あらすじ
友達がいて成績もそこそこな美雨は、昔から外見を母親や周囲にけなされ、目立たないように”普通”を演じていた。ある日、映研の部長・映人先輩にひとめぼれした美雨。見ているだけの恋のはずが、先輩から部活に誘われて世界が一変する。外見は抜群にいいけれど、自分の信念を貫きとおす一風変わった先輩とかかわるうちに、”新しい世界”があることに気づいていく。「君の雨がやむのを、ずっと待ってる――」勇気がもらえる感動の物語!
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Posted by ブクログ
自分自身にコンプレックスを抱えている主人公の美雨が映画研究部に誘われることで美雨の人生が大きく一変する物語。
話の最中に出てくる主人公、美雨の思想や考え方に共感する部分が多かった。何でも出来る人、自分よりすごい人に対して、卑屈的な考えが出たり、必要以上に比べたりする所に自分と重なるなと感じた。
心の中で思うことがあっても口に出すことができない、伝えたくても伝えられない気持ちがありながらも最終的には美雨自身で言葉を出して想いを伝えられていて、見ている読者が成長に感動を覚えました。
高校生という思春期真っ只中であるが故の思想などがうまく表現されていてとても良かった。
Posted by ブクログ
主人公の名前からして可愛い。
思った以上に恋愛に興味無いヒーローで、ずっとカメラを持ってるのが印象的。お母さんに反対されつつ、自分の気持ちを優先して行動できる力を持ってる主人公。かっこいいし、泣く場面は少ないかもだけど共感できるところが多い。今時代の高校生を思って書いた小説かな。
Posted by ブクログ
懐かしい。
高校時代の恋愛ってこんなんだったなーと思いながら読んだ。
自分のことが大嫌いで目立たないように生きてきた主人公が、太陽のように輝く先輩を好きになる。
自分と正反対すぎて、話しかけることも出来ずに見てるだけの日々。
ある日先輩から部活に誘われて、その日から世界が一変する。
先輩と関わることによって、主人公の心もだんだん強くなっていく。
きれいなハッピーエンド。
先輩も、主人公も、すべてがうまく行ったわけではないけれど、
まだまだ心配ごともあるけれど、強く生きていく意思が感じられて良かった。
Posted by ブクログ
2024/08/16
主人公の美雨は、自分の性格や容姿に自信がなくて、目立たないように高校生活を送っていたのだが、映像研究部の映人先輩にひとめぼれする。あまりにも言動や行動が真っ直ぐすぎる瑛人先輩と同じ映像研究部にいる彼女と噂のある知奈先輩との絡みを見ながらますます自己嫌悪したり葛藤したりする様子が描かれています。
展開はとても王道で、ライトノベルって感じで気楽に読める小説だと思いました。
Posted by ブクログ
汐見先生の単行本。
コンプレックスに悩む女の子美雨。
そんなコンプレックスに惹かれる高遠先輩。
自分のコンプレックスは、なかなか好きになれなかったり、もっとこうなれれば、自信持てるのに。
読み返すなら、先輩と美雨のお母さんと言い合うシーンかな。