あらすじ
中2の涼は転校先の学校で、どこか大人びた同級生・百合と出会う。初めて会うのになぜか懐かしく、ずっと前から知っていたような不思議な感覚。まっすぐで凛とした百合に涼はどんどん惹かれていく。しかし告白を決意した矢先、百合から聞かされたのは、75年前の戦時中にまつわる驚くべき話で――百合の悲しすぎる過去の恋物語だった。好きな人に、忘れられない過去の恋があったら、それでも思いを貫けますか?愛することの意味を教えてくれる感動作。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あの花の続編。
中の内容はできたらあの花を読んでからの方が、感情移入しやすいし良いと思う内容でした!
好きな人に忘れられない恋があったら想いを貫けるか。
ええそうなっちゃうの?!と切なくなりながらも、
でもそうだよね、うんうん、と納得し共感したりしました。
Posted by ブクログ
シンプルに良すぎる!
「あの花〜」の続きとか最高じゃん!って
思っちゃった✨
でも「あの花〜」が良すぎて
こっちはうんうん、って、だけになった
「あの花〜」とちょっと違って少し悲しい(T ^ T)
でも良かった(^_−)−☆
Posted by ブクログ
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。の続編で前作はラストかなり泣かされました、特に特攻資料館での手紙が。今回はその続きで70年後に戻った百合に出会う生まれ変わりである"涼"目線の物語、正直うまくまとまるのかなって思ってましたが無理矢理感のないスマートで心地よい文章構成で自分は結構好きでした。また素敵な本に出会えたこと、出会わせてくれたことに感謝です。
Posted by ブクログ
前作の特攻隊員・彰の生まれ変わりである涼と百合の現代における恋愛の話。
恩送りという単語を初めて知った。
百合の忘れられない彰への想いと、それを知る涼、そしてその事を知る百合。
存在しない人を巡って2人がすれ違ってしまうが、その存在こそが2人をまた出逢わせる。
【夢を大切に持つ。好きな人と一緒に生きていく。】
戦時中にはできなかった事を、ようやく百合と涼でこれからやっていくことができるんだなと思うと胸がいっぱいになる。
Posted by ブクログ
映画を見たので、本編は読まず続編のこちらを読んだ。
でも本編も読みたくなった!
百合と涼が、複雑ながらも惹かれあっていくのがよかった。お互いにお互いを大切にしてる。
あまり男性目線の小説を読んだことがなかったから、あー男性って恋してる時こう思ってるのかな、と少し分かった気がする。
匿名
2人の距離のくっついたり離れたりが結構多くて恋人になるまでを丁寧に描いている作品だと思いました。
前作は第二次世界大戦を絡めての恋バナだったので今作の方が2人の距離感や思いが読み手にも一層わかりやすくなっています。
感動
本当に感動です。
涼が彰の記憶を持たない生まれ変わりで、百合は彰の記憶があり涼と出会う。そんなお互いが惹かれあい複雑な気持ちになりながらも結ばれるというのが胸が熱くなりました。本当に面白かったです。
2作続けて読みました
もちろん前作読んだ方が読みやすいですが、この一冊だけでも十分に素敵でいい物語でした。せつない感動する物語をありがとうございました!この本を読んだらきっと現代での自分の生き方、考え方は良い方向にいくと思います!
Posted by ブクログ
映画化するということを聞き読みました。あの花の続編です。
百合が現実世界に戻ってきてからのお話です。百合はタイムスリップした時に恋をした相手も今も忘れられずにいました。百合が忘れられな相手の生まれ変わりだと言われた涼との恋物語です。ずっと忘れられない相手がいる百合に恋した涼は最初は何も知らずに中学生の恋愛をしていました。仲が深まった後に告げられた信じ難い事実に向き合えず、でも恋心は無くならない。切なくて辛い。しかし年齢が上がった涼の心は大人でした。
読んで後悔はしません。よかったら読んでみてください!
