あらすじ
中2の涼は転校先の学校で、どこか大人びた同級生・百合と出会う。初めて会うのになぜか懐かしく、ずっと前から知っていたような不思議な感覚。まっすぐで凛とした百合に涼はどんどん惹かれていく。しかし告白を決意した矢先、百合から聞かされたのは、75年前の戦時中にまつわる驚くべき話で――百合の悲しすぎる過去の恋物語だった。好きな人に、忘れられない過去の恋があったら、それでも思いを貫けますか?愛することの意味を教えてくれる感動作。
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Posted by ブクログ
前作も感動に感動した私。今回も涙無しには読めない作品だった。
生まれ変わりは信じています、だからこそ、百合と彰、そして涼の繋がりがとても素敵できっとこんな世界は現代にも存在しているのだろうな、と想いを馳せました。
魂は輪廻転生し、私達が生まれ変わるのも前世でやり残したことがあるからこそのものだろうな、と感じる。
特攻隊として亡くなった人達や戦争で亡くなった人達が現代でこそ、幸せな毎日を過ごしていますように、とこの作品を読みながら願わずにはいられなかった。
Posted by ブクログ
「さるべきにやあらむ」
この言葉がふと浮かんだ。
続編となる今作では百合は大人しい人物として描かれていたが、物事をはっきりと伝える様子が前作と変わらずで良かった。
また、涼が前世の自身である彰との板挟みを乗り越えるシーンも見事だった。
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あの花がここまで書くつもりだった事に汐見夏衛さんの覚悟があったんだな〜と 命の危険をまるで感じないしだから死ぬって言葉を簡単に使う世代 の自分は無知で恥ずかしい。すぐ隣にはロシアがあるのに、恐怖を感じないといけないのに。話を戻すけど、生まれ変わりが実際あったならばから始まって2人の人格が存在するのと俺とあきらさんと2人を愛して欲しいとか、手紙を読んで自分があきらさんだと心で理解出来たとか怒涛のまとめだったけど、百合が言う世界から争いがなくなればいいとその為の勉強をしていると⇨みんながみんな考えるべきことだと思う。余談ですが涙なくしては読めないに涙が止まらないにスターツの吹き出しはいらない勘弁してくれ
Posted by ブクログ
前編よりも続編であるこちらの作品の方が心に響きました。
でも、前編あってのこの続編であり、百合のタイムスリップがあっての涼との出会いだと思うので、どっちの作品もお気に入りです。
Posted by ブクログ
感想は上手く書けないけどとにかく良かった!
読んでいて分かるわぁって思う所もあったし辛かっただろうなぁとか色々考えたりもして、でも良かったって安心した部分もあったり。
本当にこのシリーズ大好き!
Posted by ブクログ
2024/06/05
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」の続編にあたる小説。
転校生の宮原涼は、クラスにいた女の子の加納百合に一目惚れするも中々話すきっかけを作れないでいた。一方で涼がよく見る百合の花が一面に咲いてるのとそこにいる女の子のビジョン。
授業の調べ学習の一環で戦争について調べることになった涼は百合とたくさん話す機会を得るのだが、そこで、百合が戦争についてどうしてとても詳しいのか、何かを諦めるというような発言に対してどうして厳しいのかの理由を知ることになる。
どんどん涼は百合の良さに惹かれて行くのだが…。
ということで、続きがどんどん気になると同時に、全作の内容からいい感じにリンクしていてとても読みやすい話だったと思います。
匿名
2人の距離のくっついたり離れたりが結構多くて恋人になるまでを丁寧に描いている作品だと思いました。
前作は第二次世界大戦を絡めての恋バナだったので今作の方が2人の距離感や思いが読み手にも一層わかりやすくなっています。
感動
本当に感動です。
涼が彰の記憶を持たない生まれ変わりで、百合は彰の記憶があり涼と出会う。そんなお互いが惹かれあい複雑な気持ちになりながらも結ばれるというのが胸が熱くなりました。本当に面白かったです。
2作続けて読みました
もちろん前作読んだ方が読みやすいですが、この一冊だけでも十分に素敵でいい物語でした。せつない感動する物語をありがとうございました!この本を読んだらきっと現代での自分の生き方、考え方は良い方向にいくと思います!
Posted by ブクログ
もういい大人だけど、刺さる言葉がいくつもありました。
恩送りとても素敵な言葉ですね。
今平和な時代に生まれて幸せに過ごせている奇跡を改めて感じました。
Posted by ブクログ
百合と涼との出会い。
忘れられない彰への想いと戦争の体験。
好きな人に忘れられない過去の恋があったら…涼の、そして涼の中に生き続ける彰の大きな愛。
「愛」することの深さを考えさせられた。
Posted by ブクログ
①涼の器量がすごい!同じく考えられないかも…
②心の底から好きなのが伝わる文章!気持ちが痛いくらいに伝わる!!
