汐見夏衛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ話題の作品ともあって、映画公開の記念に読んでみることにした。
確かに、中学2年生という若さで大切な人がなくなる悲しみを知った百合が今後どのように生きていくのか、前作の最後もなにか匂わせる形で終わっていたから気になっていた。
大切な人を失った悲しみがよくわかる百合にとって、また新たに大切な人ができるということ、死というものというのはきっとかなりの比重があったと思う。
けれど、それでも主人公である涼も百合も向き合うことにしたというのは良い展開だなと思った。
だが、一方で、現実の自分というのが読んでる時に出てきてしまって、作中でも涼が言う通り、自分の中には前世がある、相手はその前世を愛しているはずだから、こっちを見てほしいと、自分ならなってしまうなと思ってしまった。心の中でツッコんでしまう時があって満足したとは言えないのが正直なところだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自己肯定感の低い主人公は、
自分を産んだことで母親が死んでしまったことや、家族親戚近所の人に、お母さんは素敵な人だった、産んでもらったことに感謝しなくちゃということが重荷になって、よく見る虹の世界の夢を心の拠り所にしていた。
最終的に色々あって、
今わたしがこうして生きているのは、いろんな人に助けられてきたのだから、感謝しなくちゃいけない。
自分を卑下することはその人たちに失礼だ。
となり、前を向けるようになる。
自分の命に、母親の命だけでなく、臓器提供者の命まで乗っかって、あまり状況は変わっていないのだけど、
途中で出会う男の子がポジティブで全肯定してくれることで、この子は前を向けるようになったんだなと思う。
景くん、コウペンちゃん並みに肯定してくれますね。
臓器提供してもらって、さらに子供作っちゃうお母さんにはちょっと引いてしまったけど。
自分に自信がない人には、優しく染み込むような物語なのかもしれない。