汐見夏衛のレビュー一覧
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涙が出るというか、茜ちゃんの価値観が自分と近しいものがあって…なんか過去の色々な感情を想起させる物語だった
自分を否定される言葉が苦手で、自分の悪口に対して心がすり減る
否定されたくないからいい子ちゃんを演じて当たり障りのない会話をして心を隠して笑ってる
働いている私も、今現在そんな感じ
だから彼女のそういったところに共感して、共感するが故に苦しい気持ちになる
そしてね、茜ちゃん適応障害みたいになってない…?
憂鬱でやる気が起きなかったりするけど、学校には行かなきゃっていう強迫観念みたいなの身に覚えがあるから
あとね、ちょっとした自傷行為
痛みって気持ちが無になるから楽なんだよね
楽だけどどんどん赤く染ってく
彼女のそんな心理状態、その解像度が高すぎて結末の色鮮やかな優しさよりも序盤の苦しさの方が私には刺さった
読みやすくて凄く良い物語なんだとは思うけど、読みやすいからこそ自分の過去を思い出して私には少し辛いかな
茜ちゃんという女の子に自分を重ね合わせてしまう、そんな凄い物語
ここまで共感出来るような子に出会うのも珍しいなって思う
キュンキュンするって感想を見かけたけれど、キュンキュンよりもグサグサ心臓えぐられる感じだったな私の読ん出る時の気持ち笑笑
茜ちゃんごめんよ、多分私が茜ちゃんの立場で生きてたら青磁くんと仲良くして無いし絶対避け続ける自信があるよ笑 -
Posted by ブクログ
小学生も読める読み易い文章でしたが、感じることや伝えたいことがたっぷりと詰まった一冊でした。
今一度、学べる幸せというものを抱くべきですね。その上で、一人でも学校に行けなくなる子供をなくすよう、社会で考えないといけないと思いました。
夏休みに祖父母の家で過ごし、
裏山で不思議な少女に出会い、
特別な夏を過ごすといった、
ファンタジーな部分も、優しく、なんだか懐かしい感じに包まれました。
また、「でも、だいじょうぶよ。いやなことは、いつかはきっと終わるから」
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」
「どんなにつらいことでも、かならず終わる日がくるわ。だからね、おたがい、がんばりましょうね」
という、よりそうようなやさしい声で語るキミちゃんのことばが胸に響きました。 -
Posted by ブクログ
前作「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の続編。
前作の最後で涼との出会いが描かれ、涼が彰の生まれ変わりであることが匂わされていて、個人的には「生まれ変わりっていう安易なかんじ嫌だなー」と思っていました。
そして今作は涼の時点で描かれています。
ちょっと百合があまりに神格化されていないか?というのは引っかかるけれど、彰の記憶を持たない涼が彰に嫉妬して、百合から離れる流れなど、たしかに実際にありそうな展開だなぁと感じました。
生まれ変わりで結ばれるっていうのは、やっぱり蛇足感を持ってしまうのだけど、後書きを読んで、作者はそういうのもわかったうえで、それでもなおこの物語を描きたかったというのがわかりました。
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Posted by ブクログ
2023.12.20
★3.3
現代の女子高生・加納百合は、ある日突然1945年の戦時中へタイムスリップする。そこで特攻隊員の佐久間彰と出会い、次第に惹かれ合っていく。しかし彰には、特攻として出撃する運命が待っていた。戦争の悲しさと命の尊さ、時代を超えた切ない恋愛。
ちょっと期待しすぎたーーーー
映画気になってたけど、そんなに気にならなくなっちゃったなー。
恋愛より、家族愛とかの方がグッときそう。
まあ、手紙のシーンは泣いた。
ファンタージーみが強くてちょっと残念でした、
号泣って言うよりかはやるせない気持ちでいっぱい。お国のために命を捧げることが崇高だとされていた時代に、本当にその通りだと思っていた人ばかりだと思っていたけど、板倉さんみたいな人もいたよねたくさん。
現代と恋愛が入ってるおかげでシリアス感が少ないのは否めないけ
戦争を知らない私たちが読むのにはちょうどいいのかも
いつか原爆ドームとか知覧とかに行こうと思う。
#さとの本棚 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったです、
楽しく切なく読みました。
そしてキュンキュンしました。
こんなのを読んで、キュンキュンする自分を
あえて楽しんでいたと思います。年がいもなく。
我ながら少し変態なのかと? 否!
このようなラノベ?を偏見だけで軽視する
お年寄りオジサンでいたくないですよね。
ちゃんとキュンキュンしている自分がいることを楽しみたいと思う今日この頃であります。
余談ですが、
私のおじいさんの兄が、
特攻で亡くなっております。
もし、おじいさんだったら、私はこの世に存在していなかったのです。
ちなみに、おじいさんの一番下の弟(大伯父)は、
満州で田中角栄さんと戦友だったらしく、
戦友会の写真のど真ん中に角栄さん
(当時の総理大臣だった頃の)
が、鎮座していました。
大伯父は牧場関係の仕事に従事していたので
裸馬の背中にも乗れる人だったのですが、
角栄さんはじめ一般人は、当然、乗れるわけもなく
、落馬するたびに、
上官にボコボコに殴られるのだそうです。
広い大陸では、伝令などに乗馬は必須だったとの事。
みかねた大伯父が、
角栄さんと夜な夜な乗馬の特訓をした仲なのだった
そうです。
そんな大伯父さんもお墓に入ってもう四十年になります。
こんな話、語ってくれていたからこそ、
私も子供らに話す事ができますが、
知らなければそれまでです。
残酷な「戦争・特攻」と、「少女」
「タイムトリップ」を使って、うまく描いた物語りに
仕上がっています。
ラストシーンに胸が熱くなりました。
ラストで彼のモノクロ写真を目にして
嗚咽する主人公に
熱くなりました。