汐見夏衛のレビュー一覧
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。と、あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。の主な登場人物たち、一人一人の‘’その後‘’を集めたお話です。
あの花〜と、あの星〜、の2作を読んだのでせっかくならこちらも読みたいと思っていましたが、なかなか手につきませんでした。
というのも、あの花〜や、あの星〜から得た戦争の姿に怖さを感じたからです。
ただ、経験した事も無いのに文字だけでも怖さを感じれるなんて、現実で、その目で見た人たちはどれほど怖かった日々なのだろう…と思いました。
ましてや国の為に、死ぬとわかっていながら毎日毎日、1分1秒を過ごした特攻隊員たちはどんな気持ちだったのだろうかと想像もつきま -
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この世で一番あったかい料理は「夜食」。なるほど、朝昼夕食の習慣的なご飯と違って、夜食は相手を慮ってつくるもの。
作中に何度か出てくる「食べることは生きること」ということばは、食べるという行為が、単に胃を満たすだけでなく、心や人生を豊かにするもの、という意味合いで用いられているのだけれど、それはつくり手の思い、愛情がちゃんと食べる者に伝わってこそのこと。完全無添加自然派の手作りおやつ、罪悪感からの冷蔵庫いっぱいのお菓子や子供が好きな高カロリーメニュー。誰かのために良かれと思ってやっていることは、自分よがりになりがちで、とかく裏目に出やすい。対話の重要性。 -
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虹色の世界見てみたい。
きっと私の想像より遥かに綺麗だと思う。
でも
きららと景が繰り返し観ている虹色の世界は
脳死になってしまった男性が
空で言えるくらい大好きな本の世界で
その本は父親の手作りで世界で1つしかない。
きららと景の夢は
男性から臓器移植を受けた母親
その母親からきららと景へと
繋がっていたってことになる。
ちゃんと命のバトンが繋がってて
ドナーの家族も本当に嬉しかったと思う。
これをきっかけに
きららも景も自分の命に誇りを持てるようになって
気持ちも前向きになって
命や家族と向き合う良い機会だったんだね。
私も投げやりになって時期もあったから
今までの言動を鑑みる -
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ネタバレ真波は交通事故や学校でのトラブルをきっかけに
家族に劣等感を感じるようになり
学校にも行けなくなってしまった。
それもそうだよ。
事故の時に母親が弟を守る所を見て
その後の母親の行動を知らないんだから
劣等感をもってしまうと思う。
その後も父親も真波も不器用な所があって
お互いの想いを話せないままだから
誤解したまんま月日が経ってしまった。
でも母方の祖父母の家から
高校に通うようになって真波は変わる。
祖父母の家には蓮が下宿してて
同じ高校の同じクラスメイトで
真波がどんな態度を取っても
蓮はずっと気にかけてくれる。
そして
砂浜で出会ったゆうさんと
話しをする中で真波の心が解れ -
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ネタバレ読み初めから凪沙が何かを決意してて
何か様子が違うなぁとは思ってたけど
まさか凪沙の決意は
優海が独りでも生きていけるように
厳しく鍛えることだったなんて。
凪沙は高校1年生の夏
灯籠流しの前日に海で亡くなった。
凪沙を亡くした優海は
何も出来なくなってしまった。
そんな優海を心配して後悔して
優海のために死に直すチャンスをもらった。
つまりある時期からやり直して
もう一度同じ場所で同じ事故で死ぬ。
想像しただけで恐ろしいのに
凪沙はそんな恐怖よりも
優海のために心を鬼にすることを決断した。
本当に凪沙は強いと思った。
同じ高校1年生の頃に同じ状況になったら
私だったら凪沙と同じ -
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ネタバレ❥❥❥
読み終わった後のこの感覚何だろう?
沢山のことをいっぱい考えながら読んでた。
数年前までの私は
『芸能界を引退して一般人に戻ります』
って言葉に影子と同じ様なことを思ってた。
自分が何かに埋もれて
誰からも見えなくなるような感覚が嫌で
普通って何?輝くって何?
ってずっと考えてたような気がする。
でも目立つ存在になるって
常に見られているってことで
それは監視されているのと似てる。
影子は真昼の
全ての主人公みたいな輝きを羨んでいて
私もどこかで憧れている部分だと思う。
だけど
世間一般的な主人公要素に囚われてたら
本当に大切なものを見失うんだろうなぁ。
自分なりの輝き