あらすじ
一見悩みもなく、毎日を楽しんでいるように見える遥。けれど実は、恋も、友情も、親との関係も、なにもかもうまくいかない。息苦しくもがいていたとき、不思議な男の子・天音に出会う。なぜか声が出ない天音と、放課後たわいない話をすることがいつしか遥の救いになっていた。遥は天音を思ってある行動を起こすけれど、彼を深く傷つけてしまい…。嫌われてもかまわない、君に笑っていてほしい。ふたりが見つけた光に勇気がもらえる――。文庫オリジナルストーリーも収録!
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Posted by ブクログ
夜きみシリーズ第二弾では
遠子を主人公とした物語だったけど
今回は遠子の幼馴染み・遥を主人公とした物語。
遥と遠子というふたりの違う視点で
物語が進んでいくから
同じ時期の出来事なのに
見え方が全然違ってくるから面白い。
#だから私は明日のきみを描く では
遥が考えていることを予測しながら
遠子の視点で読んでいたけど
私が考えていたのと違う展開があった。
言葉に出して伝えないと
相手には正しく伝わらないって
似てる所もあるんだろうなぁ。
最終的に遥と遠子だけでなく
菜々美と香奈も含めた4人で仲直りできて
言葉に出して話し合えば
ちゃんと伝わることもあるんだね。
匿名
これはスピンオフですがこれだけ読んでもおもしろいです。
でも前作とは目線が違うので前作を読んだ方がよりおもしろいです。
多くの人が悩む将来の夢とかやりたいことが見つからないとか、思春期の時のモヤモヤしたうまく表現されていてすごく共感ができたし、どの登場人物も一生懸命生きていて私も頑張ろうと思えました。
Posted by ブクログ
これは前回の作品の完全に続きです。前回のキャラクターがそっくりそのままこの本に登場した感じ。ただ目線が変わっていたし、遥の印象も大きく変わった。
Posted by ブクログ
誰しも人は平凡ではなくて誰かの特別な存在であること、そして誰かのためにやっている行動は必ずしもその人のためではない。その人の踏み込んでほしくなったことである可能性がある、ということを改めて感じた。相手の気持ちを汲み取って行動することが重要であると考えさせられた。
Posted by ブクログ
将来に悩み、人に気を使いすぎて疲れてしまう遥には私と似ているところがあって、とても共感できました。天音くんの描写がとても綺麗でした。
優しくて爽やかで良かったです。
Posted by ブクログ
声を自分から無くした天音と、大好きな彼方くんに振られてしまい、とても傷ついている遙の物語。
ハーフであることで、イジメにあってしまった天音、サッカー好きな弟が怪我のためにサッカーできないことになり、歌うことに罪悪感を持っている。
そんな2人が出会い、お互いを思いながらも、すれ違ってしまう。
みんな、自分の好きがうまくいかないことにもとかしさを感じる。