汐見夏衛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
10代、20代で自殺を考えてしまう人、実行してしまう人たちに伝えたい。
まだ決断を下すのは早いんじゃない?って。
若すぎる。
死んでしまう人には届かないかもしれない。
だから、これは未来の私に向けた言葉でもあるんだけど。
まだ頑張れそうもうちょっと生きてみようと、もう無理かもしれないを交互に行き来している感覚がすごくよく分かる。
自分自身の生の不安定さを日々感じながら生きることが私の人生なんだと、やっと最近受け入れられるようになってきた(と思っている)。
正解とかないし、いい悪いとかでもない。
そもそも意味もないし、人間の意思がだって何かよくわからないものだと思ってる。
生きることに意味がない -
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Posted by ブクログ
自分自身にコンプレックスを抱えている主人公の美雨が映画研究部に誘われることで美雨の人生が大きく一変する物語。
話の最中に出てくる主人公、美雨の思想や考え方に共感する部分が多かった。何でも出来る人、自分よりすごい人に対して、卑屈的な考えが出たり、必要以上に比べたりする所に自分と重なるなと感じた。
心の中で思うことがあっても口に出すことができない、伝えたくても伝えられない気持ちがありながらも最終的には美雨自身で言葉を出して想いを伝えられていて、見ている読者が成長に感動を覚えました。
高校生という思春期真っ只中であるが故の思想などがうまく表現されていてとても良かった。 -
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Posted by ブクログ
一般人からしたら誰かの 特別 は人生において憧れていたものだった。
毎日のように目にするSNS上の有名人たち
一度は「私も有名になりたい」と思ったことがあるだろう。
私もその一人だった。
有名人たちの考えはわからない。わかりずらい。
けれどわかってほしい。
「誰しもいろいろな経験を体験している」
ということを。苦しい経験 嬉しい経験
もう二度と起きないような奇跡の経験
あなたにも わたしにも
そしてそれを受け入れるのはSNSを見るうえで大切だということも。
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汐見さんの小説を読んだ順番はこの作品が4作 -
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