③恩送り、すごく刺さる言葉!俺もそういう人になりたい!!
Posted by ブクログ
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。の続編。
前作に続きどの年齢層にも読んでいただきたい作品。
恩送り、良い言葉だな。THE恋愛って感じだけれど愛することの意味を教えてくれる作品です。
いつまでも平和な世の中が続きますように。
Posted by ブクログ
今年読みたかった三冊の最後の一冊読み終わりました。
前作の続きで、タイムスリップから戻ってきた百合の話。百合は、特攻隊員として亡くなったあきらを忘れずにいる。
戦争を体験し、命の大切さや夢を追いかけることができる今の時代を、心から大切にしなければならないと感じている。
そんな中、転校生のサッカー少年涼が現れる。
百合と涼は、クラスの社会科見学(涼の転校前に行った特攻隊資料館)の発表会で同じ班になり、仲を深めていく。
涼は、昔から百合のたくさん咲く丘で、少女が立っている夢をよく見ていた。
涼はどんどん百合を好きになっていき、ついには告白してしまう。
百合は、涼に自分がタイムスリップした話をする。そして、涼があきらの生まれ変わりではないかという。
涼は、自分の中にあきらの魂があり、あきらを愛する百合を受け入れる事が出来なかった。
数年が経ち、大学生の百合と涼は再会し、大人になった二人は、その障壁を乗り越え結ばれるはなしでした。
Posted by ブクログ
とても読みやすかった。
生まれ変わりという点で少し身構えてしまったが、とても素敵な話だった。
前作の彰が、本当にかっこいい男の子だったこともあり、少し寂しい気持ちになったが、また改めて自分がどれだけ幸せか感じることができた。
前作も含め、中高生に是非読んでほしい作品。鹿児島にある特攻隊資料館に近いうちに行きたいと思う。
読んで良かった。
Posted by ブクログ
転校生の涼を見て、二度と会えないはずの彰だと分かるというのはどういう感覚なんだろう。
70年の時を超え、出会って恋に落ちて、お互い手を離して、6年かけてまた手を繋げたふたり。
こういう乗り越えかたもよいなと素直に思えた。
百合の言うように、私たちは夢を追いかけられる時代に産まれたんだな。日々感謝して生きないと!
Posted by ブクログ
泣いたけど、この展開か〜
うーん、まぁみんな幸せってことで良いのかもしれない。登場人物のことは好きだし。
一人称が彰(涼)なのは個人的に好き。
Posted by ブクログ
前作を読まず最初にこの小説から読んでみた。1ページ目から興味をそそられるワードが出てくる。読み進めると途中で、えっ?となる部分があるけど、そこが前作につながっている。前作から読んだらさらに面白いと感じた。187ページからの主人公の気持ちや行動が変わる場面が好き。
人にはそれぞれ色々な過去があるけど、それを含めて全てを受けれ入れて、それでも好きと言える主人公はかっこいい。
個人的に好きな文
ただ一緒にいるだけでいい
匿名
泣いた
前作で一緒になれなかった2人が現代で再会してからのお話。2人には一緒になってもらいたかった気持ちがあったので続編があると知り、一気に読んでしまいました。
匿名
最終的には、幸せな終わり方だったのだと思う。
前作はやや救いなく終わった分、
生まれ変わりかもしれない、
生まれ変わって幸せになっているかもしれない、
ということを連想させるシーンがあるのは、
救いになる。
私は続編があって良かったと思いました。
Posted by ブクログ
◆きっかけ
みほちゃんが貸してくれて
◆感想
若い子にウケるんだと思う
◆内容
夢を諦めないこと 人を愛すること
特攻隊員 タイムスリップ
サッカー 輪廻転生
Posted by ブクログ
前作が良かったので、読んでみました。
彰の想いが強くて、百合を探し出すことができたのは、嬉しいし感動しました。
ただ、やっぱり私は彰と、涼は違う人に感じてしまう。まあ、2人がそれを乗り越えて幸せになったのなら良かったです。
Posted by ブクログ
百合たちが特攻資料館に行ったこと、そして、彼女が言った、もしも日本が戦争をしている国だったらスポーツも、何もかも思うようにはできない。という言葉を読んで、早田ひなさんって、この本を読んだのでは?と思いました。あと、涼と彰という名前が出てくるんだけど、これ、亮(りょう、あきら)でつながってるんじゃ?と思ってしまいました。中学生の涼が百合の気持ちに気づいてしまったときの複雑な感情はわかる気がする。でも大学生になった彼には彰的な心の広さがあるよね。彼がサッカー選手としてどうなるのかも気になる(笑)
Posted by ブクログ
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」の続編。あきらの生まれ変わりの涼と出会った百合のその後が描かれている。個人的には続編は要らなかったと思うが、作者のあとがきに、「百合にはもう一度恋愛を頑張ってほしいから続編を書いた」とあり、なるほどなと思った。特攻は切ないな。
Posted by ブクログ
「あの花が咲く丘で…」の続編。
作者さん的に、やはり二人を幸せにしてたげたかったのかな?