Posted by ブクログ
戦時中の日本にタイムスリップしてしまった少女の物語、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続編小説です。
主人公は夏休み前に転校することになった中学2年の男子中学生。彼は学校で出会った、どこか不思議な雰囲気を纏った同級生の少女に段々と心惹かれていく。彼女は昔から何度も夢に出てきた百合の丘に佇む少女に似ていると感じていたが、いざ告白と意気込んだ矢先、彼女から衝撃的な打ち明け話を聞くことに。75年前の戦争中の日本へのタイムスリップ、そこで出会った人の話、もう二度と会えない人との恋、そして――その恋の相手の生まれ変わりが彼自身であること。彼と百合の想いは交差してすれ違っていく。
前作『あの花が咲く丘で、~』のラストに登場した同学年の少年が主人公で、男子中学生目線で物語が進みます。涼の目で見た百合がどんな女の子で、涼にとってどれほど魅力的で素敵に感じられているのかを見るのは、前作の百合目線を読んでいるとどことなくこそばゆい感じがします。
自分の好きになった人が、過去にもう亡くなってしまった人を今でもまだ好きで、しかもその生まれ変わりが自分だと言う。そんな複雑な状況、中学2年生で受け止められる情報量ではないだろうなと思います。緊急離脱してしまうのもやむなしでしょう。それでも、忘れられない。忘れられないのは自分なのか、過去の自分だという『彰さん』なのかわからずに苦しむのはアイデンティティの苦悩でもあるのでしょう。それでもしっかり受け止めて、前に踏み出すことができた彼は、これからは自分と『彰さん』の二人分きっちり幸せになってくれると信じています。
離れた分も含めて相手を想い合える二人の恋物語、堪能させていただきました。
今回はAnotherの方を先に読んでしまいましたが、この順番でも楽しめた一冊です。
男性目線からの一途な恋物語、新鮮に楽しませて頂きました。
汐見さんのお話は、まだ読んでみたいものがいくつかあるので、おいおい他の作品にも手を出して行ければと思います。
Posted by ブクログ
【あの花の咲く丘で僕とまた出会ったら。】の続編。主人公が男の子に変わって、その男の子が前の話で無くなったヒーローの生まれ変わりとか。ほんとに面白い考え方したと思う。前の話の主人公の女の子が戦争に詳しくなってて、自分から戦争を話す事とか増えててほんとにビックリした。ほんとに泣く。
Posted by ブクログ
前編となる「あの花の〜」は映画で観たのだが、本作はそれでも十分読むことができます。
本作も現在の平和を噛み締め、自分の希望が叶えられるありがたい世だと、しみじみ感じ、終戦記念日の近いこの時期だと、特に強く思えました。
ストーリー自体はとてもピュアな、青春ラブストーリーと言えばいいでしょうか。
作中にでる「恩送り」と言う言葉は、当作には欠かせないキーワードだと思います。とても素敵な言葉だと思いましたし、今後の自分自身にとって大切な言葉にしたいと思いました。
Posted by ブクログ
前作からの続編…やっぱり気になり読んでみた
前作の彰が涼として現代に転生する話。
前作で描かれていた、百合の丘や星空、飛行機、誰かわからない女の子が夢として登場する。
そんな時、現代に戻った百合と出会う。
いろんな思いから、すれ違いになってしまったけど
最後は思いが通じて良かった!
