汐見夏衛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ全く違う境遇に置かれている陽羽里と恵美羽。そんな2人の共通点は「私」の境遇が億劫で憎いこと。そんな2人の中身が入れ替わりお互いが知る由もないはずだった地獄を知り___。
汐見夏衛さんの作品の中ではあまり扱われた覚えがない題材を扱っていることに新鮮味を感じながら、本書を読ませて頂きました。汐見夏衛さんのあとがきにも記されていたように、人間には、他者がしる由もない、知ることの出来ない公にしていない自分の内に留めている自分、というものが存在し、それがよく描かれた作品で、こんな作品をかけるのは教員と作家をなさっている汐見夏衛さんならではの経験や視点ありきのものなのかな、と思いました。
とてもデリケー -
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Posted by ブクログ
赤や黒に彩飾された不気味な装丁の
呪いや怨念渦巻く作品に塗れたどうしようもない私の本棚、、、
たまに透き通った美しい話を読んで
心を浄化したくなるのです
今の日本もそうだけど
同調圧力って怖いです
私の祖母がチャキチャキの江戸っ子だったのですが
やはり戦時中は表立って文句言えなかったそう
そのかわり心の中でめちゃくちゃ文句言ってたって、、、
認知症になる寸前まで、戦時中にいた嫌なやつの文句言ってました(笑
さらに日本は本音と建前という難しい文化があり
戦時中の同調圧力に押しつぶされている日本に
建前を本気で信じてしまった人たちがどのくらいいたんだろうか
百合みたいにガンガン思った事が口に出ち -
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Posted by ブクログ
あらすじ:病院の屋上テラスで出会った境遇が真逆の陽羽里と恵美羽は、一目見るなりお互いに嫉妬と羨望を抱き「入れ替わりたい」と願う。
願いが叶い体が入れ替わった二人はそれぞれの望みが叶ったと喜んだのも束の間、自身の真の望みに気づき、また自身の抱える問題を互いに相手になすりつけている罪悪感に苛まれる。
そんな中、陽羽里の体で活動する恵美羽に危機が迫り、物語はクライマックスへ――。
※陽羽里と恵美羽の置かれた環境の対比が描写されるが、毒親描写の解像度が高く、平易な文体で重くなりすぎないテイストにはなっているものの人によっては胸を抉られるため要注意。
感想:入れ替わりモノというよくある題材だが、舞台 -
Posted by ブクログ
この小説を読み終わった時の感想は、「綺麗な小説だけれども、軽い、そして内容の薄い小説だな」というものだった。
この小説を「綺麗な」といったのは、情景描写ではなく登場人物の心情描写のこと。つまり美しい純愛の言葉、家族に対する感謝の心
や同僚へのいたわりの行動などに泣けるような心情描写が多い。が、やはりその心情は軽い、薄いと感じた。登場人物たちの感情と言葉が、戦争による「別れとそれに伴う死」ばかりが強調せれ、しかも強調された感情表現や言葉、それに伴う行動が上滑りのように感じた。逆に、当事者たちの戦争による「苦しさ、悲惨さ」があまり感じられなかった。
「特攻隊員」と「その隊員に関わった人たち」の心情 -
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Posted by ブクログ
恋愛と友情に揺れる女子高生の物語。
一目惚れした男の子は親友の片思いの相手だった。大切な親友の気持ちを知って、彼への想いを絶とうと決意するが・・・
次女おすすめの一冊。自分からは手を出さないであろう作品。他薦書は読書の幅を広げてくれます。
ありそうでなさそう、なさそうでありそうな定番の設定ですが、同じ男の子を好きだと言い出せない主人公の戸惑い、悩みが女子高生目線で描かれていて、思春期の初々しさ、幼さを感じながらもどこか新鮮な気持ちで読めました。
こういう悩みにすぐに答えを出して、悩まなく(悩めなく)なった現在の自分に気づき、大人になってしまったなとつくづく思います。