のためのお夜食を通して、ほっとお腹の中が温まるような話が続く。
作中で、『本当の夜はこれから始まる』というようなフレーズが何度かあるのだけれど、この言葉だけを見ると『本当の夜』⇒『辛くて苦しい暗いもの』というイメージを思い描いてしまいそうなところ、この作品では『ぽっと灯りがともるような優しく包み込んでくれるもの』という位置づけで描かれているのが印象的です。
寒い夜、眠れない時に誰かが作ってくれた優しい味を思い出します。
お話自体は淡々と進むため、起伏は少なく感じるかもしれませんが、とても優しく染み入る作品でした。
作中で出てくるお夜食レシピ、私も真似したいと思ってしまいます。
誰かに優しくしてほしい時、誰かに優しくできなかった時、そっと読み返してみたい一冊です。