今、思えば前作で百合が防空壕で一夜を過ごした時
70年前の出来事は実際に経験した夢。涼と同じで百合も戦争のない、平和な時代に転生し、再び再会して二人の願いが叶ったのではないかと思いました。
考え過ぎでしょうか…
Posted by ブクログ
現実世界に戻って来れた百合と彰の生まれ変わり涼がまたもや恋をする物語。
初めて合ったのに懐かしい感じ。
自分が感動したのが、涼が彰の分と自分の分まで愛していいって言うところです。
自分も驚きました。涼は百合に対して彰しか見てないかもしれないのに、そこまで言ってくれるのは感動しました。
Posted by ブクログ
映画や前作小説を読んだからこそふわっと蘇ってくる描写や感情があって節目節目で涙がでました。
現実味がないと言ったら嘘になるけど、
読んだあとは心があたたかくなりました。
Posted by ブクログ
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』続編。
前作では涙腺崩壊。
本作も特攻隊に触れているので哀しみが蘇ったが、百合のその後を知れて読後は穏やかな気持ちになった。
百合が通う中学に転校して来た宮原涼。
涼の中にタイムスリップ先で出逢った彰の面影を感じる百合。
ファンタジー要素が強めだが、若くして空に飛び立っていった特攻隊員達の事を想うと、輪廻転生を信じたくなる。
涼が訪れた特攻資料館の描写は胸が締め付けられる。
私達が当たり前に使う「またね」の言葉は特攻隊員には存在しない。
戦争の愚かさと平和の有難さが心に刻まれる。
Posted by ブクログ
やはり汐見さんの作品は読みやすい。涼の境遇に共感できる部分が多く、感慨深いものがあった。
正直彰と結ばれて欲しかったという思いがあったが、これはこれでありだと思う。
匿名
泣いた
前作で一緒になれなかった2人が現代で再会してからのお話。2人には一緒になってもらいたかった気持ちがあったので続編があると知り、一気に読んでしまいました。
匿名
最終的には、幸せな終わり方だったのだと思う。
前作はやや救いなく終わった分、
生まれ変わりかもしれない、
生まれ変わって幸せになっているかもしれない、
ということを連想させるシーンがあるのは、
救いになる。
私は続編があって良かったと思いました。
Posted by ブクログ
まず百合が直感的に涼を彰とわかるって言うのが、イマイチわからなかった。
百合側から涼=彰、ではなく、涼が彰の記憶を持っていて百合と出会うってストーリーのほうがいいなと思ったけど、特攻の記憶を持って生き続けるのはそれはそれで辛すぎるなぁと思ったり。
涼と付き合ってからのストーリーが浅いから、もう少し気持ちが通じ合ってからを描いて欲しかった。
来年映画が公開とのことで、どう描いていくのか楽しみ
Posted by ブクログ
彰を忘れられない百合、その恋を乗り越えたと言えるのか?涼だって、好きな人に忘れられない過去があるとはいえ、条件が特殊なわけで。現実味は無いなって。
Posted by ブクログ
本当に続編なんだ。まあ、見事に繋がってるわ。私も戦争を知らない世代だけそ、こういう話が若い人たちに読まれるのは、とてもいいことだと思う。読み易いよ。これも映画になるのね・・・
Posted by ブクログ
前半は続編とかと関係なく普通の10代の恋愛物語として楽しめる。見かけるだけでうれしいとか学生時代のいい思い出。
「ごめん、無理だ」ってなるのも分かるよね。
後半、20代になって涼の記憶がつながりだすところ、知覧特攻平和会館で、つながってからの百合との会話で鳥肌。
著者あとがきにあるように、百合の幸せを願うがための作品。
Posted by ブクログ
あの花~の続編で、百合が現代に戻ってきたときの話だった。まさか、転校してきた涼がまさかあの彰さんの生まれ変わりだったとは…!
転校も運命だったのか…??