読みながら、ずっと映画の主題歌、「望郷」が頭の中を流れてました。
Posted by ブクログ
「何回も同じ夢を見る。女の子が花に囲まれて星空を見ている。」
知らない子なのに何故か懐かしくて泣きそうになる。
転校先で出会った百合は
妙に戦争に詳しかったり、機嫌がコロコロ変わったり周りから少し浮いてるような存在。
涼はそんな百合になぜか心惹かれ、、
彼女の過去を知った時2人の関係は動き出す、、と思いきや、、
これは自分に向けられた愛なのか
重ねられた自分に向けられた愛なのか
お互いが想いあってるからこそ物語が進んでくにつれ苦しくなるところがありました
あの星が降る丘で君とまた出会いたい
素敵な物語でした
Posted by ブクログ
「あの花が咲く丘で…」からの流れで続けて読んだ。
1作目ラストで彰の生まれ変わりの涼が登場したこと、賛否両論だったらしいけど、個人的には性格良し、(恐らく)顔も良しの涼君が現れて良かった。
夢をみることが許され、好きな人と一緒に居られる世の中は幸せ。
とても読みやすくて内容も良かったけど、あまりにうまくまとまり過ぎてたのと、1作目と言いたいことが被ってたので☆3で。
Posted by ブクログ
あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。
**著者**: 汐見夏衛
**イラスト**: あんよ
『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』は、前作『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続編です。中学2年生の涼は、転校先で大人びた同級生の百合に出会います。初対面にも関わらず、懐かしさを感じる涼は、次第に百合に惹かれていきます。しかし、告白を決意した矢先、百合から聞かされたのは75年前の戦時中にまつわる驚くべき話――彼女の悲しい過去の恋物語でした。
戦時中の経験を現代に活かす百合と涼の物語は、戦争を経験していない世代にとっても心に響く内容です。タイムスリップや生まれ変わりといったドラマチックな展開が織り交ぜられ、純愛の切なさと強さを描いています。戦時中のリアルな体験を通じて、叶わなかった想いが伝わるこの作品は、韓国ドラマが好きな方や、ドラマチックな展開が好きな方に特におすすめです。
Posted by ブクログ
中学生の頃よく読んでいた
ケータイ小説の雰囲気を感じでいたのですが、元々「野いちご」だったのですね。読み進めながらあのころは純粋に恋愛小説をキュンキュンしながら読んでいたのを思い出し、また、いまの恋愛観はまた違ってきたことに気付かしてくれました。どっちがいいとかでは無いけど、キュンキュンしていたころが懐かしい。
戦争が過去のものとして勝たられる日本で百合のように死や夢などに真っ直ぐに思いを語れるようになりたいと思った
Posted by ブクログ
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の続編。
前作から少し間が空いているのかと思ったら、前作の直後を描いている。
過去にタイムリープして特攻隊の彰に出会った百合。
社会科見学で訪れた特攻記念館で、彰の手紙を見つけ、泣き崩れる姿がとても印象的だった。
それから間もない夏休み直前に、転校生の涼が百合の前にやってくる。
どこか彰の面影が漂う涼に心を開いていく百合。
そして、誰も信じそうもない自分のタイムリープの体験を涼に打ち明ける。
百合に恋心を抱きながらも、百合の中にある大切な人の存在をも大切にする涼がとても清々しい。
百合の想いを大事にし、自分も特攻という悲しい歴史を学ぼうとする姿も、読んでいて、何だかほっこりする。
戦争を描いた作品に「ほっこり」と言う言葉はふさわしくないかもしれない。
でも、この小さな誰かへの愛しい思いから、決して戦争を繰り返してはいけない、と思えてもらえたら・・・
そういう願いを込めて、もっと若い世代にこういう作品を読んでもらえたら、世界は少しは救われるかもしれない。
そして、二度と「お国の為に」などと言う虚偽で自分の命を無駄にすることのないような時代になりますように。
彰が忘れられない
設定上涼は彰の生まれ変わりではあるけど、自分は読んでいて全くの別人だと感じてしまう՞߹ - ߹՞
彰の年上感が無くなって少しさみしい。自分自身
彰に未練ありすぎてそう感じてしまうのかも›_‹
でも彰が百合へ書いた遺書を涼見つけて書いた覚えがあると思ったという所でもうやっぱり涼は彰なんだなとほっとした( ᐪ ᐪ )
彰が百合に会いたいと願った事で2人はふたたび出会い、恋に落ち、結果幸せになられたので、もう幸せならOKです(;_;)涼は彰です!そう思いながら読む方が辛い気持ちを抑えられました。