Posted by ブクログ
★★★☆☆星3 あの花が咲く丘で〜の後日譚。美しい世界で良かった。何気なく既に手に入れている物事に対して幸せだなぁと噛み締めて生きて行こう!こちらも2026年映画化おめでとうございます。
Posted by ブクログ
夏休み前に転校することになって初めて出会う在校生は・・・
そんな彼女にどんどんと惹かれていく本当の理由とは・・・
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の続編です。
前作がよく、続編があるとのことでしたので読みました。
一言で言えば、当たり前のことにありがたみを感じる大切さを教えてくれる小説です。丁度、樺沢紫苑先生の「感謝脳」を読んでいたので響く内容ではありました。
過去の犠牲がある中で今がある。
そして、「死」について改めて現在っ子は見直す必要がある気もしました。
とにかく、日々の当たり前を当たり前と思わない感謝の心を常に持ちたいですね。
Posted by ブクログ
青春恋愛ストーリーながら、ファンタジー要素もあり、戦争についても考えさせられる一冊でした。
前作を読んでいなかったので、ヒロインの子が何故たった数ヶ月一緒に過ごした男性をそこまで愛せるのかが腑に落ちなかったので、前作も読んでみようと思いました。
また特攻隊員は凄い、立派だと思う反面、若い未来ある青年の命をただの道具みたいに扱う当時の日本に日本人として怒りや悲しみを感じた。
戦争から80年経ち、当時とは比べ物にならないくらいほど平和な世の中になりましたが、これが当たり前ではなく多くの犠牲者がいたという事を忘れずに、その方達に恥じぬ生き方(夢を持つ、努力を怠らない、誠実でいる)をしなければならないと感じました。
Posted by ブクログ
前作は正直、戦争というテーマに対してすごく内容が軽く感じてしまってあまり好みではなかったけれど、こちらの方は純粋に恋愛小説として良かった。
だいぶ前になるけれど、震災後被災地でまだ大変な思いをしてる人がいるのに楽しんでいいのかなと問う彼女に、確かに被災者は今も大変だけどだからといってあなたが楽しんじゃいけない理由にはならないよ、でもそうやって考えれる貴方は素敵だね(要約)。というようなカップルの会話の呟きが某SNSでバズっているのを見たことがあり、私もこの考え方がすごく良いなと思ったので、個人的に未来や希望のある世界を生きられなかった人を思いながら自分は一生懸命生きよう、と思うのは自由だし素敵な考えだなと思うけれど、そうやって思いながら生きていかなきゃいけないんだよという他者への強要(というほどでもないかもしれないが)は私はあまり好きではない。
Posted by ブクログ
彰の生まれ変わりの涼。涼にはよく見る夢があり、夢に出てくる女の子に似た少女と転校先で出会う。
強く惹かれ合う二人だが、本当に愛してるのは涼?彰?中学から6年の時を経て、本当の気持ちに気づく。
今回は戦争はほぼ関係なく、現代物の恋愛でした。
Posted by ブクログ
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」を読んだ時に「百合は現代で生きることに悲しくなるんじゃないか」と気になっていた。その百合の現代での続きの話
あとがきに作者が「百合のその後が気になって」みたいな事を書いていて、まさに気にしていた物語を作者が書いてくれる幸せを感じた
Posted by ブクログ
記憶はないせど、前世で見た景色を夢に見る涼。前作の彰の生まれ変わりの男の子がメインですが、
ラストは21歳になる年に、涼と百合が再会し、いきなり百合目線になります。その場所でであったひょうきんな夫を暖かくみまもる妻の夫婦が千代と石丸さんだとか野球加藤さんの生まれ変わり説が、Anotherで生かされていたら良かったのに。Anotherを先にみてしまった為、とっても残念だった。
百合と涼は、結局涼が自分の中の彰も愛していいし、自分も愛していいって話になり、なんだか微妙に納得いかなかった。そもそもひと目見ただけでわかるぐらいそっくりという設定とか、
記憶が戻るとかそんぐらいあっても良かったなー。
しかも、夢を追いかける涼と百合の描写はあったけど、、何だかなぁ。中途半端だった
そこも。まぁ、2人は再開して思い合うようになった
ドラマにしたらなかなかいける展開なのかも。
前作は映画化したみたいだけど・・
彰が忘れられない
設定上涼は彰の生まれ変わりではあるけど、自分は読んでいて全くの別人だと感じてしまう՞߹ - ߹՞
彰の年上感が無くなって少しさみしい。自分自身
彰に未練ありすぎてそう感じてしまうのかも›_‹
でも彰が百合へ書いた遺書を涼見つけて書いた覚えがあると思ったという所でもうやっぱり涼は彰なんだなとほっとした( ᐪ ᐪ )
彰が百合に会いたいと願った事で2人はふたたび出会い、恋に落ち、結果幸せになられたので、もう幸せならOKです(;_;)涼は彰です!そう思いながら読む方が辛い気持ちを抑えられました。